43 / 105
第四章『集う漆黒の盟友』
第42話『いってきます』
しおりを挟む
テミスは銀色の髪を指にくるりと絡める。
おそらく、何か考えているのだろう。
「テーにクイズ。人って、なぁーんだ?」
「言語を持ち高度な思考する生物のこと?」
「ぶっぶー。人並みの知能、言語を有する魔獣もいるんだ」
高位の魔獣は城塞を構えるような奴らも居る。
「……それじゃ、他者を思う、心?」
「はは。それが、『人』の答えであって欲しいもんだ」
それが答えならどんなに良いか。
「それじゃ……えぇっと、体の構造、構成材質で決まる?」
「人より植物に近い亜人、無機物に近い亜人もいるそうだぞー」
「むずかしい……。こたえ、おしえて」
「実はこのクイズに、答えはないんだ」
「答えが、ない?」
「誰も、明確に答えることができないんだ」
文献、所属する国によっても違う。
定義がそれほど難しいのだ。
「がっくし」
「それなら、自分で決めちゃえばいい」
「つまり、それは、どういう?」
そもそもテミスが俺に投げかけた質問。
それは、答えを求めての物ではない。
これは哲学や学術的質問ではないのだ。
難解な質問に答えられるとは思ってない。
テミスは、きっと不安なのだ。
抱えていた秘密や悩みを誰かに打ち明けたかった。
それだけのこと。
自己の存在が不確かになる時期を人は一度は経験する。
反抗期、思春期、中二病がまさにそうだ。
そういった時期を経て、自己と他者の違いを理解する。
自己形成。まさに、人らしい、いたって普通で健全な悩み。
「つまり、テーは人だ! 俺が言うんだ、間違いない!」
「すごい。びっくりするほど、根拠なかったっ」
そう言いながら、くすくすと笑っている。
笑ってくれればそれで十分。
「とっても、てきとー」
「いーんだよ。適当ーでいい」
「そうかな」
「そうだ。それにあんま小難しいことを考えているとっ」
人差し指を、ピシッとテミスの眉間に向ける。
漫画なら、ここで『ドン』とか書かれているだろう。
「ここにシワができるぞっ!」
テミスは眉間のあたりを指で触り、シワを確認する。
あたふたしている反応は、年相応で面白い。
天秤、裁定者、難しいことは分からない。
だけど、普段のテミスを見ている俺には、断言できる。
彼女が、人であると。
言葉でうまく表現をする術はない。
それでも、確信を持てる。俺のこの解は、正しいと。
「シワ、ない?」
シワはない。驚くほど、綺麗な肌だ。
でも、反応が面白かったので、少しからかう。
「フッフッフ。さて、どうかな。鏡をみてのおたのしみだ」
「ひどい、いじわる」
「さっきの質問な」
「うん」
「もし本当に知りたくなったら、王都でいろんな本を読んでみるといい」
「シワできるから、いいや。あきちゃった」
「はは。『人ブーム』、短命だったな」
「ユーリを信じる。ユーリは嘘つかない」
続けて、テミスは聞こえない声でつぶやいていた。
「ユーリになら、騙されても、いい」。
それは、誰に向けた言葉でもない独り言だった。
だから、その言葉は俺には聞こえなかった。
「そうだ、俺を信じろ。俺の言うことに間違いなどない!」
「うんっ!」
*
「お月さんの仕事、それは、サボっていい」
「えっ……」
「文句言われた時は、うちが副業禁止だったから、そう、言ってやれ」
「なにそれ。ふふ」
「月は、大きい。だから、器も大きい。そーゆーもんだ」
「よくわからないけど、面白いから、信じる」
「もし、細かいこと言うなら、俺が拳でわからせるさ」
「ユーリが、星と、喧嘩?」
「こうやって、……こうだっ!」
俺は仮想の月相手に、右フックとストレートを繰り出す。
テミスは月と俺が喧嘩したのを想像して笑っている。
なんだか俺もたのしくなってきた。
テミス相手に月相手のシャドーボクシングを披露する。
馬鹿馬鹿しくて、笑ってしまった。
「ユーリ勝てた?」
「引き分け。相手もなかなかのもんだ」
「仲直りは、大丈夫?」
「大丈夫。大抵、殴り合えば仲良くなるって、決まっているもんさ」
「うん」
「死んだあとのことなんて、気にするな」
「…………」
「楽しいことを見つけて、幸せに生きるんだ」
「うん」
「月が親だってんなら、それを一番望んでいるはずだ」
「……」
「笑いながら生き抜いて、帰ったらその想い出を話すといい」
「うん」
「テーは、人が好きか?」
「すき」
「っ……ユーリが」
「サンキュ」
「これ。ほんとの、気持ち」
「10年後に言ってくれれば、その時はまじめに聞く」
……10年後。
俺にとっては、永遠と同じ。
「ながい、3年っ」
「はいはい」
「はぁー。俺、死んだらどこ行くのかね」
「天国」
「そうだと良いんだけど、まっ、地獄だろう」
俺は、多くの殺生を行った。
それが、例え救うためであっても。
その事実は変わらない。
「……でも、それでっ……あの時、わたしは、救われたっ!」
確信を持った強い、言葉。なるほど。
気遣って、知らないふりをしてくれていたのだろう。
なぜ、知っているのかそれは分からない。
「そっか、見えてたか」
「なんか、こう……その……、みえちゃった、感じ」
「トラウマもんの怖いものみせてしまったな。すまない」
「怖く、なかった。……救われた、わたしにとって、ヒーロー」
救助された囚人は全員、鍵付きの地下牢で発見された。
ギルドで俺は、そう報告を受けている。
つまり、テミスは俺のことを肉眼では見ていない。
それでも俺が見えた。なんらかの力なのだろうか。
「みんな、感謝してた。誰も知らないヒーローに」
「ありがとう」
「ユーリのいままでの頑張りを、誰も知らない。それでも、わたしは知ってる! だから……胸を張ってっ!」
「そうだ、……そうだな。ありがと」
後悔などはない、してはいけない。
自分でその道を選び誇りを持って行ったこと。
その結果の一切を俺が負う。
それに疑念を持つことは、救った者、殺めた者。
その、どちらをも否定すること。
「ユーリはヒーロ! だから、幸せにならなきゃ、ウソッ!」
「ありがとう。堂々と胸を張って、笑いながら行くさ、地獄に」
「わたしも、地獄に行く」
「テーはまずは、月に土産話を持って帰らないとな」
「それじゃ、月に帰った後、行く」
「そんな、旅行気分で行けるもんか?」
「そこは、こう、気合でっ!」
グッと、小さな拳を握っている。
なんだか、それが妙におかしかった。
思わず腹を抱えて笑ってしまった。
おかしくて、涙がでるほど。
「まあ、暇なときに遊びにくればいいさ」
「うん」
「それまで、地獄の悪党を掃除しとく」
「待ってて、ユーリ。わたしが、迎えに行く」
「はは。そりゃ、最高だな」
俺は立ち上がる。
そろそろ、時間だ。
「そんじゃ、行ってくる」
「……っ」
「付きあってくれてサンキュ。楽しかった」
「どこ、いくの」
「王都。商談の件で、ちょっとな」
「わたしも、行く」
「だめ。おとなしく寝てなさい」
「むり」
「だーめ。これは、命令」
「……ひきょう」
「はは。かもな」
「いかないで」
頭にポンと手を乗せる。
「いってきます」
おそらく、何か考えているのだろう。
「テーにクイズ。人って、なぁーんだ?」
「言語を持ち高度な思考する生物のこと?」
「ぶっぶー。人並みの知能、言語を有する魔獣もいるんだ」
高位の魔獣は城塞を構えるような奴らも居る。
「……それじゃ、他者を思う、心?」
「はは。それが、『人』の答えであって欲しいもんだ」
それが答えならどんなに良いか。
「それじゃ……えぇっと、体の構造、構成材質で決まる?」
「人より植物に近い亜人、無機物に近い亜人もいるそうだぞー」
「むずかしい……。こたえ、おしえて」
「実はこのクイズに、答えはないんだ」
「答えが、ない?」
「誰も、明確に答えることができないんだ」
文献、所属する国によっても違う。
定義がそれほど難しいのだ。
「がっくし」
「それなら、自分で決めちゃえばいい」
「つまり、それは、どういう?」
そもそもテミスが俺に投げかけた質問。
それは、答えを求めての物ではない。
これは哲学や学術的質問ではないのだ。
難解な質問に答えられるとは思ってない。
テミスは、きっと不安なのだ。
抱えていた秘密や悩みを誰かに打ち明けたかった。
それだけのこと。
自己の存在が不確かになる時期を人は一度は経験する。
反抗期、思春期、中二病がまさにそうだ。
そういった時期を経て、自己と他者の違いを理解する。
自己形成。まさに、人らしい、いたって普通で健全な悩み。
「つまり、テーは人だ! 俺が言うんだ、間違いない!」
「すごい。びっくりするほど、根拠なかったっ」
そう言いながら、くすくすと笑っている。
笑ってくれればそれで十分。
「とっても、てきとー」
「いーんだよ。適当ーでいい」
「そうかな」
「そうだ。それにあんま小難しいことを考えているとっ」
人差し指を、ピシッとテミスの眉間に向ける。
漫画なら、ここで『ドン』とか書かれているだろう。
「ここにシワができるぞっ!」
テミスは眉間のあたりを指で触り、シワを確認する。
あたふたしている反応は、年相応で面白い。
天秤、裁定者、難しいことは分からない。
だけど、普段のテミスを見ている俺には、断言できる。
彼女が、人であると。
言葉でうまく表現をする術はない。
それでも、確信を持てる。俺のこの解は、正しいと。
「シワ、ない?」
シワはない。驚くほど、綺麗な肌だ。
でも、反応が面白かったので、少しからかう。
「フッフッフ。さて、どうかな。鏡をみてのおたのしみだ」
「ひどい、いじわる」
「さっきの質問な」
「うん」
「もし本当に知りたくなったら、王都でいろんな本を読んでみるといい」
「シワできるから、いいや。あきちゃった」
「はは。『人ブーム』、短命だったな」
「ユーリを信じる。ユーリは嘘つかない」
続けて、テミスは聞こえない声でつぶやいていた。
「ユーリになら、騙されても、いい」。
それは、誰に向けた言葉でもない独り言だった。
だから、その言葉は俺には聞こえなかった。
「そうだ、俺を信じろ。俺の言うことに間違いなどない!」
「うんっ!」
*
「お月さんの仕事、それは、サボっていい」
「えっ……」
「文句言われた時は、うちが副業禁止だったから、そう、言ってやれ」
「なにそれ。ふふ」
「月は、大きい。だから、器も大きい。そーゆーもんだ」
「よくわからないけど、面白いから、信じる」
「もし、細かいこと言うなら、俺が拳でわからせるさ」
「ユーリが、星と、喧嘩?」
「こうやって、……こうだっ!」
俺は仮想の月相手に、右フックとストレートを繰り出す。
テミスは月と俺が喧嘩したのを想像して笑っている。
なんだか俺もたのしくなってきた。
テミス相手に月相手のシャドーボクシングを披露する。
馬鹿馬鹿しくて、笑ってしまった。
「ユーリ勝てた?」
「引き分け。相手もなかなかのもんだ」
「仲直りは、大丈夫?」
「大丈夫。大抵、殴り合えば仲良くなるって、決まっているもんさ」
「うん」
「死んだあとのことなんて、気にするな」
「…………」
「楽しいことを見つけて、幸せに生きるんだ」
「うん」
「月が親だってんなら、それを一番望んでいるはずだ」
「……」
「笑いながら生き抜いて、帰ったらその想い出を話すといい」
「うん」
「テーは、人が好きか?」
「すき」
「っ……ユーリが」
「サンキュ」
「これ。ほんとの、気持ち」
「10年後に言ってくれれば、その時はまじめに聞く」
……10年後。
俺にとっては、永遠と同じ。
「ながい、3年っ」
「はいはい」
「はぁー。俺、死んだらどこ行くのかね」
「天国」
「そうだと良いんだけど、まっ、地獄だろう」
俺は、多くの殺生を行った。
それが、例え救うためであっても。
その事実は変わらない。
「……でも、それでっ……あの時、わたしは、救われたっ!」
確信を持った強い、言葉。なるほど。
気遣って、知らないふりをしてくれていたのだろう。
なぜ、知っているのかそれは分からない。
「そっか、見えてたか」
「なんか、こう……その……、みえちゃった、感じ」
「トラウマもんの怖いものみせてしまったな。すまない」
「怖く、なかった。……救われた、わたしにとって、ヒーロー」
救助された囚人は全員、鍵付きの地下牢で発見された。
ギルドで俺は、そう報告を受けている。
つまり、テミスは俺のことを肉眼では見ていない。
それでも俺が見えた。なんらかの力なのだろうか。
「みんな、感謝してた。誰も知らないヒーローに」
「ありがとう」
「ユーリのいままでの頑張りを、誰も知らない。それでも、わたしは知ってる! だから……胸を張ってっ!」
「そうだ、……そうだな。ありがと」
後悔などはない、してはいけない。
自分でその道を選び誇りを持って行ったこと。
その結果の一切を俺が負う。
それに疑念を持つことは、救った者、殺めた者。
その、どちらをも否定すること。
「ユーリはヒーロ! だから、幸せにならなきゃ、ウソッ!」
「ありがとう。堂々と胸を張って、笑いながら行くさ、地獄に」
「わたしも、地獄に行く」
「テーはまずは、月に土産話を持って帰らないとな」
「それじゃ、月に帰った後、行く」
「そんな、旅行気分で行けるもんか?」
「そこは、こう、気合でっ!」
グッと、小さな拳を握っている。
なんだか、それが妙におかしかった。
思わず腹を抱えて笑ってしまった。
おかしくて、涙がでるほど。
「まあ、暇なときに遊びにくればいいさ」
「うん」
「それまで、地獄の悪党を掃除しとく」
「待ってて、ユーリ。わたしが、迎えに行く」
「はは。そりゃ、最高だな」
俺は立ち上がる。
そろそろ、時間だ。
「そんじゃ、行ってくる」
「……っ」
「付きあってくれてサンキュ。楽しかった」
「どこ、いくの」
「王都。商談の件で、ちょっとな」
「わたしも、行く」
「だめ。おとなしく寝てなさい」
「むり」
「だーめ。これは、命令」
「……ひきょう」
「はは。かもな」
「いかないで」
頭にポンと手を乗せる。
「いってきます」
0
お気に入りに追加
501
あなたにおすすめの小説
【完結】愛も信頼も壊れて消えた
miniko
恋愛
「悪女だって噂はどうやら本当だったようね」
王女殿下は私の婚約者の腕にベッタリと絡み付き、嘲笑を浮かべながら私を貶めた。
無表情で吊り目がちな私は、子供の頃から他人に誤解される事が多かった。
だからと言って、悪女呼ばわりされる筋合いなどないのだが・・・。
婚約者は私を庇う事も、王女殿下を振り払うこともせず、困った様な顔をしている。
私は彼の事が好きだった。
優しい人だと思っていた。
だけど───。
彼の態度を見ている内に、私の心の奥で何か大切な物が音を立てて壊れた気がした。
※感想欄はネタバレ配慮しておりません。ご注意下さい。
婚約破棄とか言って早々に私の荷物をまとめて実家に送りつけているけど、その中にあなたが明日国王に謁見する時に必要な書類も混じっているのですが
マリー
恋愛
寝食を忘れるほど研究にのめり込む婚約者に惹かれてかいがいしく食事の準備や仕事の手伝いをしていたのに、ある日帰ったら「母親みたいに世話を焼いてくるお前にはうんざりだ!荷物をまとめておいてやったから明日の朝一番で出て行け!」ですって?
まあ、癇癪を起こすのはいいですけれど(よくはない)あなたがまとめてうちの実家に郵送したっていうその荷物の中、送っちゃいけないもの入ってましたよ?
※またも小説の練習で書いてみました。よろしくお願いします。
※すみません、婚約破棄タグを使っていましたが、書いてるうちに内容にそぐわないことに気づいたのでちょっと変えました。果たして婚約破棄するのかしないのか?を楽しんでいただく話になりそうです。正当派の婚約破棄ものにはならないと思います。期待して読んでくださった方申し訳ございません。
【完結】殿下、自由にさせていただきます。
なか
恋愛
「出て行ってくれリルレット。王宮に君が住む必要はなくなった」
その言葉と同時に私の五年間に及ぶ初恋は終わりを告げた。
アルフレッド殿下の妃候補として選ばれ、心の底から喜んでいた私はもういない。
髪を綺麗だと言ってくれた口からは、私を貶める言葉しか出てこない。
見惚れてしまう程の笑みは、もう見せてもくれない。
私………貴方に嫌われた理由が分からないよ。
初夜を私一人だけにしたあの日から、貴方はどうして変わってしまったの?
恋心は砕かれた私は死さえ考えたが、過去に見知らぬ男性から渡された本をきっかけに騎士を目指す。
しかし、正騎士団は女人禁制。
故に私は男性と性別を偽って生きていく事を決めたのに……。
晴れて騎士となった私を待っていたのは、全てを見抜いて笑う副団長であった。
身分を明かせない私は、全てを知っている彼と秘密の恋をする事になる。
そして、騎士として王宮内で起きた変死事件やアルフレッドの奇行に大きく関わり、やがて王宮に蔓延る謎と対峙する。
これは、私の初恋が終わり。
僕として新たな人生を歩みだした話。
王子妃教育に疲れたので幼馴染の王子との婚約解消をしました
さこの
恋愛
新年のパーティーで婚約破棄?の話が出る。
王子妃教育にも疲れてきていたので、婚約の解消を望むミレイユ
頑張っていても落第令嬢と呼ばれるのにも疲れた。
ゆるい設定です
転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~
深郷由希菜
ファンタジー
前世の記憶持ちの令息、ジョーン・マレットスは悩んでいた。
ここの世界は、前世で妹がやっていたR15のゲームで、自分が攻略対象の貴族であることを知っている。
それはまだいいが、攻略されることに抵抗のある『ある理由』があって・・・?!
(追記.2018.06.24)
物語を書く上で、特に知識不足なところはネットで調べて書いております。
もし違っていた場合は修正しますので、遠慮なくお伝えください。
(追記2018.07.02)
お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。
どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。
(追記2018.07.24)
お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。
今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。
ちなみに不審者は通り越しました。
(追記2018.07.26)
完結しました。要らないとタイトルに書いておきながらかなり使っていたので、サブタイトルを要りませんから持ってます、に変更しました。
お気に入りしてくださった方、見てくださった方、ありがとうございました!
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる