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夏休み編

4.

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「ん、ん、ん」

 ちんぽを扱いていたら、視線を感じた。
 顔をあげると小山田くんと視線が合う。うっ、と呻かれた。

 小山田くんは、なぜかいつもぼくを見ながらフィニッシュするんだよね。

 そろそろ限界なんだろう、小山田くんの手の動きが速くなった。
 
 小山田くんのスタンド状態は、まるでトーテムポール。
 その存在感には圧倒されるばかりだ。

「はあ、おっきぃ……」

 トーテムポールをじっと見つめながら、手を合わせて拝んだ。

 ――すこしでもあやかれますように!

「ぅうっ!!」

 目元を赤らめた小山田くんが、ぶるっと身体をふるわせた。

「えっ?」

 手元を見れば、小山田くんの出した精液が手からあふれている。

「今日は早いんだね?」
「……カズぅ」

 なんだか恨めしそうに見つめられた。

 ――えっ? ぼく、なんかした?



「今度はカズの番だぞ」
「ぁんっ!」

 身体を引き寄せられ、小山田くんのかたい太ももの上に、横座りにさせられた。
 ぼくが小山田くんに抜かれるときは、たいていこれが定位置だ。

 小山田くんのがっしりした身体にもたれかかると、小山田くんがぼくの皮かぶりのちんぽを扱き始めた。

「あ、あ、小山田くん」

 スタンダップすると、お外にこんにちはする亀頭を、くりくりと刺激される。
 ぼくは背中をそらせて、腰をびくびくと震わせた。

「はぁんっ、あっ、ああっ、んっ」
「今日はずいぶんと可愛い声を出すな」
「ん、気持ちイイからだよ」
「そうか」

 小山田くんが甘く微笑んだ。
 抜きっこをしているときの小山田くんは、いつもやさしげな表情だ。慈愛に満ちているというかなんというか。

 ぼくに甘えられるのが、嬉しいのかな?
「おにいちゃん」て呼んだら、もしかしたら感激して泣いちゃうかも知れない。

 小山田くんの大きな手のひらでこすられているうちに、射精感はやって来た。

「あっ、はっ! ぼく、イキそう!」
「イっていいぞ」

 小山田くんはそう言うと、ぼくのちんぽを強めに扱き始めた。

「気持ちイイか?」
「んっ! イイ! はあっ、ぁんっ、ぁんあアア――っ!」

 目の前がフラッシュした。

 どぴゅっ、ぴゅっ! 尿道口から放たれたぼくの精液が、小山田くんの手のひらを汚した。
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