カラダだけが目当てなの！？

夏休み編

３．

　腹は大丈夫なのか？　とたずねられる。

「うん。痛みもだいぶ落ち着いたよ」

　抜きっこをしてみたい、と先に言い出したのは小山田くんだ。
　カノジョのいないサッカー部員たちが、互いのものを慰めあっていると聞いて、自分も興味を持ったと。

　クラスの人気者である小山田くんの相手に選ばれたぼくは、もちろんよろこんで承諾したよ。

「ん、カズ……っん」
「はっ、ふぅっ、小山田くんッ、んっ」

　下半身だけを露出したぼくたちは、ベッドの上で向かい合う。
　互いのものに手を伸ばし、ローションまみれの手で扱きあった。

　小山田くんのちんぽは、とにかくでかい。
　最初に見たときは怖じ気づいてしまったほどだ。

　中指を回してもくっつかないほど太いので、ぼくがさわらせてもらうときには両手を使う。
　そして、雑巾でもしぼるように、ぎゅっぎゅと扱いてやる。

　でかちんがスタンダップしてくると、その下でたわわに揺れているふたつの玉袋が姿をあらわす。

　ぼくはそれを両手でつかんでふにふにしたり、こすり合わせるのが好きだ。
　小山田くんはそれが気持ちイイらしくて、眉を寄せ、せつない声をあげる。

「ん、はあ……カズ、気持ちイイ……」

　今度は、我慢汁をびゅくびゅくこぼす亀頭を手のひらですりすりと撫でた。
　小山田くんが、はっ、と息を詰める。

　でかちんの亀頭様なので、通常時でもピンポン玉くらいのサイズがある。
　こんなので中をこすられたら、どうなっちゃうんだろ？

　ぼくはキィちゃんとのセックスを思い出し、腰をぞくぞくと震わせてしまった。

「ん、ん、カズ、もう出したい……」
「了解」

　ぼくは小山田くんから手を離した。

　小山田くんはぼくの手ではイけないらしくって、フィニッシュはいつも小山田くん自身がする。

「カズは自分のいじってて」
「うん、わかった」

　ぼくは自分のちんぽを握った。
　小山田くんのでかちんを触ったあとは、物足りないほどのサイズだ。

　それでもたくさん触って触りまくれば、いつかは小山田くんくらいに成長するのかな？