4 / 11
本編
4.
しおりを挟む
◆
「……物が増えてないか?」
わたくしの寮の部屋をおとずれたアルバートが、ベッドの上に並べられたアダルトグッズを呆れたように見つめている。
低温ろうそくに、猿ぐつわ……これらがすべて、ヒロインから贈られたものである。
世間知らずな王子様は、これらの道具をなにに使うのか、あまりわかっちゃいないでしょうね。まあ、そこがかわいいのだけれど。
「へえ。いいものがあるじゃないか」
「あ、それは」
アルバートが目を留めた物は、乗馬用のムチだった。先日贈られた細長い箱の中身である。
あのヒロイン、わたくしが元女王様だと見抜いているのかしら?
敵ながら恐ろしい子!!
でもね、正直、ムチ打ちは趣味じゃないのよね。
わたくしは身体に直接ダメージを与えるよりも、じわじわと精神的に追い詰めるほうが好きなの。
だから、アルバートにはグッズ類は使わない。わたくしが手ずから、苦しめたいのよ。
ムチを手に取ったアルバートが、ひゅんとひと振りする。
ヒロインの言葉通り、しなりは抜群。身をすくませるような風切り音は、さぞかしマゾヒストどもの心を震わせるでしょうね。
「これはいいな。高かったんじゃないのか?」
「さあ? よろしかったら、差し上げますわよ」
手元に置いておきたくないし。
「いいのか? では、遠駆けの際にでも使うことにする」
「……光栄です」
なんだか疲れてしまったわ。
ふう、と息を吐くと、ベッドに腰を下ろしたアルバートに手招きされる。
おとなしく従うと腕をとられ、アルバートの膝の上に乗せられた。
「元気がないな。今日はオレを縛らないのか?」
「わたくしにだって、気分が乗らない日もあってよ」
「弱っているヴィアもかわいいな」
頭を撫でていたバートの手のひらが、わたくしの腰まで下りてきた。
就寝の支度を済ませていたので、薄い部屋着の上から撫でられるとぞくんとする。
あごに手をかけられ、ついばむようなキスをされた。
たいていはわたくしが主導権を握っているけれど、このようにされるがままのことだって、たまにはあるのよ。
「ん、ちゅ、んっ、はぁ、っバート……」
互いの唇をくっ付けるだけのキスも気持ちがいいわ。
しばらくちゅっちゅとしていると、大きな手のひらがわたくしの胸をわしづかみにしてきた。
「ヴィアの胸はオレの手には余るくらいだな」
___だれと比べているの?
むっとしたけれど、痛いくらいに胸を揉まれて気が逸れた。
「あんっ、痛いわ」
「すまない」
アルバートの膝の上で身じろぎすると、ベッドにやさしく横たえられた。
ボタンが外され、部屋着の前が開かれる。バート、あなた童貞よね? 手際がよすぎない?
ふるんと現れたわたくしの乳房を目にしたアルバートの喉が、ごくりと動いた。
「……さわってもいいのよ?」
「あ、ああ」
手のひらで押し上げ、乳房を盛り上げて見せると、いきなりむしゃぶりつかれた。
おいい! だれが、吸っていいと言った!?
「あっ、あン! やっ、あ、バート!」
前世以来の久しぶりの官能に、わたくしは身悶えする。
両の乳房を舌や手でまんべんなく愛撫するアルバートの手が、わたくしの下半身へと移動してきた。
じんじんする部分を下着越しに触られ、弾かれたように腰を浮かせる。
「あンっ!」
「もうびしょびしょじゃないか。漏らすなんて、しつけの悪いメス犬だな」
___メス犬ですって!?
かっとなったとたん、熱くなっていた気持ちが一気に冷めた。
「いつかのお返しのつもりかしら?」
わたくしはアルバートの胸元をぐっと引き寄せ、互いの位置を逆転させた。いきなり反撃に出られたバートは、目を白黒させたまま動けないでいる。
「犬がわたくしをどうこうするなんて、10年早いわよ」
「ヴィア!?」
アルバートの背中に全体重をかけながら、ベッドに並べてあった拘束具のひとつ、革のベルトを使って両手を縛り上げる。
「ヴィア! おい、なにをする気だ!」
「だまって見ていらっしゃい」
わたくしはベッドの上で膝立ちになり、ベッドに転がるアルバートの前で下着を脱ぎ捨てた。
前世の美容知識で磨き上げたこのお肌を、とくとごらんあれ。しっとりつやつや、真珠のような輝きでしょう? もちろん、下生えもお手入れ済みよ。
「でも、見せてあげるだけよ」
わたくしはバートの目の前で足をM字に広げ、下半身に手をやった。
途中までとってもいい気分でいたのに、まったくアルバートったら!!
わたくしはしっとりと濡れている下生えへと手を伸ばし、自身の肉芽を指でくりくりといじくった。
「んぅ、あっ。あンっ! ああんっ!」
「ヴィア、よせ!!」
よせ、なんて言っておいて、アルバートはわたくしの痴態から目を離せない。
「わたくしっ、しつけの悪いメス犬だからぁ、んんっ! ここをこうして刺激すると、すぐにイってしまうんです。ああんっ!!」
わざと甲高い声をあげ、イったふりをしたわたくしは、アルバートの様子をうかがった。
アルバートは股間が張り詰めて痛いのか、腰を高くあげて荒い息を吐いている。
わたくしはやはりヒロインからもらった潤滑剤を手に取って、たっぷりと手のひらに垂らした。
「今度はなにをするつもりだ?」
「決まってるでしょ?」
わたくしは肉芽を刺激したことで、とろりとぬかるんだスリットに指を挿入する。
「ねえ、見える? 中、すっごく熱いわよ。柔らかくて、わたくしの指にぴったり張り付いてくるようだわ」
ぐちゅぐちゅと音を立て、指を抜き挿しする。
元女王様時代は、犬どもの前でもこんなえっちなお仕置きはしたことはない。光栄に思うことね!
「バート、はぁんっ、とっても気持ちがいいわ! バート、あん、そこ!! ああっ、すごくいいわよ、バート!」
中をいじりながら、アルバートの名をいやがらせのように呼んでやる。ちょっと恥ずかしいけれど、お仕置きだもの。このくらいはしなくちゃ!!
「ヴィア、ヴィア! オレが悪かった!!」
目の前で裸の女がえっちなことをしているのに、ただ見ているだけだなんてくやしいでしょうね?
元女王様のわたくしを一瞬でも、メス犬扱いした罰よ。
「おーほほほ、この国の王子が発情期の犬みたいにみっともないわね!!」
「おまえは悪魔か!!」
涙目になったアルバートが叫んだ。
あら、いやね。わたくしただの悪役令嬢よ? ざまをごらんあそばせ!!
「……物が増えてないか?」
わたくしの寮の部屋をおとずれたアルバートが、ベッドの上に並べられたアダルトグッズを呆れたように見つめている。
低温ろうそくに、猿ぐつわ……これらがすべて、ヒロインから贈られたものである。
世間知らずな王子様は、これらの道具をなにに使うのか、あまりわかっちゃいないでしょうね。まあ、そこがかわいいのだけれど。
「へえ。いいものがあるじゃないか」
「あ、それは」
アルバートが目を留めた物は、乗馬用のムチだった。先日贈られた細長い箱の中身である。
あのヒロイン、わたくしが元女王様だと見抜いているのかしら?
敵ながら恐ろしい子!!
でもね、正直、ムチ打ちは趣味じゃないのよね。
わたくしは身体に直接ダメージを与えるよりも、じわじわと精神的に追い詰めるほうが好きなの。
だから、アルバートにはグッズ類は使わない。わたくしが手ずから、苦しめたいのよ。
ムチを手に取ったアルバートが、ひゅんとひと振りする。
ヒロインの言葉通り、しなりは抜群。身をすくませるような風切り音は、さぞかしマゾヒストどもの心を震わせるでしょうね。
「これはいいな。高かったんじゃないのか?」
「さあ? よろしかったら、差し上げますわよ」
手元に置いておきたくないし。
「いいのか? では、遠駆けの際にでも使うことにする」
「……光栄です」
なんだか疲れてしまったわ。
ふう、と息を吐くと、ベッドに腰を下ろしたアルバートに手招きされる。
おとなしく従うと腕をとられ、アルバートの膝の上に乗せられた。
「元気がないな。今日はオレを縛らないのか?」
「わたくしにだって、気分が乗らない日もあってよ」
「弱っているヴィアもかわいいな」
頭を撫でていたバートの手のひらが、わたくしの腰まで下りてきた。
就寝の支度を済ませていたので、薄い部屋着の上から撫でられるとぞくんとする。
あごに手をかけられ、ついばむようなキスをされた。
たいていはわたくしが主導権を握っているけれど、このようにされるがままのことだって、たまにはあるのよ。
「ん、ちゅ、んっ、はぁ、っバート……」
互いの唇をくっ付けるだけのキスも気持ちがいいわ。
しばらくちゅっちゅとしていると、大きな手のひらがわたくしの胸をわしづかみにしてきた。
「ヴィアの胸はオレの手には余るくらいだな」
___だれと比べているの?
むっとしたけれど、痛いくらいに胸を揉まれて気が逸れた。
「あんっ、痛いわ」
「すまない」
アルバートの膝の上で身じろぎすると、ベッドにやさしく横たえられた。
ボタンが外され、部屋着の前が開かれる。バート、あなた童貞よね? 手際がよすぎない?
ふるんと現れたわたくしの乳房を目にしたアルバートの喉が、ごくりと動いた。
「……さわってもいいのよ?」
「あ、ああ」
手のひらで押し上げ、乳房を盛り上げて見せると、いきなりむしゃぶりつかれた。
おいい! だれが、吸っていいと言った!?
「あっ、あン! やっ、あ、バート!」
前世以来の久しぶりの官能に、わたくしは身悶えする。
両の乳房を舌や手でまんべんなく愛撫するアルバートの手が、わたくしの下半身へと移動してきた。
じんじんする部分を下着越しに触られ、弾かれたように腰を浮かせる。
「あンっ!」
「もうびしょびしょじゃないか。漏らすなんて、しつけの悪いメス犬だな」
___メス犬ですって!?
かっとなったとたん、熱くなっていた気持ちが一気に冷めた。
「いつかのお返しのつもりかしら?」
わたくしはアルバートの胸元をぐっと引き寄せ、互いの位置を逆転させた。いきなり反撃に出られたバートは、目を白黒させたまま動けないでいる。
「犬がわたくしをどうこうするなんて、10年早いわよ」
「ヴィア!?」
アルバートの背中に全体重をかけながら、ベッドに並べてあった拘束具のひとつ、革のベルトを使って両手を縛り上げる。
「ヴィア! おい、なにをする気だ!」
「だまって見ていらっしゃい」
わたくしはベッドの上で膝立ちになり、ベッドに転がるアルバートの前で下着を脱ぎ捨てた。
前世の美容知識で磨き上げたこのお肌を、とくとごらんあれ。しっとりつやつや、真珠のような輝きでしょう? もちろん、下生えもお手入れ済みよ。
「でも、見せてあげるだけよ」
わたくしはバートの目の前で足をM字に広げ、下半身に手をやった。
途中までとってもいい気分でいたのに、まったくアルバートったら!!
わたくしはしっとりと濡れている下生えへと手を伸ばし、自身の肉芽を指でくりくりといじくった。
「んぅ、あっ。あンっ! ああんっ!」
「ヴィア、よせ!!」
よせ、なんて言っておいて、アルバートはわたくしの痴態から目を離せない。
「わたくしっ、しつけの悪いメス犬だからぁ、んんっ! ここをこうして刺激すると、すぐにイってしまうんです。ああんっ!!」
わざと甲高い声をあげ、イったふりをしたわたくしは、アルバートの様子をうかがった。
アルバートは股間が張り詰めて痛いのか、腰を高くあげて荒い息を吐いている。
わたくしはやはりヒロインからもらった潤滑剤を手に取って、たっぷりと手のひらに垂らした。
「今度はなにをするつもりだ?」
「決まってるでしょ?」
わたくしは肉芽を刺激したことで、とろりとぬかるんだスリットに指を挿入する。
「ねえ、見える? 中、すっごく熱いわよ。柔らかくて、わたくしの指にぴったり張り付いてくるようだわ」
ぐちゅぐちゅと音を立て、指を抜き挿しする。
元女王様時代は、犬どもの前でもこんなえっちなお仕置きはしたことはない。光栄に思うことね!
「バート、はぁんっ、とっても気持ちがいいわ! バート、あん、そこ!! ああっ、すごくいいわよ、バート!」
中をいじりながら、アルバートの名をいやがらせのように呼んでやる。ちょっと恥ずかしいけれど、お仕置きだもの。このくらいはしなくちゃ!!
「ヴィア、ヴィア! オレが悪かった!!」
目の前で裸の女がえっちなことをしているのに、ただ見ているだけだなんてくやしいでしょうね?
元女王様のわたくしを一瞬でも、メス犬扱いした罰よ。
「おーほほほ、この国の王子が発情期の犬みたいにみっともないわね!!」
「おまえは悪魔か!!」
涙目になったアルバートが叫んだ。
あら、いやね。わたくしただの悪役令嬢よ? ざまをごらんあそばせ!!
1
お気に入りに追加
417
あなたにおすすめの小説
18禁の乙女ゲームの悪役令嬢~恋愛フラグより抱かれるフラグが上ってどう言うことなの?
KUMA
恋愛
※最初王子とのHAPPY ENDの予定でしたが義兄弟達との快楽ENDに変更しました。※
ある日前世の記憶があるローズマリアはここが異世界ではない姉の中毒症とも言える2次元乙女ゲームの世界だと気付く。
しかも18禁のかなり高い確率で、エッチなフラグがたつと姉から嫌って程聞かされていた。
でもローズマリアは安心していた、攻略キャラクターは皆ヒロインのマリアンヌと肉体関係になると。
ローズマリアは婚約解消しようと…だが前世のローズマリアは天然タラシ(本人知らない)
攻略キャラは婚約者の王子
宰相の息子(執事に変装)
義兄(再婚)二人の騎士
実の弟(新ルートキャラ)
姉は乙女ゲーム(18禁)そしてローズマリアはBL(18禁)が好き過ぎる腐女子の処女男の子と恋愛よりBLのエッチを見るのが好きだから。
正直あんまり覚えていない、ローズマリアは婚約者意外の攻略キャラは知らずそこまで警戒しずに接した所新ルートを発掘!(婚約の顔はかろうじて)
悪役令嬢淫乱ルートになるとは知らない…
【R18】殿下!そこは舐めてイイところじゃありません! 〜悪役令嬢に転生したけど元潔癖症の王子に溺愛されてます〜
茅野ガク
恋愛
予想外に起きたイベントでなんとか王太子を救おうとしたら、彼に執着されることになった悪役令嬢の話。
☆他サイトにも投稿しています
皇太子の子を妊娠した悪役令嬢は逃げることにした
葉柚
恋愛
皇太子の子を妊娠した悪役令嬢のレイチェルは幸せいっぱいに暮らしていました。
でも、妊娠を切っ掛けに前世の記憶がよみがえり、悪役令嬢だということに気づいたレイチェルは皇太子の前から逃げ出すことにしました。
本編完結済みです。時々番外編を追加します。
悪役令嬢予定でしたが、無言でいたら、ヒロインがいつの間にか居なくなっていました
toyjoy11
恋愛
題名通りの内容。
一応、TSですが、主人公は元から性的思考がありませんので、問題無いと思います。
主人公、リース・マグノイア公爵令嬢は前世から寡黙な人物だった。その為、初っぱなの王子との喧嘩イベントをスルー。たった、それだけしか彼女はしていないのだが、自他共に関連する乙女ゲームや18禁ゲームのフラグがボキボキ折れまくった話。
完結済。ハッピーエンドです。
8/2からは閑話を書けたときに追加します。
ランクインさせて頂き、本当にありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ
お読み頂き本当にありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ
応援、アドバイス、感想、お気に入り、しおり登録等とても有り難いです。
12/9の9時の投稿で一応完結と致します。
更新、お待たせして申し訳ありません。後は、落ち着いたら投稿します。
ありがとうございました!
完結 チート悪女に転生したはずが絶倫XL騎士は私に夢中~自分が書いた小説に転生したのに独占されて溺愛に突入~
シェルビビ
恋愛
男の人と付き合ったことがない私は自分の書いた18禁どすけべ小説の悪女イリナ・ペシャルティに転生した。8歳の頃に記憶を思い出して、小説世界に転生したチート悪女のはずが、ゴリラの神に愛されて前世と同じこいつおもしれえ女枠。私は誰よりも美人で可愛かったはずなのに皆から面白れぇ女扱いされている。
10年間のセックス自粛期間を終え18歳の時、初めて隊長メイベルに出会って何だかんだでセックスする。これからズッコンバッコンするはずが、メイベルにばっかり抱かれている。
一方メイベルは事情があるみたいだがイレナに夢中。
自分の小説世界なのにメイベルの婚約者のトリーチェは訳がありそうで。
転生者はチートな悪役令嬢になりました〜私を死なせた貴方を許しません〜
みおな
恋愛
私が転生したのは、乙女ゲームの世界でした。何ですか?このライトノベル的な展開は。
しかも、転生先の悪役令嬢は公爵家の婚約者に冤罪をかけられて、処刑されてるじゃないですか。
冗談は顔だけにして下さい。元々、好きでもなかった婚約者に、何で殺されなきゃならないんですか!
わかりました。私が転生したのは、この悪役令嬢を「救う」ためなんですね?
それなら、ついでに公爵家との婚約も回避しましょう。おまけで貴方にも仕返しさせていただきますね?
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪
腹黒王子は、食べ頃を待っている
月密
恋愛
侯爵令嬢のアリシア・ヴェルネがまだ五歳の時、自国の王太子であるリーンハルトと出会った。そしてその僅か一秒後ーー彼から跪かれ結婚を申し込まれる。幼いアリシアは思わず頷いてしまい、それから十三年間彼からの溺愛ならぬ執愛が止まらない。「ハンカチを拾って頂いただけなんです!」それなのに浮気だと言われてしまいーー「悪い子にはお仕置きをしないとね」また今日も彼から淫らなお仕置きをされてーー……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる