3 / 34
3話
しおりを挟む
オレの名前は五十嵐友祈
二十一才無職だ
ヤクザに追われてガケから落ちた所を二人の男に助けられた
カミサマだと言うソウとアクマだと言うマロン
現在オレはこの二人の家にイソーロー中
ソウがカミサマの会議があるからと言って出掛けてから一週間が過ぎた
その間マロンのキゲンはすこぶる悪かった
今回ソウに連れて行って貰えなかったことがよほど気にくわないらしい
「だいたいさ、なんで一週間なんだよ、いつもだったら三日で帰ってくるのに、それにさ、オレを連れて行かないなんてことはイマまで一度もないんだぜ?」
「オレに、そんなこと、言われても、、、ソウにも
何か事情があるんでしよ?」
オレが言うと
「まあ、オマエを一人だけおいていけないというのは事実だしな、それにしても、、、」
マロンがいいかけた時、マロンのケータイが鳴った
マロンは嬉しそうに
「もしもし、ソウ?」
と言って電話に出たが直ぐに浮かない表情になった
「どうしたの?何かあった?」
「会議は終わったけど、寄るところがあるから帰りは明後日だってさ!!」
確実にさっきより苛立っている
「絶対に、おかしい、ソウはオレに何か隠しごとしているに違いない」
「隠しごと?」
「人間界ではよくあるだろう?旦那や恋人が出張だと言って、ホントは浮気旅行に行っていたなんて話」
エッ?待って?
マロンとソウって恋人?
オレ、そう言うのに疎いから全然気がつかなった
「まあ、ソウはオレの旦那でもないし、恋人でもないけど、、、」
マロンはあわてふためいて言葉を付け足した
「そんなに気になるなら、聞いてみれば?」
「聞けるかよ!オレは変なこと言ってソウにきらわれたくないからな」
「じゃあさ、アクマなんだから、魔力とかあるんでしょ?その力で調べればいいんじゃない?」
「ハア?オマエバカなの?アクマだからって、魔力があるとか、そんなわけないじゃん。それは人間が勝手に作り上げたものさ、、ホント人間ってヤツはワガママで自分勝手だよ、何か悪い出来事がおきたらさ、、自分たちの何が悪かったかなんて考えることもなく、すぐに、アクマや悪霊などのせいにするだろう、アクマだって、幽霊だって人間に対して悪さなんてしないのにさ」
二十一才無職だ
ヤクザに追われてガケから落ちた所を二人の男に助けられた
カミサマだと言うソウとアクマだと言うマロン
現在オレはこの二人の家にイソーロー中
ソウがカミサマの会議があるからと言って出掛けてから一週間が過ぎた
その間マロンのキゲンはすこぶる悪かった
今回ソウに連れて行って貰えなかったことがよほど気にくわないらしい
「だいたいさ、なんで一週間なんだよ、いつもだったら三日で帰ってくるのに、それにさ、オレを連れて行かないなんてことはイマまで一度もないんだぜ?」
「オレに、そんなこと、言われても、、、ソウにも
何か事情があるんでしよ?」
オレが言うと
「まあ、オマエを一人だけおいていけないというのは事実だしな、それにしても、、、」
マロンがいいかけた時、マロンのケータイが鳴った
マロンは嬉しそうに
「もしもし、ソウ?」
と言って電話に出たが直ぐに浮かない表情になった
「どうしたの?何かあった?」
「会議は終わったけど、寄るところがあるから帰りは明後日だってさ!!」
確実にさっきより苛立っている
「絶対に、おかしい、ソウはオレに何か隠しごとしているに違いない」
「隠しごと?」
「人間界ではよくあるだろう?旦那や恋人が出張だと言って、ホントは浮気旅行に行っていたなんて話」
エッ?待って?
マロンとソウって恋人?
オレ、そう言うのに疎いから全然気がつかなった
「まあ、ソウはオレの旦那でもないし、恋人でもないけど、、、」
マロンはあわてふためいて言葉を付け足した
「そんなに気になるなら、聞いてみれば?」
「聞けるかよ!オレは変なこと言ってソウにきらわれたくないからな」
「じゃあさ、アクマなんだから、魔力とかあるんでしょ?その力で調べればいいんじゃない?」
「ハア?オマエバカなの?アクマだからって、魔力があるとか、そんなわけないじゃん。それは人間が勝手に作り上げたものさ、、ホント人間ってヤツはワガママで自分勝手だよ、何か悪い出来事がおきたらさ、、自分たちの何が悪かったかなんて考えることもなく、すぐに、アクマや悪霊などのせいにするだろう、アクマだって、幽霊だって人間に対して悪さなんてしないのにさ」
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
王太子さま、側室さまがご懐妊です
家紋武範
恋愛
王太子の第二夫人が子どもを宿した。
愛する彼女を妃としたい王太子。
本妻である第一夫人は政略結婚の醜女。
そして国を奪い女王として君臨するとの噂もある。
あやしき第一夫人をどうにかして廃したいのであった。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
(完結)足手まといだと言われパーティーをクビになった補助魔法師だけど、足手まといになった覚えは無い!
ちゃむふー
ファンタジー
今までこのパーティーで上手くやってきたと思っていた。
なのに突然のパーティークビ宣言!!
確かに俺は直接の攻撃タイプでは無い。
補助魔法師だ。
俺のお陰で皆の攻撃力防御力回復力は約3倍にはなっていた筈だ。
足手まといだから今日でパーティーはクビ??
そんな理由認められない!!!
俺がいなくなったら攻撃力も防御力も回復力も3分の1になるからな??
分かってるのか?
俺を追い出した事、絶対後悔するからな!!!
ファンタジー初心者です。
温かい目で見てください(*'▽'*)
一万文字以下の短編の予定です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる