14 / 66
記憶がなくなる前の話
11話
しおりを挟む
琉架サイド
「ふふふ~ん♪」
「ふふ~ふ~ん♪」
「「うふふ~♪」」
「待って竜葵この子達何。まぢ可愛いんだけど。」
「、、、兄さん、キャラ忘れてる。後可愛いは当たり前。、、、その動画後で頂戴。」
今日は元気になったからせいにぃとの約束通りりぃくんと遊んでる。
やっぱり楽しい。
「るぅ、ここ何色する?」
「んー、赤!ゆーやけみたいなのがいいの。」
わかった~とりぃくんが赤のクレヨンをとって塗り始める。
「るぅ、しんどくない?ちょっとでもおかしなところがあったら言ってね。」
「だーじょぶ。」
せいにぃはそのままポンポンと頭を撫でてくれて気持ちよくて眠くなる。
「、るぅ、薬の時間。」
時計を見てりゅうにぃが教えてくれた。
そのまま薬のセットとお水の入ったコップを持ってベッドまで近づいてきた。
「えー、もうそんな時間なの??」
さっき始めたばかりなのに、と思ったらせいにぃが「それは理斗との時間が楽しいって証拠だね。」って教えてくれた。
あんまり飲みたくないな、だって眠くなっちゃうもん。
そう思っていたらりぃくんには通じてたみたいで。
「るぅ!ちゃんとお薬飲まなきゃダメなの~!!」
キーン-----ッ
お耳の近くでりぃくんが叫んだので耳がキーンってなった。
そのまま両手で両耳を抑えていたら心配したせいにぃが俯いた顔を覗き込んで、りゅうにぃがりぃくんには注意してた。
「るぅ、大丈夫?」
「ん。びっくりした。」
バクバクいう胸の音が聞こえる。
「胸、痛い?」
りゅうにぃもりぃくんを抱っこしながら僕の近くに来てくれた。
「ちょっとだけ。」
だから大丈夫、と言おうと思ったのにせいにぃは慌ててベッドの上の絵を片付け、僕を寝かしつけ、りゅうにぃはりぃくんを抱っこしたままどこかに行ってしまった。
「一応、マスクだけしておこう?後、お薬。」
うぐ、お薬のこと忘れてなかったか。
「ん。」
「兄さん、香月先生くるって。」
「わかった。ありがとう。」
りゅうにぃは先生に電話をかけていたらしく一緒に帰ってきたりぃくんが僕の枕の側に来て、
「ごめんなさい。るぅ。くるし?」
「だぃじょぶ。びっくりしただけ。」
りぃくんの方を見ようとしても下らへんにマスクが見えて邪魔をしてくる。
これ、ゴツゴツしてるからきらい。
「ふふふ~ん♪」
「ふふ~ふ~ん♪」
「「うふふ~♪」」
「待って竜葵この子達何。まぢ可愛いんだけど。」
「、、、兄さん、キャラ忘れてる。後可愛いは当たり前。、、、その動画後で頂戴。」
今日は元気になったからせいにぃとの約束通りりぃくんと遊んでる。
やっぱり楽しい。
「るぅ、ここ何色する?」
「んー、赤!ゆーやけみたいなのがいいの。」
わかった~とりぃくんが赤のクレヨンをとって塗り始める。
「るぅ、しんどくない?ちょっとでもおかしなところがあったら言ってね。」
「だーじょぶ。」
せいにぃはそのままポンポンと頭を撫でてくれて気持ちよくて眠くなる。
「、るぅ、薬の時間。」
時計を見てりゅうにぃが教えてくれた。
そのまま薬のセットとお水の入ったコップを持ってベッドまで近づいてきた。
「えー、もうそんな時間なの??」
さっき始めたばかりなのに、と思ったらせいにぃが「それは理斗との時間が楽しいって証拠だね。」って教えてくれた。
あんまり飲みたくないな、だって眠くなっちゃうもん。
そう思っていたらりぃくんには通じてたみたいで。
「るぅ!ちゃんとお薬飲まなきゃダメなの~!!」
キーン-----ッ
お耳の近くでりぃくんが叫んだので耳がキーンってなった。
そのまま両手で両耳を抑えていたら心配したせいにぃが俯いた顔を覗き込んで、りゅうにぃがりぃくんには注意してた。
「るぅ、大丈夫?」
「ん。びっくりした。」
バクバクいう胸の音が聞こえる。
「胸、痛い?」
りゅうにぃもりぃくんを抱っこしながら僕の近くに来てくれた。
「ちょっとだけ。」
だから大丈夫、と言おうと思ったのにせいにぃは慌ててベッドの上の絵を片付け、僕を寝かしつけ、りゅうにぃはりぃくんを抱っこしたままどこかに行ってしまった。
「一応、マスクだけしておこう?後、お薬。」
うぐ、お薬のこと忘れてなかったか。
「ん。」
「兄さん、香月先生くるって。」
「わかった。ありがとう。」
りゅうにぃは先生に電話をかけていたらしく一緒に帰ってきたりぃくんが僕の枕の側に来て、
「ごめんなさい。るぅ。くるし?」
「だぃじょぶ。びっくりしただけ。」
りぃくんの方を見ようとしても下らへんにマスクが見えて邪魔をしてくる。
これ、ゴツゴツしてるからきらい。
40
お気に入りに追加
1,139
あなたにおすすめの小説
目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。
転生したら弟がブラコン重傷者でした!!!
Lynne
BL
俺の名前は佐々木塁、元高校生だ。俺は、ある日学校に行く途中、トラックに轢かれて死んでしまった...。
pixivの方でも、作品投稿始めました!
名前やアイコンは変わりません
主にアルファポリスで投稿するため、更新はアルファポリスのほうが早いと思います!
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
主人公の兄になったなんて知らない
さつき
BL
レインは知らない弟があるゲームの主人公だったという事を
レインは知らないゲームでは自分が登場しなかった事を
レインは知らない自分が神に愛されている事を
表紙イラストは マサキさんの「キミの世界メーカー」で作成してお借りしています⬇ https://picrew.me/image_maker/54346
弟は僕の名前を知らないらしい。
いちの瀬
BL
ずっと、居ないものとして扱われてきた。
父にも、母にも、弟にさえも。
そう思っていたけど、まず弟は僕の存在を知らなかったみたいだ。
シリアスかと思いきやガチガチのただのほのぼの男子高校生の戯れです。
BLなのかもわからないような男子高校生のふざけあいが苦手な方はご遠慮ください。
不良高校に転校したら溺愛されて思ってたのと違う
らる
BL
幸せな家庭ですくすくと育ち普通の高校に通い楽しく毎日を過ごしている七瀬透。
唯一普通じゃない所は人たらしなふわふわ天然男子である。
そんな透は本で見た不良に憧れ、勢いで日本一と言われる不良学園に転校。
いったいどうなる!?
[強くて怖い生徒会長]×[天然ふわふわボーイ]固定です。
※更新頻度遅め。一日一話を目標にしてます。
※誤字脱字は見つけ次第時間のある時修正します。それまではご了承ください。
ある日、人気俳優の弟になりました。2
ユヅノキ ユキ
BL
母の再婚を期に、立花優斗は人気若手俳優、橘直柾の弟になった。穏やかで真面目で王子様のような人……と噂の直柾は「俺の命は、君のものだよ」と蕩けるような笑顔で言い出し、大学の先輩である隆晴も優斗を好きだと言い出して……。
平凡に生きたい(のに無理だった)19歳大学生と、24歳人気若手俳優、21歳文武両道大学生の、更に溺愛生活が始まる――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる