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ストーリー
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全治二ヶ月。かなりの重たい怪我だった。それでも近美は体力を取り戻した。日常生活に復帰した。
「ちょっと手伝ってくれるか?」
最初に声かけたのは聡子だった。
「なに?」
「けじめを付けたい。結衣があんたを取るか、うちを取るか。あいつの本気をうちは知りたい。あいつの好きなタイマンや」
「そうか……」
「病み上がりですまんが、連れてきてくれるか?」
「ええけど」
「すまんなあ」
近美はその足で結衣のいる部屋に向かった。
「戻ったか? どうした?」
「ちょっと来てくれんか?」
「どこへや。足のこともあるし、ゆっくりしてき」
「聡子や」
「あいつがどうした?」
「けじめを付けたいそうや。タイマンで」
「ふん、上等やないか。いい加減、目を覚ましてもらうか。そうやろ?」
「あの子は本気やったやろうし」
「終わった話や」
結衣にとっていつも自分の決定がすべてなのだ。
講堂の使われていない放送室。
「ふん、誰もおらへんわ。聡子は何を考えているの?」
「ここに来いって言ったのに」
足音が聞こえてきた。聡子は両手に一杯の水が入ったバケツを二つ持っていた。
「遅いで。人を呼んでおいて」
「悪いな。準備が必要や。あんたが来るか気にしとったの?」
「来るだろ。何やこの水?」
「あ、これか? 気にせんとき。うちの気持ちや」
ザーンと波しぶきが近美のところまで飛んできた。聡子はバケツ一杯に組んだ水を結衣にぶっかけた。行動に何の迷うところがなかった。
「何するの! 冷たい! やめてや!」
結衣は手を振り反抗した。今は一月。真冬の水は芯から寒い。
「聡子、やめてあげて。もうひどいことせんといて!」
予期せぬ行動に二人は声を上げた。聡子の目は本気だった。
「この子、こないだ最後は気持ちやって。そう言っていた」
聡子はどこか恍惚とした目で周囲を見ていた。
「前まではどうやって結衣の気持ちがどうなのかずっと考えていたわ……でも意味はなかった。そもそもうちに気がなかった。形だけやったわけや」
水道水が勢いよく飛び出し水が青いバケツに注がれる。
「今よくわかった! うちは憎かった! だから! 何回もやって水をかけてやるわ!」
真冬の冷水に結衣は体を震わせるが、結衣は耐えた。
「どうや。冷たいか? 寒いか? かわいそうに、惨めや。せっかくの顔が台無しや」
「い……もうとに……手を出すな……」
「あほか。この子は妹と違うな」
聡子は躊躇なく足で水浸しになった
「そんなことしなくても。もうやめて」
「はっきりさせようや。うちかこの子か……あ!」
結衣は素早く聡子の足を払った。ぬかるんでいた
「誰があんたと寄りなんか戻すか……あほ!」
結衣は立ち上がるとバケツをひったくると聡子の顔にかける。
「きゃ! 冷たい!」
「お返しや! 腐った脳みそを掃除してやるわ」
「こすいぞ。何をするの!」
「誰に言っているの。病み上がりの近美を利用したあんたに言われたくないわ」
二人は取っ組み合って互いを屈服させようともがいた。
「いい根性や。近美、よう見ておいてくれ。こうなったら、生きるか死ぬかや」
「ほお、そうか。よう言った。しばいたるわ!」
二人はお互いの建前も矜持も捨てた。容赦なく相手の頬を平手打ちにし、足蹴にした。やがて互いの首に手がかかる。力が尽き果てるまで戦いは終わらない。
獣による争いだった。
近美は目を背けた。もう何を言っても無駄なのだ。どちらかが倒れるまで続くのだ。
結衣は聡子の首筋を握り締めていた。
「死に体を晒せ……」
「な、ふざけんな……」
ドタドタと後ろから音が聞こえた。
バタンと扉が開いた。
「何しとん! あほ! いい加減目を覚ませ!」
元子の一斉に全員が委縮した。元子の後ろには榮子と夏帆が控えていた。結衣と聡子を引きはがすと、元子は容赦なく二人の頬を叩いた。
「近美、こっちに着てくれるか?」
もう耐えられなかった。
「なんでこうなっているの……」
「いいから、あとはうちに任してくれるか?」
元子の体は暖かかった。
「さて、惨めや、あんたら?」
二人は押し黙った。
「まずは勘違いせんとき。近美を突き落としたのは聡子ではない」
結衣はハッと顔を上げた。他に信じられなかった。聡子じゃないとしたら……
「あんたこの子に言うことあるわな?」
榮子は近美を見るなり、ボロボロと涙を流した。
「うちやで、近美を突き飛ばしたのはうちやで」
え、と結衣と聡子と夏帆は同時に言葉を発した。
「ああ、結衣と一緒にいるところがうらやましくて、もう気が変になっていた。だってうち……」
榮子ははちきれんばかりの勢いで気持ちを告白した。一年間、ずっと生活を続けていた。冗談抜きで恋心を知らなかった榮子にとって、結衣との関係を深める近美には嫉妬心が芽生えた。
「知っとった。あんたの字だったし、あんたの好きなノリ塩のポテチのノリが付いていたで」
「わかっていたか? なら……」
「だってうちが悪い。あんたの気持ちを露も気にしなかった」
じっと怒りを隠している者がいた。結衣はふらついた足取りで榮子に近づこうとした。
「怒りの矛先を榮子にぶつけるのはおかしなことや。皆あんたに付き合ってこうなったわけや」
「うちが頼んだわけやないわ! 裏でカサコソ動いていたのはあんたや!」
「ま、そうやな」
「あんたこそ、いつもかっこよくせんで」
「その言う通りや。だってうちは人に見られているからな。外にいるときも、学校にいるときも。そういう仕事をしているし、あんたも分かっとるよな?」
「ええご身分やってことや。何も苦労もない金持ちの娘やしな」
「あほ! 今のあんたを誰がここまで持ち上げてくれたの!」
「そんなの……」
「実力やって言いたいのか? あんたのアピールは聞き飽きたわ」
「なら何やって言うのか?」
「実力も評価してくれる人がおるわ? あんたはもう少しだけ視野を広く持てと言っているの。それがわからんようなら、それまでのやつよ」
元子は一人一人の過ちを正していった。
「聡子、あんたも往生際が悪いで。結衣はとうの昔に心があんたから離れておるの、もう諦めたらどう?」
「そんなことできるか? うちは昔から一途やった。結衣のために尽くしてきたんや?」
「よう知っとる、せやけど」
「榮子との関係が終わったと聞いて、ようやく結衣と結ばれると思たんや。なのに……何でこない目に」
聡子は恨めしそうに近美を見て言った。
「わからん。あんたに何があるの? 最後は気持ちか、あんたの気持ちは何なん?」
自分の番だ。それぞれが己の罪を認め、償いをしなければいけない。
「わかった。うち、やめるわ」
誰もが近美を見ていた。時間が止まったかのように静かな瞬間がした。これが現実なのだ。自分が台風の目になっている。周りにいる者たちが損をしている。
自分は悪なのだ……
ここに入れただけでも自分は幸せだった。入学が決まった時は浮かれていた。自分が学園に在籍するに相応しい人物ではないと早くから知るべきだった。
「すぐに荷物まとめるわ」
近美が立ち去ろうとしたら、すっと前を榮子が立ちふさがる。
「いやや……行かんといて。行かんといて!」
「だって迷惑や。あんたらの関係を潰してしもうたから」
榮子は瞳に満杯の涙を浮かべている。
「みっともないな。もっと冷静に行こうや」
「うちは近美が好きや。離さんわ、どこにも行かせん! 誰も渡さん! 友達でいて!」
強い力で抱きしめられた。榮子の涙が制服のエンブレムを濡らした。つゆ草にほんのり乗った雨粒だ。
「待ってください! 近美さんがどうしてやめてしまはれますの? 何も悪くあらしませんよ! せっかく友達になったのに! なんで!」
感情を発露させる夏帆に近美は驚く。
「あんたまで何言うてんの……」
「いやです! やめるなんて言わしません!」
「もういいわ。近美がやめることない」
「だってうちのせいなんやないの? 二人がいがみ合う原因は」
アハハと大きな笑い声がさび付いた放送室に鳴り響いた。もの悲しくもあるが、振り切っていた。
「あーおかしい。笑いが止まらんわ」
聡子は腹の底から笑っているようだ。
「うちの負けや。もういいわ。終いやな。好きにせえ。結衣と好きにすればいいわ。根負けしたわ」
「結衣。あんたは……」
「寒い……うち寒いんよ」
結衣はぶるぶると凍えていた。妹の分まで生きなければと強い生命力がある。何があっても生きるという信念のもと唯我独尊な振る舞いで過ごしていた。
ただ今は体中が寒かった。近美がいなくなったら誰も助けてくれない気がした。死にたくなかった。
「助けてくれ……」
「大丈夫やで。こないところにいたら風邪引く。戻ろう」
近美と結衣は寄り添うようにして歩き出した。今から誰かに依存しない新しくて強い絆で結ばれた関係が始まる。
今がその一歩なのだ。今なら言える。
「皆帰ろう」
何かを始めるのは難しいことではない。誰が始めようと声をかけるかが難しいだけだ。
近美は皆と仲良くしたいだけだった。絡まり合った紐がようやくほどけた。
「ちょっと手伝ってくれるか?」
最初に声かけたのは聡子だった。
「なに?」
「けじめを付けたい。結衣があんたを取るか、うちを取るか。あいつの本気をうちは知りたい。あいつの好きなタイマンや」
「そうか……」
「病み上がりですまんが、連れてきてくれるか?」
「ええけど」
「すまんなあ」
近美はその足で結衣のいる部屋に向かった。
「戻ったか? どうした?」
「ちょっと来てくれんか?」
「どこへや。足のこともあるし、ゆっくりしてき」
「聡子や」
「あいつがどうした?」
「けじめを付けたいそうや。タイマンで」
「ふん、上等やないか。いい加減、目を覚ましてもらうか。そうやろ?」
「あの子は本気やったやろうし」
「終わった話や」
結衣にとっていつも自分の決定がすべてなのだ。
講堂の使われていない放送室。
「ふん、誰もおらへんわ。聡子は何を考えているの?」
「ここに来いって言ったのに」
足音が聞こえてきた。聡子は両手に一杯の水が入ったバケツを二つ持っていた。
「遅いで。人を呼んでおいて」
「悪いな。準備が必要や。あんたが来るか気にしとったの?」
「来るだろ。何やこの水?」
「あ、これか? 気にせんとき。うちの気持ちや」
ザーンと波しぶきが近美のところまで飛んできた。聡子はバケツ一杯に組んだ水を結衣にぶっかけた。行動に何の迷うところがなかった。
「何するの! 冷たい! やめてや!」
結衣は手を振り反抗した。今は一月。真冬の水は芯から寒い。
「聡子、やめてあげて。もうひどいことせんといて!」
予期せぬ行動に二人は声を上げた。聡子の目は本気だった。
「この子、こないだ最後は気持ちやって。そう言っていた」
聡子はどこか恍惚とした目で周囲を見ていた。
「前まではどうやって結衣の気持ちがどうなのかずっと考えていたわ……でも意味はなかった。そもそもうちに気がなかった。形だけやったわけや」
水道水が勢いよく飛び出し水が青いバケツに注がれる。
「今よくわかった! うちは憎かった! だから! 何回もやって水をかけてやるわ!」
真冬の冷水に結衣は体を震わせるが、結衣は耐えた。
「どうや。冷たいか? 寒いか? かわいそうに、惨めや。せっかくの顔が台無しや」
「い……もうとに……手を出すな……」
「あほか。この子は妹と違うな」
聡子は躊躇なく足で水浸しになった
「そんなことしなくても。もうやめて」
「はっきりさせようや。うちかこの子か……あ!」
結衣は素早く聡子の足を払った。ぬかるんでいた
「誰があんたと寄りなんか戻すか……あほ!」
結衣は立ち上がるとバケツをひったくると聡子の顔にかける。
「きゃ! 冷たい!」
「お返しや! 腐った脳みそを掃除してやるわ」
「こすいぞ。何をするの!」
「誰に言っているの。病み上がりの近美を利用したあんたに言われたくないわ」
二人は取っ組み合って互いを屈服させようともがいた。
「いい根性や。近美、よう見ておいてくれ。こうなったら、生きるか死ぬかや」
「ほお、そうか。よう言った。しばいたるわ!」
二人はお互いの建前も矜持も捨てた。容赦なく相手の頬を平手打ちにし、足蹴にした。やがて互いの首に手がかかる。力が尽き果てるまで戦いは終わらない。
獣による争いだった。
近美は目を背けた。もう何を言っても無駄なのだ。どちらかが倒れるまで続くのだ。
結衣は聡子の首筋を握り締めていた。
「死に体を晒せ……」
「な、ふざけんな……」
ドタドタと後ろから音が聞こえた。
バタンと扉が開いた。
「何しとん! あほ! いい加減目を覚ませ!」
元子の一斉に全員が委縮した。元子の後ろには榮子と夏帆が控えていた。結衣と聡子を引きはがすと、元子は容赦なく二人の頬を叩いた。
「近美、こっちに着てくれるか?」
もう耐えられなかった。
「なんでこうなっているの……」
「いいから、あとはうちに任してくれるか?」
元子の体は暖かかった。
「さて、惨めや、あんたら?」
二人は押し黙った。
「まずは勘違いせんとき。近美を突き落としたのは聡子ではない」
結衣はハッと顔を上げた。他に信じられなかった。聡子じゃないとしたら……
「あんたこの子に言うことあるわな?」
榮子は近美を見るなり、ボロボロと涙を流した。
「うちやで、近美を突き飛ばしたのはうちやで」
え、と結衣と聡子と夏帆は同時に言葉を発した。
「ああ、結衣と一緒にいるところがうらやましくて、もう気が変になっていた。だってうち……」
榮子ははちきれんばかりの勢いで気持ちを告白した。一年間、ずっと生活を続けていた。冗談抜きで恋心を知らなかった榮子にとって、結衣との関係を深める近美には嫉妬心が芽生えた。
「知っとった。あんたの字だったし、あんたの好きなノリ塩のポテチのノリが付いていたで」
「わかっていたか? なら……」
「だってうちが悪い。あんたの気持ちを露も気にしなかった」
じっと怒りを隠している者がいた。結衣はふらついた足取りで榮子に近づこうとした。
「怒りの矛先を榮子にぶつけるのはおかしなことや。皆あんたに付き合ってこうなったわけや」
「うちが頼んだわけやないわ! 裏でカサコソ動いていたのはあんたや!」
「ま、そうやな」
「あんたこそ、いつもかっこよくせんで」
「その言う通りや。だってうちは人に見られているからな。外にいるときも、学校にいるときも。そういう仕事をしているし、あんたも分かっとるよな?」
「ええご身分やってことや。何も苦労もない金持ちの娘やしな」
「あほ! 今のあんたを誰がここまで持ち上げてくれたの!」
「そんなの……」
「実力やって言いたいのか? あんたのアピールは聞き飽きたわ」
「なら何やって言うのか?」
「実力も評価してくれる人がおるわ? あんたはもう少しだけ視野を広く持てと言っているの。それがわからんようなら、それまでのやつよ」
元子は一人一人の過ちを正していった。
「聡子、あんたも往生際が悪いで。結衣はとうの昔に心があんたから離れておるの、もう諦めたらどう?」
「そんなことできるか? うちは昔から一途やった。結衣のために尽くしてきたんや?」
「よう知っとる、せやけど」
「榮子との関係が終わったと聞いて、ようやく結衣と結ばれると思たんや。なのに……何でこない目に」
聡子は恨めしそうに近美を見て言った。
「わからん。あんたに何があるの? 最後は気持ちか、あんたの気持ちは何なん?」
自分の番だ。それぞれが己の罪を認め、償いをしなければいけない。
「わかった。うち、やめるわ」
誰もが近美を見ていた。時間が止まったかのように静かな瞬間がした。これが現実なのだ。自分が台風の目になっている。周りにいる者たちが損をしている。
自分は悪なのだ……
ここに入れただけでも自分は幸せだった。入学が決まった時は浮かれていた。自分が学園に在籍するに相応しい人物ではないと早くから知るべきだった。
「すぐに荷物まとめるわ」
近美が立ち去ろうとしたら、すっと前を榮子が立ちふさがる。
「いやや……行かんといて。行かんといて!」
「だって迷惑や。あんたらの関係を潰してしもうたから」
榮子は瞳に満杯の涙を浮かべている。
「みっともないな。もっと冷静に行こうや」
「うちは近美が好きや。離さんわ、どこにも行かせん! 誰も渡さん! 友達でいて!」
強い力で抱きしめられた。榮子の涙が制服のエンブレムを濡らした。つゆ草にほんのり乗った雨粒だ。
「待ってください! 近美さんがどうしてやめてしまはれますの? 何も悪くあらしませんよ! せっかく友達になったのに! なんで!」
感情を発露させる夏帆に近美は驚く。
「あんたまで何言うてんの……」
「いやです! やめるなんて言わしません!」
「もういいわ。近美がやめることない」
「だってうちのせいなんやないの? 二人がいがみ合う原因は」
アハハと大きな笑い声がさび付いた放送室に鳴り響いた。もの悲しくもあるが、振り切っていた。
「あーおかしい。笑いが止まらんわ」
聡子は腹の底から笑っているようだ。
「うちの負けや。もういいわ。終いやな。好きにせえ。結衣と好きにすればいいわ。根負けしたわ」
「結衣。あんたは……」
「寒い……うち寒いんよ」
結衣はぶるぶると凍えていた。妹の分まで生きなければと強い生命力がある。何があっても生きるという信念のもと唯我独尊な振る舞いで過ごしていた。
ただ今は体中が寒かった。近美がいなくなったら誰も助けてくれない気がした。死にたくなかった。
「助けてくれ……」
「大丈夫やで。こないところにいたら風邪引く。戻ろう」
近美と結衣は寄り添うようにして歩き出した。今から誰かに依存しない新しくて強い絆で結ばれた関係が始まる。
今がその一歩なのだ。今なら言える。
「皆帰ろう」
何かを始めるのは難しいことではない。誰が始めようと声をかけるかが難しいだけだ。
近美は皆と仲良くしたいだけだった。絡まり合った紐がようやくほどけた。
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