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ストーリー
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京都駅に到着すると堂上学園に向かうバスを探す。ロータリーに多くのバスが止まっていた。探すと端に白いバスがあった。車体に赤文字で堂上学園と書いてある。中にはもう何人か座っている。
「あんた、学園の子?」
「そうですが、バスはこちらですか?」
「名前を教えてください」
「唐橋近美です」
「唐橋……」
バスの前に立っていた40代ぐらいの髪を後ろに束ねた女性が手元の紙から唐橋の名前を探した。
「あ、これですわ」
「うん、じゃあ乗って」
女性はぶっきらぼうに言った。
バスは午前8時に京都駅を出発して烏丸通りを突き進む。このどこまでも続く真っすぐとした道こそ京都ならではと言える。左手にみえてきた大層な正門が現れてきた。東本願寺だ。四百年前、浄土真宗として勢力を誇った本願寺は東西に分裂した。七條堀川にある方を西本願寺。それより東にある方を東本願寺と名付けられた。
ほんの些細なことにさえ京都は歴史がある。広大な琵琶湖の水ばかりを見て育った近美には新鮮だ。
もう少し先に行けば京都御所が見えてくる。
丸太町通りを右に折れる。京都は碁盤の目だから道なりに進めば目的地には着く。あたりの景色が変わっていく。市街地から田園が広がる。道は舗装されたアスファルトから畦道になった。
視界が開けて目の前に西洋風の建物が見えてきた。入口に「学園法人堂上学園」と明朝体の文字が書かれてある。
バスに乗った生徒たちは降りて本館に当たる校舎の隣の講堂に集められた。中に入ると吹き抜けになっていて天井がガラス張りで光が差しこんでどこか神聖な印象がした。
簡単な学園での生活などについて説明があった。生徒の氏名と部屋番号が書かれたプリントを渡された。
1号館125号室。玄関口で説明を受けると近美は自分の部屋に向かう。2人1部屋で近美は内部生と同じ居室だった。
教室がある本館から出て、左手にあるのが寮である。学年ごとに違う建物でそれぞれ独立している。左端の建物が1号館だ。
空気が澄んでいる。風が吹くたびに緑の香りが感じる。
大津は水のにおいが強い。琵琶湖畔との生活もよいが、いつまでも見ているには趣がない。一方京都は千年の歴史に培った文化伝統がある。学校のすぐ近くには銀閣寺がある。
さすがやわ。近美は一人感動する。
近美は校庭の中心に立ち百年続く堂上学園の校舎を一望した。どっしりとそびえ立った白壁の異国情緒を漂わせる外観。高校受験で訪れたときは威圧されて緊張していた。でも今は違った。
うちは選ばれたという誇りが近美の心にしっかりと刻み込まれている。近美は倍率が十倍する一般入試を潜り抜けて入学を果たした。そして明日は晴れの入学式がまっている。
余韻にも浸れたので、自分の部屋に向かう。
寮に入るにはルームキーを使わなければいけないが、まだ払い出されていないため、近美は受付の人に入れてもらった。
階を上がった。床は大理石が引き詰められている。
ちらりと前を歩く子と顔が合う。 ボブヘアの巻き毛の少女だった。クリームのロングスカートを履きこなした丸み帯びた顔立ち。たおやかな表情に浮かべた笑顔は昔の平安貴族を想起させた。
「新しく来た子?」
ペコリと近美は会釈した。
「部屋、どこ?」
そっとルームキーを出した。
「なんや近いな。うちは隣の120や、中院聡子です」
「唐橋近美です」
近美は自己紹介をした。
「唐橋さんはどこの人?」
「大津です」
「なんや隣やないか」
ほほと、聡子は上品のある笑いを作る。仕草にお金持ちとしての教養の高さを感じる。
「ここやな。あんた、本は好きか?」
「え、まあ好きですけど」
「なら榮子と馬が合うな。あんたと生活する子、榮子っていうけど夜中までずっと本を読む子なんや。内気で暗いけど、悪気はない子やからよろしく頼むな」
ガチャガチャとノブを回したが、うちから鍵がかかっている。
「榮子、開けてくれんか。あんたのルームメイトが来たで」
反応はない。小耳を立てるとスーッと寝息のようなものが聞こえてきた。ずいぶん朝寝坊だ。
「多分寝ていんのよ」
「どうかされましたの?」
あ、と近美は言葉をこぼす。ちょうど管理の人が来た。
「殿村さん。またですわ。榮子、寝ていますわ」
管理員は40代過ぎの白髪交じりを少し束ねた女性だった。すぐにマスターキーを持ってくると部屋の鍵を開けてく
れた。
「鍵はもらわなかったの?」
「まだもらっていないです」
「清水谷さん。いつまでお休みしてはりますの?」
薄暗い部屋に外からの灯りが差し込むと枕に埋もれた髪がゆらゆらと動いた。
「あんた、ええかげんによし!」
ううんと少女は寝返りを打つと、気だるそうに身を起こす。ガンと額がぶつかる音がした。
「痛い。またぶつけたわ。誰?」
「うちや」
「聡子か。放っておいて」
「誰ややありませんわ。あんたの新しいルームメイトが来はりましたのに、いつまで寝てはりますの?」
「何で殿村さんもおるの?」
「あんたがドアを閉めているせいで、ルームメイトの子が入れんでしょうが? せっかくの休みを無駄にしてはあきまへん」
「榮子、明日から入学式や。高校生にもなるのに春休み気分ではあかんで」
「そう違う言葉で話さんといて。頭痛いわ」
あーあと榮子と呼ばれた少女は大きなあくびを立てて、目をかいた。
「あんた、内部生だからこの子に学園のことを教えてあげて」
寝起きのためかあまり返事がない。管理人からしたらいつものことなのだろう。
「ほなうちはこれで」
殿村はパタンと扉が閉じて再び静寂が訪れた。部屋が暗いので近美は電気を付けた。
「やめて、まぶしいわ。もう少し寝るから」
「明日から入学式やで。いい加減生活直しや」
「知らんわ」
「もうしょうもないな。ごめんね、榮子はずぼらやから」
ポリポリと目をかく子は野暮なTシャツの上にジャージを羽織っている。寝ぐせが付いているが、だらしないがこの子も可愛いところがある。あーあと大きなあくびをした。
「榮子、この子は唐橋近美ちゃん。仲良くしてくれな。近美ちゃん、この寝坊助さんが清水谷榮子。うちの幼馴染や」
「ごきげんよう。ほな、よろしく」
榮子はそっと手を出した。近美は笑顔を作り握手した。
「榮子ちゃん、もう十時過ぎやで。起きたらどうやね?」
「仕方あらへんな。あんた名前は何?」
「うちは唐橋近美。唐紅の唐に近美は近くに美しくや」
「瀬田の唐橋か。日本三代名橋の一つ。そうか、信玄や」
「詳しいなあ。歴史詳しいか」
「戦国はあまり知らん。うちは平安ならよう知っとるよ」
「なんや、うちも平安好きや。枕草子と源氏物語どっちや?」
「源氏や。夕顔がいいな」
「ええなあ。うちは草子やけど。季節はいつがええ?」
「夏。春は眠くて叶わんし。春眠暁を覚えずって言うし」
近美はよしと瞳を輝かせて心で調子づいた。
「どうやらええ組み合わせになりそうや」
「何やこの子。眠いのに堪忍してな」
「榮子ってどんな字書くん? 栄光の栄か?」
「違う、火が2つあるやつ。旧字や」
榮子は火の文字をなぞる。灯りに照らされきらりと爪が光る。近美は中学の頃の同級生にはない手先を見て、この
子はずぼらだけど洗練された家の子だと理解した。
「榮子、ちょっと顔貸してくれるか?」
聡子の声は今までより低く重みがあった。ちらりと表情を見ると真顔になりじっと榮子を見つめていた。
「なんや? 大事な話か?」
「あんたにかかわる話や。けーへんと困るわ。結衣や」
聡子の目がきらりと光る。
「わかっているわ。近美、悪いな。ちょっと野暮用や。また後で」
ひらひらと榮子は手を振る。
「すまん。長くかからないから」
聡子はにっこりと笑顔を浮かべていたが、どこかぎこちなさがあった。近美は一人になったので、部屋に送り届けられた荷物の整理を始めたときだった。
「あんた、学園の子?」
「そうですが、バスはこちらですか?」
「名前を教えてください」
「唐橋近美です」
「唐橋……」
バスの前に立っていた40代ぐらいの髪を後ろに束ねた女性が手元の紙から唐橋の名前を探した。
「あ、これですわ」
「うん、じゃあ乗って」
女性はぶっきらぼうに言った。
バスは午前8時に京都駅を出発して烏丸通りを突き進む。このどこまでも続く真っすぐとした道こそ京都ならではと言える。左手にみえてきた大層な正門が現れてきた。東本願寺だ。四百年前、浄土真宗として勢力を誇った本願寺は東西に分裂した。七條堀川にある方を西本願寺。それより東にある方を東本願寺と名付けられた。
ほんの些細なことにさえ京都は歴史がある。広大な琵琶湖の水ばかりを見て育った近美には新鮮だ。
もう少し先に行けば京都御所が見えてくる。
丸太町通りを右に折れる。京都は碁盤の目だから道なりに進めば目的地には着く。あたりの景色が変わっていく。市街地から田園が広がる。道は舗装されたアスファルトから畦道になった。
視界が開けて目の前に西洋風の建物が見えてきた。入口に「学園法人堂上学園」と明朝体の文字が書かれてある。
バスに乗った生徒たちは降りて本館に当たる校舎の隣の講堂に集められた。中に入ると吹き抜けになっていて天井がガラス張りで光が差しこんでどこか神聖な印象がした。
簡単な学園での生活などについて説明があった。生徒の氏名と部屋番号が書かれたプリントを渡された。
1号館125号室。玄関口で説明を受けると近美は自分の部屋に向かう。2人1部屋で近美は内部生と同じ居室だった。
教室がある本館から出て、左手にあるのが寮である。学年ごとに違う建物でそれぞれ独立している。左端の建物が1号館だ。
空気が澄んでいる。風が吹くたびに緑の香りが感じる。
大津は水のにおいが強い。琵琶湖畔との生活もよいが、いつまでも見ているには趣がない。一方京都は千年の歴史に培った文化伝統がある。学校のすぐ近くには銀閣寺がある。
さすがやわ。近美は一人感動する。
近美は校庭の中心に立ち百年続く堂上学園の校舎を一望した。どっしりとそびえ立った白壁の異国情緒を漂わせる外観。高校受験で訪れたときは威圧されて緊張していた。でも今は違った。
うちは選ばれたという誇りが近美の心にしっかりと刻み込まれている。近美は倍率が十倍する一般入試を潜り抜けて入学を果たした。そして明日は晴れの入学式がまっている。
余韻にも浸れたので、自分の部屋に向かう。
寮に入るにはルームキーを使わなければいけないが、まだ払い出されていないため、近美は受付の人に入れてもらった。
階を上がった。床は大理石が引き詰められている。
ちらりと前を歩く子と顔が合う。 ボブヘアの巻き毛の少女だった。クリームのロングスカートを履きこなした丸み帯びた顔立ち。たおやかな表情に浮かべた笑顔は昔の平安貴族を想起させた。
「新しく来た子?」
ペコリと近美は会釈した。
「部屋、どこ?」
そっとルームキーを出した。
「なんや近いな。うちは隣の120や、中院聡子です」
「唐橋近美です」
近美は自己紹介をした。
「唐橋さんはどこの人?」
「大津です」
「なんや隣やないか」
ほほと、聡子は上品のある笑いを作る。仕草にお金持ちとしての教養の高さを感じる。
「ここやな。あんた、本は好きか?」
「え、まあ好きですけど」
「なら榮子と馬が合うな。あんたと生活する子、榮子っていうけど夜中までずっと本を読む子なんや。内気で暗いけど、悪気はない子やからよろしく頼むな」
ガチャガチャとノブを回したが、うちから鍵がかかっている。
「榮子、開けてくれんか。あんたのルームメイトが来たで」
反応はない。小耳を立てるとスーッと寝息のようなものが聞こえてきた。ずいぶん朝寝坊だ。
「多分寝ていんのよ」
「どうかされましたの?」
あ、と近美は言葉をこぼす。ちょうど管理の人が来た。
「殿村さん。またですわ。榮子、寝ていますわ」
管理員は40代過ぎの白髪交じりを少し束ねた女性だった。すぐにマスターキーを持ってくると部屋の鍵を開けてく
れた。
「鍵はもらわなかったの?」
「まだもらっていないです」
「清水谷さん。いつまでお休みしてはりますの?」
薄暗い部屋に外からの灯りが差し込むと枕に埋もれた髪がゆらゆらと動いた。
「あんた、ええかげんによし!」
ううんと少女は寝返りを打つと、気だるそうに身を起こす。ガンと額がぶつかる音がした。
「痛い。またぶつけたわ。誰?」
「うちや」
「聡子か。放っておいて」
「誰ややありませんわ。あんたの新しいルームメイトが来はりましたのに、いつまで寝てはりますの?」
「何で殿村さんもおるの?」
「あんたがドアを閉めているせいで、ルームメイトの子が入れんでしょうが? せっかくの休みを無駄にしてはあきまへん」
「榮子、明日から入学式や。高校生にもなるのに春休み気分ではあかんで」
「そう違う言葉で話さんといて。頭痛いわ」
あーあと榮子と呼ばれた少女は大きなあくびを立てて、目をかいた。
「あんた、内部生だからこの子に学園のことを教えてあげて」
寝起きのためかあまり返事がない。管理人からしたらいつものことなのだろう。
「ほなうちはこれで」
殿村はパタンと扉が閉じて再び静寂が訪れた。部屋が暗いので近美は電気を付けた。
「やめて、まぶしいわ。もう少し寝るから」
「明日から入学式やで。いい加減生活直しや」
「知らんわ」
「もうしょうもないな。ごめんね、榮子はずぼらやから」
ポリポリと目をかく子は野暮なTシャツの上にジャージを羽織っている。寝ぐせが付いているが、だらしないがこの子も可愛いところがある。あーあと大きなあくびをした。
「榮子、この子は唐橋近美ちゃん。仲良くしてくれな。近美ちゃん、この寝坊助さんが清水谷榮子。うちの幼馴染や」
「ごきげんよう。ほな、よろしく」
榮子はそっと手を出した。近美は笑顔を作り握手した。
「榮子ちゃん、もう十時過ぎやで。起きたらどうやね?」
「仕方あらへんな。あんた名前は何?」
「うちは唐橋近美。唐紅の唐に近美は近くに美しくや」
「瀬田の唐橋か。日本三代名橋の一つ。そうか、信玄や」
「詳しいなあ。歴史詳しいか」
「戦国はあまり知らん。うちは平安ならよう知っとるよ」
「なんや、うちも平安好きや。枕草子と源氏物語どっちや?」
「源氏や。夕顔がいいな」
「ええなあ。うちは草子やけど。季節はいつがええ?」
「夏。春は眠くて叶わんし。春眠暁を覚えずって言うし」
近美はよしと瞳を輝かせて心で調子づいた。
「どうやらええ組み合わせになりそうや」
「何やこの子。眠いのに堪忍してな」
「榮子ってどんな字書くん? 栄光の栄か?」
「違う、火が2つあるやつ。旧字や」
榮子は火の文字をなぞる。灯りに照らされきらりと爪が光る。近美は中学の頃の同級生にはない手先を見て、この
子はずぼらだけど洗練された家の子だと理解した。
「榮子、ちょっと顔貸してくれるか?」
聡子の声は今までより低く重みがあった。ちらりと表情を見ると真顔になりじっと榮子を見つめていた。
「なんや? 大事な話か?」
「あんたにかかわる話や。けーへんと困るわ。結衣や」
聡子の目がきらりと光る。
「わかっているわ。近美、悪いな。ちょっと野暮用や。また後で」
ひらひらと榮子は手を振る。
「すまん。長くかからないから」
聡子はにっこりと笑顔を浮かべていたが、どこかぎこちなさがあった。近美は一人になったので、部屋に送り届けられた荷物の整理を始めたときだった。
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