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好かれて見せる

好きな人を落とす 3

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俺たちは駅を出てから流山南高校の伝統である流山を知るという流山散策について話してた。

「この町のこと全然知らないから楽しみだねー」
とキラキラした瞳で言った。
 
「この町のこと全然知らないんだね、知らないことが知るのが好きなの?」
俺さっき使ったバックトラッキングという方法を使い尋ねた

「うん、新しいことを知ると世界が広がるようで好きなの」
 
瑠璃って根本からの勉強家なのか
?それならあの順位も納得だな

「そうなんだー、俺も今回は歴史を知れるから好きかなー」

瑠璃疑問を浮かべたような表情で

「歴史好きなの?」

「ああ大好きだよ特に日本史が日本史だけは常に学年4位なんだ。」
瑠璃は珍獣を見つけた時みたいに目を見開いて
 
「すごい歴史でそんだけ点数取れるのわたしなんて日本史苦手だから日本史だけ学年20位だよー」

なんで20位で苦手んなんだよ、
俺だったら得意ですと胸張るレベルだぞ。
流石学年学年トップ10に入ってることはあるな。
そう思って感心しながら

「俺日本史だけだぞ、総合点で学年トップ10に入る瑠璃の方がすごいだろ」

「そんなことないよ、一つでも学年トップ10入ってるんだったらすごいことだよ」

背面に花が見えるような笑顔で言った

俺は照れ臭くなりアダマの後ろをぽりぽりかきながら

「ありがとう、次のテストも頑張るよ。」

「数学も頑張るんだよ」

不敵な笑みをしながら言った

いや数学の授業聞くようになったし教えてもらえるから前よりはましだけどやっぱり魔術にしか聞こえないんだが。

「いや、数学はちょっと頑張れないわ」
苦々しい表情しながら言った。
苦々しいど心の中は苦しくて過呼吸が起きそうなレベル

「数学も頑張るんだよー、60点以上とったら何かプレゼントしてあげる」
プレゼントだと、なら頑張るしかないな、プレゼントはワ.タ.シとか妄想してニヤニヤしちまう
俺は急にそっぽを向いて頬を叩いて緩んだ頬を引き締め

「プレゼントくれるなら頑張るわ」
キリッとカッコつけながら言った

どんなプレゼントかなーと考えながら瑠璃と雑談しながら歩いていると学校に着いた。

俺たちは下駄箱で靴を脱いで上履きに履き替えてる時にふと思ったことを訪ねた

「テストっていつからだっけ?」

「来週からだよ勉強してる?」


俺は絶望した。
デートのことと落とすことしか考えてなかったからすっかり忘れてた
今から数学60点以上取れるか?いや取るしか選択肢ないだろ褒めてもらえるしプレゼントもらえるのだから。

俺今からすると言って猛勉強することを誓った。

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