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デート

デート6

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店を出た俺たちは次の目的地に電車で向かってる。
ゲーセンは隣の駅にあるからだ。

さぁどんな獲物があるだろうかとわくわくしながら、獲物を取るためのシミューレーションしていると
「ユウホーキャッチャーて得意?」
と期待をした眼差しで聞いてきた

『ここで得意って言っても良いがあえて苦手てと言うことで瑠璃のために頑張って取ったてことを演出できるじゃないか
しかも取れなかった時の保険にもなるし』

いやー苦手だなーと俺は苦笑して後頭部を掻きながら言った。

そう言うと瑠璃は悲しそうにそっかと呟いた。

『ごめんな瑠璃嘘ついて実は得意どころか一週間に一個何かとってくるぐらいのマニアなんだよ
それにこれは瑠璃に最上級に喜んでもらうために苦手と言ったんだ
だから許しておくれ』

「取りたいものあったら言ってがんばって取るから」
そうこの頑張ったてとった感をを出すことで相手が自分のために頑張ってとってくれたんだと出すのがポイントとってくれた方はきゅんとするからな。
これできゅんポイント予約だな

そんなことを考えてると
「取るの難しものが欲しいだけどとってくれる?」
と心配そうな表情しながら聞いてきた。

心配そうな表情も可愛いなあと
そんな表情しなくてもどんなもので取ってやるから心配すんなと言いそうになるのを飲み込み
「頑張ってみるな、瑠璃のとりたいものが取るのがたとえ難しくても取ってやるさ」
さの語尾あげてカッコつけて言った
『絶対に瑠璃の欲しいものはとってみせる。
それがたとえ取ったことのないものでもな瑠璃にお願いされたら取れないものはない』
そう思っていると電車が松戸駅に到着した
さあー戦の始まりだーおらワクワクしてきたぞー
そう某アニメの主人公の口癖を心の中で言った
「降りようか」
手をこちらに微笑みながら手を出して言ってきた
それは手を繋いでいいってことだよな、汗書いちゃうよそれでもいいのかと思いながら言わず欲求に負けて俺は右手を出し瑠璃と手を繋いだ。
そして電車をでて改札口を出るときに一回離してまた短い間手を繋いだ
『これで恋人と手繋ぎ3回目だな
緊張するな今度こそ汗をかかないように気をつけなきゃ。
気を張ったら緊張してきた
て汗出てないよな』
俺は手を気にしながら目的地のゲーセンに向かった。

向かったって言っても階段降りてすぐなんだけどね
階段降りてゲーセンの目の前に来た俺たちは手を名残惜しそうに離した。俺だけかもしれないが



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