キャッチ・ボール ~子どもは親を選べませんが~
僕の父はイケメンと呼ばれるが節操なしの最低男。
楓義母さんは父の後妻だが、正義感のある強い女性だった記憶がある。
義母の連れ子の桜も、いいやつだった。
しかし父の浮気が原因で両親は離婚。僕は父に引き取られ、すっかりひねくれて数年が経ち……。
あちらの顔も思い出せなくなった頃、桜が突然会いに来て……?
変わり者の父と息子とかつて家族だった少女の、家族の物語。
楓義母さんは父の後妻だが、正義感のある強い女性だった記憶がある。
義母の連れ子の桜も、いいやつだった。
しかし父の浮気が原因で両親は離婚。僕は父に引き取られ、すっかりひねくれて数年が経ち……。
あちらの顔も思い出せなくなった頃、桜が突然会いに来て……?
変わり者の父と息子とかつて家族だった少女の、家族の物語。
登場人物
一章 子どもは親を選べない
二章 モテる男は楽じゃない
三章 再会と、去ったもの、来たるもの
終章 パズル・ピース
あなたにおすすめの小説
冬の水葬
束原ミヤコ
青春
夕霧七瀬(ユウギリナナセ)は、一つ年上の幼なじみ、凪蓮水(ナギハスミ)が好き。
凪が高校生になってから疎遠になってしまっていたけれど、ずっと好きだった。
高校一年生になった夕霧は、凪と同じ高校に通えることを楽しみにしていた。
美術部の凪を追いかけて美術部に入り、気安い幼なじみの間柄に戻ることができたと思っていた――
けれど、そのときにはすでに、凪の心には消えない傷ができてしまっていた。
ある女性に捕らわれた凪と、それを追いかける夕霧の、繰り返す冬の話。
夢見る少女の夢は見ない
餅月
ライト文芸
「百年待っていてください。きっと、逢いに来ますから」
「お前は悟っていなければならぬ」
夏目漱石の『夢十夜』を模したような夢。
俺はどうしてこんな夢を見るのだろうか?
今宵も、彼の悪夢は続いている。
シリウスの本音を君に
くろのあずさ
ライト文芸
間山孝太。俺はお前が大っ嫌いだ!
たとえ直接お前にもう言えないとしても、この気持ちだけは変わらない。
百合に対する気持ちほどに。
間山孝太が嫌いでライバル視し、百合に想いを寄せる彼の思いの先には――?
寂れた部室に流れる思い出の曲
陸沢宝史
ライト文芸
一人だけの軽音部で活動を続ける高校三年の優は冬の部室で今日もギターを弾いていた。だがその日は、とある曲が歌えずにいた。来年のことも考え部の廃部も検討しているとかつてライブで優の歌声に魅了された桃香が部室に突如現れるのであった。
人違いラブレターに慣れていたので今回の手紙もスルーしたら、片思いしていた男の子に告白されました。この手紙が、間違いじゃないって本当ですか?
石河 翠
恋愛
クラス内に「ワタナベ」がふたりいるため、「可愛いほうのワタナベさん」宛のラブレターをしょっちゅう受け取ってしまう「そうじゃないほうのワタナベさん」こと主人公の「わたし」。
ある日「わたし」は下駄箱で、万年筆で丁寧に宛名を書いたラブレターを見つける。またかとがっかりした「わたし」は、その手紙をもうひとりの「ワタナベ」の下駄箱へ入れる。
ところが、その話を聞いた隣のクラスのサイトウくんは、「わたし」が驚くほど動揺してしまう。 実はその手紙は本当に彼女宛だったことが判明する。そしてその手紙を書いた「地味なほうのサイトウくん」にも大きな秘密があって……。
「真面目」以外にとりえがないと思っている「わたし」と、そんな彼女を見守るサイトウくんの少女マンガのような恋のおはなし。
小説家になろう及びエブリスタにも投稿しています。
扉絵は汐の音さまに描いていただきました。