【完結】お義父様と義弟の溺愛が凄すぎる件

アレクの思い、愛しいアリさ

　お義父様とは、あれからも関係を続けてしまっている。
　お義父様は、何かにつけて部屋へ返そうとするが、私は子供の振りをしてうるうると、泣き真似をしてお義父様の部屋に滑り込んだ！

　お義父様は、今日は何もしないよと私に言うが、お義父様に抱いて欲しくて仕方が無かった。

　そんなときｰｰｰｰｰ。

「義姉上、お話があります。少しよろしいですか？」

「いいわよ、アレク。どうかしたの？」

「僕の部屋に入らして下さい！」どうぞ、アレクはアリサを部屋に招き入れた。

「アレクがお部屋に呼んでくれるなんて珍しいわね！」そう微笑んでいるとｰｰｰｰｰ！

「義姉上、率直にお聞きします。ｰｰｰｰｰ夜中、父上の部屋に行って居ますね！」

　アレクからの衝撃の言葉にアリサはアワアワしてしまう！

そんな様子を見てアレクは、「やっぱり、事実ですね！」と言った。
　アレクは、最近様子のおかしいアリサと父上を疑っていた。

「どうしてそんなこと言うの？」アリサが泣きそうになっていた。

「僕は義姉上が好きだからですよ！」分かりますか！ケーキが好き洋服が好き！じゃないですよ。ライクじゃない、ラブですから！

「ずっと愛してるいるんです！」

　アリサが好きだと、アレクはアリサを抱きしめた！

「アレク、ダメよ！私達姉弟だし！私、お義父様が好きなの。」
　そう言いながら、アリサはアレクを拒んだ！

「嘘だ！そうやって嫌がってるつもり？全然だよ！本当に嫌ならもっと激しく拒むよ。」

「愛してるいる、アリサ」とアレクはアリサの耳元で愛を囁く。

「止めて私。私だってアレクは好きよ、でも義弟としか見ていなわ。」お願い止めてとアリサは僕を拒んだ！

「どうしてｰｰｰｰｰ父上何だ。僕だって同じじゃないか！」

「違うわ、親子だから容姿は似通っているけど、違うの。匂い仕草、優しさｰｰｰｰｰ抱きしめられる時の安心間、全部違うの。」

　アリサは、そう言いながら泣いた！泣かすつもりは無かった！
　こんなにも、アリサに拒まれるとは思わなかった！
　アリサは震えて、涙している姿を見て、自分が仕出かした事に罪悪感を覚えた。

『僕は、アリサに何やってるんだ』言い様の無い罪悪感に事の重大さに気が付いた！

『こんなことして、義姉上を泣かして』何やってるんだ僕は！

「義姉上！すみませんでした。義姉上の気持ちを考えず、突っ走り本当にごめんなさい。」

　優しく抱きしめると、すんすんと鼻を鳴らして、僕の胸に顔を埋めた。

『義姉上！そうか義姉上は強引に強くされるのが恐いんだ！』

　ああそうか！

　アレクは気が付いた！

　あの事件(実母の虐待)で強引で圧の強い遣り方では義姉上は落ちない！

「義姉さん、ごめんなさい！でも僕はアリサが大好きだよ！」

「うん、私も優しいアレクが大好き」とアリサはアレクの背に腕を回した。

『ゆっくりとアリサとの仲を深めて行こう』

　そう思いながら、腕の中で大人しくしているアリサの匂いを吸い込む。

　アリサの『甘い匂い』をアレクは身体全体に感じた！