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王都を出て2日目
しおりを挟む美味しく朝ご飯を食べた後、私達は出発した。 今日は、予め、樹凛さんが作ってくれたあの、トロリとしたお薬を飲ませて貰った。 飲むのが大変だけどとても効果が高い。 コレは飲むしか無い。
幌馬車は、特別広くは無いがそこそこの広さがある。 黒鉄もいるから申し訳ないなぁと思うけれど、皆んなは黒鉄がいる事を喜んでくれてる。黒鉄のモフモフはツヤツヤで最高の手触りなのだ。めっちゃ気持ち良いの!
今日も、空は青く晴れ渡っている。はあー良い気持ち。 とても綺麗な景色でいつまで見ていても飽きないけれど、暇だ。
そう言えば、サブのジョブを設定してなかったなぁ。少し検証してみようかなぁ。
て事で、サブのジョブを設定してみる事に。 あー、忍者とテイマーなんだよね。何回も切り替え出来れば便利だよね。どうかな。 戦う
スキル持ちが居ないから忍者の方が良いのかな。でも、テイマー捨てがたいなぁ。うん、テイマーやってみたい!テイマーにしよっと。 ポチッ。 テイマー
職業(メインのジョブ)
【自由人】レベル:1
サブのジョブ: 【テイマー】レベル1
【テイマー】は、動物、モンスターをテイムすることが出来る。 条件は幾つかあり、お互いが受け入れる事によりテイムが為される。 戦って相手を弱らせて行う場合もある。 動物、モンスター側から希望して来ることもある。
テイマーのレベルが上がるとより多くの事が可能になるが、そのテイマーの意向により成長の仕方は異なる。
また、テイムされた動物、モンスターもそれぞれレベルアップして行くが、コマンドにより成長の仕方が変わって行く。なる程ね。いつもやってる事が反映されるっぽいな。ソレは人も同じだよね。
あ、それと忍者には変更できるかな?お、出来るみたい。 変更時のレベルと、経験値、スキル等は次にそのジョブに戻した時そのまま引き継がれる様だ。
て事で早速テイムしてみたいな。
動物もいいって事は、黒鉄も良いのかな?
ヨシ、黒鉄に聞いてみよ。どうすれば良いのかな。
ステータス画面からもいけそう。
黒鉄をテイムしますか? Y/N
YESと。おっ!テイム受け入れてくれたみたい。何ておもっていたら・・・
『あんリー、俺だよ!黒鉄だよー♬』ととても楽しそうな声が聞こえてきた。
「黒鉄?話し出来るの?」と聞くと
『うん、テイムされたから話せる様になった!オレ嬉しい!』今迄も、黒鉄が人の言葉を話す事は出来なかったが、こちらの話す事は大体理解出来ている様に見えたけれどテイムされた事により、普通に話せる様になったみたい。すごいよね
「私も嬉しい!黒鉄と会話出来たらなあっていつも思ってたよ♬」と盛り上がっていたら
「どうしたの?」と清羅さん
「うん、ジョブがサブ設定出来るって話したでしょ?それでねテイマーにしてみたの。忍者と切り替えが出来るみたいだから戦闘時は忍者にしてみようと思って。」
「ホント、自由人って自由なジョブだね。ある意味最強・・・」
「うん、思ってたより自分に合っててびっくりだよ!皆んなも、ジョブ楽しみだね。」
「俺たちは、多分そんなに切り替え出来ないだろうからなぁ。分かんないけどもう少ししてから決めようと思う。」と優さん。
「うん、慎重にしないとだよね。」
「それで?テイマーにしたらどうだったの?」と樹凛さん
「うん、カクカクしかじかだったよ。ソレで黒鉄をテイム申請?したらOKだったから今、黒鉄をテイムしてるってとこかな。テイムしたら会話できる様になったの。」
「すごい、スキルね。動物、モンスター、両方いけるんだよね。コレから楽しみね♬」と清羅さん。
「それぞれ、とっても楽しみ♬」
『そう言えば、馬さん達杏里がテイマーだったらなぁって言ってたよ!』と黒鉄
「え?本当?じゃ休憩の時にでもお願いしてみよ。話せたらもっと嬉しいもんね!」
皆んなにも黒鉄の言っていた事を伝えて休憩の時にって事に同意。楽しみが増えた。
ガントさんも、
「そりゃ、アイツら喜ぶな」とニカっとワイルドに笑ってた
ソレから、数時間後休憩の時間がやって来た。丁度良い開けた場所だ。
そこで馬さん達にもお願いしてみたら、OKでした♬
早速、全部の馬さん達をテイム。早速モシャモシャされた。そこで気になってた事を聞いた。
「何で、そんなに私の事鼻面でモニモニ、頭もモシャモシャとするの?」と聞いたら・・・
「「「「「好きだから。そして、モシャモシャベーロンしたいから!」」」」」と一斉に返事が返ってきた。
なるほど。嬉しい答えだ。しかし、ヨダレすごいけどね。清羅さん、クリーンお願いします・・・自分でもクリーン出来れは良いんだけど。嬉しいけれど、クリーンが切実に欲しくなった私だった。
馬さん達をテイムしたら、ご機嫌になった馬さん達のテンションが上がり、いつもより多く進めた午後だった。
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