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魔力が・・:
しおりを挟むこの前開いた時は、魔力チャージを聞かれる事は無かった。魔力が増えたのかな?どれくらいだろう。
そもそも、魔力って普通はどれくらいあるのかな?
ワクワクしながら、魔力チャージの結果を待つ。 その結果
対価残高 100
少なっ!!!コレじゃ、チョコくらいしか替えないんじゃ無いの? と思ったら、他にも駄菓子が買えたღそして、春巻きが2割引になっていて買えたღ
うわーーー、幸せ!!
と思っていた。しかし、ハッと気付く静かな事に。 恐る恐る顔を上げると、期待していた分ガッカリ感が半端無かったのか・・・皆んなが、遠い目をしていた。
「ご、ごごご、ごめんね?皆んな」
「いや、そもそもそんな、人の魔力をアテにするなんて方が悪いんだ。杏里は何も悪く無い!ごめんね。何か、イヤな感じだったよね」といち早く回復した優さんが言ってくれる。
皆んなも起動し始めて
「お、おうレベル1なんだ。そんなもんだよ、魔力なんて!」とガントさん。
「魔力の平均値ってどれ位なんですか?」と聞くと。
「魔力は、種族によっても違うし、ジョブ補正とか加わるとまた変動するんだよ。だから気にしなくて良いよ。」とガントさんが優しく教えてくれる。
「そっか、そうだよね。でも、何か期待させちゃったのに買えなくてごめんね」
と謝ると
「でもよ、素材でも魔石でも、金でも良いんだろ?」と親父さんが聞いて来る
「うん、でも、私お金は余分に持ってないからごめんね。」と項垂れる。
「何言ってんだ!ココには他にも財布はあるだろう?」とニヤリと悪い顔で見て来る
「お前さんのおかげで工房も手放さずに持って来れたんだ。ソレに、武器も防具も売れたからな!俺にも蓄えはあるんだよ。ソレなりにな!」とニヤリンコ。
「今日は、俺の奢りだ!食べたいもん、飲みたいもん買えば良い!ま、もう少し進んで安全な野営地点に着いてからな!」
おおーーー、太っ腹~。
皆んなのテンションが上がって早速出発する事になった。
しかし、また揺れる事を思い出して1人静かに恐怖した。 だが、しかし。樹凛さんが作ってくれたあの、お薬は驚くほど効いた!!! あの苦しみが嘘の様に、何とも無い!! 本当に嬉しい。
「樹凛さん。あのお薬ありがとうございます。気持ち悪く無いです!本当にありがとうございます。」と、つい、樹凛さんの手を握りしめてしまった。
「ソレは良かった。効くとは思っていたけど、本当に効果ありましたね。」とクールに笑うイケメン。カッコよ!!感謝感激だ
ソレから、約2時間ほど。今日の目的地の野営地に着いた。 ここは魔法の結界が張ってあり危険なモンスター、ソレに何故か盗賊などの人的被害も弾く仕様になっているそうな。 すごいよね、魔法。
そりゃ、私のギフト馬鹿にされてもしょうがないのか? いや、そんな事無い。人間性だよね!
こうして無事辿り着いた私達は、今日は親父さんの工房兼自宅では無く、其々テントを出して休む事にした。
野営の準備をして、一旦皆んなで私達のテントに集まる。 おや?コレは・・全員寝ても大丈夫な広さでは?全員で9人。んー、でもやっぱりソレはギュウギュウか。
なんて思いながら、ステータスボードを出す。そして、皆さんお待ちかね!アルコール。凄い食いつきだな。皆んな目の輝きが違う。 そして、ビールや、ワイン、缶酎ハイなどなど購入して行く。少しお高めのお酒も置いてあったからウイスキー、ブランデー等も購入した。グラスは親父さんの自宅から・・・アレ?インベントリでも工房内で寝れるのでは?生き物は滞在に時間指定とかあるのかな?ま、今日はいいや。
お酒以外にも、ミネラルウォーターや、大好きな○○○サイダー、コーラ等のシュワシュワした飲み物も購入。 ○○○チキンや、コロッケ、ポテト、春巻き等揚げ物も購入。生野菜の袋入りサラダとかも購入!
そして、テントの外で焚き火を囲んで丸くなり、逸る気持ちを抑えながら肉を炙る。作り置きしてあったスープも少し温める。オニギリ、パンを準備したら・・・
「「「「「親父さん!ゴチになります!いただきまーす!!!」」」」」
と、皆んなでビールで乾杯!こちらにも"ゴチになります"なんて言葉もありました。先人のお言葉でしょうか。世代も近い人が居たんだねきっと。
「「「「「プハーーー、うまーい!!!」」」」」と皆んなで顔を見合わせる。ソレからは、購入した物を親父さん達も食べて行く。
「コリャ、美味いな。清羅さんが作ってくれた唐揚げには、及ばねえがコレはこれでありだな」と、親父さん。うんうんと頷く皆んな。1人ガントさんだけが
「うおー、俺も食いたいな!その唐揚げ」と悔しげだ
「ふふっ、今度作りますよ、唐揚げ。コンビニでも、塩やお醤油、マヨネーズとかの調味料も売ってますしね!」と女神スマイル清羅さん。
唐揚げもさることながら、女神スマイルにデレデレなガントさん。良かったね、ガントさん。唐揚げ食べてなかったから女神スマイルを直に頂けたのでは? と、少し嫉妬する私。
すると、肉にメロメロだった黒鉄が「クゥン」とペロペロして来る。
おー、黒鉄ありがとう!君の愛で持ち直したよ。
その後も、生野菜のサラダにビックリしながらも、嬉しそうに頬張る琥珀君。こちらの世界では、生野菜は衛生上難しいらしく高級なんだとか。でも、クリーンが使えれば大丈夫だろうけどね。皆んなが皆んな使えるわけでも無く、クリーン使えるだけでも重宝されるんだとか。
そんなこんなで、いくら結界があっても余り酔い過ぎたら危険だって事で程々に楽しむ面々。私はお酒沢山は飲めないので大好き○○○サイダーに切り替えた。
親父さんは、ウイスキーが好みだったらしく、ガントさんは以外にも?ブランデーが好みだったみたい。私はブランデーの方がまろやかに感じる。
皆んなは、お酒を買うのを忘れていて、内心ガッカリしつつも諦めていたみたいだけど、コンビニの存在に大喜びだった。
清羅さんと私は、コッソリとステータスボードを出して、スイーツの追加をしていた。コンビニのスイーツはお手頃なのに美味いからね!!
男性陣は、チラリとソレを見ながらもお酒が有れば満足な様でした。最近は、お酒苦手な男子が多いみたいだけど私の周りの男子?男性達は皆んな大好きな様だ。親父さんは言わずもがな、琥珀君も淡々と呑んでる。ガントさんも最高の?笑みだ。今見てる感じ酒癖が悪い人はいない様だね。
・・・私以外。
さてと、そろそろ皆んなある程度満足した様だし片付けて寝ますかねー。
「んじゃ、そろそろお開きにすっかね」
「おう、また明日、だな。ガッハッハッハッハ」と、親父さんが手をパンパンと叩きお開きに。
夜の見張り番もしなくて良いらしく、此処は人気の野営地らしい。 見張りが常駐してくれているとの事。そう、見張りの人用にログハウス的な建物があった。
少し、食べ物を差し入れしておこう。スープとサラダをお裾分け。とっても喜んでくれて良かったよ。親父さんにもちゃんと了解を得た。 高級な筈の生野菜サラダが安かったのも快く受け入れてくれた要因だろう。
清羅さんにクリーンを掛けてもらい、思ったよりも寝心地の良いお布団でぬくぬくとおやすみなさい🌙💤
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