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風の向くまま

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昨日久しぶりに冒険者ギルドに行ってきた
何だかんだで結構な人数になったので
パーティーを組むのはそのまま保留にして来たのだけど。。。
人数は特に規定はないようだ、またパーティーだから必ず一緒にクエストを受けなければならないとかも無いらしい
皆んなと相談して一緒のパーティーにしておいて、何かあったときにまた検討する事にした。

「じゃ、パーティーは一緒に組むって事だね♪パーティー名はどうするかな?」
と私が問いかけると

「「「「うーん」」」」
難しいね。。。
「大福ー」「みたらしー」
ノアよ、それは君の弟の名前だ。。。

「うーん、好きだけど、、チーム名だから ギルドでも、大福さん達ー、みたらしさん達って呼ばれるよ?」

「うーん、やっぱり思いつかないよ」

「ねえ、ねえ、流星は?
流れ星だよ?この世界を流れていくの
幸せになれって、願いを込めながら」
リンゼの言葉に
「それ、想いが良いね」
「そだな、それも良いかもな、俺ら
らしくて。。。」
「うん、それにしよう!!」

「じゃ、チーム名は流星で良いですか?」チャーリーさんの問いに全員が頷く
こうして、全員パーティー名は
「流星」に決まった

何だかホッとしたね。。決まって

明日から、始動、、するかな?



明けて翌朝

昨日冒険者ギルドでは保留にしたので
今日は、パーティー登録と
全員でクエストを受ける事にした。



カランカラン♪

昨日振りの冒険者ギルド
受付は昨日と同じだ

アランさんにお願いして
パーティー登録してもらい
パーティー初クエスト✨✨✨

今回は、薬草採取にしてみた
どうせならみんなの役に立つものが
良いと、皆んなで決めた

他に、街中の物とかは子供のお小遣い稼ぎや、孤児院の子達が受けたりするのに
取っておいた方が良いらしい。。。
そういう子達が手に負えなさそうな物が有れば受ける事にした。
チャーリーさんが教えてくれたのだけど
良かった先に聞けて、、、


早速街壁の外へ、、、
昨日とは違う門から出てしばらく行った所にあるらしい。

「カーウカーウ、、」バサバサッ

「バウバウバウッ、バウバウ、、ワオオオーンバウバウ」
「落ち着けノアっ」
何だ?と思って見てみると
めちゃくちゃデカいカモメみたいな鳥が居た。。。存在感ありすぎ。。デカいよ
ペリカンよりデカいじゃん

アランさんがカーモンと言う名前の鳥だと教えてくれた。。

いやいやいや、デカくてマシびっくりだけど
「ワオオオーン」
ノアは、地球にいる頃屋上で遊んでた時に
最初は、カラスに遊ぼ?て感じで話しかけてたんだけど。。少し目を離した隙に
カラスに何かバカにされたか、意地悪されたようで、、それ以来カラスを敵認定した

カラスが「アホウ、アホウ」って言ってるように聞こえた事ない?

ま、そんな感じで「アホウアホウ」度々おちょくられてから
カラスが視界に入る事を許さない。
そして、それ以外の鳥にも吠えるようになった
こちらの世界でもカラスは敵!!健在だね、、、

大きな声で、「ノアッ」って呼んで
首に抱き付いたら、、、
少し我に返った
「ユウ、ごめん、オレ
カァカァが来たかと思った。。
前、カァカァがオレに意地悪したの
アホウ、アホウ言って、オレの事
近くでバサバサすんの、、行くとね
飛んで届かないとこでまたアホアホ言うんだよ、、悔しかった」

「うん、悔しかったね、、でも、ノアは
カァカァより、カッコ良いし強いもんね。
ちゃんと追い払ってたもんね」

「うん、オレ、カァカァにも負けない‼️フンスっ」

「うん、アレはカァカァじゃ無いしほっとこ?」

「分かった、皆んなごめんね
オレ、カァカァと間違えた
薬草採りに行こっ」

うん、あのカーモンはカラスを彷彿とさせたのだ、、カモメみたいな鳥なのに、、、
そして、デカい


そんなカラスカモメみたいな鳥は居たけど
何とか、薬草が生えている所までやって来た。。。久しぶりの敵対ノア。。
カラスくるとガチギレすんだよね、、
まだ警戒を解かず、パトロール中

私達はそんなノアに警戒を任せて
沢山の薬草、毒消し草、痺れ草を採取した

そして、ゴブリンがやって来た
5匹のグループで
少し身体の大きなゴブリンも居て
その分強かった気がした
ホブゴブリンと言うらしい

少し青味がかった灰緑色の皮膚で
すごく大きな目だった

シェリーちゃんとフェリーチェさんには
結界の中に居てもらった。。
もう少し慣れてからね

ゴブリンは常設依頼なのでギルドに戻ってから受注、報告出来る(*•̀ㅂ•́)و

こうして、ゴブリンに何度か遭遇しながら私たちの初のパーティークエストは達成して、街へ戻ったのだった。。。












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