完結 もう愛はいらない

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鬼が。。。たくさん

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「今の、、撮っておったな?」

「御意」
怒りから震えながら、水晶を手渡す影

「何だ?ソレハ?」
陛下。。語彙力。。。

「ああ、此方は。。
初めてお目にかけますれば。。。

出来事を記録しておくことの出来る
水晶。。と、コチラは
それを映し出すスクリーン
なる物。。」

とおもむろに、スクリーンを出す
お父様

「その前に、痛々しい2人を
治癒する様に。。。

いや、先ずは
2人の痛みの証拠が先だな。。

すまんな、もう少し我慢しておくれ」

水晶でアランとワタクシの
現状を記録する。。
近くに来ていた治癒魔法の
使い手が癒しの光をかけてくれる。。。
トゲ付きのせいで、、、
肉まで。。。抉れていた

ごめんなさい。。アラン。。。
至らぬ主で。。。


「さて、、、
コレはどう言う事かな?」

「何を生意気に、
臣下の分際で、跪きなさい!!」

「。。。。。ほう
コレはコレは王女殿下。。
王家の歴史は、、、
苦手なご様子。。。。。
でしたかな?
必要の様ですな。。。」

「ひっっ!!
ぶ、無礼者っっっ!」
鞭を打つ王女殿下。。。
あ、お父様。ワザと受けたわねっ

冷ややかな眼差しに
竦みながらもまだ鞭を振り上げる

「止めよっ!!!」

「お父様っ、。
何故ですの!!!臣下風情に
この様な言葉をお許しになるなんて!!」

「黙るのだ。。」

陛下の圧にようやく手を降ろした
王女殿下。。

「娘のもままならないご様子。我が辺境伯家で
して差し上げましょうかな?。。なぁ、愛しの妻よ」

「そうですわね。。両陛下ならびに
貴族の方々も。。して差し上げた方が宜しいのではなくて?」

「そうですわ♪おかあさま
何せ、ご自分では治めることも出来ず
他の領主が成した後釜としてしか
治めることの出来ぬ方々ばかり。。
はぁーー、心配ですわ
キチンとしなくては

ワタクシ達とっても、
得意ですのよ?
ღ」

青褪める面々を見渡し。。
悪い顔で微笑む我が家の面々

「何を!!無礼者ッッ、無礼者ッッ!!」
また、鞭をワタクシに上げる
王女殿下。。。
っっっ
「お兄様!!!」
しなる鞭を受け止め。。奪い取る。。
お義姉さまが受け取った。。
お兄様の手が。。。

「随分と暴れ者の王女だな。。
ソレハさておき。。

其処の顔だけ侯爵よ
我が娘との婚姻は
離縁として貰うぞ」

「何を言うか、、、
ソレは、ワシの王命であるぞっ!!!」

「左様で有りましたな。。
まぁ、其処な者達がしでかしてくれたから。。もう良いかと思うがな。。。」

「この教育と、離縁は別だっっ!!」

「フッ、ハハハハハ

陛下。。別とは、、良く言えましたな
まぁ、コレをご覧ください」

スクリーンに色がつき始めた

裸の男女。。。らしき映像
身体は隠してある顔だけが見える
『あ、もっとよ。。
侯爵様。。エルシオン。。』

「「「「「。。。。」」」」」

「コレは、、まぁ
は写っておりますのでお分かりかと」

「やめてーーー」
「止めろー、止めるんだ」

「おや、王女殿下と侯爵様
お二人の仲を祝福致します

さっ、こちらの離縁書に
サインを。。。」

「何を言うかっ!!
婚姻は王命。。浮気如きで
離縁など許さん。。。
3人で住むが良い!!!!!
我が娘が第一夫人だっっ!!

侯爵は公爵に陞爵だっっ」

「「「「おーー、おめでとうございます王女殿下。。」」」」

あ、お父様。。
お母様。。お兄様、おねえさま、、
他の領主の皆様っっ。。

お顔が。怖いです
鬼のようです。。。


「黙れ。。」
あ、ヤバい。。お父様切れた

「だまれ!!!」
漏れる殺気。静まる場

「離縁だ。。

オーバク王家との縁は、、
今宵を持って、、破棄するっ!」

「な、何を申すか!」

目の前に古き証文が2枚
燃え上がる。。。
ファルーシの者達の魔力が上がる
オーラが燃え上がって落ち着いた

「な、何と言う事」

「どうなさったの?お父様っ。。」

くずおれる陛下。と女王陛下。

「皆のもの、今宵をもって
我がファルーシ家は
辺境の者達と共に、新たな
国を興す。。

先程見たように。。
ファルーシ家とこちらの王家に対し
充分な恩は返したと認められ
繋がり。。えにし縁は
燃え上がり、消えたのだ

よって、新公爵とユウリとの
離縁は、進める事とする

さあ、新公爵よ
サインを。。。」

ワタクシは、離縁書とペンを渡す。。

お父様と皆様の
鬼の様なお顔と殺気に

公爵様、、元旦那様は
サインした。。。
離縁書がパーーっと光る

「離縁書も魔法契約。
コレにて離縁と相成った


そして、こちらの王家と
ファルーシ家は、臣下でも何でもない

分かるかな?愚かな王女よ」

皆からの圧に震える王女

「さあ、新公爵家のお二人よ
こちらの婚姻書にサインを
先程皆からも祝福を受けておったな?
皆が、認めた婚姻ぞ」

すごい、強制力
2人が記入した。。。
また、婚姻書婚姻書が光った

「コレで、2人は認められた

魔法契約の婚姻だ。。離縁は出来ぬと
書いてある通り、生涯添い遂げるが良い」

「おめでとうございます。
王女殿下。。いえ、
新公爵様たち 。」

「新公爵夫人に、
必要ですわね♪」ニッコリ

ビシッ、
「ギィヤーーーー、痛い痛い痛い痛い
やめてーーーー」

「騒々しいですわね。まだ1度しか
打っていないと言うのに。。。
ユウリちゃんは、、もっとだったわね?
それに、毎日のように。。。
その分までしなくちゃね」

お義姉さまが鞭を振り上げた
「「やめてー」くれっっ」

「おや?おかしな事を
ユウリの時は、何故邪魔したと
怒っていらしたのに。。
まだまだこれくらいでは
全然足りませんわっ」お母様。。

ビシッッッと鞭が床を打つ音に

王女は、白目を剥き倒れた。。

「この様な、、無様な姿。。
王女として、情けないわね。。」

氷混じりの水をお母様とお義姉さまの
合作で、この場の
ファルーシ国の者以外に
かける。。。
泣き叫ぶ両陛下、貴族達。。。

マジ、カッコ悪

「今宵、何事も無ければ、、
穏便に済ますはずだったものを。。

今までの仕打ち。本日流したもの
あと、もう一つオマケもな?
大帝国にも、流しておこうぞ

あ、本日の分もあったな
最後、お前達が逃げ惑い
泣き叫ぶ姿もしっかり入っておるわ
クックック。。ハーハハハハッッ
腹が痛いわっ」

「「「「辞めてくれーーー」」」」
狼狽、泣き叫ぶ者達。。。

バカな人達。。
息を吹き返した王女と公爵が
また襲い掛かろうとしてきた。。

「っっっ!!」
アランがぎゅっと抱きしめてきた

「え?!?!」

「では、さらばだ」

「「「「「ごきげんよう
、サヨウナラ。、ふふふっ」」」」」



揃って、転移した

























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