上 下
150 / 150
5章、最終章

番外編、ユリちゃんの独言

しおりを挟む
 はあ~い♡
 あたしの名前はユリでぇす。
 あたしのダーリンの名前はアレクディア様といいます。
 愛妻家のシブイケメンなの。

 生まれて少しした時、一目見て、恋しちゃったの。

 この世の中に、こんなシブイケメンがいるなんて!!!って。

 つい、羽も生え揃ってもないのに、アピールしちゃったわ。

 お陰ででお母様にはバシッって叩かれるし、弟のケリーには白い目で見られたし、ケヴィンおじ様には笑われてしまったわ。


 アレクディア様には奥様がいるけど、すっごい美人で、できた人。
 わたしを娘のように可愛がってくれるの。

 アレクディア様といても、怒らないんですもの。
 まあ、寝室は譲ってあげてるわ。


 そうそう、弟がもう一匹一人できたのよね。名前はリク。

 リクのご主人もイケメンらしいわ。
 すごく甘やかしてるみたい。
 仕事が忙しいらしいから、リクが癒しになってるみたいね。

 いい主人に当たったわね。


 お母様は相変わらず、シェリル様のもとでいるわ。
 変態グレン様を見張っているらしいわ。

 毎日毎日、鬱陶しいほどシェリル様にアピールしてるみたい。
 ケリーによると、変態グレン様の顔にグイグイ蹴りを入れてるみたい。

 プピプピ(近寄るんじゃないわよ)
 ピピピン(シェリル様が汚れる)

 って言ってるんですって。

 お母様はらしいといえばお母様らしいけど、過保護じゃないかしら?

 シェリル様もお年頃だし、恋愛の一つや二つあってもおかしくないでしょうし、ましてや、もう直変態グレン様と婚約してもおかしくないもの。
 チューがあってもおかしくないんじゃないかしら?

 あらやだ、わたしったら、はしたなかったわ。


 でも、そうでしょう。

 まあ、シェリル様はお子ちゃまなところもあるから、の恋愛はまだ難しいかしらね?

 変態グレン様の好意もかすりもしてないし。当分お預けかしら?
 

 わたしに相談してくれるのを待ちましょう。

 シェリル様のお姉様方も相変わらずらしいわ。
 ウララ様とエステル様のところに赤ちゃんができたと聞いたわね。
 おめでたいわ。
 ティティ様の赤ちゃんも元気に育っているみたいだし。
 みんな幸せみたい。
 良かったわ。

 ケヴィンおじ様はアシュリーさん一筋だし。ライクさんもアシュリーラブは変わってないみたい。
 ただ、アシュリーさんは仲間のギルドメンバーと出かけることも多くなったみたいね。
 あら、変態グレン様を認めたってことかしら?

 どっちでもいいわ。
 あたしはアレクディア様さえいたらいいんですもの。


「ユリ、ご飯だよ」

 アレクディア様♡

 ふふっ、アレクディア様とのお食事タイムだわ。
 嬉しい。
 今日のご飯は何かしら?
 今日もアーンしてくださいね。




 *******

 後日、アリスに冷静に突っ込まれた。

「ユリ、あなたは鳥ですからね」


 だから、なんなのよ!!
 鳥が恋愛して、なにがわるいのよ!!
 

            ふんっ(ピッ)


       
        
 
しおりを挟む
感想 433

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(433件)

ころりんたろう
ネタバレ含む
彩華(あやはな)
2024.01.24 彩華(あやはな)

ごもっともなご指摘ありがとうございます。
初期すぎて・・・やはり見ぬふりはダメですね。
今一度振り返るようにします。

ありがとうございます。

解除
HIRO
2023.03.16 HIRO

18 アクロン様→マクロン様では?

彩華(あやはな)
2023.03.16 彩華(あやはな)

ありがとうございます😊

解除
yunashu
2022.11.02 yunashu

グレンと結ばれるエンドじゃなくて良かった〜!それだけはイヤだったので、本当に良かったです!楽しく読ませていただきました!

解除

あなたにおすすめの小説

そろそろ前世は忘れませんか。旦那様?

氷雨そら
恋愛
 結婚式で私のベールをめくった瞬間、旦那様は固まった。たぶん、旦那様は記憶を取り戻してしまったのだ。前世の私の名前を呼んでしまったのがその証拠。  そしておそらく旦那様は理解した。  私が前世にこっぴどく裏切った旦那様の幼馴染だってこと。  ――――でも、それだって理由はある。  前世、旦那様は15歳のあの日、魔力の才能を開花した。そして私が開花したのは、相手の魔力を奪う魔眼だった。  しかも、その魔眼を今世まで持ち越しで受け継いでしまっている。 「どれだけ俺を弄んだら気が済むの」とか「悪い女」という癖に、旦那様は私を離してくれない。  そして二人で眠った次の朝から、なぜかかつての幼馴染のように、冷酷だった旦那様は豹変した。私を溺愛する人間へと。  お願い旦那様。もう前世のことは忘れてください!  かつての幼馴染は、今度こそ絶対幸せになる。そんな幼馴染推しによる幼馴染推しのための物語。  小説家になろうにも掲載しています。

辺境伯聖女は城から追い出される~もう王子もこの国もどうでもいいわ~

サイコちゃん
恋愛
聖女エイリスは結界しか張れないため、辺境伯として国境沿いの城に住んでいた。しかし突如王子がやってきて、ある少女と勝負をしろという。その少女はエイリスとは違い、聖女の資質全てを備えていた。もし負けたら聖女の立場と爵位を剥奪すると言うが……あることが切欠で全力を発揮できるようになっていたエイリスはわざと負けることする。そして国は真の聖女を失う――

将来を誓い合った王子様は聖女と結ばれるそうです

きぬがやあきら
恋愛
「聖女になれなかったなりそこない。こんなところまで追って来るとはな。そんなに俺を忘れられないなら、一度くらい抱いてやろうか?」 5歳のオリヴィエは、神殿で出会ったアルディアの皇太子、ルーカスと恋に落ちた。アルディア王国では、皇太子が代々聖女を妻に迎える慣わしだ。しかし、13歳の選別式を迎えたオリヴィエは、聖女を落選してしまった。 その上盲目の知恵者オルガノに、若くして命を落とすと予言されたオリヴィエは、せめてルーカスの傍にいたいと、ルーカスが団長を務める聖騎士への道へと足を踏み入れる。しかし、やっとの思いで再開したルーカスは、昔の約束を忘れてしまったのではと錯覚するほど冷たい対応で――?

5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?

gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。 そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて 「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」 もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね? 3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。 4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。 1章が書籍になりました。

自業自得って言葉、知ってますか? 私をいじめていたのはあなたですよね?

長岡更紗
恋愛
庶民聖女の私をいじめてくる、貴族聖女のニコレット。 王子の婚約者を決める舞踏会に出ると、 「卑しい庶民聖女ね。王子妃になりたいがためにそのドレスも盗んできたそうじゃないの」 あることないこと言われて、我慢の限界! 絶対にあなたなんかに王子様は渡さない! これは一生懸命生きる人が報われ、悪さをする人は報いを受ける、勧善懲悪のシンデレラストーリー! *旧タイトルは『灰かぶり聖女は冷徹王子のお気に入り 〜自業自得って言葉、知ってますか? 私をいじめていたのは公爵令嬢、あなたですよ〜』です。 *小説家になろうでも掲載しています。

妹と寝たんですか?エセ聖女ですよ?~妃の座を奪われかけた令嬢の反撃~

岡暁舟
恋愛
100年に一度の確率で、令嬢に宿るとされる、聖なる魂。これを授かった令嬢は聖女と認定され、無条件で時の皇帝と婚約することになる。そして、その魂を引き当てたのが、この私、エミリー・バレットである。 本来ならば、私が皇帝と婚約することになるのだが、どういうわけだか、偽物の聖女を名乗る不届き者がいるようだ。その名はジューン・バレット。私の妹である。 別にどうしても皇帝と婚約したかったわけではない。でも、妹に裏切られたと思うと、少し癪だった。そして、既に二人は一夜を過ごしてしまったそう!ジューンの笑顔と言ったら……ああ、憎たらしい! そんなこんなで、いよいよ私に名誉挽回のチャンスが回ってきた。ここで私が聖女であることを証明すれば……。

聖女に負けた侯爵令嬢 (よくある婚約解消もののおはなし)

蒼あかり
恋愛
ティアナは女王主催の茶会で、婚約者である王子クリストファーから婚約解消を告げられる。そして、彼の隣には聖女であるローズの姿が。 聖女として国民に、そしてクリストファーから愛されるローズ。クリストファーとともに並ぶ聖女ローズは美しく眩しいほどだ。そんな二人を見せつけられ、いつしかティアナの中に諦めにも似た思いが込み上げる。 愛する人のために王子妃として支える覚悟を持ってきたのに、それが叶わぬのならその立場を辞したいと願うのに、それが叶う事はない。 いつしか公爵家のアシュトンをも巻き込み、泥沼の様相に……。 ラストは賛否両論あると思います。納得できない方もいらっしゃると思います。 それでも最後まで読んでいただけるとありがたいです。 心より感謝いたします。愛を込めて、ありがとうございました。

旦那様は大変忙しいお方なのです

あねもね
恋愛
レオナルド・サルヴェール侯爵と政略結婚することになった私、リゼット・クレージュ。 しかし、その当人が結婚式に現れません。 侍従長が言うことには「旦那様は大変忙しいお方なのです」 呆気にとられたものの、こらえつつ、いざ侯爵家で生活することになっても、お目にかかれない。 相変わらず侍従長のお言葉は「旦那様は大変忙しいお方なのです」のみ。 我慢の限界が――来ました。 そちらがその気ならこちらにも考えがあります。 さあ。腕が鳴りますよ! ※視点がころころ変わります。 ※※2021年10月1日、HOTランキング1位となりました。お読みいただいている皆様方、誠にありがとうございます。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。