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さて、余計な方々は退出・・・連行されていきました。

さよなら~。

「ライラが皇女様?いままでのご無礼を申し訳ありません」

ユーファミア様が頭をさげる?!

いっやー!!
頭を下げないで。
いやいやいやぁ!!!

クソ野郎!!
どうしてくれる!!

「クソ主人!」
「君が皇女だからだよ」
「ボケられましたか?主人」

皇太子殿下相手に素がでました。

怪訝な顔を向けてきます。

「いい加減にしろ。ライラ。いやライフィア。お前は正真正銘の皇女だと言ってるだろう」
「主人。大丈夫ですか?わたしは庶子ですよ。皇帝陛下にもに忘れられた者です。皇女ではありませんよ」
「主人じゃないと言ってるよな!」
「主人は主人です。拾われなければわたしは死んでいました」

主人が拾ってくれたから、わたしはいるのです。生きてこれたのです。
生きる術をくれたのです。

「兄様。全てお父様の責任です。ライラが今更聞く耳など持ちませんわ」
「わかってる。だからこそケイラーの婚約者にしたんだろ」
「はあぁ?ケイラー様が婚約者?」
「言ったよね?ユーファミア嬢の元に行く時の約束。君の庇護を受け持ってくれたのはケイラーの関係だよ」

ああっ!ありましたね、そんなのが。

「政略結婚の相手がケイラーだよ」
「へー、そうだったんですか?」

知らなかった。
確かに婚約がどーだかありましたが、ユーファミア様のもとに行けるなら、どーでも良かったので・・・気にもしていなかった。
知る必要なかったし。

それは置いて、ユーファミア様にはわたしはわたしのままでいたい。

「ユーファミア様に頭を下げさすなら、わたしはこんな身分いりません」

涙が・・・。

ヤダヤダヤダ。
ユーファミア様がわたしに頭を下げるなんて嫌だ。

「ライフィア」

主人がニタリと笑います。

「なら、許すよな」

っつ。

「僕とファミアの結婚。妨害、しないよな?」
「・・・・・・」
「僕と結婚すれば、君はファミアの臣下として頭を下げる生活ができるぞ」

・・・・・・。

「皇女として、ケイラーと結婚すれば、ファミアに会いに来れるぞ」

・・・この男・・・。
意地でもを実らす気だな。
先に願いを叶えたわたしに当て擦りやがって。
ふん。
そっちがその気なら・・・。

「本当、ですか?」
「勿論だ」
「ずっとユーファミア様の側でいていいですか?」
「ずっと?」
「ずっと、です」

ドン引きしないでください、皆さん。
すごい顔で見ないでください!

「いいの?ライ、フィア様?」
「ライラ。ライラですぅ」

泣きました。
それ以外の名前なんて入りません。
名前を呼んでくれるまで泣いてしまいました。




*******

わたしは皇太子殿下の地位が盤石であるようにしました。


皇太子殿下のためではなく、ユーファミア様のためにです。

手を汚すのも厭いません。


わたしは約束通りにケイラー様と結婚しました。
ユーファミア様のそばでいても良いと約束してくれましたので、それならば文句はありません。
少々鬱陶しいてますが、かまいません。

そしてー、
いつでも主人を貶めるれるように弱点も仕入れておきました。
いつでも離婚オッケーです。
と言っても、ユーファミア様には言えない内容ばかりですが。
人の事いえませんが・・・。

主人といつもバチバチしてます。
ユーファミア様は呆れ、ケイラー様はそれを見てわらいます。



皇太子妃になったユーファミア様は今日もお美しいです。

ますますキラキラと輝いています。

毎日が幸せです。


わたしはユーファミア様が好きです。

好きなのでわたしは

ずっとそばにいます。



好きなのだからー。



              ーおわりー




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みんなの感想(1件)

一
2022.08.14

こんにちわ。
ラスト、ほんわりとしたところに落ち着いていてよかったです。
これからも楽しんで執筆してください。

あと、誤字や脱字ありました。
一気読みしたのでアレですが、「帝国側側→側が多い?」「万事→万死では?」…というのが気になった部分です。
お時間に余裕のある時にご確認ください。

彩華(あやはな)
2022.08.14 彩華(あやはな)

ありがとうございます😊

誤字脱字のご指摘もありがとうございます。
主観的思い込みでなかなか探せなかった・・・。
ありがたいです。

解除

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