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第12話 鉄の結束団①
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ぐつぐつぐつ……。
煮える熊鍋を前に。アルテマは考え込んでいた。
あの後、元一の連絡で六段率いる集落の人間が全員集まり、みんな総出で熊を麓に運んで行った。
そしてその場で解体し、運んでくれたお礼にと肉を分け、解散した。
若者連中は肉だ肉だと大喜びし、小躍りで帰っていった。
食いきれない分は明日にでも業者に売りつけに行く、と元一はほくほく顔で鍋の具合を見ている。
――――婬眼《フェアリーズ》。
アルテマは野趣あふれる匂いのする、その鍋を鑑定してみるが、魔力がないので当然のことながら何の返事も返って来ない。
「そら、煮えましたよ。ささお食べ」
節子が煮えた熊鍋をよそってくれる。
それを受け取ったアルテマはクンカクンカと匂いをかいで警戒する。
べつに出されたものを疑っているわけじゃない。
ただどうしても、初めて口にするものは魔法で安全か鑑定しておかないと気持ちが悪いというだけだ。
魔法力は多分一晩もすれば、少ないなりにもある程度回復しているだろう。
しかし、あの祠は一体何だったのだ?
魔力を吸収する祠。
そしてその場所に転移した私。
そこから連想する答えは一つ。
あの祠こそが、私をこの世界へ転移させてくれた装置だと言うことだ。
なれば、あの祠に魔力を吸収させ続ければ、再び元の世界への扉が開くかもしれない。――――いや、きっとそうに違いない。
いいぞ、手掛かりが手に入った。
さっそく明日も魔力を注入しに行ってみよう。
アルテマはニンマリ笑うと熊肉を一口食べてみた。
「――――!? うまい!??」
「そうじゃろう? これはな味噌とゴボウが決め手なんじゃ。熊肉は臭いという連中がいるが、きちんと処理して正しく料理すればこれほど美味いものはない。精もつくしたっぷり食べるがいいぞ、わははははははっ!!」
上機嫌に笑う元一。
そこへ節子が不機嫌そうに、
「何がわははですか、まだ怪我も治っていないアルテマを山の中に連れ出すなんて、もしも何かあったらどうするつもりだったんですか!?」
「いや……まぁ、ワシもこんな麓近くに熊が出るとは思ってなかったもんでな……それでも万が一を考えて銃を持って入ったんじゃから、別にいいじゃろう?」
「よくないですよ。最近は熊も民家に近づいてくるようになったって言うじゃないですか!?」
「……まぁのぅ。猟友会でもそのことは問題になっておる」
「そうでしょう? だったら用心してもらわないと!! アルテマや、明日からはもう山に近づいては駄目ですからね!! いいですか?」
――――ブッ!!
と、飲んでた汁を吹き出すアルテマであった。
――――次の日。
「……こいつは困ったぞ」
アルテマは頭を抱えつつ集落の道を一人で歩いていた。
――――婬眼《フェアリーズ》。
『異世界の履物、サンダル。使い勝手良し。足の爪に注意だよ』
一晩寝たら魔力も回復していた。
もちろん元の世界にいた頃の魔力は戻っていない、この世界の少ない魔素量なりの回復である。
熊肉が効いたのか、身体は元気で軽い。
本当ならすぐにでも昨日の祠へ登って、様子を確かめに行きたいのだが、昨晩それを禁じられてしまい山に入ることが出来ない。
今日は元一も熊を売りに出かけていて、今は自分一人だ。
節子が見てないうちにこっそり登ってしまえばいいじゃないか。
とも思ってしまたが、拾ってもらい、看病してもらった上に食事を含め泊めてもらっている恩人の言葉を無視するなど、騎士である自分には絶対に出来ない。
『いいですか、山はもちろん、この集落からは絶対出てはいけませんからね。あと道を歩く時は車に気をつけて、それから知らない人には付いていかない、落ちてるものを拾って食べない、一人で川辺に行かない――――』
などなど。
家を出るとき節子に言われた言葉である。
自分の中身は大人だと言っているのだが……節子にしてみればそれでも充分に子供だと言って、聞いてはくれなかった。
何とかして節子を説得し、山に入る許可をきちんと得なければ……。
などと考え歩いていると、緑の網柵で囲んだ広場と、その奥に大きな建物が見える場所に出た。
奥の建物には『鉄の結束荘』と書かれた大きな木の看板と『働いたら負け』『努力は悪』などと書き殴られた横断幕が張り付けられていた。
「な……なんじゃ、あれは??」
それを呆然とした顔で眺めるアルテマ。
すると中から一人の男が出てきて、何やらブツブツ呟き始める。
やがてアルテマの視線に気がつくと、その男は笑顔で手を振って近づいてきた。
「やあ、アルテマさん。昨日はご馳走様でした。お散歩ですか?」
「うむ。まだまだこの集落のことを知らないからな。色々見て回っている。……お前はたしかヨウツベとか言ったか?」
「おお、僕の事を覚えてくれなんですね!! 異世界の騎士様に愛称を呼ばれるだなんて感激だなぁ!!」
そう言ってヨウツベは持っていた黒い箱をアルテマに向ける。
「この建物は……ずいぶん大きいが、ここはお前の家なのか?」
「え? ああ~~まぁ……そんなとこですが。ここは僕たち『鉄の結束団』みんなの共同家屋なんですよ。良かったら入ってみませんか?」
「ほお……?」
招かれて、崩れかかった石門から広場に入るアルテマ。
石門には銅のプレートがはめ込んであって、そこには『蹄沢《ひずめざわ》小学校』と字が彫られていた。
煮える熊鍋を前に。アルテマは考え込んでいた。
あの後、元一の連絡で六段率いる集落の人間が全員集まり、みんな総出で熊を麓に運んで行った。
そしてその場で解体し、運んでくれたお礼にと肉を分け、解散した。
若者連中は肉だ肉だと大喜びし、小躍りで帰っていった。
食いきれない分は明日にでも業者に売りつけに行く、と元一はほくほく顔で鍋の具合を見ている。
――――婬眼《フェアリーズ》。
アルテマは野趣あふれる匂いのする、その鍋を鑑定してみるが、魔力がないので当然のことながら何の返事も返って来ない。
「そら、煮えましたよ。ささお食べ」
節子が煮えた熊鍋をよそってくれる。
それを受け取ったアルテマはクンカクンカと匂いをかいで警戒する。
べつに出されたものを疑っているわけじゃない。
ただどうしても、初めて口にするものは魔法で安全か鑑定しておかないと気持ちが悪いというだけだ。
魔法力は多分一晩もすれば、少ないなりにもある程度回復しているだろう。
しかし、あの祠は一体何だったのだ?
魔力を吸収する祠。
そしてその場所に転移した私。
そこから連想する答えは一つ。
あの祠こそが、私をこの世界へ転移させてくれた装置だと言うことだ。
なれば、あの祠に魔力を吸収させ続ければ、再び元の世界への扉が開くかもしれない。――――いや、きっとそうに違いない。
いいぞ、手掛かりが手に入った。
さっそく明日も魔力を注入しに行ってみよう。
アルテマはニンマリ笑うと熊肉を一口食べてみた。
「――――!? うまい!??」
「そうじゃろう? これはな味噌とゴボウが決め手なんじゃ。熊肉は臭いという連中がいるが、きちんと処理して正しく料理すればこれほど美味いものはない。精もつくしたっぷり食べるがいいぞ、わははははははっ!!」
上機嫌に笑う元一。
そこへ節子が不機嫌そうに、
「何がわははですか、まだ怪我も治っていないアルテマを山の中に連れ出すなんて、もしも何かあったらどうするつもりだったんですか!?」
「いや……まぁ、ワシもこんな麓近くに熊が出るとは思ってなかったもんでな……それでも万が一を考えて銃を持って入ったんじゃから、別にいいじゃろう?」
「よくないですよ。最近は熊も民家に近づいてくるようになったって言うじゃないですか!?」
「……まぁのぅ。猟友会でもそのことは問題になっておる」
「そうでしょう? だったら用心してもらわないと!! アルテマや、明日からはもう山に近づいては駄目ですからね!! いいですか?」
――――ブッ!!
と、飲んでた汁を吹き出すアルテマであった。
――――次の日。
「……こいつは困ったぞ」
アルテマは頭を抱えつつ集落の道を一人で歩いていた。
――――婬眼《フェアリーズ》。
『異世界の履物、サンダル。使い勝手良し。足の爪に注意だよ』
一晩寝たら魔力も回復していた。
もちろん元の世界にいた頃の魔力は戻っていない、この世界の少ない魔素量なりの回復である。
熊肉が効いたのか、身体は元気で軽い。
本当ならすぐにでも昨日の祠へ登って、様子を確かめに行きたいのだが、昨晩それを禁じられてしまい山に入ることが出来ない。
今日は元一も熊を売りに出かけていて、今は自分一人だ。
節子が見てないうちにこっそり登ってしまえばいいじゃないか。
とも思ってしまたが、拾ってもらい、看病してもらった上に食事を含め泊めてもらっている恩人の言葉を無視するなど、騎士である自分には絶対に出来ない。
『いいですか、山はもちろん、この集落からは絶対出てはいけませんからね。あと道を歩く時は車に気をつけて、それから知らない人には付いていかない、落ちてるものを拾って食べない、一人で川辺に行かない――――』
などなど。
家を出るとき節子に言われた言葉である。
自分の中身は大人だと言っているのだが……節子にしてみればそれでも充分に子供だと言って、聞いてはくれなかった。
何とかして節子を説得し、山に入る許可をきちんと得なければ……。
などと考え歩いていると、緑の網柵で囲んだ広場と、その奥に大きな建物が見える場所に出た。
奥の建物には『鉄の結束荘』と書かれた大きな木の看板と『働いたら負け』『努力は悪』などと書き殴られた横断幕が張り付けられていた。
「な……なんじゃ、あれは??」
それを呆然とした顔で眺めるアルテマ。
すると中から一人の男が出てきて、何やらブツブツ呟き始める。
やがてアルテマの視線に気がつくと、その男は笑顔で手を振って近づいてきた。
「やあ、アルテマさん。昨日はご馳走様でした。お散歩ですか?」
「うむ。まだまだこの集落のことを知らないからな。色々見て回っている。……お前はたしかヨウツベとか言ったか?」
「おお、僕の事を覚えてくれなんですね!! 異世界の騎士様に愛称を呼ばれるだなんて感激だなぁ!!」
そう言ってヨウツベは持っていた黒い箱をアルテマに向ける。
「この建物は……ずいぶん大きいが、ここはお前の家なのか?」
「え? ああ~~まぁ……そんなとこですが。ここは僕たち『鉄の結束団』みんなの共同家屋なんですよ。良かったら入ってみませんか?」
「ほお……?」
招かれて、崩れかかった石門から広場に入るアルテマ。
石門には銅のプレートがはめ込んであって、そこには『蹄沢《ひずめざわ》小学校』と字が彫られていた。
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