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第二部

第27話 ※

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 指を引き抜き愛蜜を涎のように垂らす蜜孔に舌を這わせる。動物がするようにわざとピチャピチャと音を立てて蜜を舐めとればくぐもった声と共にエルーシアの体が跳ねる。ずるずると体をずり上げる太ももを両手で抱き込んだ。

「ダメ、逃さないよ」
「ンンッンッ」

 顔をぶんぶん左右に振って涙を流すエルーシアを笑顔で黙殺し再び秘裂に舌を這わせる。肉襞を丁寧に舐め進め、隠れた肉芽を舌で探り当てる。上半身をのけぞらせビクビク震える肢体を押さえ込み唇で秘芯を咥えゆっくりと舐めなぶる。体の力みでエルーシアが堪える限界がわかる。イきそうになれば愛撫をやめ寸止めした。不満のような悲鳴のようなくぐもった声にエデルはいい笑顔だ。

「ェデ‥」
「イっちゃダメだよ」

 口を押さえ眉根を下げてぼろぼろと泣き出す顔が愛おしい。再び口淫で赤い尖りをいたぶり可愛がる。指三本で同時に膣壁を擦り上げる。どこが弱いのかエデルはエルーシアを知り尽くしていた。イきそうになれば指を止める。寸止めを何度かすればエルーシアから切なげな声がした。

「ェデル‥もぅムリ‥ゆるし‥て‥」
「うん?もうダメ?僕はもうちょっとこっちを可愛がりたいんだけど」
「おねがぃ‥もうなかで‥」
「中で?ここも可愛がってるよ?」

 指を動かせばエルーシアの膣襞がうねりエデルの指をぎゅうぎゅうに締め付けた。エルーシアの言いたいことはわかっている。散々寸止めした。相当辛いだろう。先回りして望みを叶えるのは簡単だ。だけどちゃんと言ってほしい。ちゃんと言わせたい。
 羞恥で言い淀むエルーシアの頭を撫でて耳元で囁いた。

「ほら頑張って。言ってごらん、どうして欲しい?」
「ふぇ‥‥もっとおく‥きもち‥よくして‥イかせて‥」

 羞恥を堪え真っ赤な顔で涙にふるふる震えて強請るエルーシアの顔にぞくぞくと喜悦が走る。
 シュミーズを纏い脚を広げしどけなく乱れるエルーシア。廃屋で愛し合っていた頃の夜着を纏った無垢なエルーシアを思い出す。あの頃のエデルはひたすらに耐える日々だった。だが今はその先に行ける。
 切ない劣情のままに荒い息ごとエルーシアの口を塞ぎ口内を舐め上げた。

「うん、上手に言えたね」

 エデルは前を解いて取り出した自身を蜜口に充てがう。すでに濡れている屹立をゆるゆると蜜口から浅く出し入れした。
 最初の頃はエルーシアの膣が小さいが故に巨根の挿入に時間がかかったが慣らされた今では滑らかに呑み込める様になった。膣壁の前側を浅く擦られぬちょぬちょと蜜の音が淫らに部屋に響く。

「アァんッ」
「ここイイとこだったよね?気持ちイイ?僕のが出たり入ったりしてる。大丈夫?痛くない?」
「いた‥ない‥ぁん‥でも」
「でも奥がいいの?エルシャは可愛い欲張りさんだね。仕方がないなぁ‥いいよ、じゃあ」

 硬く勃ち上がった怒張がずんと一気にエルーシアの中に沈められた。ガツンとお互いの下腹部がぶつかった。

「ひぃんッァアアアッ」
「———存分にヨくなって」

 太くて硬い剛直で膣奥を一息に抉られ衝撃で仰反るエルーシアの腰を抱き寄せ、さらに間髪入れず膣奥を穿うがつ。

「ひぁッあぅッイッヤアァァッ」
「ご褒美だよッたくさんッ声出してッイってッ」

 散々堪えて焦らされた後に与えられた強烈な淫悦。悲鳴のような嬌声をあげてエルーシアがガクガクと身を逸らし達した。辛抱した反動かいっそ声が大きい。張り合うつもりもなかったが隣に丸聞こえだろう。それに構わずエデルはさらに腰を打ち付ける。興奮からますます硬く滾る陰茎でゴリゴリと膣奥を抉った。

「フフッいい声がッ出たッもっとッ哭いてッ」
「ヤァッイヤァッダメェッ」
「ハァ‥‥我慢したから気持ちいいね?大丈夫、声聞こえてないよ、きっとッねッ」
「そんな‥ひゃんッダメッまた‥ッ」

 揺さぶられ上にずりあがるエルーシアの腰を掴んで引き摺り下ろす。そしてさらに腰を振り奥に硬い雄をねじ込んだ。ぎゅうぎゅうに締め上げる膣襞がエデルの腰を蕩した。膣道からギリギリまで引き出した楔を勢いよく膣奥まで打ち込む。ガツガツと子宮をねじ開ける勢いだ。エルーシアの悲鳴のような嬌声が部屋に響く。

「ぁんッひゃんッエデッあぁんッはげしッ」
「ハァ‥めちゃくちゃイィ‥」

 己の剛直で散々エルーシアを哭かせエデルが満足げに息を吐いて蕩けるように微笑んだ。

「今日もものすごくイイよ可愛いエル‥果てないようにするのが大変だ」
「ハァ‥アァ‥エデ‥」
「今日は‥ちょっと違う感じにしようかな」

 エデルは朦朧と荒い息のエルーシアを抱き起こす。下はつながったままだ。エデルと向かい合い視界が変わりエルーシアがおたおたとエデルの肩に手を置いた。

「‥‥エ‥?」
「目線が近いでしょ?こういうこともできるんだよ。ほら跨って。初夜の時にもしたよ?」
「そん‥な‥はしたないわ‥ぁん」
「あの時は媚薬で大丈夫だったのかな?多分これも気に入るから。膝で立てるから怖くないでしょう?」
「エ‥エデル‥」
「あの薬もまた今度準備しようね。あの時の乱れたエルシャもすごく可愛かったよ」

 ベッドに後ろ手をついて上半身を起こし脚を伸ばすエデルの上に跨り、エルーシアが恥じらって抱きついた。耳まで真っ赤だ。エルーシアは最近エデルと乗馬もするがそれも横座り。普段の生活で何かに足を広げて跨ることもない。モジモジと恥入りながらも深く貫く楔を膣襞がきつく締め付けた。その甘露の愉悦にエデルが熱い息を吐いた。

 ああ、もう本当に‥可愛いなぁ‥堪らない

「エデル‥脱いでないわ。シワになっちゃう」
「エルシャに夢中で忘れてた。脱がせてくれる?」
「わ‥私が‥?あぁんッ」
「今両手がエルシャのお世話をしてるから。エルシャは僕のお世話をして」

 エデルの手はエルーシアの秘裂を探りぷっくり勃ち上がっている肉芽をくすぐるように撫で、空いた手でシュミーズ越しに乳房を揉んでいた。

「やんッできな‥手を止めて‥」
「大丈夫、ほら出来るから。気持ちいいでしょう?」

 熱い吐息を吐いて涙目で震えるエルーシアがエデルのコートを肩から落とす。その顔を見てエデルにむらむらと悪戯心が湧いた。エルーシアがさらに震える手でタイを解こうとするところでエデルが乳房を掬い上げ先端に吸い付いた。シュミーズ越しに尖りをねっとり舐め上げる。エルーシアがビクビクと身を反らして胸を突き出した。

「やん‥ダメェ‥脱がせてるのに‥ひゃんッ」
「脱がせるってなんかやらしい」
「もう!エデルが言ったの‥あァンッダメ‥そっちも‥」
「そうだっけ?フフッこっちも良くなった」

 シュミーズにたっぷり唾液が染みてエルーシアの胸の色づく先端が透けて見えていた。それに気がついたエルーシアが悲鳴を上げて両手でそこを隠した。

「きゃあ!もう!エデルのえっち!」
「懐かしくてつい。服を着たままスるのも久しぶりだしね」
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