27 / 109
異世界生活
異世界農業②
しおりを挟む
リンゴの木を作り終え、実食。
あまりの回復力に驚いた。
8等分したリンゴの内、桜が食べたのは3切れ。
それでリンゴの木を作るのに消費した4000近いMPが回復したのだ。
リンゴ1つ当りに秘められた回復性能は上級ポーションに匹敵する。
8分の1のたった1切れでも中級ポーションに匹敵るする優れものだ。
「さぁ!どんどんやるよ!」
「やるよぉ!」
腕まくりをしてミカンの木を作る。
先程同様に地に手を当てて魔素を流し込む。
より甘く、より水水しく。
イメージと共に魔素を流し込む。
向日葵も変わらずポーズと表情だけは一人前だ。
先程よりも速く、そして消費MPを少なくしてミカンの木が完成。
桜は、今まで鑑定を疎かにしていたことに気が付いたようで、すぐさまミカンの性能を見た。
真似するようにミカンを睨みつける向日葵。
真剣な表情なので笑いにくいが、ついつい和んでしまう。
【ミカン レア度S】
・HP上回復。
・MP上回復。
・SP上回復。
こちらも問題なく高性能。
桜の行動を見てユグドラシルは驚いた。
先程よりも速く、消費MPを少なくミカンの木を作り上げたからだけではない。
物にしても魔物にしても鑑定をして情報を得ることは生存率を上げる。
桜が魔物などとの戦闘時を想定して、意識的に素早くミカンを鑑定した様子を見て、学習能力の高さに驚いたのだ。
元々の頭の良さに魔法神マーリンの加護が加わり、知力が高い。
そのため、様々な面で物覚えが良いようだ。
ミカンを剥いて一口食べる。
リンゴ同様に、高級ミカンのように甘くておいしい。
繊維も全く気にならない。
向日葵がミカンを食べている間に、小さなピーマンの木を2本。
人参、キャベツ、ジャガイモ、玉ねぎ、ニンニクをそれぞれ10個ずつ作った。
作った野菜は収穫してアイテムボックスにしまっておく。
「この中に入れておけば腐らないって本当に便利」
食材を手にする様になって、駄神改め、時空神クロノスから授かったアイテムボックスに感謝が強まる。
「これって放置してたらどうなるの?」
畝に作った野菜は収穫済み。
何も残っていないため、放置で良い。
しかし、ピーマンは収穫しても小さな木が残る。
リンゴとミカンは全て収穫するのは大変。
魔法で出来なくはないが、可能なら必要分だけ取って放置したい。
「しばらくすると新しい実が出来たり、今ある実が落ちます」
当たり前の回答が返ってきた。
収穫や水やりが日課になりそうだ。
大樹の家の傍で結界魔法の中にあるため、甘い匂いに誘われて魔物が侵入してくることもない。
結界魔法が元居た世界にあったなら、鳥害や獣害に悩む農家の人たちは喜んだ事だろう。
ピーマン、リンゴ、ミカンの木はそのままに、包丁や鍋などを作るために少し移動。
昨日ユグドラシルが作った石製の焼き台やテーブルのあるところに来た。
「えっと……。これと……。これはこうして……」
桜は何やら呟きながら地魔法でどんどん作り出していく。
鋭い石の包丁。
石製の口が広く浅い鍋。
石製の寸胴鍋。
石製の焼き台の横に、石製の調理台を作る。
どちらも表面が滑らかで、高度な魔力制御によって作られていることが読み取れる。
「これと同じものを木で作れるかな?」
桜は地魔法で石のおたまとまな板を作りユグドラシルに見せた。
石製のおたまは重くて混ぜにくく、掻き混ぜたときに鍋とぶつかってかける可能性がある。
まな板も同様だ。
欠けた石が体内に入っては一大事。
ユグドラシルは用途にあった木の質感で再現。
後は蓮が狩ってくる肉を待つだけ。
「ねぇユグドラシルさん。こういうのは作れる?」
桜は地面に絵を描き説明した。
しなり易い木の棒。
棒の下部には丸い滑車があり、服に使用させる繊維が巻かれている。
棒の中部から先端にかけて輪があり、輪の中を繊維が通る仕組みになっている。
釣り竿だ。
ユグドラシルは念のため桜の記憶を読み取らせてもらい、即座に再現。
長さ、重さ、しなり具合、滑車の滑らかさ、繊維の強度。
どれも完璧だ。
釣り針は地魔法を使い石作り。
半月状に弧を描く返しのある石針を作る。
硬すぎると折れるため、少し粘度のある石をイメージ。
そこに繊維を巻き付け出来上がり。
「ひまちゃん、お魚釣りしてみる?」
「おさかな!する!」
暇を持て余し始めた向日葵の遊び道具だ。
それに蓮が返ってくるまでに何か1匹くらい釣って驚かせたい。
万が一、何かあれば助けてもらえるようにユグドラシルに伝え、一緒に湖の畔に移動。
貼りに小さく切ったウマドリの肉をつけて、湖に投げ入れる。
竿を持つ向日葵。
向日葵を後ろから抱き締めるようにして竿を一緒に持つ桜。
クイ……。クイ……。グイッ!
弱い引きが、強い引きへと変わる瞬間に竿を立てて会わせる。
「よし!巻くよ!」
「うん!」
向日葵が滑車部分を回して手を痛めてはいけないため、桜が回し、向日葵は桜の手の甲に手を添えている。
重く強い引き。
大物だ。
「雷魔法で弱らせては?」
ユグドラシルがいきなりとんでもないことを言う。
効率は良いが、そういう問題ではない。
食物連鎖において、過程を楽しむという事は無駄な行為だ。
合理的に考えればユグドラシルの意見があっている。
しかし、向日葵に体験学習をさせるには、魔法に頼らない方が良いこともある。
ユグドラシルの言葉に『それじゃあダメなの』とにこやかに返答し、滑車を巻き続ける。
ザバァ……。
格闘の末に吊り上げられたのは鮭の様な魚。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【キングトラウト Level:3】
HP:30 / 30
MP:10 / 10
SP:12 / 60
筋力:20 攻撃力:20
耐久:40 防御力:40
知力:30 魔力:30
抵抗:40 抵抗力:40
敏捷:45
器用:22
幸運:11
【スキル】
危険察知Lv3、水魔法Lv1、鱗強化Lv1
【属性】
水Lv1、光Lv1
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ただの魚のように見えて、ちゃんと魔物に分類されるのだと感じた。
体調は60cm程度。
なかなかの大きさだ。
「やたぁ!すごい!?すごい!?」
「やったねぇ!すごいすごい!」
向日葵は目を輝かせながら飛び跳ね桜に聞く。
桜は向日葵を抱き上げ、クルクルと回り抱きしめた。
向日葵は、褒めろと言わんばかりにユグドラシルを見てドヤ顔をしている。
この世界に来てから1番明るく良い表情であることに気づいたユグドラシルは、桜と同じように抱き上げ、回り、そして抱きしめた。
「ヒマワリ様。とっても凄いですよ」
ユグドラシルが優しく伝えると向日葵はご満悦。
そして向日葵の視線はあるものに釘付けとなった。
あまりの回復力に驚いた。
8等分したリンゴの内、桜が食べたのは3切れ。
それでリンゴの木を作るのに消費した4000近いMPが回復したのだ。
リンゴ1つ当りに秘められた回復性能は上級ポーションに匹敵する。
8分の1のたった1切れでも中級ポーションに匹敵るする優れものだ。
「さぁ!どんどんやるよ!」
「やるよぉ!」
腕まくりをしてミカンの木を作る。
先程同様に地に手を当てて魔素を流し込む。
より甘く、より水水しく。
イメージと共に魔素を流し込む。
向日葵も変わらずポーズと表情だけは一人前だ。
先程よりも速く、そして消費MPを少なくしてミカンの木が完成。
桜は、今まで鑑定を疎かにしていたことに気が付いたようで、すぐさまミカンの性能を見た。
真似するようにミカンを睨みつける向日葵。
真剣な表情なので笑いにくいが、ついつい和んでしまう。
【ミカン レア度S】
・HP上回復。
・MP上回復。
・SP上回復。
こちらも問題なく高性能。
桜の行動を見てユグドラシルは驚いた。
先程よりも速く、消費MPを少なくミカンの木を作り上げたからだけではない。
物にしても魔物にしても鑑定をして情報を得ることは生存率を上げる。
桜が魔物などとの戦闘時を想定して、意識的に素早くミカンを鑑定した様子を見て、学習能力の高さに驚いたのだ。
元々の頭の良さに魔法神マーリンの加護が加わり、知力が高い。
そのため、様々な面で物覚えが良いようだ。
ミカンを剥いて一口食べる。
リンゴ同様に、高級ミカンのように甘くておいしい。
繊維も全く気にならない。
向日葵がミカンを食べている間に、小さなピーマンの木を2本。
人参、キャベツ、ジャガイモ、玉ねぎ、ニンニクをそれぞれ10個ずつ作った。
作った野菜は収穫してアイテムボックスにしまっておく。
「この中に入れておけば腐らないって本当に便利」
食材を手にする様になって、駄神改め、時空神クロノスから授かったアイテムボックスに感謝が強まる。
「これって放置してたらどうなるの?」
畝に作った野菜は収穫済み。
何も残っていないため、放置で良い。
しかし、ピーマンは収穫しても小さな木が残る。
リンゴとミカンは全て収穫するのは大変。
魔法で出来なくはないが、可能なら必要分だけ取って放置したい。
「しばらくすると新しい実が出来たり、今ある実が落ちます」
当たり前の回答が返ってきた。
収穫や水やりが日課になりそうだ。
大樹の家の傍で結界魔法の中にあるため、甘い匂いに誘われて魔物が侵入してくることもない。
結界魔法が元居た世界にあったなら、鳥害や獣害に悩む農家の人たちは喜んだ事だろう。
ピーマン、リンゴ、ミカンの木はそのままに、包丁や鍋などを作るために少し移動。
昨日ユグドラシルが作った石製の焼き台やテーブルのあるところに来た。
「えっと……。これと……。これはこうして……」
桜は何やら呟きながら地魔法でどんどん作り出していく。
鋭い石の包丁。
石製の口が広く浅い鍋。
石製の寸胴鍋。
石製の焼き台の横に、石製の調理台を作る。
どちらも表面が滑らかで、高度な魔力制御によって作られていることが読み取れる。
「これと同じものを木で作れるかな?」
桜は地魔法で石のおたまとまな板を作りユグドラシルに見せた。
石製のおたまは重くて混ぜにくく、掻き混ぜたときに鍋とぶつかってかける可能性がある。
まな板も同様だ。
欠けた石が体内に入っては一大事。
ユグドラシルは用途にあった木の質感で再現。
後は蓮が狩ってくる肉を待つだけ。
「ねぇユグドラシルさん。こういうのは作れる?」
桜は地面に絵を描き説明した。
しなり易い木の棒。
棒の下部には丸い滑車があり、服に使用させる繊維が巻かれている。
棒の中部から先端にかけて輪があり、輪の中を繊維が通る仕組みになっている。
釣り竿だ。
ユグドラシルは念のため桜の記憶を読み取らせてもらい、即座に再現。
長さ、重さ、しなり具合、滑車の滑らかさ、繊維の強度。
どれも完璧だ。
釣り針は地魔法を使い石作り。
半月状に弧を描く返しのある石針を作る。
硬すぎると折れるため、少し粘度のある石をイメージ。
そこに繊維を巻き付け出来上がり。
「ひまちゃん、お魚釣りしてみる?」
「おさかな!する!」
暇を持て余し始めた向日葵の遊び道具だ。
それに蓮が返ってくるまでに何か1匹くらい釣って驚かせたい。
万が一、何かあれば助けてもらえるようにユグドラシルに伝え、一緒に湖の畔に移動。
貼りに小さく切ったウマドリの肉をつけて、湖に投げ入れる。
竿を持つ向日葵。
向日葵を後ろから抱き締めるようにして竿を一緒に持つ桜。
クイ……。クイ……。グイッ!
弱い引きが、強い引きへと変わる瞬間に竿を立てて会わせる。
「よし!巻くよ!」
「うん!」
向日葵が滑車部分を回して手を痛めてはいけないため、桜が回し、向日葵は桜の手の甲に手を添えている。
重く強い引き。
大物だ。
「雷魔法で弱らせては?」
ユグドラシルがいきなりとんでもないことを言う。
効率は良いが、そういう問題ではない。
食物連鎖において、過程を楽しむという事は無駄な行為だ。
合理的に考えればユグドラシルの意見があっている。
しかし、向日葵に体験学習をさせるには、魔法に頼らない方が良いこともある。
ユグドラシルの言葉に『それじゃあダメなの』とにこやかに返答し、滑車を巻き続ける。
ザバァ……。
格闘の末に吊り上げられたのは鮭の様な魚。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【キングトラウト Level:3】
HP:30 / 30
MP:10 / 10
SP:12 / 60
筋力:20 攻撃力:20
耐久:40 防御力:40
知力:30 魔力:30
抵抗:40 抵抗力:40
敏捷:45
器用:22
幸運:11
【スキル】
危険察知Lv3、水魔法Lv1、鱗強化Lv1
【属性】
水Lv1、光Lv1
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ただの魚のように見えて、ちゃんと魔物に分類されるのだと感じた。
体調は60cm程度。
なかなかの大きさだ。
「やたぁ!すごい!?すごい!?」
「やったねぇ!すごいすごい!」
向日葵は目を輝かせながら飛び跳ね桜に聞く。
桜は向日葵を抱き上げ、クルクルと回り抱きしめた。
向日葵は、褒めろと言わんばかりにユグドラシルを見てドヤ顔をしている。
この世界に来てから1番明るく良い表情であることに気づいたユグドラシルは、桜と同じように抱き上げ、回り、そして抱きしめた。
「ヒマワリ様。とっても凄いですよ」
ユグドラシルが優しく伝えると向日葵はご満悦。
そして向日葵の視線はあるものに釘付けとなった。
822
お気に入りに追加
1,697
あなたにおすすめの小説
「お前のような役立たずは不要だ」と追放された三男の前世は世界最強の賢者でした~今世ではダラダラ生きたいのでスローライフを送ります~
平山和人
ファンタジー
主人公のアベルは転生者だ。一度目の人生は剣聖、二度目は賢者として活躍していた。
三度目の人生はのんびり過ごしたいため、アベルは今までの人生で得たスキルを封印し、貴族として生きることにした。
そして、15歳の誕生日でスキル鑑定によって何のスキルも持ってないためアベルは追放されることになった。
アベルは追放された土地でスローライフを楽しもうとするが、そこは凶悪な魔物が跋扈する魔境であった。
襲い掛かってくる魔物を討伐したことでアベルの実力が明らかになると、領民たちはアベルを救世主と崇め、貴族たちはアベルを取り戻そうと追いかけてくる。
果たしてアベルは夢であるスローライフを送ることが出来るのだろうか。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
異世界のんびり料理屋経営
芽狐
ファンタジー
主人公は日本で料理屋を経営している35歳の新垣拓哉(あらかき たくや)。
ある日、体が思うように動かず今にも倒れそうになり、病院で検査した結果末期癌と診断される。
それなら最後の最後まで料理をお客様に提供しようと厨房に立つ。しかし体は限界を迎え死が訪れる・・・
次の瞬間目の前には神様がおり「異世界に赴いてこちらの住人に地球の料理を食べさせてほしいのじゃよ」と言われる。
人間・エルフ・ドワーフ・竜人・獣人・妖精・精霊などなどあらゆる種族が訪れ食でみんなが幸せな顔になる物語です。
「面白ければ、お気に入り登録お願いします」
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる