20 / 109
異世界生活
女神の加護で成長チート②
しおりを挟む
日が暮れ、異世界に来て初めての夜を迎える。
ユグドラシルの用意した大きな石の焼き台で、ぶつ切りにした巨大な鳥の肉を焼く。
調味料などが無いため、ただ焼くだけ。
「ウマドリに味付けなど要らぬ」
美味い鳥型の魔物だからウマドリなのか。
それとも少し馬顔の鳥型の魔物だからウマドリなのか。
ジュゥ……。
真相は定かではない。
しかし、焼く音と匂いで、焼くだけで充分にうまいという事だけはわかった。
焼けば焼くほどに、ウマドリの肉から脂が出る。
ジュゥ……。
ユグドラシルの用意した木製の大きなコテでひっくり返す。
もう片面はしっかりと焼けている。
リルはまだかまだかと尻尾を振り、涎を滝の様に流しながら待っている。
「お!に!く!お!に!く!」
向日葵は早くも席につき、木製のナイフとフォークを手に持ち歌っている。
焼けた肉を桜が木の皿に盛り、蓮が配膳する。
つまみ食いしそうになるほど良いに匂いだ。
「はーい。お待たせ」
「それでは!おててをあわせてぇ!いただいまーす!」
準備が終わり、全員が席に付くと同時にかかる向日葵の号令。
「っ!?」
「うまうまぁ!」
口に入れた瞬間に肉汁と鶏肉と炭火の様な香りが広がる。
とてつもなく美味しく、フォークが止まらない。
普段なら向日葵に『うまうまじゃなくて、美味しいでしょ』と言葉使いを注意するが、あまりの美味さに忘れていた。
ただ焼いただけでこれほどの美味さ。
もし調味料を手に入れれば、頬がとろけるのではないだろうか。
蓮達はそんな話をしながら、異世界に来て初めての肉に感動した。
「これほどうまいのは初めてじゃ!」
今まで狩ったウマドリをそのまま食していたリルは、血抜きをするだけでこれほど臭みが消え、味わいが増すのかと衝撃を受けた。
よほどお腹が空いていたのか、美味さに衝撃を受け過ぎたのか、リルは1分もしないうちに平らげてしまった。
「も、もう無いのか……?」
残念そうに桜を見つめるリル。
その眼差しに負け、食事の手を止めて、アイテムボックスから肉を取り出した。
石の焼き台に乗せ、表面を火魔法で炙りながら時短して焼く。
魔法のそういう使い方を思い付き、自然と行動に移せる所が、才能の怖さだ。
焼き上がった肉をリルの皿に盛ると、再びガツガツと食べ始めた。
「リル。ありがとうだよ」
「む、むぅ。感謝する」
「はい。召し上がれ」
食事の手を止めてまで用意してくれたものをお礼も言わずに食べ出すリルに、蓮が感謝を促す。
リルは貫禄のある話し方だが、素直で聞き入れる耳を持っている。
プライドや恥が邪魔して、感謝や謝罪ができないような盆暗ではないと安心した。
「リルはフェンリルの王様って言ってたけど、フェンリルって群れで生活するの?」
「いや、群れることはない」
そもそもフェンリルは世界に数えるほどしかおらず、リル自身、同族に会ったのは100年以上も前だそうだ。
群れない習性から、集団生活をするのは、子が成長するまでのわずか数年だけ。
一度に生まれるのも1体か2体程度。
集団生活をしたことが無いため、気持ちを伝える習慣が欠けているようだ。
「群れないならどうやって王になったんだ?」
「称号を賜ったのだ」
称号。
偉業を成し遂げ、神が認めた者にだけ与えられるもの。
人々の間で与えられる社会的な地位や役職とは訳が違い、加護を授かる事に近いそうだ。
「数百年前じゃが古代竜と戦い、打ち破った時に授かったのだ」
「へぇ、そうなん……だ。古代竜!?」
自然な流れで言うため、一瞬納得しかけてしまった。
「その戦いの時にできたのが、竜の山の麓にある巨大な渓谷です」
そうユグドラシルが補足する。
両者の争いは、想像を絶するほどの規模で、植物界への影響も大きかったため、よく覚えているそうだ。
「両者の強力な魔素の影響もあって、希少な鉱石が多いんですよ」
ゲームや漫画で聞いたことのあるミスリルやアダマンタイトなど、希少で高価な鉱石が多くあるらしい。
それらは長い年月をかけて、石が大量の魔素を蓄積して変化して言ったものだそうだ。
そのため、魔素濃度の高い所では、希少な鉱石が多く採掘されるらしい。
「リルってやっぱ凄い奴だったんだね」
現れた時と戦っている時とは打って変わって、食いしん坊キャラになりかけていたが、世界規模の絶対強者だったようだ。
「人の街に行く前には鉱石を取りくか。あれは高値で売れるはずじゃ」
表情は凛々しく、博識感を出しているが、流れ出ている涎と揺れる尻尾でわかる。
ウマドリの肉を口にした時、蓮達がしていた『調味料があればどれほど美味くなるのか』という会話を聞いていたのだろう。
調味料を手に入れ、さらに美味い肉を食うために、竜の山の麓まで行こうというのか。
強者は強者だが、食いしん坊キャラは今後定着していきそうだ。
しかし、リルの言葉を一理ある。
今は調味料が無いため用意しなかったが、ユグドラシルに頼めば野菜は手に入る。
リルの獲ってくる魔物の肉に、ユグドラシルの作る野菜や果物。
それに調味料と調理菊があれば鬼に金棒。
様々な料理が作れるし、栄養が偏ることもない。
向日葵の今後の食育を考えても、幅の広い料理は必要不可欠だ。
人の街に行く前に収入源を確保する必要はありそうだ。
話しながら肉と果実を食い、腹は満たされた。
「にぃに。ねむいぃ」
向日葵は疲れたようで、満腹と同時に眠くななったようだ。
ごちそうさまと、桜へのお礼を促し寝かせることにした。
「ふむ。ヒマワリや。こっちに来るが良い」
リルは面倒見が良いのか、向日葵の愛嬌Lv10が効いているのか、伏している傍に向日葵を呼び、寝かせた。
リルの体毛をベッドに気持ち良さそうな表情を浮かべすぐに寝てしまった。
「あ、歯磨き」
桜はそういうと向日葵の頬に手を当てて浄化を使用した。
向日葵は昔から、両親か兄妹が傍に居なければ寝れなかった。
リルにくるまれながら気持ち良く寝る様子を見て安心する。
異世界に来て初めての夜。
不安で眠れない事も想定していたが、大丈夫そうだ。
ユグドラシルはリルの優しい姿を見て『あのフェンリルの王が……』と微笑ましく見ている。
その視線に気が付いたリルは、誤魔化すために咳ばらいをしながらステータスボードの確認を促した。
ユグドラシルの用意した大きな石の焼き台で、ぶつ切りにした巨大な鳥の肉を焼く。
調味料などが無いため、ただ焼くだけ。
「ウマドリに味付けなど要らぬ」
美味い鳥型の魔物だからウマドリなのか。
それとも少し馬顔の鳥型の魔物だからウマドリなのか。
ジュゥ……。
真相は定かではない。
しかし、焼く音と匂いで、焼くだけで充分にうまいという事だけはわかった。
焼けば焼くほどに、ウマドリの肉から脂が出る。
ジュゥ……。
ユグドラシルの用意した木製の大きなコテでひっくり返す。
もう片面はしっかりと焼けている。
リルはまだかまだかと尻尾を振り、涎を滝の様に流しながら待っている。
「お!に!く!お!に!く!」
向日葵は早くも席につき、木製のナイフとフォークを手に持ち歌っている。
焼けた肉を桜が木の皿に盛り、蓮が配膳する。
つまみ食いしそうになるほど良いに匂いだ。
「はーい。お待たせ」
「それでは!おててをあわせてぇ!いただいまーす!」
準備が終わり、全員が席に付くと同時にかかる向日葵の号令。
「っ!?」
「うまうまぁ!」
口に入れた瞬間に肉汁と鶏肉と炭火の様な香りが広がる。
とてつもなく美味しく、フォークが止まらない。
普段なら向日葵に『うまうまじゃなくて、美味しいでしょ』と言葉使いを注意するが、あまりの美味さに忘れていた。
ただ焼いただけでこれほどの美味さ。
もし調味料を手に入れれば、頬がとろけるのではないだろうか。
蓮達はそんな話をしながら、異世界に来て初めての肉に感動した。
「これほどうまいのは初めてじゃ!」
今まで狩ったウマドリをそのまま食していたリルは、血抜きをするだけでこれほど臭みが消え、味わいが増すのかと衝撃を受けた。
よほどお腹が空いていたのか、美味さに衝撃を受け過ぎたのか、リルは1分もしないうちに平らげてしまった。
「も、もう無いのか……?」
残念そうに桜を見つめるリル。
その眼差しに負け、食事の手を止めて、アイテムボックスから肉を取り出した。
石の焼き台に乗せ、表面を火魔法で炙りながら時短して焼く。
魔法のそういう使い方を思い付き、自然と行動に移せる所が、才能の怖さだ。
焼き上がった肉をリルの皿に盛ると、再びガツガツと食べ始めた。
「リル。ありがとうだよ」
「む、むぅ。感謝する」
「はい。召し上がれ」
食事の手を止めてまで用意してくれたものをお礼も言わずに食べ出すリルに、蓮が感謝を促す。
リルは貫禄のある話し方だが、素直で聞き入れる耳を持っている。
プライドや恥が邪魔して、感謝や謝罪ができないような盆暗ではないと安心した。
「リルはフェンリルの王様って言ってたけど、フェンリルって群れで生活するの?」
「いや、群れることはない」
そもそもフェンリルは世界に数えるほどしかおらず、リル自身、同族に会ったのは100年以上も前だそうだ。
群れない習性から、集団生活をするのは、子が成長するまでのわずか数年だけ。
一度に生まれるのも1体か2体程度。
集団生活をしたことが無いため、気持ちを伝える習慣が欠けているようだ。
「群れないならどうやって王になったんだ?」
「称号を賜ったのだ」
称号。
偉業を成し遂げ、神が認めた者にだけ与えられるもの。
人々の間で与えられる社会的な地位や役職とは訳が違い、加護を授かる事に近いそうだ。
「数百年前じゃが古代竜と戦い、打ち破った時に授かったのだ」
「へぇ、そうなん……だ。古代竜!?」
自然な流れで言うため、一瞬納得しかけてしまった。
「その戦いの時にできたのが、竜の山の麓にある巨大な渓谷です」
そうユグドラシルが補足する。
両者の争いは、想像を絶するほどの規模で、植物界への影響も大きかったため、よく覚えているそうだ。
「両者の強力な魔素の影響もあって、希少な鉱石が多いんですよ」
ゲームや漫画で聞いたことのあるミスリルやアダマンタイトなど、希少で高価な鉱石が多くあるらしい。
それらは長い年月をかけて、石が大量の魔素を蓄積して変化して言ったものだそうだ。
そのため、魔素濃度の高い所では、希少な鉱石が多く採掘されるらしい。
「リルってやっぱ凄い奴だったんだね」
現れた時と戦っている時とは打って変わって、食いしん坊キャラになりかけていたが、世界規模の絶対強者だったようだ。
「人の街に行く前には鉱石を取りくか。あれは高値で売れるはずじゃ」
表情は凛々しく、博識感を出しているが、流れ出ている涎と揺れる尻尾でわかる。
ウマドリの肉を口にした時、蓮達がしていた『調味料があればどれほど美味くなるのか』という会話を聞いていたのだろう。
調味料を手に入れ、さらに美味い肉を食うために、竜の山の麓まで行こうというのか。
強者は強者だが、食いしん坊キャラは今後定着していきそうだ。
しかし、リルの言葉を一理ある。
今は調味料が無いため用意しなかったが、ユグドラシルに頼めば野菜は手に入る。
リルの獲ってくる魔物の肉に、ユグドラシルの作る野菜や果物。
それに調味料と調理菊があれば鬼に金棒。
様々な料理が作れるし、栄養が偏ることもない。
向日葵の今後の食育を考えても、幅の広い料理は必要不可欠だ。
人の街に行く前に収入源を確保する必要はありそうだ。
話しながら肉と果実を食い、腹は満たされた。
「にぃに。ねむいぃ」
向日葵は疲れたようで、満腹と同時に眠くななったようだ。
ごちそうさまと、桜へのお礼を促し寝かせることにした。
「ふむ。ヒマワリや。こっちに来るが良い」
リルは面倒見が良いのか、向日葵の愛嬌Lv10が効いているのか、伏している傍に向日葵を呼び、寝かせた。
リルの体毛をベッドに気持ち良さそうな表情を浮かべすぐに寝てしまった。
「あ、歯磨き」
桜はそういうと向日葵の頬に手を当てて浄化を使用した。
向日葵は昔から、両親か兄妹が傍に居なければ寝れなかった。
リルにくるまれながら気持ち良く寝る様子を見て安心する。
異世界に来て初めての夜。
不安で眠れない事も想定していたが、大丈夫そうだ。
ユグドラシルはリルの優しい姿を見て『あのフェンリルの王が……』と微笑ましく見ている。
その視線に気が付いたリルは、誤魔化すために咳ばらいをしながらステータスボードの確認を促した。
954
お気に入りに追加
1,697
あなたにおすすめの小説
「お前のような役立たずは不要だ」と追放された三男の前世は世界最強の賢者でした~今世ではダラダラ生きたいのでスローライフを送ります~
平山和人
ファンタジー
主人公のアベルは転生者だ。一度目の人生は剣聖、二度目は賢者として活躍していた。
三度目の人生はのんびり過ごしたいため、アベルは今までの人生で得たスキルを封印し、貴族として生きることにした。
そして、15歳の誕生日でスキル鑑定によって何のスキルも持ってないためアベルは追放されることになった。
アベルは追放された土地でスローライフを楽しもうとするが、そこは凶悪な魔物が跋扈する魔境であった。
襲い掛かってくる魔物を討伐したことでアベルの実力が明らかになると、領民たちはアベルを救世主と崇め、貴族たちはアベルを取り戻そうと追いかけてくる。
果たしてアベルは夢であるスローライフを送ることが出来るのだろうか。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
異世界のんびり料理屋経営
芽狐
ファンタジー
主人公は日本で料理屋を経営している35歳の新垣拓哉(あらかき たくや)。
ある日、体が思うように動かず今にも倒れそうになり、病院で検査した結果末期癌と診断される。
それなら最後の最後まで料理をお客様に提供しようと厨房に立つ。しかし体は限界を迎え死が訪れる・・・
次の瞬間目の前には神様がおり「異世界に赴いてこちらの住人に地球の料理を食べさせてほしいのじゃよ」と言われる。
人間・エルフ・ドワーフ・竜人・獣人・妖精・精霊などなどあらゆる種族が訪れ食でみんなが幸せな顔になる物語です。
「面白ければ、お気に入り登録お願いします」
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる