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第一章:転生と旅立ち
ミンミンはかなりの天才少女だった
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俺はミンミンが平らげた弁当の袋を鞄に仕舞うついでに、内蓋のステータス表示を確認した。
そこには俺のステータスとともにミンミンのステータスも表示されていた。
どうやら正式に俺とミンミンのパーティーが成立したようだ。
◆マーカス
レベル:1
職業:戦士
スキル:カラテ
魔法:ググル
武器:サイ ヌンチャク トンファー
防具:チョーキの道着 チョーキの防具
アイテム:魔法の鏡
所持金:2800キルト
◆ミンミン
レベル:1
HP:10
MP:10
職業:魔法使い
スキル:王立ラミラス魔法アカデミー卒
魔法:ナオルン ポイズナイ マキエス
武器:
防具:魔法使いのローブ
アイテム:魔法使いのワンド
俺の所持金が大幅に減っているのは、昨夜のラブホ・・いや宿屋に支払ったからだ。
これからもあることだから、本気で稼がなきゃな。
ミンミンのステータス表示にはHP、MPがあるが、所持金表示はない。
そりゃ、他人の財布を覗くのはいくらパーティーのリーダーでも悪趣味だもんね。
今現在のミンミンの所持金がゼロなのはわかっているんだけど。
「ミンミン、18歳で王立学卒だって?お前、かなりの秀才・・いや天才じゃない」
「それほどでもありませんが、勉強は好きですわ」
「レベル1ってことは、卒業してギルドに登録して、まだあまりクエストこなしてないんだな?」
「まだ一度もクエストをこなしていません。マーカス様と同じです」
「え、一度も?王立学卒の魔法使いなんだから、いくらでも依頼あるだろうにどうして?」
「ミンミンの魔法はヒーリング系だけですからひとりではクエストをこなせません。ギルドでパーティーに加えてくれる方を探していたのですが、誰も相手にしてくれなかったのです」
「へえ・・・そうだったんだ」
ミンミンの場合、子供のような見た目が災いしたのかもしれない。
「マーカス様が初めてですわ、ミンミンをちゃんと魔法使いと認めてくださったのは。だからミンミン、全力でマーカス様のお役に立ちます」
・・どうやら俺は昨日からいろんな女の子たちの初めての男になったらしい。意味はぜんぜん違うけど。
「とりあえずお前の魔法について説明してくれ」
「はい、ナオルンは回復系です。傷を癒しHPを回復できます。ポイズナイは解毒です」
なんだかどれも、小●製薬の薬みたいなネーミングセンスの魔法だ。
「そしてマキエス。これがモンターをおびき寄せる魔法です。ただし一度におびき寄せられるのは一種類のモンスターだけです」
「消費MPは?」
「いずれも5です」
ということはMP10のミンミンが一回のクエストで使える魔法は2つだけだ。
マキエスを1度使うのにMPを5消費するから、あとの5は回復のために温存するべきだろう。
俺はHP無限大だからいいとしても、ミンミン自身のための回復呪文は必要だ。
「よし、今日はまずクエストをひとつだけ片付けよう。まずはラビット狩りだ」
「では東の森がいいですね。ラビットはあまり群生していませんから、森の中央付近の草原に集めます」
「それを俺が狩る。じゃあそれで行くか」
俺が席を立つとミンミンもそれに続いた。
さあ、いよいよ最初のクエストに出発だ。
そこには俺のステータスとともにミンミンのステータスも表示されていた。
どうやら正式に俺とミンミンのパーティーが成立したようだ。
◆マーカス
レベル:1
職業:戦士
スキル:カラテ
魔法:ググル
武器:サイ ヌンチャク トンファー
防具:チョーキの道着 チョーキの防具
アイテム:魔法の鏡
所持金:2800キルト
◆ミンミン
レベル:1
HP:10
MP:10
職業:魔法使い
スキル:王立ラミラス魔法アカデミー卒
魔法:ナオルン ポイズナイ マキエス
武器:
防具:魔法使いのローブ
アイテム:魔法使いのワンド
俺の所持金が大幅に減っているのは、昨夜のラブホ・・いや宿屋に支払ったからだ。
これからもあることだから、本気で稼がなきゃな。
ミンミンのステータス表示にはHP、MPがあるが、所持金表示はない。
そりゃ、他人の財布を覗くのはいくらパーティーのリーダーでも悪趣味だもんね。
今現在のミンミンの所持金がゼロなのはわかっているんだけど。
「ミンミン、18歳で王立学卒だって?お前、かなりの秀才・・いや天才じゃない」
「それほどでもありませんが、勉強は好きですわ」
「レベル1ってことは、卒業してギルドに登録して、まだあまりクエストこなしてないんだな?」
「まだ一度もクエストをこなしていません。マーカス様と同じです」
「え、一度も?王立学卒の魔法使いなんだから、いくらでも依頼あるだろうにどうして?」
「ミンミンの魔法はヒーリング系だけですからひとりではクエストをこなせません。ギルドでパーティーに加えてくれる方を探していたのですが、誰も相手にしてくれなかったのです」
「へえ・・・そうだったんだ」
ミンミンの場合、子供のような見た目が災いしたのかもしれない。
「マーカス様が初めてですわ、ミンミンをちゃんと魔法使いと認めてくださったのは。だからミンミン、全力でマーカス様のお役に立ちます」
・・どうやら俺は昨日からいろんな女の子たちの初めての男になったらしい。意味はぜんぜん違うけど。
「とりあえずお前の魔法について説明してくれ」
「はい、ナオルンは回復系です。傷を癒しHPを回復できます。ポイズナイは解毒です」
なんだかどれも、小●製薬の薬みたいなネーミングセンスの魔法だ。
「そしてマキエス。これがモンターをおびき寄せる魔法です。ただし一度におびき寄せられるのは一種類のモンスターだけです」
「消費MPは?」
「いずれも5です」
ということはMP10のミンミンが一回のクエストで使える魔法は2つだけだ。
マキエスを1度使うのにMPを5消費するから、あとの5は回復のために温存するべきだろう。
俺はHP無限大だからいいとしても、ミンミン自身のための回復呪文は必要だ。
「よし、今日はまずクエストをひとつだけ片付けよう。まずはラビット狩りだ」
「では東の森がいいですね。ラビットはあまり群生していませんから、森の中央付近の草原に集めます」
「それを俺が狩る。じゃあそれで行くか」
俺が席を立つとミンミンもそれに続いた。
さあ、いよいよ最初のクエストに出発だ。
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