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友達の企みで真実の愛に目覚めるとしたら……
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*視点:古森
「少し考えさせて下さい」
新田くん達から平良くんと付き合っている経緯を知らされたぼくは衝撃的過ぎて答えを先送りにしてしまった。
布団に潜るとポンポンと頭を撫でられる。
「同意もなく恋人にして悪かった。だが俺は古森を諦めるつもりはない」
友達すらまともに居なかったぼくの恋人になった平良くん。
影薄ボッチだったぼくを好きになってくれた人。
平良くんの好意にぼくはなんて返事をしたら良いのかわからなかった。
***
その日の夜。
自室で布団にくるまっていると下半身がむずむずした。
欲しい。
何が?
足りない。
何が?
快楽が欲しい。
平良がナカに欲しい。
体がうずいて仕方がない。
ぼくは恐る恐る今朝平良くんが入っていた穴の入り口にそっと触れてみた。
「ここに平良くんがいた筈なのに」
肉を中指と人差し指で拡げると外気に触れて収縮した。
アナがひくひくと疼いてじんじんする。
「平良くんの熱くて太いのが恋しい」
フラフラと外へと出歩く。
夜風が冷たく刺さるように肌が痛かった。
平良くんの家のチャイムを鳴らすと直ぐに平良くんが出てきた。
「古森どうしたんだ。こんな夜更けに」
「平良くん。抱いて」
「!」
「ぼくを抱いて」
ガバッと玄関内に引き寄せられた。
ガチャンと鍵が締まる音がやけに響いた。
「こんなに可愛くおねだりされたら我慢できないだろう」
玄関先で引き寄せられてキスをした。
情熱的に舌を絡めてぼくを欲してくれる平良くんが愛おしくて早くぽっかり空いてしまった穴を埋めてほしかった。
二階に上がるとベッドに押し倒された。
「入れるぞ」
「うん」
挿入される熱源にナカが受け入れる体制になった。
「古森のナカは俺の形を覚えているようだな」
「ぼくも平良くんの事を覚えていたらよかったのに」
「また二人で思い出を作っていけばいいさ」
抱き寄せられて好きだって囁いてもらってナカに熱が放たれて、気持ち良くて満ち足りた気分になった。
***
目が覚めたら部屋には自分しかいなくて寂しくて仕方がなかった。
「平良くん何処?」
「悪いちょっと水分を台所に取りに行っていたんだ。不安にさせたか?」
ペットボトルを持った平良くんが心配そうにぼくを見下ろしていた。
「うんん。平良くんがいてくれてよかった」
ボスッと抱きつくと程よい胸板に顔を埋めた。
「古森好きだ」
「ぼくも平良くんが好き。ぼくを好きになってくれてありがとう」
ぼく達は互いに寄り添いキスをした。
「少し考えさせて下さい」
新田くん達から平良くんと付き合っている経緯を知らされたぼくは衝撃的過ぎて答えを先送りにしてしまった。
布団に潜るとポンポンと頭を撫でられる。
「同意もなく恋人にして悪かった。だが俺は古森を諦めるつもりはない」
友達すらまともに居なかったぼくの恋人になった平良くん。
影薄ボッチだったぼくを好きになってくれた人。
平良くんの好意にぼくはなんて返事をしたら良いのかわからなかった。
***
その日の夜。
自室で布団にくるまっていると下半身がむずむずした。
欲しい。
何が?
足りない。
何が?
快楽が欲しい。
平良がナカに欲しい。
体がうずいて仕方がない。
ぼくは恐る恐る今朝平良くんが入っていた穴の入り口にそっと触れてみた。
「ここに平良くんがいた筈なのに」
肉を中指と人差し指で拡げると外気に触れて収縮した。
アナがひくひくと疼いてじんじんする。
「平良くんの熱くて太いのが恋しい」
フラフラと外へと出歩く。
夜風が冷たく刺さるように肌が痛かった。
平良くんの家のチャイムを鳴らすと直ぐに平良くんが出てきた。
「古森どうしたんだ。こんな夜更けに」
「平良くん。抱いて」
「!」
「ぼくを抱いて」
ガバッと玄関内に引き寄せられた。
ガチャンと鍵が締まる音がやけに響いた。
「こんなに可愛くおねだりされたら我慢できないだろう」
玄関先で引き寄せられてキスをした。
情熱的に舌を絡めてぼくを欲してくれる平良くんが愛おしくて早くぽっかり空いてしまった穴を埋めてほしかった。
二階に上がるとベッドに押し倒された。
「入れるぞ」
「うん」
挿入される熱源にナカが受け入れる体制になった。
「古森のナカは俺の形を覚えているようだな」
「ぼくも平良くんの事を覚えていたらよかったのに」
「また二人で思い出を作っていけばいいさ」
抱き寄せられて好きだって囁いてもらってナカに熱が放たれて、気持ち良くて満ち足りた気分になった。
***
目が覚めたら部屋には自分しかいなくて寂しくて仕方がなかった。
「平良くん何処?」
「悪いちょっと水分を台所に取りに行っていたんだ。不安にさせたか?」
ペットボトルを持った平良くんが心配そうにぼくを見下ろしていた。
「うんん。平良くんがいてくれてよかった」
ボスッと抱きつくと程よい胸板に顔を埋めた。
「古森好きだ」
「ぼくも平良くんが好き。ぼくを好きになってくれてありがとう」
ぼく達は互いに寄り添いキスをした。
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