魔宝石 

覗見ユニシア

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≪ホーリーの鏡≫編

✡エピローグ ✡

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「ここは、わたしの家?」

 気付いたら、見慣れたわたしの家に居た。

「なんで、おれ達、瞳の家に居るんだ?」
 目を覚ました隆達は首を傾げていた。
「ねえ、みんな」

 三人同時に、わたしの方を向いた。

「夢だったのかな?魔法世界での出来事」
「なに寝ぼけたこと言っているの。
 この世に魔法世界なんて、存在するわけがないじゃない」

 舞の言葉で、笑いだす三人。
 皆、魔法世界での出来事を忘れてしまったのだろうか?
 でも、わたしは忘れない。
 魔法世界で出会った人々と冒険の思い出を。

 
 完
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