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第27話 約束
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「お話はわかりました……。ですが……わたしはブレイズに会うことはできません……」
「な、なんですって! 一体どうして?」
「その理由もお話することはできないのです……。本当に……本当に申し訳ありません……」
「ミモザさん……」
「なぜじゃ……。なぜじゃミモザよ……」
《ええ~っ、なんでだよ~?》
《ちょっと幻滅~》
《なんちゅう冷たい女》
《この人、ブレイズさんの気持ちがわからないの?》
「みなさん、先走るのはやめてください。これにはきっと訳があるはずです」
荒ぶる視聴者さんたちを制止しながら、僕はミモザさんの返答に感じた『気になる点』に考えをめぐらせた。
『お話はわかりました……。ですが……わたしはブレイズに会うことはできません……』
ミモザさんは『町に戻ることはできない』ではなく、『ブレイズに会うことはできない』と言った。なぜそんな言い方を?
もちろんその直前にブレイズの話を聞いていたという流れはあるが、僕たちがお願いしたのは『町に戻ってきてください』ということ。このミモザさんの言い方には、町に戻ることよりも『ブレイズに会うことが困難』であるという強い意識が働いているように感じる。
「……ミモザさん。その理由を話せないということは、それは当時失踪してしまった理由も話せないということですか?」
「……はい。本当に申し訳ありません……」
予想どおりだ。そして、僕の推理がすべて正しければ、ミモザさんは『この町に来る』こと自体は了承してくれる可能性がある。
「わかりました。では、もう一つお願いをさせてください。今日から四日後、この町で武道会が開催されることはご存知ですよね?」
「それはもう、かつては剣の道を志す端くれとして、目指していた高みの一つですから……。その武道会がなにか……?」
「実は僕が配信を教えている女の子が、今度ゼインさんの道場の代表として、その武道会に出場するんです。名をアカリといいます」
「ア、アカリです。ミモザさん、はじめまして」
「まあ。うふふ、声でわかるわ、とっても可愛らしい女の子のようね。剣を学ぶのは辛いことも多いけど、すごくやりがいがあるでしょう。わたしは志半ばであきらめてしまったけど……どうかあなたはがんばってね」
「ミモザさん。もう一つのお願いとは、あなたにもこの子の試合を見にきていただきたいんです。いえ、あなたにはその試合を見届ける『責任』があると思っています」
「試合を……ですか?」
「はい。この子は二十年前、あなたとブレイズさんが果たせなかった夢を叶えるために、いま必死にゼインさんの修行を受けて試合に出ようとしています。ほんの一週間前までは、剣のことなどなにもわからない、まったくのド素人だったこの子がです。すべては、あなたとブレイズさんのことを想って」
「わたしとブレイズのこと……。アカリちゃん……あなた……」
「わ、わたしには、トベさんやゼインさん、特定班のみなさんのようにすごいことはできないので、自分にできることでみなさんをしあわせにできたらなって。なので、ミモザさんも見にきていただけるとうれしいですっ」
「僕たちは優勝して、あなたを縛っているその『鎖』を必ず解き放ってみせます。僕たちを、信じてくれませんか」
ミモザさんはしばらく考え込んだあと、やがて決意を固めたようにゆっくりと言葉を紡いだ。
「……わかりました。ブレイズに会うのではなく、ひとりの後輩の試合を見守るために、わたしはブシドータウンに戻ります。わたしは観客として試合を見守るだけですので、その旨どうかよろしくお願いします」
「ありがとうございます! どうか当日アカリのがんばりを見守ってやってください。今日はお時間をいただき、本当にありがとうございました」
「いいえ、わたしのほうこそ、お師匠さまやみなさまとお話ができて、本当に嬉しかったです。なんだか久しぶりに、昔に帰れたような気がしています……。本当に、ありがとうございました」
いえ、ミモザさん……。あなたとブレイズ、二人が本当の意味で昔に帰るのは、まだまだこれからですよ……。
失われた時を取り戻すための大事な大事な約束を交わし、ミモザさんとの通話は終わった。
ブレイズのことを案じていたゼインさんが、僕に確認する。
「それで、ブレイズにはどうする……? このことを伝えたほうが良いのかの?」
「いえ……それを知ると、ブレイズさんは必ずミモザさんの元へと向かうため、ミモザさんが武道会に来てくれなくなる可能性があります。ミモザさんのことは伏せて、僕たちが道場の代表として出場することだけを伝えてください」
「わかった。急いては事を仕損じるというもの。ワシらが長年解けなかった問題を、ここまで解決に導いてきたお主らを信じるぞ。ブレイズにはワシのほうから伝えておこう」
「ありがとうございます。僕はこのあとちょっと向かうところがあるので、すいませんが修行はお二人で進めてください。アカリ、配信機材は置いていくからな」
「ト、トベさん……?」
突然自分の元を離れようとする僕を、アカリが心配そうに見つめてくる。そういえばこれまで、ずっと一緒に行動してきたからなぁ……。ひな鳥が親鳥を想って鳴くような感情だろうか、心配してくれるのは素直に嬉しい。
僕もできれば単独行動はしたくないのだけど、話がこじれて万が一にもアカリに危険が及ぶようなことになったらと思うと、ここはやはり僕一人が適任だ。
「大丈夫。別に命の危険があるとかじゃないから、アカリは安心して修行にはげんで。それじゃゼインさん、あとはよろしくお願いします」
「うむ。どこに向かうかは知らぬが、気をつけてな」
「トベさん、できるだけはやく帰ってきてくださいねっ!」
僕は二人に手をあげて、道場を後にした。
余計な心配をかけないために、アカリには命の危険はないと言ったけど、話の流れ次第ではそれもある……のか? まあいい、そのときはそのときだ。漢ウラベロクロー、この命、タダではくれてやらないぞ。
そんな覚悟さえ決めて向かう先は、『あの人』のいる場所。
そう、あの人の協力さえ得られれば、すべての『謎』がハッキリするはずなんだ。
「な、なんですって! 一体どうして?」
「その理由もお話することはできないのです……。本当に……本当に申し訳ありません……」
「ミモザさん……」
「なぜじゃ……。なぜじゃミモザよ……」
《ええ~っ、なんでだよ~?》
《ちょっと幻滅~》
《なんちゅう冷たい女》
《この人、ブレイズさんの気持ちがわからないの?》
「みなさん、先走るのはやめてください。これにはきっと訳があるはずです」
荒ぶる視聴者さんたちを制止しながら、僕はミモザさんの返答に感じた『気になる点』に考えをめぐらせた。
『お話はわかりました……。ですが……わたしはブレイズに会うことはできません……』
ミモザさんは『町に戻ることはできない』ではなく、『ブレイズに会うことはできない』と言った。なぜそんな言い方を?
もちろんその直前にブレイズの話を聞いていたという流れはあるが、僕たちがお願いしたのは『町に戻ってきてください』ということ。このミモザさんの言い方には、町に戻ることよりも『ブレイズに会うことが困難』であるという強い意識が働いているように感じる。
「……ミモザさん。その理由を話せないということは、それは当時失踪してしまった理由も話せないということですか?」
「……はい。本当に申し訳ありません……」
予想どおりだ。そして、僕の推理がすべて正しければ、ミモザさんは『この町に来る』こと自体は了承してくれる可能性がある。
「わかりました。では、もう一つお願いをさせてください。今日から四日後、この町で武道会が開催されることはご存知ですよね?」
「それはもう、かつては剣の道を志す端くれとして、目指していた高みの一つですから……。その武道会がなにか……?」
「実は僕が配信を教えている女の子が、今度ゼインさんの道場の代表として、その武道会に出場するんです。名をアカリといいます」
「ア、アカリです。ミモザさん、はじめまして」
「まあ。うふふ、声でわかるわ、とっても可愛らしい女の子のようね。剣を学ぶのは辛いことも多いけど、すごくやりがいがあるでしょう。わたしは志半ばであきらめてしまったけど……どうかあなたはがんばってね」
「ミモザさん。もう一つのお願いとは、あなたにもこの子の試合を見にきていただきたいんです。いえ、あなたにはその試合を見届ける『責任』があると思っています」
「試合を……ですか?」
「はい。この子は二十年前、あなたとブレイズさんが果たせなかった夢を叶えるために、いま必死にゼインさんの修行を受けて試合に出ようとしています。ほんの一週間前までは、剣のことなどなにもわからない、まったくのド素人だったこの子がです。すべては、あなたとブレイズさんのことを想って」
「わたしとブレイズのこと……。アカリちゃん……あなた……」
「わ、わたしには、トベさんやゼインさん、特定班のみなさんのようにすごいことはできないので、自分にできることでみなさんをしあわせにできたらなって。なので、ミモザさんも見にきていただけるとうれしいですっ」
「僕たちは優勝して、あなたを縛っているその『鎖』を必ず解き放ってみせます。僕たちを、信じてくれませんか」
ミモザさんはしばらく考え込んだあと、やがて決意を固めたようにゆっくりと言葉を紡いだ。
「……わかりました。ブレイズに会うのではなく、ひとりの後輩の試合を見守るために、わたしはブシドータウンに戻ります。わたしは観客として試合を見守るだけですので、その旨どうかよろしくお願いします」
「ありがとうございます! どうか当日アカリのがんばりを見守ってやってください。今日はお時間をいただき、本当にありがとうございました」
「いいえ、わたしのほうこそ、お師匠さまやみなさまとお話ができて、本当に嬉しかったです。なんだか久しぶりに、昔に帰れたような気がしています……。本当に、ありがとうございました」
いえ、ミモザさん……。あなたとブレイズ、二人が本当の意味で昔に帰るのは、まだまだこれからですよ……。
失われた時を取り戻すための大事な大事な約束を交わし、ミモザさんとの通話は終わった。
ブレイズのことを案じていたゼインさんが、僕に確認する。
「それで、ブレイズにはどうする……? このことを伝えたほうが良いのかの?」
「いえ……それを知ると、ブレイズさんは必ずミモザさんの元へと向かうため、ミモザさんが武道会に来てくれなくなる可能性があります。ミモザさんのことは伏せて、僕たちが道場の代表として出場することだけを伝えてください」
「わかった。急いては事を仕損じるというもの。ワシらが長年解けなかった問題を、ここまで解決に導いてきたお主らを信じるぞ。ブレイズにはワシのほうから伝えておこう」
「ありがとうございます。僕はこのあとちょっと向かうところがあるので、すいませんが修行はお二人で進めてください。アカリ、配信機材は置いていくからな」
「ト、トベさん……?」
突然自分の元を離れようとする僕を、アカリが心配そうに見つめてくる。そういえばこれまで、ずっと一緒に行動してきたからなぁ……。ひな鳥が親鳥を想って鳴くような感情だろうか、心配してくれるのは素直に嬉しい。
僕もできれば単独行動はしたくないのだけど、話がこじれて万が一にもアカリに危険が及ぶようなことになったらと思うと、ここはやはり僕一人が適任だ。
「大丈夫。別に命の危険があるとかじゃないから、アカリは安心して修行にはげんで。それじゃゼインさん、あとはよろしくお願いします」
「うむ。どこに向かうかは知らぬが、気をつけてな」
「トベさん、できるだけはやく帰ってきてくださいねっ!」
僕は二人に手をあげて、道場を後にした。
余計な心配をかけないために、アカリには命の危険はないと言ったけど、話の流れ次第ではそれもある……のか? まあいい、そのときはそのときだ。漢ウラベロクロー、この命、タダではくれてやらないぞ。
そんな覚悟さえ決めて向かう先は、『あの人』のいる場所。
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