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第20話 愛する人
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「将来を約束した女性……ブレイズさんにそんな方が……」
「このミモザもワシの弟子でな。けして剣の才に恵まれているとは言えなかったが、懸命な努力でその不利を乗り越えてきた女性剣士だった。ブレイズとミモザ、共に剣士として切磋琢磨する中で、その愛は深まっていった。道場内でも公認の仲で、将来はこの二人がワシの代わりに道場を引っ張っていってくれるものと、当時はそう思っておったよ……」
「ブレイズさんとミモザさんは、互いに愛し合っていたんですね……。それがどうしてこんなことに……?」
ゼインさんは過去の苦悩を思い出して話しづらそうだったが、しばしの沈黙のあと、やがてゆっくりと口を開いた。
「……あれは、そう、あの武道会の当日、ミモザが一枚の書き置きだけを残して、突然失踪したのじゃ」
「……失踪?」
「うむ。当時の書き置きは、未だに大事に取っておる」
そう言って茶室を出ると、しばらくしてゼインさんは一枚の紙を持って戻ってきた。
僕たちに手渡されたその書き置き。そこにはこう書いてあった。
【ブレイズへ。直接姿を見せないままのお別れとなることを、どうかお許しください。ですが、わたしの存在があなたの重荷になることは、わたしにとって一番耐えがたいことなのです。わたしは剣を捨てます。あなたがいてくれたからこそ、辛い修行の日々にもいつも笑顔があふれていました。わたしのことは忘れて、どうか幸せになってください。ミモザ】
「これは……」
「ブレイズは書き置きを見た瞬間に、弾けたように飛び出してミモザを捜した。そしてその間にも武道会の開催は刻一刻と迫っておった。だが、ブレイズはミモザを捜しに行ったきり、そのまま戻ってこなかったのだよ。選手の代替が認められていなかったため、武道会は棄権により敗北。これがなぜあの天才剣士が敗れてしまったのかの、すべての真実じゃよ……」
そんな……そんなことって……。
《ブレイズさん可哀想だな……》
《ミモザさんって人、一体なにがあったんだろう……》
《互いに愛し合ってたのに、急に別れを告げるなんてどう考えてもおかしいよな……》
「それで……結局ミモザさんは見つかったのですか?」
僕の問いに、ゼインさんは首を振った。とはいえ、これは答えを聞く前から薄々わかっていたことだ。なぜなら、ミモザさんが見つかっているのだとしたら、いまブレイズはあんな昼間から酒に溺れたりはしていないだろうから……。
「……思えば皮肉なものじゃのう。剣の才能に誰よりも秀でていた天才は、その才能よりも傷ついた仲間をいたわることを優先する、誰よりも心優しい男でもあった。ブレイズにとって大事だったのは、武道会での栄光よりも、辛い修行を共に乗り越えてきた愛する人だったのだ。ブレイズは捜索から戻ってきてからも、けして剣を握ろうとはしなかった。ミモザが苦しみの中で剣を捨てたのに、自分が剣を握ってしまうと、もう二度とミモザに会えない気がすると。いまでは知ってのとおり毎日酒に溺れ、世捨て人のような生活を続けているのだよ。まるでそれが、最愛の人を止めることができなかった自分への罰、ミモザへの贖罪のように……」
ブレイズのとても哀しい過去を知り、僕たちは言葉を失った……。
《トベ~、お前プロデューサーだろ。その二人、なんとかしてやってくれよ……》
《聞いてるほうが辛いわ……。楽しい配信から一転、まさかこんな重苦しい配信になるなんて……》
《いや、でもふざけた配信ばかりじゃなく、こんな配信するチャンネルがあってもいいよ。これまではおちゃらけが多かったけど、俺みんなにアカリチャンネル推しとくわ》
《本当は結ばれるはずの運命だったのに……。ブレイズさんとミモザさん、なんとかしてあげたいよね……》
《わたしたちになんかできることないのかな……》
視聴者さんたちの心根がわかる優しいコメントに、僕もついウッと涙腺にきてしまう……。僕もアカリも本当に幸せものだ……。こんなに素晴らしい視聴者さんたちに、恵まれてるチャンネルになってきたじゃないか……。
涙腺がヤバいことになっているのをなんとか抑えながら、ふとアカリのほうを見ると、こっちの涙が引くほど大粒の涙を流して号泣しまくっていた。
「ちょ、アカリ、大丈夫?」
「だってぇ……だってブレイズさんもミモザさんも可哀想じゃないですかっ! 愛しあってる二人が結ばれないなんて、そんなのぜったいに許されませんっ!」
《アカリちゃん大丈夫?》
《アカリちゃん泣くな~、がんばれ~》
そう、アカリはおとなしそうに見えて、情にもろく直情型のところがあるんだよな。思えばオーディションに思い切って参加してきたところなんかも、その直情型の部分が大きく出てるように見える。ただただおとなしいだけの子だったら、そんなことはできないから。
僕は泣きじゃくるアカリにハンカチを差し出した。
「ふぇえええぇぇえええん……すいません……トベさん……」
「はは、いいよいいよ、泣きたいときは思いっきり泣くといい。そのほうがずっと楽になるよ」
まるで親にワガママを聞いてもらえなかった子供みたいに泣くんだなと、少し微笑ましい気持ちになりながらも、そういえば僕も底辺配信者時代に、思いっきり泣くことで心が楽になったことがあったなと思い出した。
当初はゼインさんに修行をつけてもらおうと思ってたけど、ブレイズの過去を知って、僕はそれだけじゃいけないとわかった。
たしかに、ゼインさんの教えでもある程度の腕までは伸びると思う。でも、それだけじゃダメなんだ。人よりもずっと哀しい過去を経験したブレイズだからこそ、アカリに伝えられるものがあるんじゃないか。
プロデューサーとして思う。アカリに一番相応しい師匠は、やっぱりブレイズをおいて他にいないんじゃないかと。アカリの才能をもっとも伸ばせるのはブレイズだと思うし、アカリにとって一番良いと思える師匠を、僕はプロデューサーとしてつけてあげたい。
『人生で出逢う人はあらかじめ決まっていて、その人とは適切なタイミングで出逢う』なんて世間では言うけど、それがもし本当なのだとしたら、それは僕にとってのアカリ、アカリにとってのブレイズだったんじゃないかと思える。
アカリの師匠はブレイズじゃなきゃダメなんだと、理屈ではなく僕の心が告げていた。
とはいえ、現時点で剣を捨ててしまっているブレイズをどんなに説得したところで、アカリに剣を教えてくれることはないだろう。
やはりブレイズの固くなった心を解きほぐす鍵は、『ミモザさん』をおいて他にない……。
ゼインさんには申し訳ないけど、このまますぐに修行を始められるような状況じゃない。僕は今後の作戦を立てるため、一旦すべて持ち戻らせてもらうことにした。
「ゼインさん、貴重なお話ありがとうございました。いろいろと考えたいこともありますので、今日は一旦修行の件は持ち戻らせていただければと思います」
「うむ。こちらこそ、ブレイズとミモザのために涙を流してくれて嬉しかったぞ。……ワシにはできなかった。この二十年もの間、苦しみ抜いた我が弟子たちを、どうか救ってやってくれ。このとおりじゃ」
そう言葉を紡ぐと、ゼインさんは僕たちに向かって深々と土下座をした。
「ゼ、ゼインさん……。顔を上げてください」
《ここまでされたらもう助けるしかないよな》
《トベ、二人の運命はお前にかかってるぞ! がんばれ!》
視聴者さんたちの言うとおり、僕にかかっている責任は重い……。なんとか……なんとかこの二人を助けてあげたい……。そしてそれは、二人の幸せを願うアカリのためでもある。
僕たちがお礼をして邸宅を出ようとすると、なにかを思い出したようにゼインさんに呼び止められた。
「おおそうじゃ。ところで、本日の宿は決まっておるのか?」
そうか……言われてみればまだなにも決めてなかった。さきほど初めてのスパスロは投げてもらえたとはいえ、まだキングラからの収益はなにも入っていない状態。お金はできれば節約したいところだし……。
「なければウチに泊まっていきなさい。男の一人暮らしでちょうど部屋を持て余しておったところなんじゃ。剣の修行と同じく最近料理にもこっておってな。ワシの料理は美味いぞ?」
そこまで言っていただけるならと、本日はお言葉に甘えてゼインさんのお世話になることにした。それにしても、ナギサタウンでのおかみさんといい、僕たち本当に周りの人に恵まれて、人の優しさに助けられてるなぁ……。
「このミモザもワシの弟子でな。けして剣の才に恵まれているとは言えなかったが、懸命な努力でその不利を乗り越えてきた女性剣士だった。ブレイズとミモザ、共に剣士として切磋琢磨する中で、その愛は深まっていった。道場内でも公認の仲で、将来はこの二人がワシの代わりに道場を引っ張っていってくれるものと、当時はそう思っておったよ……」
「ブレイズさんとミモザさんは、互いに愛し合っていたんですね……。それがどうしてこんなことに……?」
ゼインさんは過去の苦悩を思い出して話しづらそうだったが、しばしの沈黙のあと、やがてゆっくりと口を開いた。
「……あれは、そう、あの武道会の当日、ミモザが一枚の書き置きだけを残して、突然失踪したのじゃ」
「……失踪?」
「うむ。当時の書き置きは、未だに大事に取っておる」
そう言って茶室を出ると、しばらくしてゼインさんは一枚の紙を持って戻ってきた。
僕たちに手渡されたその書き置き。そこにはこう書いてあった。
【ブレイズへ。直接姿を見せないままのお別れとなることを、どうかお許しください。ですが、わたしの存在があなたの重荷になることは、わたしにとって一番耐えがたいことなのです。わたしは剣を捨てます。あなたがいてくれたからこそ、辛い修行の日々にもいつも笑顔があふれていました。わたしのことは忘れて、どうか幸せになってください。ミモザ】
「これは……」
「ブレイズは書き置きを見た瞬間に、弾けたように飛び出してミモザを捜した。そしてその間にも武道会の開催は刻一刻と迫っておった。だが、ブレイズはミモザを捜しに行ったきり、そのまま戻ってこなかったのだよ。選手の代替が認められていなかったため、武道会は棄権により敗北。これがなぜあの天才剣士が敗れてしまったのかの、すべての真実じゃよ……」
そんな……そんなことって……。
《ブレイズさん可哀想だな……》
《ミモザさんって人、一体なにがあったんだろう……》
《互いに愛し合ってたのに、急に別れを告げるなんてどう考えてもおかしいよな……》
「それで……結局ミモザさんは見つかったのですか?」
僕の問いに、ゼインさんは首を振った。とはいえ、これは答えを聞く前から薄々わかっていたことだ。なぜなら、ミモザさんが見つかっているのだとしたら、いまブレイズはあんな昼間から酒に溺れたりはしていないだろうから……。
「……思えば皮肉なものじゃのう。剣の才能に誰よりも秀でていた天才は、その才能よりも傷ついた仲間をいたわることを優先する、誰よりも心優しい男でもあった。ブレイズにとって大事だったのは、武道会での栄光よりも、辛い修行を共に乗り越えてきた愛する人だったのだ。ブレイズは捜索から戻ってきてからも、けして剣を握ろうとはしなかった。ミモザが苦しみの中で剣を捨てたのに、自分が剣を握ってしまうと、もう二度とミモザに会えない気がすると。いまでは知ってのとおり毎日酒に溺れ、世捨て人のような生活を続けているのだよ。まるでそれが、最愛の人を止めることができなかった自分への罰、ミモザへの贖罪のように……」
ブレイズのとても哀しい過去を知り、僕たちは言葉を失った……。
《トベ~、お前プロデューサーだろ。その二人、なんとかしてやってくれよ……》
《聞いてるほうが辛いわ……。楽しい配信から一転、まさかこんな重苦しい配信になるなんて……》
《いや、でもふざけた配信ばかりじゃなく、こんな配信するチャンネルがあってもいいよ。これまではおちゃらけが多かったけど、俺みんなにアカリチャンネル推しとくわ》
《本当は結ばれるはずの運命だったのに……。ブレイズさんとミモザさん、なんとかしてあげたいよね……》
《わたしたちになんかできることないのかな……》
視聴者さんたちの心根がわかる優しいコメントに、僕もついウッと涙腺にきてしまう……。僕もアカリも本当に幸せものだ……。こんなに素晴らしい視聴者さんたちに、恵まれてるチャンネルになってきたじゃないか……。
涙腺がヤバいことになっているのをなんとか抑えながら、ふとアカリのほうを見ると、こっちの涙が引くほど大粒の涙を流して号泣しまくっていた。
「ちょ、アカリ、大丈夫?」
「だってぇ……だってブレイズさんもミモザさんも可哀想じゃないですかっ! 愛しあってる二人が結ばれないなんて、そんなのぜったいに許されませんっ!」
《アカリちゃん大丈夫?》
《アカリちゃん泣くな~、がんばれ~》
そう、アカリはおとなしそうに見えて、情にもろく直情型のところがあるんだよな。思えばオーディションに思い切って参加してきたところなんかも、その直情型の部分が大きく出てるように見える。ただただおとなしいだけの子だったら、そんなことはできないから。
僕は泣きじゃくるアカリにハンカチを差し出した。
「ふぇえええぇぇえええん……すいません……トベさん……」
「はは、いいよいいよ、泣きたいときは思いっきり泣くといい。そのほうがずっと楽になるよ」
まるで親にワガママを聞いてもらえなかった子供みたいに泣くんだなと、少し微笑ましい気持ちになりながらも、そういえば僕も底辺配信者時代に、思いっきり泣くことで心が楽になったことがあったなと思い出した。
当初はゼインさんに修行をつけてもらおうと思ってたけど、ブレイズの過去を知って、僕はそれだけじゃいけないとわかった。
たしかに、ゼインさんの教えでもある程度の腕までは伸びると思う。でも、それだけじゃダメなんだ。人よりもずっと哀しい過去を経験したブレイズだからこそ、アカリに伝えられるものがあるんじゃないか。
プロデューサーとして思う。アカリに一番相応しい師匠は、やっぱりブレイズをおいて他にいないんじゃないかと。アカリの才能をもっとも伸ばせるのはブレイズだと思うし、アカリにとって一番良いと思える師匠を、僕はプロデューサーとしてつけてあげたい。
『人生で出逢う人はあらかじめ決まっていて、その人とは適切なタイミングで出逢う』なんて世間では言うけど、それがもし本当なのだとしたら、それは僕にとってのアカリ、アカリにとってのブレイズだったんじゃないかと思える。
アカリの師匠はブレイズじゃなきゃダメなんだと、理屈ではなく僕の心が告げていた。
とはいえ、現時点で剣を捨ててしまっているブレイズをどんなに説得したところで、アカリに剣を教えてくれることはないだろう。
やはりブレイズの固くなった心を解きほぐす鍵は、『ミモザさん』をおいて他にない……。
ゼインさんには申し訳ないけど、このまますぐに修行を始められるような状況じゃない。僕は今後の作戦を立てるため、一旦すべて持ち戻らせてもらうことにした。
「ゼインさん、貴重なお話ありがとうございました。いろいろと考えたいこともありますので、今日は一旦修行の件は持ち戻らせていただければと思います」
「うむ。こちらこそ、ブレイズとミモザのために涙を流してくれて嬉しかったぞ。……ワシにはできなかった。この二十年もの間、苦しみ抜いた我が弟子たちを、どうか救ってやってくれ。このとおりじゃ」
そう言葉を紡ぐと、ゼインさんは僕たちに向かって深々と土下座をした。
「ゼ、ゼインさん……。顔を上げてください」
《ここまでされたらもう助けるしかないよな》
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視聴者さんたちの言うとおり、僕にかかっている責任は重い……。なんとか……なんとかこの二人を助けてあげたい……。そしてそれは、二人の幸せを願うアカリのためでもある。
僕たちがお礼をして邸宅を出ようとすると、なにかを思い出したようにゼインさんに呼び止められた。
「おおそうじゃ。ところで、本日の宿は決まっておるのか?」
そうか……言われてみればまだなにも決めてなかった。さきほど初めてのスパスロは投げてもらえたとはいえ、まだキングラからの収益はなにも入っていない状態。お金はできれば節約したいところだし……。
「なければウチに泊まっていきなさい。男の一人暮らしでちょうど部屋を持て余しておったところなんじゃ。剣の修行と同じく最近料理にもこっておってな。ワシの料理は美味いぞ?」
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