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(紅の章)『メインルート編』消失した想いと取り戻した想い
紅の章・第四話 強き想いと貫く意思
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紅の心からの本音を聞いた終夜は真剣に彼女の想いを受け入れるためにある動きを始めた。
「紅、ちょっといいかい?」
「何?僕忙しい。 」
「まあ、紅自身にも悪い話じゃないよ。」
「用件行ってよ。前置きはいいから。」
「次の土曜空いてる?空いていたらデートしない?」
「えっ?デート?僕まだ終夜の彼女じゃないよ?」
「デートは恋人の特権じゃないよ。付き合ってなくてもデートする人はいるしデートを重ねて逆に恋人になるケースもあるよ。」
「え?え?次の土曜…デート…///。」
動転した紅は逃げるように部屋に戻ろうしたので終夜は。
「逃げるのかい?紅の俺への想いはそんなものだったのかい?」
「ちょっと!待ってって!僕にも心の準備があるし…_ゴニョゴニョ///」
「(ニヤリッ)俺も勇気出して女の子をデートに誘ってるんだ。」
「ゥー…///僕初めてデートに誘われたからよく分からかいんだよ。でも…うん。行く。」
「ありがとう。じゃあ、土曜朝9時ね。」
「うん。土曜ね。」
紅とデートの約束をした終夜は土曜に着る服を作り始めた。
一方、紅は嬉し恥ずかしの状態で浮かれていた。
「紅姉?あんたニヤけてるけどなんかいい事あった?」
翠から突然話しかけられた紅は驚きながらも恥ずかしそうに答えた。
「終夜からデートに誘われちゃった。///」
「はぁ?で、デート?嘘でしょ?」
「紅姉さん良かったですね。」
「葵姉!良くないわよ!私だって終夜とデートしたいのに!」
「翠、仕方ないと思いますよ。でも、終夜も大胆に出ましたね。デートに誘うとは。」
「エヘヘ///」
「ニヤけるなー!」と浮かれてる紅に対し翠は怒りに任せてハリセンをどこからか出し彼女を叩きました。
そんなこんなで数日が過ぎ終夜と紅のデート当日…。
「紅姉様、もう時間になりますがいつまで寝ているつもりなので御座いますか?」
檸檬の声を聞いた紅は飛び起き時間を尋ねた。
「8時57分で御座います。」
「嘘!?急いで準備しなきゃ!」
慌てて支度を始めた紅は結局待ち合わせに遅刻した。
紅は終夜を探してみては見るものの見つからず困ってしまったが、背後から彼が現れて驚いたのでした。
「終夜も寝坊?」と紅が尋ねると終夜は苦笑いしながら「紅を待っている間に支度をしてた。」と答えた。
「今日はどこに行くの?」
「映画を見に行きつつショッピングかな。」
「ふーん。じゃあ行こう。」
楽しみにしていたのか?そうでないのか?はわからなかった。
そうこうしているうちに映画を見終え喫茶店に入って話を始めた。
「紅は俺のどこを好きになった?」
「僕は終夜の優しさかな。」
なるほどと思いながら聞き。
「僕ね、終夜の優しさが僕を困らせてもいるんだ。」
「俺が困らせらせる?紅を?」
「うん。」と言いながら頷き続きを話し始めた。
「終夜の優しさが皆好きになる理由だから、そのうちに取られちゃうんじゃないかって。」
「なるほどな、今は俺争奪戦真っ只中って訳か。」
「うん、でも終夜は僕を選んでくれるよね?」
「紅次第かな?」と笑顔で終夜は紅に答えたのでした。
「僕次第か。自信ないな…僕葵みたいに頭良くないし、檸檬みたいにお淑やかじゃないし…。」
「紅の想いはその程度なのか。」
「ち!違うよ!僕は終夜が大好きなんだよ!」
「じゃあ、気にする必要は無い、紅は紅なんだから?後、ここ店の中だから大声はナシね。」
「あっ。忘れてた。」
恥ずかしさのあまりに落ち込んでしまった紅を終夜は慰めたのだった。
「さて、行きますか。会計済ませてくる。」
終夜が立ち去りレジで会計してるうちに紅はこれからどうするか悩むのでした。
会計を済ませた終夜は紅と共に店を出てショッピングに向かった。
「終夜、何買うの?」
「紅が欲しいもの買うよ。」
「僕が欲しいのは終夜が作る服。」
「俺が作る服?それは今日渡せないよ?」
「それでもいい。終夜が作る服が欲しい。」
「よし、手芸店に行くか。」
終夜達は手芸店に着いたのだが紅は違和感を覚えたのだった。
「終夜、ここ終夜がよく来る店じゃないよ?」
「分かってる。行くよ?」
「う、うん。」
戸惑いを隠せない紅は終夜について行き買い物を始めた。
「赤のシルクの生地とドレスの型紙…。」
「ドレス?なんで、ドレスの型紙を買うの?」
「今度、うちの学校でダンスパーティーがあるから紅と踊るためだよ。」
「えっ?ダンスパーティー?何それ?」
「いつもは欠席してるけど今年は紅もいるし参加しようかなって。」
よもや頭が着いていけなくなった紅は混乱してしまった。
「紅、ちょっといいかい?」
「何?僕忙しい。 」
「まあ、紅自身にも悪い話じゃないよ。」
「用件行ってよ。前置きはいいから。」
「次の土曜空いてる?空いていたらデートしない?」
「えっ?デート?僕まだ終夜の彼女じゃないよ?」
「デートは恋人の特権じゃないよ。付き合ってなくてもデートする人はいるしデートを重ねて逆に恋人になるケースもあるよ。」
「え?え?次の土曜…デート…///。」
動転した紅は逃げるように部屋に戻ろうしたので終夜は。
「逃げるのかい?紅の俺への想いはそんなものだったのかい?」
「ちょっと!待ってって!僕にも心の準備があるし…_ゴニョゴニョ///」
「(ニヤリッ)俺も勇気出して女の子をデートに誘ってるんだ。」
「ゥー…///僕初めてデートに誘われたからよく分からかいんだよ。でも…うん。行く。」
「ありがとう。じゃあ、土曜朝9時ね。」
「うん。土曜ね。」
紅とデートの約束をした終夜は土曜に着る服を作り始めた。
一方、紅は嬉し恥ずかしの状態で浮かれていた。
「紅姉?あんたニヤけてるけどなんかいい事あった?」
翠から突然話しかけられた紅は驚きながらも恥ずかしそうに答えた。
「終夜からデートに誘われちゃった。///」
「はぁ?で、デート?嘘でしょ?」
「紅姉さん良かったですね。」
「葵姉!良くないわよ!私だって終夜とデートしたいのに!」
「翠、仕方ないと思いますよ。でも、終夜も大胆に出ましたね。デートに誘うとは。」
「エヘヘ///」
「ニヤけるなー!」と浮かれてる紅に対し翠は怒りに任せてハリセンをどこからか出し彼女を叩きました。
そんなこんなで数日が過ぎ終夜と紅のデート当日…。
「紅姉様、もう時間になりますがいつまで寝ているつもりなので御座いますか?」
檸檬の声を聞いた紅は飛び起き時間を尋ねた。
「8時57分で御座います。」
「嘘!?急いで準備しなきゃ!」
慌てて支度を始めた紅は結局待ち合わせに遅刻した。
紅は終夜を探してみては見るものの見つからず困ってしまったが、背後から彼が現れて驚いたのでした。
「終夜も寝坊?」と紅が尋ねると終夜は苦笑いしながら「紅を待っている間に支度をしてた。」と答えた。
「今日はどこに行くの?」
「映画を見に行きつつショッピングかな。」
「ふーん。じゃあ行こう。」
楽しみにしていたのか?そうでないのか?はわからなかった。
そうこうしているうちに映画を見終え喫茶店に入って話を始めた。
「紅は俺のどこを好きになった?」
「僕は終夜の優しさかな。」
なるほどと思いながら聞き。
「僕ね、終夜の優しさが僕を困らせてもいるんだ。」
「俺が困らせらせる?紅を?」
「うん。」と言いながら頷き続きを話し始めた。
「終夜の優しさが皆好きになる理由だから、そのうちに取られちゃうんじゃないかって。」
「なるほどな、今は俺争奪戦真っ只中って訳か。」
「うん、でも終夜は僕を選んでくれるよね?」
「紅次第かな?」と笑顔で終夜は紅に答えたのでした。
「僕次第か。自信ないな…僕葵みたいに頭良くないし、檸檬みたいにお淑やかじゃないし…。」
「紅の想いはその程度なのか。」
「ち!違うよ!僕は終夜が大好きなんだよ!」
「じゃあ、気にする必要は無い、紅は紅なんだから?後、ここ店の中だから大声はナシね。」
「あっ。忘れてた。」
恥ずかしさのあまりに落ち込んでしまった紅を終夜は慰めたのだった。
「さて、行きますか。会計済ませてくる。」
終夜が立ち去りレジで会計してるうちに紅はこれからどうするか悩むのでした。
会計を済ませた終夜は紅と共に店を出てショッピングに向かった。
「終夜、何買うの?」
「紅が欲しいもの買うよ。」
「僕が欲しいのは終夜が作る服。」
「俺が作る服?それは今日渡せないよ?」
「それでもいい。終夜が作る服が欲しい。」
「よし、手芸店に行くか。」
終夜達は手芸店に着いたのだが紅は違和感を覚えたのだった。
「終夜、ここ終夜がよく来る店じゃないよ?」
「分かってる。行くよ?」
「う、うん。」
戸惑いを隠せない紅は終夜について行き買い物を始めた。
「赤のシルクの生地とドレスの型紙…。」
「ドレス?なんで、ドレスの型紙を買うの?」
「今度、うちの学校でダンスパーティーがあるから紅と踊るためだよ。」
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