セブンスガール

(葵の章)『フラグ編』 私の正義と悲しき現実と自分の気持ち

葵の章・第一話(フラグ１) 人助け

　初登校の日になり私達は終夜と共に学校に行き、その最中愛澤さん達と会い向かいました。

　(緊張が止まりませんが姉さん達はどうなのでしょうか？)

　私がこんなことを思いながら歩いていると学校に着き中に入ると靴を履き替え愛澤さん達と別れ再び終夜と共に職員室に向かいました。
　職員室の中に入ると先生の前で終夜と別れ挨拶をしました。

 「今日から君達の担任になる白河友理奈よ、よろしくね。さて、一緒に教室の方に行きましょう。」

 白河先生と一緒に私は教室に行きました。
 そして教室の前に行くと先生は呼ぶまで外で待つように言いました。

 暫くして先生が「中に入りなさい」と呼んだので中に入り私達に自己紹介するように言ってきたのです。

 「私の名前は波風葵です、早く馴染めるように努力します。宜しくお願いします。」

 自己紹介が済むと私達に先生は空いている席に座るように言ったので私達は各自自分の席に行き座りました。

 HRと言うのが終わり午前中の授業が終わるとある一人のクラスの女子が同じクラスの男子に嫌がらせをしていたので私は止めに行ったのです。

 「やめてあげてください。」

 「貴女には関係ないわ、転校生。」

 「確かに貴女から見れば私は転校生ですが貴女がやっていることを黙って見ていられません。」

 「貴女なんかお祖父様に言えばこの学校から追い出せるんだから。」

 「お金や誰かに力を借りなければ何もできない貴女なんか怖くないわ！」

 「貴女確か波風葵だったわね？」

 「はい、貴女は？」

 「鳳凰院香織よ、覚えてなさい！」

 鳳凰院さんは取り巻きを連れて立ち去りました。立ち去ったあと私は涙目の人を見て慰めたのです。

 「大丈夫ですか？」

 「はい、でも波風さんが…。」

 「私は大丈夫です。貴方は？」

 「僕は塔野彼方です。」

 「塔野君辛いでしょうが前を向いてください。」

 塔野君にお礼を言われたあとその場から自分の席に一旦戻りお昼を食べに行くと終夜達とすれ違ったので一人でお昼を食べ再び教室に向かう最中再び鳳凰院さんとすれ違いましたが私は黙って通りすぎようとした際に私は聞きたくない話を聞いてしまいました。

 「貴女って馬鹿ね、自分の良い人振りを恨みなさい。騙されたとも知らずに、バイバイ。」

 その一言を行って鳳凰院さん私のそばから立ち去り私はテーマの悲しみが発動してしまったのです。

 暫くして終夜が私を探しに来てそばに来ると「テーマの暴走か？」と尋ねてきたのではいと答えると落ち着くように宥めてくれました。
  そして終夜は私に鳳凰院さんと塔野君がグルであることを話してくれて私はショックも隠せない上さらにおろかさを感じました。

 そしてその後終夜と私は理事長室にことの全てを暴露し理事長自ら辞任しつつ鳳凰院さんと塔野君を退学処分にすると告げたのです。

 でも、この時の終夜は格好良かった…彼に真実を告げられない焦れったい私と彼を好きになり始めている私自身がいたのです。