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第13話 迷いの森と隷属の呪い

第13-3話 隷属の呪い

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○パム里に到着する
 冷たく乾いた風が吹いている。何も無い荒野と切り立った岩山。岩山と岩山の間にひっそりと里はある。
 私は里に戻ってきた。これまでも何度か帰ってきたけれど、今回は風景の見え方が違う。
 そうなのか?私は浮かれているのか?これからのぬし様との幸せな生活を考え、そしてこの里から縁を切れるというと思う事がこんなにも心を体を軽くさせるものなのか。
 一方で、もしかしたら見納めになるかもしれないと思うとなんだか切ない。そうしたいと決意したのが自分自身だとしても、こうして里の風景を見れば、幼少期の楽しかった記憶も蘇ってくる。確かに成長してからはほとんど戻ってこられなかったが、こうして改めて里を見ていると里への愛着も少なからずあることがわかった。
 エルフの里のように迷いの森があるわけでもない。寒い地方にあり、季節によっては雪に閉ざされる地方だから、人間が暮らすにはかなり厳しい土地だ。作物は暖かい期間に蓄え。雪の降る時期には、主に狩猟により食料を確保する。
 今は収穫を終えた時期なのだろうか。周辺の畑にも作物が見当たらない。そうか。私には季節感がないのか。いつ帰ってきて、いつ旅立っているのか自分の記憶ながら曖昧だ。
 DT様から「里との関係ももう一度考え直してみなさい」と言われていたが、その意味がわかったような気がする。本当に風景の見え方が違うのだ。
 里への道を歩いていると自分が囲まれていることがわかる。私を警戒しているのか。なぜそんなことをする?そう思いながらも間者としてのサガか慎重にならざるをえない。
 集落の門へと近づくと、そこには里の長が待っていた。ニヤニヤ笑いながら。
「ようもどってきたのう」そう言って里の中に招き入れられた。
 自分の家に戻りたかったのだが、そのまま拉致同然に長の家に連れて行かれた。
 長と数人の長老達が私を囲むように座っている、少し狭い畳の部屋。そうだここは文化が違う。DT様も荷馬車の中では靴を脱いでいた。
「そうですか。靴を脱ぐ文化ですか。実は私の世界でもそういう文化がありまして、どうしても靴を脱いで過ごしたくなるんですよ。同じですね」
 そう言って優しく微笑んでくれた。ああ思い出せる。あの微笑みを。すでに数日以上離れているのにその笑顔ははっきりと憶えている。里の者の顔なんてほとんど覚えていない。そして笑った顔なんて見たことがあるのだろうか。

「どうじゃ、成果は出たか」そんな事を考えていると長からそう言われた。
「はい残念ながら勇者ではありませんでした」
「ほう何を見たのかな」疑うようなまなざしで私を見て言った。
「実は数日間ですが同行する機会がありまして、その時に探っていたのですが。確信いたしました」
「根拠はあるのか」少しだけ頭をかしげて私に問う。
「その地域の魔族とぶつかりまして、戦いを回避して逃げております。臆病者の勇者などいないでしょう」私はそう話した。もちろん嘘などつくつもりもない。
「なるほどな。そうであったか」長は少しだけ背筋を伸ばして座り直す。
「はい。勇者でないとはわかったのですが、その方が気になりまして、今後も一緒に行動を共にしたいと思います。ですので今後は任務等からはずしていただきたいのです」私は一気に告げた。一気に言わず遮られるとまた有耶無耶にされそうだったからだ。
「そうか気になるか」何か含み笑いをしています。何を考えているのか。
「はい」
「まあその話は改めてしようか。今はお茶でも飲みながら旅の話でも聞かせてくれ」
「はい」
 お茶が出された事などこれまで一度も無い。用心しなければいけないかもしれない。
「大丈夫じゃ。安心せい。わしも同じお茶を飲んでおる。椀も綺麗なものじゃろう。お主が気にするのもわかるでな。そう育てたのはわしらじゃ」私の様子を見て笑いながらお茶を飲んでみせる長だった。
「はい」
 一口飲んでも確かに違和感はない。しかしすぐに視界がぼやけ、長のニヤついた白い歯だけが妙にはっきり見えた。
「さすが魔法の薬じゃな無味無臭。お茶の効能に混ぜたものはわからんわな」そう言った長の声だけは聞こえた。しかしそこで意識がなくなった。

 目を覚ますと体に鈍く振動がある。身が切られたような感覚。だが痛みもなく傷ついた感じがない。
「さすが隷属の儀式を受けた者じゃ傷ひとつつかぬ」
 目を覚ますと身動きがとれず、どうやら縛られているようだ。その感覚はある。だんだん目が覚めると、仰向けに寝かされて両手両足を大の字にされ、はりつけにされていることがわかった。しかも真上から剣で身を切られているが、傷がついた様子もなくすぐ消えて痛みもない。

「な、何をしているのですか」声のする方向に顔を動かして、私は言った。
「お主の隷属しているその男を殺そうというのじゃ」嫌らしい笑い方をして長は言った。
「そんなことができるのですか」
「ああ、お主に傷をつけようとすると相手にその傷が生じるのじゃ」
「そんな!話では私が瀕死の状態になった時には、体を覆う防御壁ができると言っていたのに」
「魔力量があるものならばな。じゃがお主のように微々たる魔力量の者への攻撃は、すなわち相手の術者への攻撃となる」
「どうしてそんなことをしなければならないのですか」
「勇者にもなり得ぬ者なら、わしらの里を襲うことを考えつくかもしれん。そうなればお主の隷属の首輪をたどってここにくるやもしれんでな」
「私を追放すれば良いことでは」
「おぬしが手引きするやもしれん。しかしお主を殺すことはわしらには無理じゃ。なればこそ大元を殺すのじゃ」
「それは里の考えなのですか」
「ああそうじゃ。そもそもお主を外に出していたのも体の良い厄介払いだったのじゃ。それを余計な首輪をつけてのこのこと帰ってきおって。これだから先代の血を引く・・・」
「祖父の事は言うな!私には関係ない!」
「関係あるわ。そうやって外に関係を持つなど祖父そっくりじゃ!」
「ああ神よ!、ドワーフの神よ!この度しがたいほどに愚かなる者達に制裁を!!」
「ふははははは、神などおらぬわ。里の神はわしらじゃ」
「モーラ様のおっしゃった事がようやくわかりました。今は、DT様。あなた様のお力が欲しい。この者達が悪。ぜひともこの者達を排除してこの里を救ってください」
「それは無理じゃ。お主には体を動けなくする薬を与え、さらに魔術で動けなくしている」
「ああ幻聴か。あの方の声が聞こえる。はい。術式解除。代謝機能促進。はいわかりました。動けます。はい逃げます。何もせず逃げます。こんな所、もううんざりです」私は体に力を入れ、筋力を増大させ、拘束を引きちぎる。そして真っ先に刀を私に突き刺している者を張り飛ばす。
「なに動けるはずが無い」驚いている長に答えず、どこかに話しているパム。
「はい殺しません。同族殺しは罪人ですから。動けなくしてからここから立ち去ります。いいえ誰もいませんので」
「いったい誰と話している。そうか相手とか」
「あなた様の傷の分は、死なない程度に痛めつけておきたいのですがよろしいですか」
「ま、待て、待つのじゃ」
「待つわけありませんよ。初めて憎しみから殺したいと思うことができました。ありがとうございます。でも、あの方の言いつけですから殺しません」私はあの方から冷静になるよう言われて落ち着く事が出来た。
「ひいいい、誰か、誰かあ」すでに周りにいた刀を持った男達は、最初に動けるようになった時に倒している。残るは長のみ。
「ぜひ呼んでください。ついでにこれまでの分も返しておきます。祖父の分も追加しておきましょうか」
「あれはわしではない。わしが仕向けたわけではない。違う者が謀ったのじゃ」
「ああ、あなた様の言葉は正しかったのですね。その話は、その体から両手足がなくなる前に話し終えてくださいね。でないと次の人に聞かなければなりません」
「や、やめるのじゃ・・・やめぇぎゃあああああああ」

 一方、エルフの里を出たところに馬車が止まっていて、私がメアの膝枕で瀕死になっている。エルフィとアンジーが必死になって治癒魔法、回復魔法をかけ続けている。
「ここの記述が違うのです。違和感があったのです」私は、モーラに話し続ける。
「ここの「我と共に滅されん」です。ここだけ記述が違うのです。たぶん本来は、「我と共に栄えるべし」なんですよきっと」
「わかったからもうしゃべるな。口から血を吐きながらしゃべるな。胸からの血が止まらん」モーラはただ私の手を握って震えている。
「だめです!傷口を治してもすぐ開いていまいます。さらに次から次へと傷が増えて治癒ができません」エルフィが叫ぶ。
「またわしのせいか」モーラが下を向いてしまった。泣いてしまいましたか?
「いいえ違いますよ。どう見てもモーラに教えた人に作為があります。たぶん里での教育に組み込まれているのでしょう。ドラゴンがそもそも隷属することなどありえませんけれど、何かの理由でそうせざるを得なかった時のための自衛手段なのでしょう。嘘を見破る魔法の前でも、本人が嘘だと思っていませんから引っかかりませんし」
「ああそうか、そういうことか。だが納得は出来てもこの状況は覆せんわ」モーラが吐き捨てるように言った。
「大丈夫です。傷がなくなりました」エルフィもアンジーも一息ついている。
「さきほどから何かブツブツつぶやいていたが、何かの呪文か?わしと会話しながら何かをしておったのか」
「よかった。パムさんが無事危機を脱出できたみたいです」私は起き上がって自分の胸に触る。
「何を言っているのじゃ?パムがどうした」モーラが起き上がった私を見てオロオロしています。
「パムさんが無事に里の長を成敗して、おじいさんの無念を晴らしているところです。ここから後は大丈夫そうですので、ここで終わりましょう」
「ずっと見ていたのか」モーラが私をポカーンと見ています。
「ええ、正式な隷属とはすごいですね。彼女の目を通して私の方から何でも見えてしまいます。これはプライバシーの侵害どころの話ではありませんよ。一度解除しましょう」
「そうなのか。すまなかった」モーラはそう言ってうなだれてしまう。
「なぜモーラが謝るのですか?何もしていないのに」
「うかつじゃったなあと」
「そんなことですか。相変わらずですね。あの時に私が違和感に気付いて解析しておけば良かったのですよ。それだけです」
「じゃがなあ」
「さて戻ってくる前にこちらの問題も終わらせてしまいましょう」
「ほんに、おぬしはバカじゃな」涙目のモーラにそう言われましても困ってしまいます。
「それって褒め言葉ですよね?」
「ああそうじゃ。それも大馬鹿じゃ。これだけの傷を負ってなおそれを言うか」本当にモーラはあきれています。
「私はね、この世界のためにとかそういうご大層なことには関心が無いのです。自分の家族が助けて欲しいと思っているのなら全力で助けたいとそう思っているのです。ただそれだけです。でも、これでドワーフの里も少しは変わると良いのですが」
「そこまで言うか」
「そうそう、モーラひとつ聞いて良いですか?」
「なんじゃ」
「ドラゴンって死ぬ時どうなるんですか?」
「はあ、なんじゃ急に。殺されそうになって頭でもおかしくなったか?」
「死にそうになって考えたのは、みんなを残して死ねない!あ、でもモーラが何とかしてくれる。でもモーラも死んだらどうしよう。そういえば、モーラって死んだらどうなるんだろうと。死なないのかなあとか考えたんですよ」
「なるほどなあ。わしは死ぬぞ。当たり前にな。でもその場合死体は土に還る」
「意識はあるんですか?」
「老衰だけでなく事故で死んだ時でもゆっくりと土と同化しているらしいぞ。だからしばらくは意識はあり続ける。もしかしたら意識をつなげば復活できるかもしれんが体がなくなるので無理だろうがな。後は、自分が生きることに面倒になっていたり、飽きていたりすれば難しかろう」
「そういうものですか」
「もう一つ、今回の事で良かったことがあります。とてもうれしいことがありました」
「そうかよかったな」
「ええとてもうれしいです。この世界もまだまだ捨てたものではないですね」

 そして、再びドワーフの里です。
 パムは、数人のドワーフに囲まれて見送られています。
「ここまでわざわざ見送ってくれてありがとうございました」パムは丁寧にお辞儀をしている。
「今更わしらが顔を出せる立場でないことは承知している。だが、どうしても急いで行くというのなら、せめて見送らせて欲しい。それと、これまでもおまえが苦労したことをわしらは知らされておらんかった。内通していた者も聞かされていなかったというのがなあ。それだけ今の長の一派はやりたい方題していたようだ。すまなかった」話していた男は頭を下げる。同時に見送りの人たちも頭を下げていた。
「あなたが謝ることではありません。むしろ影ながら私や私の両親にしていただいたことをありがたく思っています」
「お主の両親の死についてもわしも何もできなかった。それは本当に悔いている」再び頭を下げている。
「いえ、むしろ私の両親が他人に薬を譲っていたのを目にしています。両親は私の誇りです」
「そうか。でもこれから里もどうなるかわからん。良い方向に向かえば良いのじゃが」
「私がここにとどまって何かできれば良いのですが、私の立場が立場ですので、むしろ邪魔をしそうです。それに、私の家族が待っています。たぶん今、何かの危機を阻止しようと頑張ろうとしているようなのです。ですからできる限り早く合流して手助けしたいと思います」
「そうか家族か。家族ができたのか」
「少なくとも私にはそう思える仲間ができました」
「落ち着いたら連絡をしてくれないか。いろいろ話したいこともある」
「はい連絡します。お元気で」
「ありがとう。気をつけてな」

 さらにその先に見慣れた男が立っていた。そうかこの男にも挨拶しておきたかった。
「どうしても行くのか」
「ええ急がなければなりません」
「結局俺はお前に勝てなかった」
「それは精進してください」
「勝ったら言うつもりだった。ずっと好きだったと」
「ごめんなさい。もっと早くに言ってくれれば・・・いえ、それもきっとありませんね。お断りしていたでしょう」
「そうか。これから考えてもらえないのか」
「ごめんなさい。無理ですね。私は今、その方達と一緒にいることが幸せなのです。ごめんなさい」
「そうだよな、戻ってきた時に会っていた程度ではな」
「そういうことでもないのですが、本当にごめんなさい」
 そうして軽くお辞儀をした後、パムは森に向かって走り出しました。ええ、私の気配を感じるその方向へ。


Appendix
仕掛けはバッチリですねえ
引っかかったみたいです
人というのはこうもたやすく操れるものなのですね
それは魔族にもドラゴンにも言える事ですけどね
皆さん自分の利益のためにはどんな犠牲を払っても良いのですね
もっとも犠牲は自分ではないことが前提でしょうけど。


続く


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