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第103話 行きは良い良い、帰りは怖い
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オレの名前は『みたらし』。
二歳の柴犬だ。
およ? 『もなか』だ。
おーーい、元気かーー。
ワン!
向こうもオレに気付いて寄ってくる。
うん、元気そうで何よりだ。
飼い主同士も挨拶してる。
『もなか』は、オレよりちょっとだけ年上で、オレよりちょっとだけ小さい。
ま、豆柴だしな。
オレたちは揃って、町内にある公園の小山に登った。
階段が芝生の広場から頂上までまっすぐ伸びている。
てっぺんから見ると、町が一望できて、とってもキレイなんだ。
ひとしきり景色を堪能して、さぁ降りようかとなったとき、『もなか』がご両親に抱っこされた。
そっか、登るのはできるけど、降りるのは苦手なんだな。
それだけ小さけりゃ、しょうがないか。
ま、豆柴だしな。
……オレは降りられるけどな!
『もなか』ファンのパパさんが名残惜しそうにしているのを引っ張って、オレは山を降りた。
ひょい、ひょい。
登るのも降りるのも、ヘッチャラだーーい。
軽やかだぞ、オレ。
そして今日も、散歩が楽しい。
二歳の柴犬だ。
およ? 『もなか』だ。
おーーい、元気かーー。
ワン!
向こうもオレに気付いて寄ってくる。
うん、元気そうで何よりだ。
飼い主同士も挨拶してる。
『もなか』は、オレよりちょっとだけ年上で、オレよりちょっとだけ小さい。
ま、豆柴だしな。
オレたちは揃って、町内にある公園の小山に登った。
階段が芝生の広場から頂上までまっすぐ伸びている。
てっぺんから見ると、町が一望できて、とってもキレイなんだ。
ひとしきり景色を堪能して、さぁ降りようかとなったとき、『もなか』がご両親に抱っこされた。
そっか、登るのはできるけど、降りるのは苦手なんだな。
それだけ小さけりゃ、しょうがないか。
ま、豆柴だしな。
……オレは降りられるけどな!
『もなか』ファンのパパさんが名残惜しそうにしているのを引っ張って、オレは山を降りた。
ひょい、ひょい。
登るのも降りるのも、ヘッチャラだーーい。
軽やかだぞ、オレ。
そして今日も、散歩が楽しい。
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