ハッピーな目覚め

Yonam Myon

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ドライブがてら

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 「ねえ、ユメ・・これ、運転してみない?」
 「免許があったら運転したいですけど、すごいスポーツ車ですね。」
 「家の方では使えないから、こっちに持ってきたの。」
 「それは分かりますけど、この町だと目立ちますよ。乗っているのを見られたら、うるさいかも?」
 「車の中は見えないから、大丈夫よ。車から出なければ、誰にも見えないもの心配ないよ。」
 「始めに、ユメの学校とか見てから、あなたのアパートに寄ろうよ。」
 「送ってくれるんですか?」
 「うぅんまさか・・着替えとかいるでしょ。明日の、午後にわたしが帰るまで、一緒にいてよ。いいでしょ。」「その他の行き先は、走りながら考えよ。」

 「国道を外れると田舎町だから、学校の周りもローカルな感じで、 いいじゃない。伝統校だね。ほんと、誰もいないね。」
 「一学年が5~600人だから、朝早いと学生もいないんですよ。」

 「ところで、さっき思ったんだけど、今朝そんなによかった? あのときユメ、どうしてあんなに興奮したの? わかる?」
 「あの感じ・・あたし弱いんです。去年の秋の終わりころ男の人とセックスしたくなって・・はじめは、抵抗感があって、同性とセックスなんて・・そんなはずないって思って、一生懸命否定して、心から打ち消したけど、それがどんどん苦痛になって、適応障害みたいになったんです。」「ところがある朝、寝起きに男性おとこに抱かれて幸せいっぱいになっている夢を見て、気がつくと無意識に自分で布団に抱きついて女の子みたいに腰を振っていたんです。まるで布団を人の体のように抱いて、男を欲しがってるみたいな自分に驚きました。」「ちょうど、今朝みたいでした・・それからなんです、女の子になりたいし、男の人に抱かれたいし・・毎日、布団を抱き締めて、新しい歓びに包まれて・・女の子の衣類にして、女の子の言葉で男を求めて・・」「あの頃からオナニーも始めちゃって、まるで目覚めた女の子が、性欲でヒスになつたみたいになって・・」
 「それって普通に女の子じゃない?・・ユメが発情しているのって、自分じゃ分からないことだし、それに自分は男の子だと思って無駄な抵抗しているわけだもの、発狂するよね。」「ま、自分で分からないから無駄な苦労したわけよね! ご苦労様・・」「でも今朝、ユメが喜んでくれて、私もすごくよかった。」

 「それでユメ、バージン片付けたの半年前なんでしょ。バイト先で何があったのよ?たまたま、そこにゲイの人がいたわけなの? 興味あるの、教えてくれるぅ?」

 「たまたまちょうどその頃、学生会館の食堂で今年卒業する先輩たちが話しているのを聞いたんですよ。バイト先で寝ていたら、ドライバーさんに夜這いされて触られたから、もうあそこのバイトには行かないって。それだ!と思って、トラベル会社の添乗員でしたけど、直ぐに応募ししたんです。」
 

 
 
 


 
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