19 / 85
本編
18.自己紹介が開始されました…………リル、ケイン教えて。私、いつから面接官になったの?
しおりを挟む
「リー…!そろそろ戻ってきて…」
と、反射的に再度自分の世界に入ったリエルを、
現実世界に引き戻したのはまたしてもケインだった。
現実世界に再び戻ってきたリエルは目の前のイケメン達にまた現実逃避をしそうになった自分を必死につなぎとめながら言葉を発した。
「(や、ヤヴァ…な、なにか言わないと…)
えっ、あ、ごごめんなさい…少し混乱していたみたいで…」
そう、申し訳なさそうに謝ったリエルに、リエルの目の前に立っていた男性陣が少し慌ててリエルの前に立ち
「いえ、無理もありません。こちらこそ先程は無礼な態度を取ってしまい、すみませんでした。」
と、謝罪を口にした。ことでことが進むようになったかと思われたが、
「い、いえこちらこそ…」
とリエルが言い始めたことで
「いえ、こちらが…」
「いえ、私の方が…」
「いえ…」
と、収集がつかなくなってきていた。
その空気感に耐え兼ねたのか、リルが誤り合う二人に
「終わらないよ、それ。自己紹介でもすれば?俺とケインはやったし、」
と、助言を出した。
その言葉にやっと謝り合うことをやめた二人はやっと自己紹介を始めた。
「!!自己紹介もせずにすみません、改めましてリエル・シュルテンヴェルと申します。どうぞお好きなように呼んでいただければ…」
リエルは先程リルとケインの二人に挨拶をしたのが功をなしたのか、先程よりは緊張せずに話すことができていた。
そのリエルを見て相手方もまた同じように安心したのか、少し落ち着いた様子でリエルの方を向いて話し始めた
一番最初に話し始めたのは、眼鏡をかけた空色の髪を持つ青年。
「いえ、申し遅れました。私はアシュルト・リンフェルトと申します。どうぞアシュ、とお呼びください。」
二番目にアシュルトに促され挨拶をし始めたのは、一番幼い印象を受ける美しい青髪が特徴の少年。
「あ、次は僕…ですね。僕はシェイド・ルーマです、宜しくお願いします…。あ、呼び方は好きなように読んでもらえたら…」
三番目に話し始めたのは、ピンク髪が印象的な可愛らしい服を着た青年。
「あ、僕の番?僕はヴェルカ・アーシェルタ。よろしくね、僕のことはヴェルでもルカでも好きなように呼んでよ、」
四番目にヴェルカに促され話し始めたのは、黒紫髪の編み込みが特徴的な長身の男性。
「俺か、俺はルーガイル・フェルシュテルだ。呼び方は…ルーとでも呼んでくれるか?宜しく頼むよ、」
そして最後、五番目にルーガイルの次に話し始めたのは、一番年上であろう赤髪の青年、
「ん、俺はシエル・トーガストだ、呼び方?何でもいいぞ、宜しく頼む姫さん」
この時点ですでにリエルは気絶するかと思っていた。いや気絶したかったのだ。
名前を覚えられなかった?いや、それはない。
腐っても有名ブランドの店員だった身だ人の名前を覚えるのはもうすでに彼女の特技でもある。
じゃあ、見た目が生理的に受け付けなかった?
それはもっとない。寧ろイケメンすぎて困っているところである。
じゃあなぜリエルが気絶するかと思ったかって…?
それは一番目に挨拶をしてくれたアシュルト、
という名前の青年が
彼女の前世の推しにそっくりだったからである。
リエルの兄も元彼とそっくりでそれはもう驚いたものだが、推し(二次元)とそっくりな人の前に立ち、
あまつさえその彼が自分の婚約候補と言うではないか、こうなるのも仕方がないであろう。
そうしてまた10分ほど固まっていたリエルはリルに声をかけられ、
まだ強く脈を打っている自分の心臓を抑えつけながら挨拶を返した。
「えぇ、アシュ様ありがとうございます。
シェイド様は…シド…と呼んでも…?
ヴェルカ様は是非ヴェル様とお呼びさせてくださいね、
ルーガイル様お言葉に甘えて、ルー様とお呼びさせていただきますね。
シエル様は…そのままでよろしいでしょうか?」
「いえ、当然のことですので」
「は、はい…」
「ん、りょ~かい」
「あぁ、」
「おー、そのままでいいぞ」
そう言って挨拶をしたリエルの心臓はどこかに飛んでいくのではないかというほど鼓動が激しくなっていたが、
近くにいたリルとケインがリエルの手を握ってくれたことで静まっていった。
「だ、大丈夫…?リーお疲れ様…」
「ん、お疲れ、あとは俺達が対処しておくからリーは休んでて」
「ケイン、リル、そうね…そうするわ、有難う。」
気持ちを落ち着けるためにもここは一旦部屋に戻ったほうが良いと判断したリエルは部屋の隅にいた使用人に声をかけ自室に戻った。
________________
お気に入り登録してくださった方が87人も!?
昨日中に投稿できると思ってたら検査のためにスマホを没収されました。唯ノ葉です。
こんな駄作を読んでくださっている女神様方…神ですか?神でした…
次回は婚約候補五人のキャラ設定になります…
お話を待ってくれていた人ごめんなさい…
最近やべぇですわ…○イ○テの沼がさらっさらの水になってきていまして…本当にもう片足引っこ抜けてますの…
データを食うので消したいんだけど…ssrが結構いるから消すのはなぁ…っと思って早半月、消せておりません…
○や恋はあれですね、沼にならなくとも楽しめるタイプのやつ…ちな先生が好きです…笛の子も水の子も好きなのよ?
でもあの、「お人形さん」はやばい…イヤホン外しておくべきだった…耳が…耳が…
明日…明日台風で休み…かもしれない…
うちの県直撃なのに休みじゃなかったら死ねる…
明日休みだったら何するかって…?
え?勉強一択ですが?なに?ゲームすると思いました?
無理だよ…主ちゃん、文系だから生物とかはまだ行けるけど英語と数学だけ死んでるんだもの…
「数学と英語…ならば頼るのは…」by.主命と商人と銃使いに頼み込む系審神者
「ルールはまもったほうがよいぞ…?」by.甘味好きな付喪神
「あ、あんた…まだ来たの?まぁ、ゆっくりしてけば」by.
ピンク髪の画学生
「お!また会えたな、一緒に酒でも飲むか?」by.鬼の実業家
と、反射的に再度自分の世界に入ったリエルを、
現実世界に引き戻したのはまたしてもケインだった。
現実世界に再び戻ってきたリエルは目の前のイケメン達にまた現実逃避をしそうになった自分を必死につなぎとめながら言葉を発した。
「(や、ヤヴァ…な、なにか言わないと…)
えっ、あ、ごごめんなさい…少し混乱していたみたいで…」
そう、申し訳なさそうに謝ったリエルに、リエルの目の前に立っていた男性陣が少し慌ててリエルの前に立ち
「いえ、無理もありません。こちらこそ先程は無礼な態度を取ってしまい、すみませんでした。」
と、謝罪を口にした。ことでことが進むようになったかと思われたが、
「い、いえこちらこそ…」
とリエルが言い始めたことで
「いえ、こちらが…」
「いえ、私の方が…」
「いえ…」
と、収集がつかなくなってきていた。
その空気感に耐え兼ねたのか、リルが誤り合う二人に
「終わらないよ、それ。自己紹介でもすれば?俺とケインはやったし、」
と、助言を出した。
その言葉にやっと謝り合うことをやめた二人はやっと自己紹介を始めた。
「!!自己紹介もせずにすみません、改めましてリエル・シュルテンヴェルと申します。どうぞお好きなように呼んでいただければ…」
リエルは先程リルとケインの二人に挨拶をしたのが功をなしたのか、先程よりは緊張せずに話すことができていた。
そのリエルを見て相手方もまた同じように安心したのか、少し落ち着いた様子でリエルの方を向いて話し始めた
一番最初に話し始めたのは、眼鏡をかけた空色の髪を持つ青年。
「いえ、申し遅れました。私はアシュルト・リンフェルトと申します。どうぞアシュ、とお呼びください。」
二番目にアシュルトに促され挨拶をし始めたのは、一番幼い印象を受ける美しい青髪が特徴の少年。
「あ、次は僕…ですね。僕はシェイド・ルーマです、宜しくお願いします…。あ、呼び方は好きなように読んでもらえたら…」
三番目に話し始めたのは、ピンク髪が印象的な可愛らしい服を着た青年。
「あ、僕の番?僕はヴェルカ・アーシェルタ。よろしくね、僕のことはヴェルでもルカでも好きなように呼んでよ、」
四番目にヴェルカに促され話し始めたのは、黒紫髪の編み込みが特徴的な長身の男性。
「俺か、俺はルーガイル・フェルシュテルだ。呼び方は…ルーとでも呼んでくれるか?宜しく頼むよ、」
そして最後、五番目にルーガイルの次に話し始めたのは、一番年上であろう赤髪の青年、
「ん、俺はシエル・トーガストだ、呼び方?何でもいいぞ、宜しく頼む姫さん」
この時点ですでにリエルは気絶するかと思っていた。いや気絶したかったのだ。
名前を覚えられなかった?いや、それはない。
腐っても有名ブランドの店員だった身だ人の名前を覚えるのはもうすでに彼女の特技でもある。
じゃあ、見た目が生理的に受け付けなかった?
それはもっとない。寧ろイケメンすぎて困っているところである。
じゃあなぜリエルが気絶するかと思ったかって…?
それは一番目に挨拶をしてくれたアシュルト、
という名前の青年が
彼女の前世の推しにそっくりだったからである。
リエルの兄も元彼とそっくりでそれはもう驚いたものだが、推し(二次元)とそっくりな人の前に立ち、
あまつさえその彼が自分の婚約候補と言うではないか、こうなるのも仕方がないであろう。
そうしてまた10分ほど固まっていたリエルはリルに声をかけられ、
まだ強く脈を打っている自分の心臓を抑えつけながら挨拶を返した。
「えぇ、アシュ様ありがとうございます。
シェイド様は…シド…と呼んでも…?
ヴェルカ様は是非ヴェル様とお呼びさせてくださいね、
ルーガイル様お言葉に甘えて、ルー様とお呼びさせていただきますね。
シエル様は…そのままでよろしいでしょうか?」
「いえ、当然のことですので」
「は、はい…」
「ん、りょ~かい」
「あぁ、」
「おー、そのままでいいぞ」
そう言って挨拶をしたリエルの心臓はどこかに飛んでいくのではないかというほど鼓動が激しくなっていたが、
近くにいたリルとケインがリエルの手を握ってくれたことで静まっていった。
「だ、大丈夫…?リーお疲れ様…」
「ん、お疲れ、あとは俺達が対処しておくからリーは休んでて」
「ケイン、リル、そうね…そうするわ、有難う。」
気持ちを落ち着けるためにもここは一旦部屋に戻ったほうが良いと判断したリエルは部屋の隅にいた使用人に声をかけ自室に戻った。
________________
お気に入り登録してくださった方が87人も!?
昨日中に投稿できると思ってたら検査のためにスマホを没収されました。唯ノ葉です。
こんな駄作を読んでくださっている女神様方…神ですか?神でした…
次回は婚約候補五人のキャラ設定になります…
お話を待ってくれていた人ごめんなさい…
最近やべぇですわ…○イ○テの沼がさらっさらの水になってきていまして…本当にもう片足引っこ抜けてますの…
データを食うので消したいんだけど…ssrが結構いるから消すのはなぁ…っと思って早半月、消せておりません…
○や恋はあれですね、沼にならなくとも楽しめるタイプのやつ…ちな先生が好きです…笛の子も水の子も好きなのよ?
でもあの、「お人形さん」はやばい…イヤホン外しておくべきだった…耳が…耳が…
明日…明日台風で休み…かもしれない…
うちの県直撃なのに休みじゃなかったら死ねる…
明日休みだったら何するかって…?
え?勉強一択ですが?なに?ゲームすると思いました?
無理だよ…主ちゃん、文系だから生物とかはまだ行けるけど英語と数学だけ死んでるんだもの…
「数学と英語…ならば頼るのは…」by.主命と商人と銃使いに頼み込む系審神者
「ルールはまもったほうがよいぞ…?」by.甘味好きな付喪神
「あ、あんた…まだ来たの?まぁ、ゆっくりしてけば」by.
ピンク髪の画学生
「お!また会えたな、一緒に酒でも飲むか?」by.鬼の実業家
12
お気に入りに追加
294
あなたにおすすめの小説
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています


私は女神じゃありません!!〜この世界の美的感覚はおかしい〜
朝比奈
恋愛
年齢=彼氏いない歴な平凡かつ地味顔な私はある日突然美的感覚がおかしい異世界にトリップしてしまったようでして・・・。
(この世界で私はめっちゃ美人ってどゆこと??)
これは主人公が美的感覚が違う世界で醜い男(私にとってイケメン)に恋に落ちる物語。
所々、意味が違うのに使っちゃってる言葉とかあれば教えて下さると幸いです。
暇つぶしにでも呼んでくれると嬉しいです。
※休載中
(4月5日前後から投稿再開予定です)
女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?
青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。
そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。
そんなユヅキの逆ハーレムのお話。

転生したら乙女ゲームの主人公の友達になったんですが、なぜか私がモテてるんですが?
rita
恋愛
田舎に住むごく普通のアラサー社畜の私は車で帰宅中に、
飛び出してきた猫かたぬきを避けようとしてトラックにぶつかりお陀仏したらしく、
気付くと、最近ハマっていた乙女ゲームの世界の『主人公の友達』に転生していたんだけど、
まぁ、友達でも二次元女子高生になれたし、
推しキャラやイケメンキャラやイケオジも見れるし!楽しく過ごそう!と、
思ってたらなぜか主人公を押し退け、
攻略対象キャラからモテまくる事態に・・・・
ちょ、え、これどうしたらいいの!!!嬉しいけど!!!

美醜逆転の世界に間違って召喚されてしまいました!
エトカ
恋愛
続きを書くことを断念した供養ネタ作品です。
間違えて召喚されてしまった倉見舞は、美醜逆転の世界で最強の醜男(イケメン)を救うことができるのか……。よろしくお願いします。

美醜逆転異世界で、非モテなのに前向きな騎士様が素敵です
花野はる
恋愛
先祖返りで醜い容貌に生まれてしまったセドリック・ローランド、18歳は非モテの騎士副団長。
けれども曽祖父が同じ醜さでありながら、愛する人と幸せな一生を送ったと祖父から聞いて育ったセドリックは、顔を隠すことなく前向きに希望を持って生きている。けれどやはりこの世界の女性からは忌み嫌われ、中身を見ようとしてくれる人はいない。
そんな中、セドリックの元に異世界の稀人がやって来た!外見はこんなでも、中身で勝負し、専属護衛になりたいと頑張るセドリックだが……。
醜いイケメン騎士とぽっちゃり喪女のラブストーリーです。
多分短い話になると思われます。
サクサク読めるように、一話ずつを短めにしてみました。

私が美女??美醜逆転世界に転移した私
鍋
恋愛
私の名前は如月美夕。
27才入浴剤のメーカーの商品開発室に勤める会社員。
私は都内で独り暮らし。
風邪を拗らせ自宅で寝ていたら異世界転移したらしい。
転移した世界は美醜逆転??
こんな地味な丸顔が絶世の美女。
私の好みど真ん中のイケメンが、醜男らしい。
このお話は転生した女性が優秀な宰相補佐官(醜男/イケメン)に囲い込まれるお話です。
※ゆるゆるな設定です
※ご都合主義
※感想欄はほとんど公開してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる