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第四章 脚光を浴びる
第94話 商会のトップ、ここに現る
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「すまない、ちょっと時間はあるかい?」
興味の混ざっていそうな声がどこからか聞こえた。しかし俺たちはババ抜きに
興じていた事もあり、それが俺たちを指していると気付かなかった。
「無視とは酷いな。私のようなオッサンは門前払いか?」
少しトーンが低くなった声が聞こえてきて、ようやく俺たちは自分達の事だと
気が付いた。そして周りを見回す。すると、一席挟んで向こうに座っていた
イケオジがこちらを見ていた。ストレさんやハーレンさんに比べ体付きは劣り、
クリーム色の地に黒い線があしらわれた帽子に、フレームの細い眼鏡を
かけている。いかにもデスクワークに向いていそうなダンディーだ。
俺含む全員がどう対応して良いか分からず、ひとまずの礼儀としてセドリックが
礼をする。するとイケオジはフッと口角を上げ、椅子から立ってこちらに来た。
「突然すまないね。少し気になったことがあったもので」
「いえ、すみませんこちらこそ。無視する様な真似を」
「いや、私は気にしない。安心してくれ」
セドリックが対応しているのを横目に、
俺はほんの僅かの魔力を放出し目の前のオジサンの素性を探る。
…………………………
名前:ペイトン・デミリー
種族:人族
年齢:43
職業:デミリー商会代表取締役会長
健康状態:快調
…………………………
デミリー商会?代表取締役会長?…ん!?
俺は自分のスキルが急にイカれたかと思った。え、何故?何故ここに商会…
しかも大商会の会長が?俺は在らん限りの記憶を引っ張り出し原因を考える。
そして、俺は思い出した。この人の視線の感じ…いつしか俺たちの事をつけてきた
あの人の物だ。まさか大商会の会長とは…
俺は最低限掴んだ情報を全て仲間に共有し、これから飛び出る情報に備えさせる。
ここまでの情報を処理するのにかかった時間は、およそ3秒程度。
その間現実の方では、ペイトンさんが自分の名刺を出して自己紹介をしている
所であった。
「言い遅れたな、私はペイトンと言う者だ。デミリー商会という商会でトップを
勤めさせている」
「ご紹介ありがとうございます。僕はセドリック・ベネット。左隣から順に
レシアルド、アラン、ブレアと並んでおります」
軽く会釈をしてセドリックが回した名刺を見る。そこにはキッチリと
『デミリー商会代表取締役会長』と記されていた。これは…凄いなぁ。
俺は話に割り込む形で本題に入る。
「初めまして、ペイトンさん。紹介に預かったアラン・ベネットです。して、
俺たちに声を掛けたのには何か理由が?」
「理由、か。その手に収まっている紙で何をしているのか、それを世に出す
つもりは無いのかと思った次第だ」
手に持っている紙、トランプか。俺はテーブルの真ん中に放られたカードの一枚を
取り出してペイトンさんに渡す。そして、全員に合図をしてゲームを中断し、
全てのトランプを順番通りに重ねてケースに戻す。
カードは厚紙に白色の塗料を付け透明樹脂を塗った特別製。ケースは木箱に
ガラスを張った単純な物だ。
「これはトランプと言う物で、一つのセットで何個もの遊びを出来る有能な
玩具です」
「成程、具体的にはどんな物が?何人でやるのだ?」
「1人でも2人でも、3人から6、7人でも出来る物まで様々ですね。具体的には…
ソリティア、フリーセル、ピラミッド、トライピークス、スピード、すかんぴん、
ゴーフィッシュ、オーサー、ミッチ、豚のしっぽ、ババ抜き、ジジ抜き、七並べ、
ポーカーブル、ポーカー、ダウト、スペード、ハーツ、ホイスト、ドンキー、
インディアンポーカー、神経衰弱、大富豪、ブラックジャック…
俺が知っているのはこれ位ですね」
俺がルールを知っている、即ちこの世界で遊べる種類のありったけを言う。
伊達にゲームオタクも漫画オタクもやっていない、そこに出てくる小ネタ、遊びは
全て把握済みだ。種類の多さに、ペイトンさんだけでなくセドリックや他のみんなも
目を丸くする。
「「「そんなにある(の)(のか)!?」」」
「そうだよ~」
ペイトンさんは目を丸くした後、『そうかそうか、やはり私の見る目は衰えては
いなかったか…』などど呟き、キラーンと宝を見つけた目でこちらを見る。
「どうだ、今からウチの商会に来ないか?盛大にもてなさせて貰おう」
「え、ええ?」
たかだかカード一つにそんな躍起になるか?と俺は疑問に思ったが、ただ行く分には
良いだろうと頷きかける。しかし、
(不味くない?商会経由で商品化なんてされたら、ただでさえ王城からビラ
出されてるんだから伝わるのなんて時間の問題だよ?)
(あ…確かに)
俺はチラリとペイトンさんを見た。…目が、子鹿を見つけたライオンのそれだ。
ここから全力で逃げても視線だけで拘束してきそう。俺は再びセドリックを見て、
念話を送る。
(とは言っても、どーせ交流戦の話が伝わればバレるし今更感はあるよ?)
(まあ、一理あるね。ブレアはどう思う?)
(別に良いんじゃない?遅かれ早かれバレるだろうし、俺たちなら夜逃げ位なら
朝飯前でしょ)
ブレアはニッと微笑む。どうもブレアの少年退行が進行しているような気が…
まあ良いか。そのうち戻るでしょ。俺もセドリックに『アランって30越えたおじさん
とは思えない言動を取るよね』って言われた事あるし。
(ま、そう考えればしょうがないね。こうなったらもう受け止めよう)
結論を出した俺たちは、ペイトンさんに向き直す。
「じゃあ、お願いします。少し案内して下さい」
「そう来なくては!」
ペイトンさんは思いっきり口角を上げた。
興味の混ざっていそうな声がどこからか聞こえた。しかし俺たちはババ抜きに
興じていた事もあり、それが俺たちを指していると気付かなかった。
「無視とは酷いな。私のようなオッサンは門前払いか?」
少しトーンが低くなった声が聞こえてきて、ようやく俺たちは自分達の事だと
気が付いた。そして周りを見回す。すると、一席挟んで向こうに座っていた
イケオジがこちらを見ていた。ストレさんやハーレンさんに比べ体付きは劣り、
クリーム色の地に黒い線があしらわれた帽子に、フレームの細い眼鏡を
かけている。いかにもデスクワークに向いていそうなダンディーだ。
俺含む全員がどう対応して良いか分からず、ひとまずの礼儀としてセドリックが
礼をする。するとイケオジはフッと口角を上げ、椅子から立ってこちらに来た。
「突然すまないね。少し気になったことがあったもので」
「いえ、すみませんこちらこそ。無視する様な真似を」
「いや、私は気にしない。安心してくれ」
セドリックが対応しているのを横目に、
俺はほんの僅かの魔力を放出し目の前のオジサンの素性を探る。
…………………………
名前:ペイトン・デミリー
種族:人族
年齢:43
職業:デミリー商会代表取締役会長
健康状態:快調
…………………………
デミリー商会?代表取締役会長?…ん!?
俺は自分のスキルが急にイカれたかと思った。え、何故?何故ここに商会…
しかも大商会の会長が?俺は在らん限りの記憶を引っ張り出し原因を考える。
そして、俺は思い出した。この人の視線の感じ…いつしか俺たちの事をつけてきた
あの人の物だ。まさか大商会の会長とは…
俺は最低限掴んだ情報を全て仲間に共有し、これから飛び出る情報に備えさせる。
ここまでの情報を処理するのにかかった時間は、およそ3秒程度。
その間現実の方では、ペイトンさんが自分の名刺を出して自己紹介をしている
所であった。
「言い遅れたな、私はペイトンと言う者だ。デミリー商会という商会でトップを
勤めさせている」
「ご紹介ありがとうございます。僕はセドリック・ベネット。左隣から順に
レシアルド、アラン、ブレアと並んでおります」
軽く会釈をしてセドリックが回した名刺を見る。そこにはキッチリと
『デミリー商会代表取締役会長』と記されていた。これは…凄いなぁ。
俺は話に割り込む形で本題に入る。
「初めまして、ペイトンさん。紹介に預かったアラン・ベネットです。して、
俺たちに声を掛けたのには何か理由が?」
「理由、か。その手に収まっている紙で何をしているのか、それを世に出す
つもりは無いのかと思った次第だ」
手に持っている紙、トランプか。俺はテーブルの真ん中に放られたカードの一枚を
取り出してペイトンさんに渡す。そして、全員に合図をしてゲームを中断し、
全てのトランプを順番通りに重ねてケースに戻す。
カードは厚紙に白色の塗料を付け透明樹脂を塗った特別製。ケースは木箱に
ガラスを張った単純な物だ。
「これはトランプと言う物で、一つのセットで何個もの遊びを出来る有能な
玩具です」
「成程、具体的にはどんな物が?何人でやるのだ?」
「1人でも2人でも、3人から6、7人でも出来る物まで様々ですね。具体的には…
ソリティア、フリーセル、ピラミッド、トライピークス、スピード、すかんぴん、
ゴーフィッシュ、オーサー、ミッチ、豚のしっぽ、ババ抜き、ジジ抜き、七並べ、
ポーカーブル、ポーカー、ダウト、スペード、ハーツ、ホイスト、ドンキー、
インディアンポーカー、神経衰弱、大富豪、ブラックジャック…
俺が知っているのはこれ位ですね」
俺がルールを知っている、即ちこの世界で遊べる種類のありったけを言う。
伊達にゲームオタクも漫画オタクもやっていない、そこに出てくる小ネタ、遊びは
全て把握済みだ。種類の多さに、ペイトンさんだけでなくセドリックや他のみんなも
目を丸くする。
「「「そんなにある(の)(のか)!?」」」
「そうだよ~」
ペイトンさんは目を丸くした後、『そうかそうか、やはり私の見る目は衰えては
いなかったか…』などど呟き、キラーンと宝を見つけた目でこちらを見る。
「どうだ、今からウチの商会に来ないか?盛大にもてなさせて貰おう」
「え、ええ?」
たかだかカード一つにそんな躍起になるか?と俺は疑問に思ったが、ただ行く分には
良いだろうと頷きかける。しかし、
(不味くない?商会経由で商品化なんてされたら、ただでさえ王城からビラ
出されてるんだから伝わるのなんて時間の問題だよ?)
(あ…確かに)
俺はチラリとペイトンさんを見た。…目が、子鹿を見つけたライオンのそれだ。
ここから全力で逃げても視線だけで拘束してきそう。俺は再びセドリックを見て、
念話を送る。
(とは言っても、どーせ交流戦の話が伝わればバレるし今更感はあるよ?)
(まあ、一理あるね。ブレアはどう思う?)
(別に良いんじゃない?遅かれ早かれバレるだろうし、俺たちなら夜逃げ位なら
朝飯前でしょ)
ブレアはニッと微笑む。どうもブレアの少年退行が進行しているような気が…
まあ良いか。そのうち戻るでしょ。俺もセドリックに『アランって30越えたおじさん
とは思えない言動を取るよね』って言われた事あるし。
(ま、そう考えればしょうがないね。こうなったらもう受け止めよう)
結論を出した俺たちは、ペイトンさんに向き直す。
「じゃあ、お願いします。少し案内して下さい」
「そう来なくては!」
ペイトンさんは思いっきり口角を上げた。
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