上 下
6 / 13

そのさん①

しおりを挟む
 ぴしり。

 目の前が切り替わった気がする。
 ……なんだろう?なんだか幸せで堪らない気持ちになってた気がするけど……。

「サギリ、どうした?」
「ううん、何でもない。……それにしても、珍しいな。馬車で出かけるなんて」
「たまにはいいだろ。いつも店に居るか素材調達するかだからな」

 ガタゴトと揺れる馬車は、クラブが用意してくれた物だ。馬車といっても馬はいない。クラブが魔力で動かしてるから……、どっちかというと魔動車だな、これ。
 シックな黒色で統一されてて、防音機能もあり。カーテンを閉めれば動く密室の完成だ。

 ……目的地に着くまで時間あるし、シてもいいよな?寧ろシたい。すごくシたい。クラブのおちんぽが欲しくて堪らない……♡

「……ったく、エロい顔してんじゃねぇよ」
「駄目か……?」
「駄目なわけねぇだろ。ちょうど試したいモンもあるしな」

 そう言って、馬車の座席の所をパカリと開けたクラブは、中から袋を取り出した。そこから出てきたのは、ボールギャグ……のような物。ボールの代わりにリングがついてるから、リングギャグ、かな?

「ほら、口開けろ」
「ん……、あー……♡」

 座席から下りて、クラブの足の間に座って口を開く。

 開口器具っぽいなとは思ったけど、やっぱりそうだったみたいだ。
 パチリと装着されたそれのせいで、俺は大きく口を開けたまま閉じられなくなってしまった。

「ふへ……、ふひゃふ……っ」

 喋ることも出来なくて、じわりと湧いた涎を飲み込むことも出来ずに垂らしてしまう。このままおちんぽをしゃぶらされるのかなとドキドキ期待していると、クラブが既に勃起済のおちんぽを露出させた。相変わらず雄々しくて、太くてなっがいおちんぽ様だ……♡

「ああ、舐めんじゃねぇぞ」
「はひ……?」
「シコった精液、その口まんこで全部受け止めろよ」
「んあ……!」

 そう言って、クラブは僕の目と鼻の先でおちんぽを扱き出してしまった。カウパーがぱたぱた顔に散るくらい近いのに♡舐めることを許されずにお預けなんて♡

「ひほい……っ♡」
「は……、何言ってんのか、分かんねぇよ」
「わひゃっへふ、ふへに……!」

 まるでご馳走を前にした犬のように、涎がぼたぼた落ちていく。舐めたい、しゃぶりたい、俺の口で気持ちよくさせたいのに……っ♡
 せめてこれくらいはいいだろうと、顔をギリギリまで近付けておちんぽの匂いを吸い込んだ♡顔はすごく綺麗なのに、ここはすっごく雄臭い……♡さいっこう……♡♡

「く……、お前、なぁ。どんだけエロいんだよ……っ」
「んっ♡すうっ♡んうぅ……♡」

 激しくジュコジュコと扱かれていくおちんぽ♡玉がぐんっと上がったから、もうすぐイきそうなんだ……♡少し顔を離して、目を瞑って精液待機♡俺の口まんこに、全部注いで……♡

 ビュルルッ♡ビュウゥッ♡

 間髪入れずに、舌の上にドプドプ落ちてくるもったりした精液♡飲み込みたくても、口を閉じれないからずっとそのままでいるしかない♡
 ああ、舌に染み込んじゃう……♡クラブの味、覚えさせられちゃう……っ♡♡

「酷いことされてんのに、トロ顔晒しやがって」
「ん、ふ……、びゅ♡」

 このまま放置されるのかと思ったら、クラブは開口器具を外してくれた。そんなに長い時間じゃなかったとはいえ、口を開けっ放しにされていたから少し痺れてる。でも、これで精液を飲み込むことができ……。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

愛玩犬は、銀狼に愛される

きりか
BL
《漆黒の魔女》の呪いにより、 僕は、昼に小型犬(愛玩犬?)の姿になり、夜は人に戻れるが、ニコラスは逆に、夜は狼(銀狼)、そして陽のあるうちには人に戻る。 そして僕らが人として会えるのは、朝日の昇るときと、陽が沈む一瞬だけ。 呪いがとけると言われた石、ユリスを求めて旅に出るが…

なにがなにやら?

きりか
BL
オメガバースで、絶対的存在は、アルファでなく、オメガだと俺は思うんだ。 それにひきかえ俺は、ベータのなかでも、モブのなかのキングモブ!名前も鈴木次郎って、モブ感満載さ! ところでオメガのなかでも、スーパーオメガな蜜貴様がなぜに俺の前に? な、なにがなにやら? 誰か!教えてくれっ?

指輪一つで買われた結婚。~問答無用で溺愛されてるが、身に覚えが無さすぎて怖い~

ぽんぽこ狸
恋愛
 婚約破棄をされて実家であるオリファント子爵邸に出戻った令嬢、シャロン。シャロンはオリファント子爵家のお荷物だと言われ屋敷で使用人として働かされていた。  朝から晩まで家事に追われる日々、薪一つ碌に買えない労働環境の中、耐え忍ぶように日々を過ごしていた。  しかしある時、転機が訪れる。屋敷を訪問した謎の男がシャロンを娶りたいと言い出して指輪一つでシャロンは売り払われるようにしてオリファント子爵邸を出た。  向かった先は婚約破棄をされて去ることになった王都で……彼はクロフォード公爵だと名乗ったのだった。  終盤に差し掛かってきたのでラストスパート頑張ります。ぜひ最後まで付き合ってくださるとうれしいです。

拝啓、可愛い妹へ。お兄ちゃんはそれなりに元気です。

鳴き砂
BL
大国、モルダバイト帝国に属する北の地で新たな生命が誕生した。それはコハクの妹である。しかし、妹は「呪われた子」の証を宿して誕生した。妹を殺そうとする両親から逃れるために、コハクは妹を連れて家出を決心するも、コハクは父親によって妹とともに海へと投げ捨てられた。 「それにしても僕の妹は可愛いなあ〜!一生をかけて、お兄ちゃんが守ってあげるからね!」 コハクは、行く先々で妹を守るためにあれやこれやと処世術を学んでいくうちに、いつの間にか無自覚無敵なお兄ちゃんへとなっていた!しかし、その有能さは妹だけではなく六賢帝の一人と謳われるセレスタイン・モルダバイトをも巻き込む波乱への始まりとなり・・・・?! 冷酷無慈悲な賢帝(攻め)×妹至上主義な天然お兄ちゃん(受け)のすれ違いだらけの恋物語 前半、攻めはあまり登場しません。

[本編完結]彼氏がハーレムで困ってます

はな
BL
佐藤雪には恋人がいる。だが、その恋人はどうやら周りに女の子がたくさんいるハーレム状態らしい…どうにか、自分だけを見てくれるように頑張る雪。 果たして恋人とはどうなるのか? 主人公 佐藤雪…高校2年生  攻め1 西山慎二…高校2年生 攻め2 七瀬亮…高校2年生 攻め3 西山健斗…中学2年生 初めて書いた作品です!誤字脱字も沢山あるので教えてくれると助かります!

とびきりのクズに一目惚れし人生が変わった俺のこと

未瑠
BL
端正な容姿と圧倒的なオーラをもつタクトに一目惚れしたミコト。ただタクトは金にも女にも男にもだらしがないクズだった。それでも惹かれてしまうタクトに唐突に「付き合おう」と言われたミコト。付き合い出してもタクトはクズのまま。そして付き合って初めての誕生日にミコトは冷たい言葉で振られてしまう。 それなのにどうして連絡してくるの……?

僕はあなたに捨てられる日が来ることを知っていながらそれでもあなたに恋してた

いちみやりょう
BL
▲ オメガバース の設定をお借りしている & おそらく勝手に付け足したかもしれない設定もあるかも 設定書くの難しすぎたのでオメガバース知ってる方は1話目は流し読み推奨です▲ 捨てられたΩの末路は悲惨だ。 Ωはαに捨てられないように必死に生きなきゃいけない。 僕が結婚する相手には好きな人がいる。僕のことが気に食わない彼を、それでも僕は愛してる。 いつか捨てられるその日が来るまでは、そばに居てもいいですか。

ノーブラ梨良ちゃんの痴女じゃないもん!

がぶ
恋愛
花の大学生 宗本梨良(ムナモト リラ)は何かしらの不運な事情があってほぼほぼノーブラである。 そんなときに限って男性と接触することが多く、襲われてしまうのであった…。

処理中です...