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45 私を得ようと動き出す貴族たち。その為には護衛は必須のようでして……。
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スキルごとに広い庭に並び、製作分けされて移動し、何時もの面子は慣れている様子で仕事をし、エンジュさんとお父様は慣れていないそちらを教えに行かれました。
見本は作ってあるので大丈夫でしょう。
また、各所リーダーを用意した為、リーダーの指示に従ってアイテムを作る事にもなる。
こういうのって大事よね。
そんな事を思いつつ二階に上がると――。
「ねぇユリちゃん大変なの。ああ、今日は皆さんお忙しいのよね?」
「どうしたんですかロザリオスさん」
「それがお城からの依頼が凄く殺到してるの。特に財務部から至急眼鏡を80人分ですって。それから万年筆も80人分至急欲しいとの事で。その他にも眼鏡と万年筆は1000単位で来てるわ」
「うわぁ……始動は今日からですよ?」
「そうよね。後、腕時計が欲しいというのも財務省から連絡来てるわ。取り敢えず希望者を募ったら100人希望者が居たそうで、一先ず100人分だそうよ」
どうやら沢山宣伝してくれたのだろう。
それにしても今日始動なのに多すぎる!! 嬉しいけれど!!
問題は直ぐに作れるかどうかなんだけど……。
「それらの期限はいつですか?」
「財務部は数が出来次第で、他は纏まって出来たらでいいそうよ。期限は設けてないみたいだけど、出来るだけ早くとは書いてあるわね」
「分かりました。今日は指導に忙しいと思うので今日の終わりに伝えましょう」
「そうね」
「あの、お客様です」
「お客様? 前もってご連絡はないけど?」
「それが貴族の方で……」
「う……」
「私が対応するわ。ユリちゃんは隠れていなさいな」
「ええ」
そうロザリオスに言われ事務室に入り聞き耳を立てていると、会計士のウィスパーさんがメモ用紙とガラスペンを手に「会話書き出します」と言ってくれた。そして――。
「なんだね、事務員と話をするつもりはないんだがね?」
「申し訳ありません。前もってご連絡があれば良かったのですが、本日皆様出払っておりまして。わたくしがお伺いします」
「ッチ。これだから庶民の店は嫌なのだ。まぁいい。私はドナージュ伯爵家のゾイドだ。うちも商売をしていてね。どうだろうか? ここの連中に販売権を譲るように言ってくれ」
「販売権ですか?」
「そもそも付与師ごときが特許を取っているのが気に入らん。この店で最も売れている物三つを買い取ってやろうと言ってるんだ」
「はぁ……」
「後はレアスキルを持つ娘がいるんだろう? 情報屋で買ったから確かな情報の筈だ。ほら、着物を着た娘がいるだろ。あの娘を渡せ」
「はぁ……人身売買ですか?」
「そうだな、そうとも言うな!」
「あの方は止めた方が宜しいかと……国王陛下もお忍びで会いに来られる程のお気に入りですので、断頭台に連れて行かされるか、お家お取り潰しか……」
「言わなければ分からん。金で庶民とは動くだろう?」
「なるほど、そう言うお考えなのですね? 良い事をお聞きしました。撤回はなさらない、と言う事ですね?」
「その通りだ。娘が居れば連れて帰ろうかと思ったがいないなら仕方ない。また来るとしよう」
そう言うと階段を下りていく音が聞こえホッとしていると、ウィスパーさんは聞いていた内容を走り書きしており、それを机に戻って清書し始めるとドアがドン!! と開いて青筋立てたロザリオスさんがツカツカと入ってきてギュッと抱きしめられた。
「全く、あんな貴族がいるから嫌われるのよ、信じられない!!」
「隠れていて良かったです」
「今度受付にお伺い無しの客は帰って貰うように伝えるわ」
「そうですね。オープンにしている開発部も鍵が無いと入れないようにしましょうか」
「それが良いわね」
「清書出来ました。国王陛下にいつでも出せます」
「至急案件の判子は?」
「押しました」
「即連絡を」
そう言うとウィスパーさんは手紙を遠隔でやり取りできる魔道具に入れ込み、手紙はスッと消えて行った。
それから十分後、国王陛下から手紙が届き「速やかに対処し、処罰する」と来ていたのでホッとする。
こういう時後ろ盾じゃないけど、お偉いさんと繋がっていると助かるわね。
「今頃兵士を送りつけてるかもね。ドナージュ伯爵家のゾイドっていうおっさんの家」
「ザマァないですね」
「悪意察知にはビンビン来ておったが、あの手の輩は国王からの言葉の方が効くじゃろうて。ワシ等では手加減が難しい相手じゃったからのう」
「コロシチャウ」
「「「デスヨネー」」」
「取り敢えずこの手の輩はこれからも出てくると思ってたの。だから早く結婚進めてたのよ」
「そうだったんですね」
「自分では気づいてないだろうけど、金の成る木だからね? ガーネットの殆どの商品は貴女のアイディアから生まれてるんだから!」
「分かりました……」
確かにそう言われると金の成る木ではあるのか、これから気を付けよう。
取り敢えず開発部の改造をお願いする為に商業ギルドに行ってくると伝えると、「貴方の護衛人も頼んできてね」と言われビックリしたが、「人間の護衛一人は必要だ」と言われた。
「事情は私からオーナーとエンジュさんに話して来るから」
「わ、分かったわ」
「商業ギルドマスターには此方から先ほどの内容送っておきます」
「お気をつけて」
「はい!」
こうして馬車に乗り込み商業ギルドへと向かう事になり、到着するや否やギルマスが飛んできた。
険しい表情をしており、「急いで中へ」と言われると私は急ぎ応接室へと入る。
ドアは静かに閉められ、どうしたのだろうかと思っていると――。
「貴族連中が【ガーネットのユリ】を探してるらしい。一人になった所で連れて帰ろうとする者も今後出てくるだろう。先ほどガーネット二号店からやり取りの手紙が来たが、アレが毎日続くようになる可能性もある」
「うわぁ……」
「この事はギルドを通して陛下にお伝えするが、暫く護衛を付けた方が良いな。貴族用の護衛になるが、一人心当たりはある」
「あるんですか?」
「ただ、少々問題がある人物なんだが……腕は確かだ。仕事のサポートもしっかりするだろう」
「どの様な方なんでしょう?」
「名はサクラギ ドマ。赤い瞳に黒い髪の十五の少年だが、武器なら何でも使う対人用の護衛だな」
「あら、私と同じ苗字なんですね」
「そうなのかい? ただ、相手に対してやり過ぎるタイプなんだ。動き出すと止まらないというか」
「それで人を殺したりは?」
「しない。が、当たり一面血の海になるので、前に雇っていた貴族が怖がって解雇してきたんだ」
「なるほど」
「ケガシテモ ダイジョウブダヨ カイフクスルシ」
「そう言えばタキは回復出来たわね」
「シナナケレバ ダケド」
同じサクラギと言う名字はちょっと親近感が湧く。
それに、雇えたとしても一人が精々だわ。
「分かりました、取り敢えずその子を呼んで来て貰えます?」
「分かった、ギルドの三階にいるから呼んで来て貰うよ」
そう言うと職員に話しをし、暫くすると長い髪を一つに纏めた黒い髪に赤い切れ長の瞳の少年が入ってきた。
私を見ると護衛対象と分かったのかぺこりと頭を下げてレイルさんの元へと向かう。
「この方が護衛対象でしょうか?」
「そうなるね。煩い貴族連中が騒いでるんだ。ちょっと守って欲しくてね」
「なるほど。今回はどのような契約となるのでしょうか?」
「それは雇い主が決めていいよ」
そう言われても困るのだが、取り敢えず少し不安げに揺れる瞳が可哀そうだったので、出来るだけ酷い事はしたくない。
「人を護衛として雇うのが初めてですので分からずですが……。それに護衛人とバレないように、偽装もしたいですね。同じ黒髪ですから作務衣とか着物とか着てもらえます?」
「懐かしい……。着れます」
「じゃあ、出来れば私の事を姉みたいに慕って貰えます?」
「姉……ですか?」
「遠方からやって来た弟……ならば相手も一瞬怯んでくれたらいいなと」
「姉弟揃って連れていかれるよ」
「いや、その案は意外と良いかも知れんぞ」
「お爺ちゃん」
そう声を掛けてきたのはお爺ちゃんだ。
お爺ちゃんは私と彼を見てウンウンと頷いた後、口を開いた。
「お前さん、ドマと言ったかのう」
「はい」
「鉄の国サカマル帝国から姉を心配してやって来た弟、と言う事にして護衛するんじゃ。寧ろお主たちは同じ髪色で同じ肌色じゃからそっちが自然じゃ」
「「「なるほど」」」
「それに、鉄の国サカマル帝国では、男兄弟は姉や妹をとても大事にする。多少行き過ぎた事をしても、【お国柄故に仕方なかった】と言い訳が出来る」
「オモテムキハネ」
「なるほど、姉弟と言うのがそう言うドマの強さの隠れ蓑になるのね」
「うむ。ドマ、お主はどう思う」
「姉様……ですか」
「そうなりますね、ドマ」
そう言って微笑むと、ドマは頬を染めて「いいですね、これ。俺、姉がいるのが夢だったんです」と口にした。
しかし――。
「でもドマ。私は婚約者が既にいますので、その方とその家族に反抗的な態度は駄目ですよ?」
「はい。あの、頑張りますので本当に気に入ったら、本当の姉弟の契約をして貰えないでしょうか?」
「え!?」
思わぬ言葉に私が目を見開くと、ドマの目は真剣で、レイルさんはうんうんと頷いてから口を開いた。
見本は作ってあるので大丈夫でしょう。
また、各所リーダーを用意した為、リーダーの指示に従ってアイテムを作る事にもなる。
こういうのって大事よね。
そんな事を思いつつ二階に上がると――。
「ねぇユリちゃん大変なの。ああ、今日は皆さんお忙しいのよね?」
「どうしたんですかロザリオスさん」
「それがお城からの依頼が凄く殺到してるの。特に財務部から至急眼鏡を80人分ですって。それから万年筆も80人分至急欲しいとの事で。その他にも眼鏡と万年筆は1000単位で来てるわ」
「うわぁ……始動は今日からですよ?」
「そうよね。後、腕時計が欲しいというのも財務省から連絡来てるわ。取り敢えず希望者を募ったら100人希望者が居たそうで、一先ず100人分だそうよ」
どうやら沢山宣伝してくれたのだろう。
それにしても今日始動なのに多すぎる!! 嬉しいけれど!!
問題は直ぐに作れるかどうかなんだけど……。
「それらの期限はいつですか?」
「財務部は数が出来次第で、他は纏まって出来たらでいいそうよ。期限は設けてないみたいだけど、出来るだけ早くとは書いてあるわね」
「分かりました。今日は指導に忙しいと思うので今日の終わりに伝えましょう」
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「あの、お客様です」
「お客様? 前もってご連絡はないけど?」
「それが貴族の方で……」
「う……」
「私が対応するわ。ユリちゃんは隠れていなさいな」
「ええ」
そうロザリオスに言われ事務室に入り聞き耳を立てていると、会計士のウィスパーさんがメモ用紙とガラスペンを手に「会話書き出します」と言ってくれた。そして――。
「なんだね、事務員と話をするつもりはないんだがね?」
「申し訳ありません。前もってご連絡があれば良かったのですが、本日皆様出払っておりまして。わたくしがお伺いします」
「ッチ。これだから庶民の店は嫌なのだ。まぁいい。私はドナージュ伯爵家のゾイドだ。うちも商売をしていてね。どうだろうか? ここの連中に販売権を譲るように言ってくれ」
「販売権ですか?」
「そもそも付与師ごときが特許を取っているのが気に入らん。この店で最も売れている物三つを買い取ってやろうと言ってるんだ」
「はぁ……」
「後はレアスキルを持つ娘がいるんだろう? 情報屋で買ったから確かな情報の筈だ。ほら、着物を着た娘がいるだろ。あの娘を渡せ」
「はぁ……人身売買ですか?」
「そうだな、そうとも言うな!」
「あの方は止めた方が宜しいかと……国王陛下もお忍びで会いに来られる程のお気に入りですので、断頭台に連れて行かされるか、お家お取り潰しか……」
「言わなければ分からん。金で庶民とは動くだろう?」
「なるほど、そう言うお考えなのですね? 良い事をお聞きしました。撤回はなさらない、と言う事ですね?」
「その通りだ。娘が居れば連れて帰ろうかと思ったがいないなら仕方ない。また来るとしよう」
そう言うと階段を下りていく音が聞こえホッとしていると、ウィスパーさんは聞いていた内容を走り書きしており、それを机に戻って清書し始めるとドアがドン!! と開いて青筋立てたロザリオスさんがツカツカと入ってきてギュッと抱きしめられた。
「全く、あんな貴族がいるから嫌われるのよ、信じられない!!」
「隠れていて良かったです」
「今度受付にお伺い無しの客は帰って貰うように伝えるわ」
「そうですね。オープンにしている開発部も鍵が無いと入れないようにしましょうか」
「それが良いわね」
「清書出来ました。国王陛下にいつでも出せます」
「至急案件の判子は?」
「押しました」
「即連絡を」
そう言うとウィスパーさんは手紙を遠隔でやり取りできる魔道具に入れ込み、手紙はスッと消えて行った。
それから十分後、国王陛下から手紙が届き「速やかに対処し、処罰する」と来ていたのでホッとする。
こういう時後ろ盾じゃないけど、お偉いさんと繋がっていると助かるわね。
「今頃兵士を送りつけてるかもね。ドナージュ伯爵家のゾイドっていうおっさんの家」
「ザマァないですね」
「悪意察知にはビンビン来ておったが、あの手の輩は国王からの言葉の方が効くじゃろうて。ワシ等では手加減が難しい相手じゃったからのう」
「コロシチャウ」
「「「デスヨネー」」」
「取り敢えずこの手の輩はこれからも出てくると思ってたの。だから早く結婚進めてたのよ」
「そうだったんですね」
「自分では気づいてないだろうけど、金の成る木だからね? ガーネットの殆どの商品は貴女のアイディアから生まれてるんだから!」
「分かりました……」
確かにそう言われると金の成る木ではあるのか、これから気を付けよう。
取り敢えず開発部の改造をお願いする為に商業ギルドに行ってくると伝えると、「貴方の護衛人も頼んできてね」と言われビックリしたが、「人間の護衛一人は必要だ」と言われた。
「事情は私からオーナーとエンジュさんに話して来るから」
「わ、分かったわ」
「商業ギルドマスターには此方から先ほどの内容送っておきます」
「お気をつけて」
「はい!」
こうして馬車に乗り込み商業ギルドへと向かう事になり、到着するや否やギルマスが飛んできた。
険しい表情をしており、「急いで中へ」と言われると私は急ぎ応接室へと入る。
ドアは静かに閉められ、どうしたのだろうかと思っていると――。
「貴族連中が【ガーネットのユリ】を探してるらしい。一人になった所で連れて帰ろうとする者も今後出てくるだろう。先ほどガーネット二号店からやり取りの手紙が来たが、アレが毎日続くようになる可能性もある」
「うわぁ……」
「この事はギルドを通して陛下にお伝えするが、暫く護衛を付けた方が良いな。貴族用の護衛になるが、一人心当たりはある」
「あるんですか?」
「ただ、少々問題がある人物なんだが……腕は確かだ。仕事のサポートもしっかりするだろう」
「どの様な方なんでしょう?」
「名はサクラギ ドマ。赤い瞳に黒い髪の十五の少年だが、武器なら何でも使う対人用の護衛だな」
「あら、私と同じ苗字なんですね」
「そうなのかい? ただ、相手に対してやり過ぎるタイプなんだ。動き出すと止まらないというか」
「それで人を殺したりは?」
「しない。が、当たり一面血の海になるので、前に雇っていた貴族が怖がって解雇してきたんだ」
「なるほど」
「ケガシテモ ダイジョウブダヨ カイフクスルシ」
「そう言えばタキは回復出来たわね」
「シナナケレバ ダケド」
同じサクラギと言う名字はちょっと親近感が湧く。
それに、雇えたとしても一人が精々だわ。
「分かりました、取り敢えずその子を呼んで来て貰えます?」
「分かった、ギルドの三階にいるから呼んで来て貰うよ」
そう言うと職員に話しをし、暫くすると長い髪を一つに纏めた黒い髪に赤い切れ長の瞳の少年が入ってきた。
私を見ると護衛対象と分かったのかぺこりと頭を下げてレイルさんの元へと向かう。
「この方が護衛対象でしょうか?」
「そうなるね。煩い貴族連中が騒いでるんだ。ちょっと守って欲しくてね」
「なるほど。今回はどのような契約となるのでしょうか?」
「それは雇い主が決めていいよ」
そう言われても困るのだが、取り敢えず少し不安げに揺れる瞳が可哀そうだったので、出来るだけ酷い事はしたくない。
「人を護衛として雇うのが初めてですので分からずですが……。それに護衛人とバレないように、偽装もしたいですね。同じ黒髪ですから作務衣とか着物とか着てもらえます?」
「懐かしい……。着れます」
「じゃあ、出来れば私の事を姉みたいに慕って貰えます?」
「姉……ですか?」
「遠方からやって来た弟……ならば相手も一瞬怯んでくれたらいいなと」
「姉弟揃って連れていかれるよ」
「いや、その案は意外と良いかも知れんぞ」
「お爺ちゃん」
そう声を掛けてきたのはお爺ちゃんだ。
お爺ちゃんは私と彼を見てウンウンと頷いた後、口を開いた。
「お前さん、ドマと言ったかのう」
「はい」
「鉄の国サカマル帝国から姉を心配してやって来た弟、と言う事にして護衛するんじゃ。寧ろお主たちは同じ髪色で同じ肌色じゃからそっちが自然じゃ」
「「「なるほど」」」
「それに、鉄の国サカマル帝国では、男兄弟は姉や妹をとても大事にする。多少行き過ぎた事をしても、【お国柄故に仕方なかった】と言い訳が出来る」
「オモテムキハネ」
「なるほど、姉弟と言うのがそう言うドマの強さの隠れ蓑になるのね」
「うむ。ドマ、お主はどう思う」
「姉様……ですか」
「そうなりますね、ドマ」
そう言って微笑むと、ドマは頬を染めて「いいですね、これ。俺、姉がいるのが夢だったんです」と口にした。
しかし――。
「でもドマ。私は婚約者が既にいますので、その方とその家族に反抗的な態度は駄目ですよ?」
「はい。あの、頑張りますので本当に気に入ったら、本当の姉弟の契約をして貰えないでしょうか?」
「え!?」
思わぬ言葉に私が目を見開くと、ドマの目は真剣で、レイルさんはうんうんと頷いてから口を開いた。
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