49 / 66
第三章 結婚して新たな人生のスタートには波乱がつきもので!?
第50話 日本でもハネムーンを! いっぱい食べる君が好き!
しおりを挟む
そう言えば、異世界でのハネムーンが終わったら日本でもハネムーンをしようと語り合っていた。
そこで一旦家に帰り、家から程近い温泉を印刷して異世界に戻ってマリリンと語り合う事となった。
「温泉か、やはり新婚旅行と言えば温泉なのだろうか?」
「そういう訳ではないけれど、日本は温泉が多いからね。遠くまで連れて行きたいけれど、温泉で家族風呂があるところじゃないとマリリンは問題があるから」
「ああ、見た目がなぁ」
「それで、コテージがあって温泉があってって場所を探してきたんだ。コテージの方が気兼ねなく体も鍛えられるだろうし、周囲の目もそう気にならないかなと思って」
「流石に両手剣を出すのはご法度だろうからなぁ」
「そうだね」
そう語り合う僕とマリリン。
紅茶を飲みつつ行き先を決めかねていると、一か所コテージ内にも温泉があり、尚且つ庭で希望すればバーベキューをして貰えるという場所を見つけた。
しかも追加料金を支払えばバーベキューの料理が増えるらしい。
マリリンはよく食べる、ここしかないだろう。
「この温泉宿にしないか?」
「というと?」
「コテージの室内にも温泉があるらしくて、追加料金を支払えば料理も増えるらしいんだ」
「それはいいな!!」
「ベッドもクイーンサイズがあるらしくて、これなら安心かなって」
「ンン! 全くカズマはそっちの力が旺盛だな!」
「マリリン相手だとついね」
そう微笑むとマリリンは真赤になりつつ「そこがいいんだが!!」と答えていた。
こうして一度日本に帰り、宿の予約を何とか取ることが出来た。
一週間は無理だったが、2泊できるようなのでたっぷりと楽しもうと思う。
ただ、問題が一つあった。
見て回れる場所がない……。
本当に温泉を楽しむ場所と言った感じだった。
その事をマリリンに告げると「確かテレビはある筈だから、ゆっくり過ごすのも悪くない」と許してくれたので、思わずギュッと抱きしめる。
「異世界で色々見て回りたいだろうに……」
「だが、行きは車なのだろう?」
「そうだね」
「なら、その時にしっかりと観光するさ」
何も、どこもいけないという訳ではない。
観光もオルゴール博物館なら行っても良いだろう。
ペットショップだと犬が怯えるだろうか……うーむ。
そんな事を思いつつ、取り敢えず動物関連は置いとくとして、オルゴール博物館や世界のビールが飲める場所は行けそうだとホッと安堵する。
後一泊は……ちょっとエッチなホテルに行きたい。
やはり僕も男だ。
そういう所には好きな妻と一緒に行きたい。
相手がマリリンだから何だと言うのだ。だからこそいいじゃないか!!
「マリリンその……一泊だけ違うホテルに行っても良いかな?」
「ん?」
「人生で一度は行ってみたいホテルがあってね」
「うむ! どんなホテルかは知らないが、カズマを信用しているからな! 楽しみだ!!」
あ゙――!! 良心が痛むその笑顔!!
何も知らない無邪気な笑顔!!
でもごめんマリリン、付き合って欲しいんだそういう所にも!!
そう心で土下座し、僕は笑顔で「楽しみだよ」と答えた。
「となると、カズマの仕事が如何に落ち着くかによるな」
「そうだね、今は幾分落ち着いてるから行くとしたら来週かな。ムギーラ王に実家にマリリンを連れて戻るって伝えておくよ。そっちでもハネムーンを過ごす約束をしていたって言えば直ぐに了承して貰えると思う」
「分かった」
こうして次の日、ムギーラ王に自国にてハネムーンをする約束をしていたので、来週から休みを貰いたいと伝えると直ぐに了承して貰えたので、来週の頭から二泊三日で温泉へ。その後一泊そういうホテルで……と言うのが決まった。
車での移動は高速を使えばそう時間は掛らない。
とはいえ、朝出発して高速で只管走って、コテージに到着するのはお昼過ぎだ。
どこかで食事をすることになるが、それも問題ないだろう。
それに、マリリンは意外とラーメンが好きだ。
ラーメンに餃子にチャーハン。
これらの鉄壁セットがあればかなりルンルンでいてくれる。
無論替え玉は凄いが。
男子高校生並みに替え玉をするので、途中もう一杯か二杯追加でラーメンを頼む。
沢山食べる君が好き。
正にその通り。
某ラーメン屋にあった【バケツラーメン】を5分で食べ切ったマリリン。
あの時は感動して写メを撮りまくった。
店主は顔面蒼白になっていた。
『うちの奥さん凄いでしょ!』
『お、奥さん!? ……化物並みだねぇ!!』
『化物なんて失礼だなぁ。いっぱい食べる彼女が可愛くて仕方ない!!』
『旦那、アンタも相当狂ってるよ……』
そう言われたのも懐かしい。
また【バケツラーメン】出している店はないだろうか……。
マリリンの豪快に啜る姿が見たいんだ……。
「何を思い出してニヤニヤしているんだ?」
「ん? 君が僕の故郷で【バケツラーメン】を食べ切った時の気持ち良さを思い出してた。あんなに熱々なラーメンを臆することなく5分で食べ切って、湯気舞い上がる御汁まで飲み干して、言った言葉覚えてるかい?」
「ああ、『店主、同じのをもう一杯頼めるか?』だったな」
「僕はあの時のマリリンを見て、ああ……素敵な奥さんを貰ったなぁって感動したんだ」
「そ、そうか? いっぱい食べる女性は毛嫌いされると思ったんだが」
「いっぱい食べる君が好きだ。食べた分だけ強くなる君が好きだ。ああ、もうなんて伝えたらこの好きという気持ちが伝わるだろう」
「カ、カズマッ!!」
お互い照れ合って微笑み合う時間。
メイドたちは慣れたのか呆れているのか微笑んで居たり微笑していたり遠い目をしていたりと様々だが、執事のハーゲイだけは「仲睦まじくて素晴らしい事です」と口にしていた。
このハーゲイは他のお屋敷から来た執事ではあるのだが、そこでは夫婦仲は相当悪かったようで、ハーゲイの髪はその際のストレスで消え去ってしまったのだという。
しかし、僕たち夫婦の家の執事を募集したところ、率先してきてくれたのがこのハーゲイで、僕たちの事をとても幸せそうに見つめてくれるのが嬉しい。
「旦那様も奥様も、後は健やかなるお子様だけですね」
「そうだね……マリリンに似た可愛らしい我が子が生まれると思うと、今からどう愛していこうかって悩んじゃうよ」
「そ、そんな事を言ったら、カズマに似た可愛らしい子が生まれたら、どう育てていけばいいのか……」
「お互いの愛情をもって育てればいいんだよ……。だって、僕たちの血を受け継いだ可愛い我が子なんだから」
「カズマ……」
「賑やかになるくらい頑張ろう!」
「うむ!!」
照れ笑いお互い手と手を握り合いそう告げると、ハーゲイはハンカチで涙を拭い、メイドたちは「マリリン様に似たお子様……」「命がけですわね」と口にしていたのは、聞こえない振りをしたのは言う迄もなく。
そして時は過ぎ去り日本へと帰宅する頃――問題が起きたのだ。
そこで一旦家に帰り、家から程近い温泉を印刷して異世界に戻ってマリリンと語り合う事となった。
「温泉か、やはり新婚旅行と言えば温泉なのだろうか?」
「そういう訳ではないけれど、日本は温泉が多いからね。遠くまで連れて行きたいけれど、温泉で家族風呂があるところじゃないとマリリンは問題があるから」
「ああ、見た目がなぁ」
「それで、コテージがあって温泉があってって場所を探してきたんだ。コテージの方が気兼ねなく体も鍛えられるだろうし、周囲の目もそう気にならないかなと思って」
「流石に両手剣を出すのはご法度だろうからなぁ」
「そうだね」
そう語り合う僕とマリリン。
紅茶を飲みつつ行き先を決めかねていると、一か所コテージ内にも温泉があり、尚且つ庭で希望すればバーベキューをして貰えるという場所を見つけた。
しかも追加料金を支払えばバーベキューの料理が増えるらしい。
マリリンはよく食べる、ここしかないだろう。
「この温泉宿にしないか?」
「というと?」
「コテージの室内にも温泉があるらしくて、追加料金を支払えば料理も増えるらしいんだ」
「それはいいな!!」
「ベッドもクイーンサイズがあるらしくて、これなら安心かなって」
「ンン! 全くカズマはそっちの力が旺盛だな!」
「マリリン相手だとついね」
そう微笑むとマリリンは真赤になりつつ「そこがいいんだが!!」と答えていた。
こうして一度日本に帰り、宿の予約を何とか取ることが出来た。
一週間は無理だったが、2泊できるようなのでたっぷりと楽しもうと思う。
ただ、問題が一つあった。
見て回れる場所がない……。
本当に温泉を楽しむ場所と言った感じだった。
その事をマリリンに告げると「確かテレビはある筈だから、ゆっくり過ごすのも悪くない」と許してくれたので、思わずギュッと抱きしめる。
「異世界で色々見て回りたいだろうに……」
「だが、行きは車なのだろう?」
「そうだね」
「なら、その時にしっかりと観光するさ」
何も、どこもいけないという訳ではない。
観光もオルゴール博物館なら行っても良いだろう。
ペットショップだと犬が怯えるだろうか……うーむ。
そんな事を思いつつ、取り敢えず動物関連は置いとくとして、オルゴール博物館や世界のビールが飲める場所は行けそうだとホッと安堵する。
後一泊は……ちょっとエッチなホテルに行きたい。
やはり僕も男だ。
そういう所には好きな妻と一緒に行きたい。
相手がマリリンだから何だと言うのだ。だからこそいいじゃないか!!
「マリリンその……一泊だけ違うホテルに行っても良いかな?」
「ん?」
「人生で一度は行ってみたいホテルがあってね」
「うむ! どんなホテルかは知らないが、カズマを信用しているからな! 楽しみだ!!」
あ゙――!! 良心が痛むその笑顔!!
何も知らない無邪気な笑顔!!
でもごめんマリリン、付き合って欲しいんだそういう所にも!!
そう心で土下座し、僕は笑顔で「楽しみだよ」と答えた。
「となると、カズマの仕事が如何に落ち着くかによるな」
「そうだね、今は幾分落ち着いてるから行くとしたら来週かな。ムギーラ王に実家にマリリンを連れて戻るって伝えておくよ。そっちでもハネムーンを過ごす約束をしていたって言えば直ぐに了承して貰えると思う」
「分かった」
こうして次の日、ムギーラ王に自国にてハネムーンをする約束をしていたので、来週から休みを貰いたいと伝えると直ぐに了承して貰えたので、来週の頭から二泊三日で温泉へ。その後一泊そういうホテルで……と言うのが決まった。
車での移動は高速を使えばそう時間は掛らない。
とはいえ、朝出発して高速で只管走って、コテージに到着するのはお昼過ぎだ。
どこかで食事をすることになるが、それも問題ないだろう。
それに、マリリンは意外とラーメンが好きだ。
ラーメンに餃子にチャーハン。
これらの鉄壁セットがあればかなりルンルンでいてくれる。
無論替え玉は凄いが。
男子高校生並みに替え玉をするので、途中もう一杯か二杯追加でラーメンを頼む。
沢山食べる君が好き。
正にその通り。
某ラーメン屋にあった【バケツラーメン】を5分で食べ切ったマリリン。
あの時は感動して写メを撮りまくった。
店主は顔面蒼白になっていた。
『うちの奥さん凄いでしょ!』
『お、奥さん!? ……化物並みだねぇ!!』
『化物なんて失礼だなぁ。いっぱい食べる彼女が可愛くて仕方ない!!』
『旦那、アンタも相当狂ってるよ……』
そう言われたのも懐かしい。
また【バケツラーメン】出している店はないだろうか……。
マリリンの豪快に啜る姿が見たいんだ……。
「何を思い出してニヤニヤしているんだ?」
「ん? 君が僕の故郷で【バケツラーメン】を食べ切った時の気持ち良さを思い出してた。あんなに熱々なラーメンを臆することなく5分で食べ切って、湯気舞い上がる御汁まで飲み干して、言った言葉覚えてるかい?」
「ああ、『店主、同じのをもう一杯頼めるか?』だったな」
「僕はあの時のマリリンを見て、ああ……素敵な奥さんを貰ったなぁって感動したんだ」
「そ、そうか? いっぱい食べる女性は毛嫌いされると思ったんだが」
「いっぱい食べる君が好きだ。食べた分だけ強くなる君が好きだ。ああ、もうなんて伝えたらこの好きという気持ちが伝わるだろう」
「カ、カズマッ!!」
お互い照れ合って微笑み合う時間。
メイドたちは慣れたのか呆れているのか微笑んで居たり微笑していたり遠い目をしていたりと様々だが、執事のハーゲイだけは「仲睦まじくて素晴らしい事です」と口にしていた。
このハーゲイは他のお屋敷から来た執事ではあるのだが、そこでは夫婦仲は相当悪かったようで、ハーゲイの髪はその際のストレスで消え去ってしまったのだという。
しかし、僕たち夫婦の家の執事を募集したところ、率先してきてくれたのがこのハーゲイで、僕たちの事をとても幸せそうに見つめてくれるのが嬉しい。
「旦那様も奥様も、後は健やかなるお子様だけですね」
「そうだね……マリリンに似た可愛らしい我が子が生まれると思うと、今からどう愛していこうかって悩んじゃうよ」
「そ、そんな事を言ったら、カズマに似た可愛らしい子が生まれたら、どう育てていけばいいのか……」
「お互いの愛情をもって育てればいいんだよ……。だって、僕たちの血を受け継いだ可愛い我が子なんだから」
「カズマ……」
「賑やかになるくらい頑張ろう!」
「うむ!!」
照れ笑いお互い手と手を握り合いそう告げると、ハーゲイはハンカチで涙を拭い、メイドたちは「マリリン様に似たお子様……」「命がけですわね」と口にしていたのは、聞こえない振りをしたのは言う迄もなく。
そして時は過ぎ去り日本へと帰宅する頃――問題が起きたのだ。
41
お気に入りに追加
66
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
戦争から帰ってきたら、俺の婚約者が別の奴と結婚するってよ。
隣のカキ
ファンタジー
国家存亡の危機を救った英雄レイベルト。彼は幼馴染のエイミーと婚約していた。
婚約者を想い、幾つもの死線をくぐり抜けた英雄は戦後、結婚の約束を果たす為に生まれ故郷の街へと戻る。
しかし、戦争で負った傷も癒え切らぬままに故郷へと戻った彼は、信じられない光景を目の当たりにするのだった……
奴隷落ち予定の令嬢は公爵家に飼われました
茗裡
恋愛
此処は乙女ゲームに似た世界。
婚約破棄されて平民に落とされる悪役令嬢のルナリア。
生粋のお嬢様であるルナリアは平民として生きていけるわけもなく人買いに捕まり奴隷として売られる。
ゲームのシナリオはそうなるはずだった。だが、婚約破棄されたルナリアの前に現れたのは攻略対象の姉。転生者だという攻略対象の姉に飼われることになったルナリアだが、彼女が仕える主人は攻略対象だった。
侍女侍従を育成する育成科に通う為、通っていた学園に戻る事となってしまう。
元婚約者やヒロインとは違う学科に通うことになるが、同じ学園内の為、目の敵にされてしまう。
それもこれも、ヒロインの本命はルナリアの元婚約者では無かったから。ヒロインの本命はルナリアの主人だった!?
本命キャラを攻略せんと色仕掛けで迫るヒロイン(ヒドイン)だが……?(第一章)
夏休みが明けたら物語は第二部へと移行する。
隣国からの恋の障壁として現れる予定だった留学生達。
生徒会役員も変わり心機一転。
ルナリアに対する害意は沈静化したものの、ルナリアとディオンの間に新たなる問題が発生する。留学生達も加わり刺激的な日々が二人を待ち受ける(第二章)
!注意!
見切り発車且つ殴り書きです。
矛盾や隙間をなるべく埋めるようにはしてますが、設定が緩く甘い部分もあるかもしれません。
息抜きで思い立った内容を殴り書いた作品です。
読み手を選ぶ作品かもしれませんので、以上を了承の上ご高覧ください。
※いじめの表現がありますのでご注意下さい。
※小さな布石がパラパラと落ちているので後から回収されたり回収され無かったり、一つ一つの言動に意味を持たせてたり持たせてなかったり……書いている時は本人布石になると思ってないので分からんぞって思ったら聞いて下さい。"気紛れ"で答えるかも?
妹に傷物と言いふらされ、父に勘当された伯爵令嬢は男子寮の寮母となる~そしたら上位貴族のイケメンに囲まれた!?~
サイコちゃん
恋愛
伯爵令嬢ヴィオレットは魔女の剣によって下腹部に傷を受けた。すると妹ルージュが“姉は子供を産めない体になった”と嘘を言いふらす。その所為でヴィオレットは婚約者から婚約破棄され、父からは娼館行きを言い渡される。あまりの仕打ちに父と妹の秘密を暴露すると、彼女は勘当されてしまう。そしてヴィオレットは母から託された古い屋敷へ行くのだが、そこで出会った美貌の双子からここを男子寮とするように頼まれる。寮母となったヴィオレットが上位貴族の令息達と暮らしていると、ルージュが現れてこう言った。「私のために家柄の良い美青年を集めて下さいましたのね、お姉様?」しかし令息達が性悪妹を歓迎するはずがなかった――
見捨てられた令嬢は、王宮でかえり咲く
堂夏千聖
ファンタジー
年の差のある夫に嫁がされ、捨て置かれていたエレオノーラ。
ある日、夫を尾行したところ、馬車の事故にあい、記憶喪失に。
記憶喪失のまま、隣国の王宮に引き取られることになったものの、だんだんと記憶が戻り、夫がいたことを思い出す。
幼かった少女が成長し、見向きもしてくれなかった夫に復讐したいと近づくが・・・?
授かったスキルが【草】だったので家を勘当されたから悲しくてスキルに不満をぶつけたら国に恐怖が訪れて草
ラララキヲ
ファンタジー
(※[両性向け]と言いたい...)
10歳のグランは家族の見守る中でスキル鑑定を行った。グランのスキルは【草】。草一本だけを生やすスキルに親は失望しグランの為だと言ってグランを捨てた。
親を恨んだグランはどこにもぶつける事の出来ない気持ちを全て自分のスキルにぶつけた。
同時刻、グランを捨てた家族の居る王都では『謎の笑い声』が響き渡った。その笑い声に人々は恐怖し、グランを捨てた家族は……──
※確認していないので二番煎じだったらごめんなさい。急に思いついたので書きました!
※「妻」に対する暴言があります。嫌な方は御注意下さい※
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
「お姉様の赤ちゃん、私にちょうだい?」
サイコちゃん
恋愛
実家に妊娠を知らせた途端、妹からお腹の子をくれと言われた。姉であるイヴェットは自分の持ち物や恋人をいつも妹に奪われてきた。しかし赤ん坊をくれというのはあまりに酷過ぎる。そのことを夫に相談すると、彼は「良かったね! 家族ぐるみで育ててもらえるんだね!」と言い放った。妹と両親が異常であることを伝えても、夫は理解を示してくれない。やがて夫婦は離婚してイヴェットはひとり苦境へ立ち向かうことになったが、“医術と魔術の天才”である治療人アランが彼女に味方して――
開発者を大事にしない国は滅びるのです。常識でしょう?
ノ木瀬 優
恋愛
新しい魔道具を開発して、順調に商会を大きくしていったリリア=フィミール。しかし、ある時から、開発した魔道具を複製して販売されるようになってしまう。特許権の侵害を訴えても、相手の背後には王太子がh控えており、特許庁の対応はひどいものだった。
そんな中、リリアはとある秘策を実行する。
全3話。本日中に完結予定です。設定ゆるゆるなので、軽い気持ちで読んで頂けたら幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる