14 / 66
第一章 異世界人現る!!
第14話 低姿勢で冒険者の妻を支える夫として
しおりを挟む
【レディー・マッスル】の面々が集まっている大広間にて、マリリンは腕を振り上げ――。
「皆の者! 我は帰ってきたぞ!!!」
この言葉にギルドは震えんばかりの雄叫びに満ち溢れた。
そして彼女と一緒にジャックとマイケルと並ぶ僕を見て、一部は驚愕し、一部は目を見張った。
「そして、この我の夫であるカズマだ!」
「こうして皆様に会うのは初めてですね。僕の名はカズマ。皆さんの口にしている食事に関する砂糖や塩と言った調味料及び、シャンプーなどをマリリンに手渡した者……と言えば、皆さんにも伝わりやすいかと思います」
笑顔口にした言葉に女性陣からも男性陣からも感嘆の声が上がり、尚且つ感謝の言葉が次々に溢れた。
それもそうだろう。
このギルドが今までに増して注目されているのは、僕のいた世界からもたらした物による恩恵がとても高いのだから。
「この度、妻と共に僕の故郷に向かい、ギルドで不足してきていた調味料や美容に関する物の追加も大量に持ってきています。是非【レディー・マッスル】の皆さまに使って頂きたく」
「それは有難い。そろそろ在庫が切れ始めていたからな」
「僕のような若輩者が、皆さまが憧れるギルドマスターの夫では不安も大きいでしょうが、出来うる限りギルドの皆さまの為に働き、そして何より、誠心誠意、妻であるマリリリンの為に尽くしていく所存です。どうか皆さま、宜しくお願い致します」
笑顔で、それでいて低姿勢。
冒険者としてはマイナスだろうが、英雄の妻を支える夫という立場で言えば合格点だろう。
一斉に鳴り響いた拍手がその答えだろうと理解すると、その日の内にマイケルさんと話し合って商品の販売に関する内容を纏め、更に明日城に着ていく服を用意され、既製品を何とかマリリンの持つドレスに合わせた形に変えて貰った。
無論、服を扱う彼らですらマリリンの持つドレスに驚き、何処で手に入れたのかを聞いてきたが、それら全てに関してマリリンは「夫からのプレゼントだ」で通した。
怒涛の一日だったが、此れもすべて自分の為であり、マリリンの為だ。
さぁ、明日は城へ向かう事が決まっている。
少しだけ暴れても問題はないだろう。
翌朝、着替えを済ませ、マリリンの用意が終わるのを待っていた。
暫くすると、肉体美を美しく魅せる僕の世界ならではのドレスに身を包み、この世界では余りにも希少価値が高いとされる宝石をさりげなく、それでいて存在感も放ちながら彼女自身を美しく飾り、更に言えば美しく化粧を施した彼女に、ギルド面子は言葉もなく動くことすら出来ない。
「とてもお似合いです。流石は僕の妻ですね」
「はははは! これら全てをプレゼントしてくれた夫には感謝してもしきれんよ!」
「戦う貴女も素敵ですが、美しく着飾った貴女を見たいのも夫の心理ですよ。その為に必要な物でしたら喜んでご用意いたしましょう」
「全く、照れるではないか!」
「ではそんな愛しい妻に一言良いでしょうか?」
「む?」
「……今日の貴女も、他の女性が霞むほどに美しい」
そう言って僕は自分よりも大きなマリリンの手を取り、軽くキスを落とすと周囲からは黄色い悲鳴が上がった。
「それでは、エスコートさせて頂いても?」
「う……うむ!!」
「お手をどうぞ」
――このやり取りを見ていたジャックとマイケルは驚愕しながらも歩き出した。
ギルドが保有している豪華な馬車に乗り込むと戦場となる城へと走りだす。
マイケルさんから聞いた、この国の現状。
一言で言えば、【レディー・マッスル】のギルドがあるからこそ、他国から攻め込まれることなく何とか成り立っている。
言い換えれば、ギルドが別の国に移動してしまえばこの国は直ぐにでも植民地になっても可笑しくは無いのだ。
それを理解が出来ないのか、それとも見て見ぬふりをしているのか、女王陛下とマリリンの元婚約者である王配と言うのは余りにも愚かすぎだろう。
さて、まずは集まっている貴族がどう動くか。
有名な商人も呼ばれていると言うし、相手次第ではあるが、交渉次第でギルドは更に潤う事になるし、マリリンの名も更に盤石なものになる。
この国の貴族たちが集まり、その場で毎回行われてきたマリリンへの嫌がらせ。
それも、今回で終わりにする。
切れる縁ならばサッサと切ってしまうのが早いし、何より早朝マイケルさんの素晴らしい書面と一緒に、各国にマリリンの結婚は通達済みだ。
無論――今から向かう場所にも通達は行っている。
「知らぬ、存ぜぬ」は通用しないのだ。
城に到着すると、大きな門が開き馬車は城の中へと入っていく。
此処まで来る途中の街中も観ていたが、街中の状況と城の煌びやかさが、余りにもアンバランスに感じる。
国民からの血税で国のトップが好き勝手している……と言う典型的な姿と言えば解りやすいだろうか。
「随分とこの国のトップは愚かなようですね」
笑顔で口にした僕にマリリンは驚き、ジャックとマイケルは強く頷いた。
「さて、城の中は敵陣と思っていいでしょうが……マリリンは幸せそうに微笑んで僕の隣に立っているだけで構いませんからね? 他は僕とマイケルさんとでやり合います」
「本当に大丈夫なのか……?」
「僕は、勝ち戦しかしませんよ」
そう笑顔で言うと馬車は止まり、城への入り口へ到着したようだ。
先にジャックさんとマイケルさんが降り、次に僕が降りるとエスコートするようにマリリンに手を伸ばした。
無論、現れたマリリンに城の者たちは驚きを隠せないでいたが、マリリンは幸せそうにカズマの隣に立ち、彼女の歩幅に合わせて会場へと歩いていく。
――この異世界には存在しない極上のシルクドレスに身を包んだマリリンは美しく、短い髪であったとしても、その両耳には美しい宝石のついたイヤリング。
そして、その宝石に合わせたネックレスは光り輝いていた。
靴に関しても厳選したマリリンの足に合う光沢ある美しい物を履いており、会場に入るなり視線が一斉に集まり会場はざわついた。
貴族たちが近寄らないのは、今までマリリンにしてきた仕打ちの性か、それとも何かしらの派閥があるのか……。それでも、一部の貴族はマリリンの許へやってきては、ドレスは何処で手に入れられたのか、その宝石は何処で? 等と、マリリン自身を褒めることは一切無く、単純にマリリンが着ている全てが羨ましくてたまらないだけのようだ。
だが、そんな質問に対してマリリンが口にする言葉はただ一つ。
「これらのドレスも靴も化粧も宝石も、全て夫からのプレゼントですよ」
「夫……ですか?」
「あら、まだ女王陛下から通達がきていないのかしら? 早朝に各国の王家に私の結婚の報告を致しましたのに」
幸せそうにカズマの細い腕に手を通すマリリンに、貴族の女性たちは顔を引き攣らせていた。
無論、中には猛者もいて「わたくしにもマリリンさんが着ていらっしゃるようなドレスや宝石を紹介して頂けません?」と聞いてくる輩もいたが――。
「申し訳ありません。私は愛しい妻を美しくして差し上げたくて用意したので、他の女性を美しくする事は妻に失礼ですから出来ません。やはり夫ならば、愛しい妻を更に美しくするために頑張るものでしょうし、あなた様の旦那様はそんな事もして下さらない甲斐性なしなのですか? ……お可哀そうに」
悲しそうに。
憐れむように。
そんな瞳で見られた女性達はカズマ達から去っていった。
得てしまった悪意を知ることが出来るスキルの所為で、相手の言葉が如何に巧妙な悪意と欲が含まれているのか感じ取れるようになってしまっているようだ。
商売するには最高のスキルだな~と思っていると、盛大なラッパの音が鳴り、女王陛下と王配が登場したようだ。
今現在、誰よりも最先端のドレスを身にまとい。
今現在、誰よりも優れて希少価値の高い宝石を身に着け。
今現在、誰よりも美しさに気を使っているであろうこの国のピエロ。
そして、そのピエロの隣で張り付いた笑顔で立っている王配。
――さて、どう料理をしてくれようか。
「皆の者! 我は帰ってきたぞ!!!」
この言葉にギルドは震えんばかりの雄叫びに満ち溢れた。
そして彼女と一緒にジャックとマイケルと並ぶ僕を見て、一部は驚愕し、一部は目を見張った。
「そして、この我の夫であるカズマだ!」
「こうして皆様に会うのは初めてですね。僕の名はカズマ。皆さんの口にしている食事に関する砂糖や塩と言った調味料及び、シャンプーなどをマリリンに手渡した者……と言えば、皆さんにも伝わりやすいかと思います」
笑顔口にした言葉に女性陣からも男性陣からも感嘆の声が上がり、尚且つ感謝の言葉が次々に溢れた。
それもそうだろう。
このギルドが今までに増して注目されているのは、僕のいた世界からもたらした物による恩恵がとても高いのだから。
「この度、妻と共に僕の故郷に向かい、ギルドで不足してきていた調味料や美容に関する物の追加も大量に持ってきています。是非【レディー・マッスル】の皆さまに使って頂きたく」
「それは有難い。そろそろ在庫が切れ始めていたからな」
「僕のような若輩者が、皆さまが憧れるギルドマスターの夫では不安も大きいでしょうが、出来うる限りギルドの皆さまの為に働き、そして何より、誠心誠意、妻であるマリリリンの為に尽くしていく所存です。どうか皆さま、宜しくお願い致します」
笑顔で、それでいて低姿勢。
冒険者としてはマイナスだろうが、英雄の妻を支える夫という立場で言えば合格点だろう。
一斉に鳴り響いた拍手がその答えだろうと理解すると、その日の内にマイケルさんと話し合って商品の販売に関する内容を纏め、更に明日城に着ていく服を用意され、既製品を何とかマリリンの持つドレスに合わせた形に変えて貰った。
無論、服を扱う彼らですらマリリンの持つドレスに驚き、何処で手に入れたのかを聞いてきたが、それら全てに関してマリリンは「夫からのプレゼントだ」で通した。
怒涛の一日だったが、此れもすべて自分の為であり、マリリンの為だ。
さぁ、明日は城へ向かう事が決まっている。
少しだけ暴れても問題はないだろう。
翌朝、着替えを済ませ、マリリンの用意が終わるのを待っていた。
暫くすると、肉体美を美しく魅せる僕の世界ならではのドレスに身を包み、この世界では余りにも希少価値が高いとされる宝石をさりげなく、それでいて存在感も放ちながら彼女自身を美しく飾り、更に言えば美しく化粧を施した彼女に、ギルド面子は言葉もなく動くことすら出来ない。
「とてもお似合いです。流石は僕の妻ですね」
「はははは! これら全てをプレゼントしてくれた夫には感謝してもしきれんよ!」
「戦う貴女も素敵ですが、美しく着飾った貴女を見たいのも夫の心理ですよ。その為に必要な物でしたら喜んでご用意いたしましょう」
「全く、照れるではないか!」
「ではそんな愛しい妻に一言良いでしょうか?」
「む?」
「……今日の貴女も、他の女性が霞むほどに美しい」
そう言って僕は自分よりも大きなマリリンの手を取り、軽くキスを落とすと周囲からは黄色い悲鳴が上がった。
「それでは、エスコートさせて頂いても?」
「う……うむ!!」
「お手をどうぞ」
――このやり取りを見ていたジャックとマイケルは驚愕しながらも歩き出した。
ギルドが保有している豪華な馬車に乗り込むと戦場となる城へと走りだす。
マイケルさんから聞いた、この国の現状。
一言で言えば、【レディー・マッスル】のギルドがあるからこそ、他国から攻め込まれることなく何とか成り立っている。
言い換えれば、ギルドが別の国に移動してしまえばこの国は直ぐにでも植民地になっても可笑しくは無いのだ。
それを理解が出来ないのか、それとも見て見ぬふりをしているのか、女王陛下とマリリンの元婚約者である王配と言うのは余りにも愚かすぎだろう。
さて、まずは集まっている貴族がどう動くか。
有名な商人も呼ばれていると言うし、相手次第ではあるが、交渉次第でギルドは更に潤う事になるし、マリリンの名も更に盤石なものになる。
この国の貴族たちが集まり、その場で毎回行われてきたマリリンへの嫌がらせ。
それも、今回で終わりにする。
切れる縁ならばサッサと切ってしまうのが早いし、何より早朝マイケルさんの素晴らしい書面と一緒に、各国にマリリンの結婚は通達済みだ。
無論――今から向かう場所にも通達は行っている。
「知らぬ、存ぜぬ」は通用しないのだ。
城に到着すると、大きな門が開き馬車は城の中へと入っていく。
此処まで来る途中の街中も観ていたが、街中の状況と城の煌びやかさが、余りにもアンバランスに感じる。
国民からの血税で国のトップが好き勝手している……と言う典型的な姿と言えば解りやすいだろうか。
「随分とこの国のトップは愚かなようですね」
笑顔で口にした僕にマリリンは驚き、ジャックとマイケルは強く頷いた。
「さて、城の中は敵陣と思っていいでしょうが……マリリンは幸せそうに微笑んで僕の隣に立っているだけで構いませんからね? 他は僕とマイケルさんとでやり合います」
「本当に大丈夫なのか……?」
「僕は、勝ち戦しかしませんよ」
そう笑顔で言うと馬車は止まり、城への入り口へ到着したようだ。
先にジャックさんとマイケルさんが降り、次に僕が降りるとエスコートするようにマリリンに手を伸ばした。
無論、現れたマリリンに城の者たちは驚きを隠せないでいたが、マリリンは幸せそうにカズマの隣に立ち、彼女の歩幅に合わせて会場へと歩いていく。
――この異世界には存在しない極上のシルクドレスに身を包んだマリリンは美しく、短い髪であったとしても、その両耳には美しい宝石のついたイヤリング。
そして、その宝石に合わせたネックレスは光り輝いていた。
靴に関しても厳選したマリリンの足に合う光沢ある美しい物を履いており、会場に入るなり視線が一斉に集まり会場はざわついた。
貴族たちが近寄らないのは、今までマリリンにしてきた仕打ちの性か、それとも何かしらの派閥があるのか……。それでも、一部の貴族はマリリンの許へやってきては、ドレスは何処で手に入れられたのか、その宝石は何処で? 等と、マリリン自身を褒めることは一切無く、単純にマリリンが着ている全てが羨ましくてたまらないだけのようだ。
だが、そんな質問に対してマリリンが口にする言葉はただ一つ。
「これらのドレスも靴も化粧も宝石も、全て夫からのプレゼントですよ」
「夫……ですか?」
「あら、まだ女王陛下から通達がきていないのかしら? 早朝に各国の王家に私の結婚の報告を致しましたのに」
幸せそうにカズマの細い腕に手を通すマリリンに、貴族の女性たちは顔を引き攣らせていた。
無論、中には猛者もいて「わたくしにもマリリンさんが着ていらっしゃるようなドレスや宝石を紹介して頂けません?」と聞いてくる輩もいたが――。
「申し訳ありません。私は愛しい妻を美しくして差し上げたくて用意したので、他の女性を美しくする事は妻に失礼ですから出来ません。やはり夫ならば、愛しい妻を更に美しくするために頑張るものでしょうし、あなた様の旦那様はそんな事もして下さらない甲斐性なしなのですか? ……お可哀そうに」
悲しそうに。
憐れむように。
そんな瞳で見られた女性達はカズマ達から去っていった。
得てしまった悪意を知ることが出来るスキルの所為で、相手の言葉が如何に巧妙な悪意と欲が含まれているのか感じ取れるようになってしまっているようだ。
商売するには最高のスキルだな~と思っていると、盛大なラッパの音が鳴り、女王陛下と王配が登場したようだ。
今現在、誰よりも最先端のドレスを身にまとい。
今現在、誰よりも優れて希少価値の高い宝石を身に着け。
今現在、誰よりも美しさに気を使っているであろうこの国のピエロ。
そして、そのピエロの隣で張り付いた笑顔で立っている王配。
――さて、どう料理をしてくれようか。
57
お気に入りに追加
66
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
戦争から帰ってきたら、俺の婚約者が別の奴と結婚するってよ。
隣のカキ
ファンタジー
国家存亡の危機を救った英雄レイベルト。彼は幼馴染のエイミーと婚約していた。
婚約者を想い、幾つもの死線をくぐり抜けた英雄は戦後、結婚の約束を果たす為に生まれ故郷の街へと戻る。
しかし、戦争で負った傷も癒え切らぬままに故郷へと戻った彼は、信じられない光景を目の当たりにするのだった……
奴隷落ち予定の令嬢は公爵家に飼われました
茗裡
恋愛
此処は乙女ゲームに似た世界。
婚約破棄されて平民に落とされる悪役令嬢のルナリア。
生粋のお嬢様であるルナリアは平民として生きていけるわけもなく人買いに捕まり奴隷として売られる。
ゲームのシナリオはそうなるはずだった。だが、婚約破棄されたルナリアの前に現れたのは攻略対象の姉。転生者だという攻略対象の姉に飼われることになったルナリアだが、彼女が仕える主人は攻略対象だった。
侍女侍従を育成する育成科に通う為、通っていた学園に戻る事となってしまう。
元婚約者やヒロインとは違う学科に通うことになるが、同じ学園内の為、目の敵にされてしまう。
それもこれも、ヒロインの本命はルナリアの元婚約者では無かったから。ヒロインの本命はルナリアの主人だった!?
本命キャラを攻略せんと色仕掛けで迫るヒロイン(ヒドイン)だが……?(第一章)
夏休みが明けたら物語は第二部へと移行する。
隣国からの恋の障壁として現れる予定だった留学生達。
生徒会役員も変わり心機一転。
ルナリアに対する害意は沈静化したものの、ルナリアとディオンの間に新たなる問題が発生する。留学生達も加わり刺激的な日々が二人を待ち受ける(第二章)
!注意!
見切り発車且つ殴り書きです。
矛盾や隙間をなるべく埋めるようにはしてますが、設定が緩く甘い部分もあるかもしれません。
息抜きで思い立った内容を殴り書いた作品です。
読み手を選ぶ作品かもしれませんので、以上を了承の上ご高覧ください。
※いじめの表現がありますのでご注意下さい。
※小さな布石がパラパラと落ちているので後から回収されたり回収され無かったり、一つ一つの言動に意味を持たせてたり持たせてなかったり……書いている時は本人布石になると思ってないので分からんぞって思ったら聞いて下さい。"気紛れ"で答えるかも?
見捨てられた令嬢は、王宮でかえり咲く
堂夏千聖
ファンタジー
年の差のある夫に嫁がされ、捨て置かれていたエレオノーラ。
ある日、夫を尾行したところ、馬車の事故にあい、記憶喪失に。
記憶喪失のまま、隣国の王宮に引き取られることになったものの、だんだんと記憶が戻り、夫がいたことを思い出す。
幼かった少女が成長し、見向きもしてくれなかった夫に復讐したいと近づくが・・・?
妹に傷物と言いふらされ、父に勘当された伯爵令嬢は男子寮の寮母となる~そしたら上位貴族のイケメンに囲まれた!?~
サイコちゃん
恋愛
伯爵令嬢ヴィオレットは魔女の剣によって下腹部に傷を受けた。すると妹ルージュが“姉は子供を産めない体になった”と嘘を言いふらす。その所為でヴィオレットは婚約者から婚約破棄され、父からは娼館行きを言い渡される。あまりの仕打ちに父と妹の秘密を暴露すると、彼女は勘当されてしまう。そしてヴィオレットは母から託された古い屋敷へ行くのだが、そこで出会った美貌の双子からここを男子寮とするように頼まれる。寮母となったヴィオレットが上位貴族の令息達と暮らしていると、ルージュが現れてこう言った。「私のために家柄の良い美青年を集めて下さいましたのね、お姉様?」しかし令息達が性悪妹を歓迎するはずがなかった――
転生幼女具現化スキルでハードな異世界生活
高梨
ファンタジー
ストレス社会、労働社会、希薄な社会、それに揉まれ石化した心で唯一の親友を守って私は死んだ……のだけれども、死後に閻魔に下されたのは願ってもない異世界転生の判決だった。
黒髪ロングのアメジストの眼をもつ美少女転生して、
接客業後遺症の無表情と接客業の武器営業スマイルと、勝手に進んで行く周りにゲンナリしながら彼女は異世界でくらします。考えてるのに最終的にめんどくさくなって突拍子もないことをしでかして周りに振り回されると同じくらい周りを振り回します。
中性パッツン氷帝と黒の『ナンでも?』できる少女の恋愛ファンタジー。平穏は遙か彼方の代物……この物語をどうぞ見届けてくださいませ。
無表情中性おかっぱ王子?、純粋培養王女、オカマ、下働き大好き系国王、考え過ぎて首を落としたまま過ごす医者、女装メイド男の娘。
猫耳獣人なんでもござれ……。
ほの暗い恋愛ありファンタジーの始まります。
R15タグのように15に収まる範囲の描写がありますご注意ください。
そして『ほの暗いです』
授かったスキルが【草】だったので家を勘当されたから悲しくてスキルに不満をぶつけたら国に恐怖が訪れて草
ラララキヲ
ファンタジー
(※[両性向け]と言いたい...)
10歳のグランは家族の見守る中でスキル鑑定を行った。グランのスキルは【草】。草一本だけを生やすスキルに親は失望しグランの為だと言ってグランを捨てた。
親を恨んだグランはどこにもぶつける事の出来ない気持ちを全て自分のスキルにぶつけた。
同時刻、グランを捨てた家族の居る王都では『謎の笑い声』が響き渡った。その笑い声に人々は恐怖し、グランを捨てた家族は……──
※確認していないので二番煎じだったらごめんなさい。急に思いついたので書きました!
※「妻」に対する暴言があります。嫌な方は御注意下さい※
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
転生しました。
さきくさゆり
ファンタジー
転生しました。
生きるために必死に頑張りました。
結果、家族からは見放され、友人はできなかったけど、学園に入れました。楽しい異世界生活をおくろうとおもいます。
なろうでも書いてます。
読みやすい方でお楽しみください。
http://ncode.syosetu.com/n1839dj/
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる