388 / 418
8章 教皇と魔物退治
第373話 護衛兼補佐
しおりを挟むそんなわけで町を回る。
鳥と殴り合う八百屋の親父と肉屋のおばちゃんと一緒に追い払って(あの鳥毎度よく飽きないもんだ。目に白い傷跡が付いてるから個別判断しやすいやつなんだ。)、学校に登校するガキ共とちょっとした絡みをして(まあ、ちょっと遊んでるとも言う。遅刻するって先生が飛んできちまった。)、礼拝に来たじいちゃんばあちゃんと…って俺もジジイ一歩手前だわ、まあ、それはそれとして挨拶をして(微妙に話が合うようになって来てるのが歳なんかね…)、騎士団の連中の朝訓練に顔だして(いつもボコボコにしちまう。)、教会のシスターや神父共にちょっかいかけて怒られて(いい大人が何やってるんだと怒られた。)、自分の執務室にたどり着く。
そこには我が息子が騎士団の中から選んでくれた美少女が仕事の準備をして待ってくれている。
「おはようさん、シオンちゃん。」
「あ、おはようございます教皇様。」
この子はシオン・ディリア、この町の流通を管理してる貴族の次女で25歳の美少女だ。上に兄と姉が一人ずついてこの子が兄妹のなかで一番下となる。兄が家を継ぎ、姉が他の家に嫁いで行った為、自由になった彼女は元々戦闘能力も高かった事から騎士団入りした。
魔力の波動で長い金髪をはためかせながら魔法を放つ姿はミーリアちゃんやフルルちゃんとは違う意味で注目を集めている。息子達と年齢が近いからか父親気分で見守っちゃうんだよなこの子。
今は俺の護衛兼補佐として働いて貰ってる。補佐はまじでありがたかった。やってみたら何もわからんかったからな。
そういやこの子の性格はいわゆるクールっていう感じかな?必要無いことは仕事中は言わねぇが休憩中とかなら普通に話してくれるキッチリした子だ。
机につき、シオンちゃんから今日の仕事を教えて貰って仕事を始めた。
0
お気に入りに追加
43
あなたにおすすめの小説
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります
古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。
一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。
一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。
どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。
※他サイト様でも掲載しております。
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
召喚アラサー女~ 自由に生きています!
マツユキ
ファンタジー
異世界に召喚された海藤美奈子32才。召喚されたものの、牢屋行きとなってしまう。
牢から出た美奈子は、冒険者となる。助け、助けられながら信頼できる仲間を得て行く美奈子。地球で大好きだった事もしつつ、異世界でも自由に生きる美奈子
信頼できる仲間と共に、異世界で奮闘する。
初めは一人だった美奈子のの周りには、いつの間にか仲間が集まって行き、家が村に、村が街にとどんどんと大きくなっていくのだった
***
異世界でも元の世界で出来ていた事をやっています。苦手、または気に入らないと言うかたは読まれない方が良いかと思います
かなりの無茶振りと、作者の妄想で出来たあり得ない魔法や設定が出てきます。こちらも抵抗のある方は読まれない方が良いかと思います
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる