竜の契約者

ホワイトエンド

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8章 教皇と魔物退治

第373話 護衛兼補佐

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そんなわけで町を回る。
鳥と殴り合う八百屋の親父と肉屋のおばちゃんと一緒に追い払って(あの鳥毎度よく飽きないもんだ。目に白い傷跡が付いてるから個別判断しやすいやつなんだ。)、学校に登校するガキ共とちょっとした絡みをして(まあ、ちょっと遊んでるとも言う。遅刻するって先生が飛んできちまった。)、礼拝に来たじいちゃんばあちゃんと…って俺もジジイ一歩手前だわ、まあ、それはそれとして挨拶をして(微妙に話が合うようになって来てるのが歳なんかね…)、騎士団の連中の朝訓練に顔だして(いつもボコボコにしちまう。)、教会のシスターや神父共にちょっかいかけて怒られて(いい大人が何やってるんだと怒られた。)、自分の執務室にたどり着く。

そこには我が息子が騎士団の中から選んでくれた美少女が仕事の準備をして待ってくれている。
「おはようさん、シオンちゃん。」
「あ、おはようございます教皇様。」
この子はシオン・ディリア、この町の流通を管理してる貴族の次女で25歳の美少女だ。上に兄と姉が一人ずついてこの子が兄妹のなかで一番下となる。兄が家を継ぎ、姉が他の家に嫁いで行った為、自由になった彼女は元々戦闘能力も高かった事から騎士団入りした。
魔力の波動で長い金髪をはためかせながら魔法を放つ姿はミーリアちゃんやフルルちゃんとは違う意味で注目を集めている。息子達と年齢が近いからか父親気分で見守っちゃうんだよなこの子。
今は俺の護衛兼補佐として働いて貰ってる。補佐はまじでありがたかった。やってみたら何もわからんかったからな。
そういやこの子の性格はいわゆるクールっていう感じかな?必要無いことは仕事中は言わねぇが休憩中とかなら普通に話してくれるキッチリした子だ。

机につき、シオンちゃんから今日の仕事を教えて貰って仕事を始めた。
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