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5章 天衣無縫の少女と欲望の町
第151話 夜
しおりを挟む「それでは答えは?」
「あー……うん。私は別にいいよ。」
ちょっと悩んだあと了承をした。
「ん。分かりましたありがとうございます。」
(あ、なんかフルルちゃんぽい)
「私としての用事は終わりですがなにかあります?」
「うーん…そろそろいい時間だし帰ろうかな。」
「そうですね。それじゃ」
「うん、バイバイ。」
そうして二人は別れ、歩いていった。
アリスも言っていたがもうすでに空は綺麗なオレンジ色、夕暮れ時だ。ディレードは途中晩ご飯の品を買って家へと帰った。
そして時間は、晩ご飯のあとの時間まで進む。
ディレードのこの後の行動は食器を洗って風呂に入って、寝るだけなのであまり面白みにかける。
なのでアリスとフルルに視点を変えよう。
「ふぅ~この二日間ずっと言ってるけどいいお湯だね。」
「う、うん…」
お風呂中だった。
なんか覗きしてるみたいだ。
取り敢えず描写しようか。
二人共動きやすい服装をしているのでスタイルなんかは常時分かっているような物なのだがいざ脱いでいる姿を見るとより分かる。
フルルはその身長などから分かる通り子供の体なのだが見た目からは分からないレベルに筋肉が多い。それこそ似つかわしくないくらいの筋肉体だ。無論無駄な筋肉は付いていない。本来ならば肉体美とでも言えばいいのだろうが何分身長がないため見栄えが悪いのだ。美しくはあるのだがな。
アリスはこちらこそ程よく引き締まったスポーツマンのような身体と言えば分かりやすいだろう。
全てが程よく纏まり、それこそその手のマニアからすると垂涎の代物だ。
「もー、二日も一緒に入ってるんだからそろそろ慣れようよ。」
「と、友達の感覚も分からないから余計に分からない…」
「んー私がいる間、毎日入れば慣れるかな?」
「ま、毎日…それも…」
悪くないそう思うフルルであった。
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