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4章 聖人と少女と暗殺者
第120話 鞄
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調査メモ
・アリスさんが捕まった
・これから証拠を調査
・犯人を見つけましょう
「それで?どう探すの?」
ディレードの発言を聞いて一気に機嫌が悪くなったかのような声色のアリスがディレードに聞いてくる。それに気づきながら気にせずディレードはメモの貼り付けてあった鞄を指差す。
「まあ取り敢えず黒幕自ら出してくれた証拠です調べて見ましょう。」
そうしていそいそと手袋をはめながら鞄を開く。それを見てフルルは手袋を持っていないのでそれを見下ろすだけに終わる。
開けて見ると中には大量の金貨が詰まった袋がぎっしりと詰まっていた。
「ふむふむ、大体これだけあれば家族4人を贅沢しても暮らしていけますね。」
「完全にディレードのこと知っててお金を渡してきてるね。」
「家族構成に妻を娶っても大丈夫にはしてますけど子供は考えていないところまで私を理解していますね。」
「私ですら初耳なんだけど?」
「そうですね。騎士団に入ってからはあまり口にしたことないですね。」
「え?それじゃあ…」
「そうですね。」
目を瞑って、はぁ、と小さくため息をつきその事実を口にする。
「フルルも知っているでしょうが私はとことん友人が少ないのですよ。」
「うん。私が知ってるのも私ぐらいだもん。」
「貴女がどう私を調査したのか分かりませんがもう少しくらいはいますよ。」
「なら割り出せなくない?」
「いえ、確かにそんな話をしたことがある人はいるのですが一人しかいないんですよ。」
「じゃあ」
「ええ、黒幕は…」
・アリスさんが捕まった
・これから証拠を調査
・犯人を見つけましょう
「それで?どう探すの?」
ディレードの発言を聞いて一気に機嫌が悪くなったかのような声色のアリスがディレードに聞いてくる。それに気づきながら気にせずディレードはメモの貼り付けてあった鞄を指差す。
「まあ取り敢えず黒幕自ら出してくれた証拠です調べて見ましょう。」
そうしていそいそと手袋をはめながら鞄を開く。それを見てフルルは手袋を持っていないのでそれを見下ろすだけに終わる。
開けて見ると中には大量の金貨が詰まった袋がぎっしりと詰まっていた。
「ふむふむ、大体これだけあれば家族4人を贅沢しても暮らしていけますね。」
「完全にディレードのこと知っててお金を渡してきてるね。」
「家族構成に妻を娶っても大丈夫にはしてますけど子供は考えていないところまで私を理解していますね。」
「私ですら初耳なんだけど?」
「そうですね。騎士団に入ってからはあまり口にしたことないですね。」
「え?それじゃあ…」
「そうですね。」
目を瞑って、はぁ、と小さくため息をつきその事実を口にする。
「フルルも知っているでしょうが私はとことん友人が少ないのですよ。」
「うん。私が知ってるのも私ぐらいだもん。」
「貴女がどう私を調査したのか分かりませんがもう少しくらいはいますよ。」
「なら割り出せなくない?」
「いえ、確かにそんな話をしたことがある人はいるのですが一人しかいないんですよ。」
「じゃあ」
「ええ、黒幕は…」
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