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3章 妖精と勇者の剣舞
第63話 種族紹介
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話を聞き始めてから約1時間後
「大体こんなところね~。どう?気になるところはあった?」
「そうだな……人間でも魔物でもない人種が気になるな。」
「やっぱり男の子ね~見たことのない女の子に興味が出たのね。」
「そういうわけでも無いが……見たことのない人
種というのは興味があるな。」
「ふふ、それじゃあ教えてあげるわ。それじゃあ……まずは獣人ね。」
「それはなんか王都で見た覚えがあるな。」
「そうね~獣人は最も人間と仲が良くて、魔物と仲が悪い種族ね。」
「へぇ。」
『仲が悪くはないぞ。我が避けられているだけだ!』
「急に復帰してきたな。しかも悲しい言葉を添えて。」
「そうね~確かちょっと前に気に入った娘にちょっかい出してひっぱたかれて獣人ちゃん達は団結力が高いから余計に嫌われちゃったのよね~」
『あのあとマリウスを連れて出来る限りの宝を持って本気で謝罪に行ったが許されなかったな!』
「本当にお前が嫌われてるだけだなそれ。」
「まあ、それは置いておいて」
『え!?』
「獣人は身体能力が高くて男の子はムキムキ、女の子はしなやかな体をしていることが特徴ね。あとは女の子が身長が低めになることが多いのも有名ね。」
「謎に容姿に関する情報が多いな。イメージしやすいが。」
『我が声をかけたのは15歳くらいの少女だった。』
「……」
二人は魔王がそれこそ兵士に捕まりかねない言葉を言ったのはスルーしようと決めた。
「ただし魔法は全く使えないという弱点も持ってるわね。」
「なるほどな身体能力に全部持ってかれたか。」
「次は竜人ね。」
「俺たちはそれに今は入るのか。」
「そうね、ニイちゃん達は今は竜人ね。竜人は人間とも仲良くはあるけど肩入れはしてなくて、魔物とも似た関係ね。見た目は人間に限りなく近いわね。だからあまり見た目には代わり映えはないわね~。」
「俺が何に期待してると思ってるんだよ全く。」
「魔力は多めの種族ね。それ以外には……」
『我が一切手を出してない種族だな。あまり興味がないのよなぁ』
「珍しいな魔王が手を出してないとは」
『同じ竜であるがゆえに新鮮味が無かったのよなぁ。怒りやすく戦闘狂いでもあるしな。』
「うへぇそりゃ手を出さないな。お前大人しいのが好きだしな。」
『うむうむ、あまり女の子には戦って欲しくないからな。』
「それじゃあ次行くわよ。次は吸血種ね」
「それって魔物枠じゃないんだな。」
『半分魔物ではあるのだがな。元人間である確率が高いのでな。判断しかねるので固有の種族となっている。』
「まあ、そういうことね。ちなみに見た目は男女問わずに特に始祖や生まれつきの人は顔がいいわね。」
「やっぱり血を吸われると吸血種に?」
「そうね。ただし吸う人の顔がいいから自ら進んで飲まれるって人はいるわね。」
「やっぱり業が深いな人間って」
「スタイルは男は細身で長身、女の子は胸が大きい娘が多いわ。」
「マジでイケメンや美人の巣窟だな。」
「ただしちょっと言ってることが分かりずらいっていう問題点もあるわね。」
(まさか厨二病じみてるのか?)
イメージされるのは盟約などの言葉を多用する夜の月を背負って高笑いする男女。
『我も手を出そうとしてリアとマリウスに本気で止められた種族だな。』
「もしかして血を吸われたら吸血竜にでもなるのか?」
『うむ。』
「侵食力怖いな、それ……」
「ふふ……吸血種の特徴はここら辺ね。次が最後ね。」
「どんなやつだ?」
「森に住む種族、森妖精ね。」
「大体こんなところね~。どう?気になるところはあった?」
「そうだな……人間でも魔物でもない人種が気になるな。」
「やっぱり男の子ね~見たことのない女の子に興味が出たのね。」
「そういうわけでも無いが……見たことのない人
種というのは興味があるな。」
「ふふ、それじゃあ教えてあげるわ。それじゃあ……まずは獣人ね。」
「それはなんか王都で見た覚えがあるな。」
「そうね~獣人は最も人間と仲が良くて、魔物と仲が悪い種族ね。」
「へぇ。」
『仲が悪くはないぞ。我が避けられているだけだ!』
「急に復帰してきたな。しかも悲しい言葉を添えて。」
「そうね~確かちょっと前に気に入った娘にちょっかい出してひっぱたかれて獣人ちゃん達は団結力が高いから余計に嫌われちゃったのよね~」
『あのあとマリウスを連れて出来る限りの宝を持って本気で謝罪に行ったが許されなかったな!』
「本当にお前が嫌われてるだけだなそれ。」
「まあ、それは置いておいて」
『え!?』
「獣人は身体能力が高くて男の子はムキムキ、女の子はしなやかな体をしていることが特徴ね。あとは女の子が身長が低めになることが多いのも有名ね。」
「謎に容姿に関する情報が多いな。イメージしやすいが。」
『我が声をかけたのは15歳くらいの少女だった。』
「……」
二人は魔王がそれこそ兵士に捕まりかねない言葉を言ったのはスルーしようと決めた。
「ただし魔法は全く使えないという弱点も持ってるわね。」
「なるほどな身体能力に全部持ってかれたか。」
「次は竜人ね。」
「俺たちはそれに今は入るのか。」
「そうね、ニイちゃん達は今は竜人ね。竜人は人間とも仲良くはあるけど肩入れはしてなくて、魔物とも似た関係ね。見た目は人間に限りなく近いわね。だからあまり見た目には代わり映えはないわね~。」
「俺が何に期待してると思ってるんだよ全く。」
「魔力は多めの種族ね。それ以外には……」
『我が一切手を出してない種族だな。あまり興味がないのよなぁ』
「珍しいな魔王が手を出してないとは」
『同じ竜であるがゆえに新鮮味が無かったのよなぁ。怒りやすく戦闘狂いでもあるしな。』
「うへぇそりゃ手を出さないな。お前大人しいのが好きだしな。」
『うむうむ、あまり女の子には戦って欲しくないからな。』
「それじゃあ次行くわよ。次は吸血種ね」
「それって魔物枠じゃないんだな。」
『半分魔物ではあるのだがな。元人間である確率が高いのでな。判断しかねるので固有の種族となっている。』
「まあ、そういうことね。ちなみに見た目は男女問わずに特に始祖や生まれつきの人は顔がいいわね。」
「やっぱり血を吸われると吸血種に?」
「そうね。ただし吸う人の顔がいいから自ら進んで飲まれるって人はいるわね。」
「やっぱり業が深いな人間って」
「スタイルは男は細身で長身、女の子は胸が大きい娘が多いわ。」
「マジでイケメンや美人の巣窟だな。」
「ただしちょっと言ってることが分かりずらいっていう問題点もあるわね。」
(まさか厨二病じみてるのか?)
イメージされるのは盟約などの言葉を多用する夜の月を背負って高笑いする男女。
『我も手を出そうとしてリアとマリウスに本気で止められた種族だな。』
「もしかして血を吸われたら吸血竜にでもなるのか?」
『うむ。』
「侵食力怖いな、それ……」
「ふふ……吸血種の特徴はここら辺ね。次が最後ね。」
「どんなやつだ?」
「森に住む種族、森妖精ね。」
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