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出発
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森に深く入り込んでいたせいで傭兵試験を終えてツリーハウスに戻る頃には夜になっていた。
白狐も買い物から戻っているだろう。
「ただいま。」
俺は言いながらツリーハウスに入る。
ちなみにこのツリーハウス、2DKとそれなりに部屋がある。
元々親父の部屋と俺の部屋、共同部分に分かれていた。
今白狐には元親父の部屋をあてがっている。
「おかえりなさい。」
その声を聴き白狐の部屋を覗き込んだところで、すぐさま俺は顔をそらした。
「なんて恰好してんだよ?」
白狐は真っ裸にシーツ1枚で寝床に入っていたのだ。
「あぁ。すいません。昔からの癖で寝る時には服を脱がないと熟睡できないんですよ。」
「そうなのか?でも困るよ。目のやり場に。」
「別に減るものでもないですし、ぞんぶんに見て貰ってかまいませんよ?」
「俺がかまうの!」
そんなやり取りをしつつ今日は寝る事にした。
翌日、朝食を終えるとヨルがこんな事を言い出した。
『白狐よ。お前が破王だという証拠を見せてくれ。状況証拠だけで確認がまだだった。』
「はい?それは王化してみせろってことですか?」
『そうだ。お前が破王だって話はもしかしたら聞いた話であって実際には別人って可能性もあるからな。』
「いいですけど。今ここで王化しても?」
「いや。家の中でやられてなにかあったら困る。外に出てくれ。」
そういう事でみんなで外に出て白狐の王化を確認することになった。
「ではいきますね。王化!破王!!」
いうなり白狐の右耳にしたピアスにはまった真っ白い石から、白い煙が立ち上り白狐の姿を覆い隠す。
次の瞬間、煙は白狐の体に吸い込まれるように消えていき、残ったのはどことなく狐を思わせる真っ白いフルフェイスの兜と、同じく真っ白い全身鎧に身を包んだ白狐の姿だった。
「これで信じて貰えましたか?」
『あぁ。確かに記憶にある破王の姿に似ているな。』
「では、王化、解除。」
白狐がそういうと真っ白い全身鎧は白い煙になり、右耳にしたピアスにはまっ真っ白い石に吸い込まれていった。
ヨルの懸念も解消されたことで俺達はツリーハウスに戻り今後について話合う事にした。
「旅支度についてはあとは食料品を買い込むくらいにしてありますよ。」
「そーいえば旅に出るのはいいけど、どこかあてはあるのか?」
「クロさんは魔道大国マジックヘブンを知っていますか?」
「魔道大国?」
「はい。魔導士達の起こした国です。そこにある魔道コンロなんかも魔道大国マジックヘブン産ですよ。」
「魔法使い達の国ってことか?」
「魔法使いではありません。魔道士達の国です。正確に言えは人族に魔法を使えるものはいませんから。」
「なに?いや以前戦ったことがあるぞ?」
「それも魔導士です。魔法とは本来魔力を持つ魔族だけの技能ですから。人族はその魔法を研究し、大気中の魔素を使って魔法を再現する術を編み出したのです。だから魔術もりっぱな学問なんですよ。」
「魔法と魔術は別ものなのか。」
「はい。人族が使えるのは魔術。魔族が使うのが魔法と分けられています。」
「なるほど。でその魔道大国がどうかしたのか?」
「魔道大国マジックヘブンには昔から魔術を研究するタワーという施設があります。昔から研究されている魔術ってなんだかわかりますか?」
「え?大規模殲滅魔術とか?」
「残念。正解は不老不死の研究です。彼らは昔から魂、つまい霊体についての研究を行っているということです。」
「なるほど。そこにいけば霊体を取り出す方法もなにかわかるかもしれないと?」
「そういう事です。」
「その魔道大国マジックヘブンとやらはどこにあるんだ?」
「そうですね。ここ旧王国領の主都ワンズからは南西の位置にあります。陸路で向かうにも海路で向かうにしても一度南下して旧王国領第四の都市、港町フォートに向かう必要があります。」
「んじゃ今日は食料品を買ってから南に向けて出発だな。」
「えぇ。フォートまでなら真っすぐ向かえば1カ月もかからず到着出来るでしょう。」
「1カ月か。結構な距離だな。」
「途中第二の都市セカンダル、第三の都市サーズダルを経由しますからね。3都市を回るとなればそれくらいはかかりますよ。」
ということで俺はツリーハウスにあった唯一の魔道具、魔道コンロを影収納にしまいつつ、長年住み続けた家を後にすることになった。
親父との思いでの場所でもあるそこには旅を終えたら帰ってくるつもりではあるが万が一を考えて持てるものは持っていくことにしたのだ。
「よし。忘れ物もないし。街に向かって買い物してから出発しようか。」
そういう事になった。
街に入る際には西門から堂々と入る事にした。
ここで早速傭兵証明書が役にたった。
きちんと門から入れるのは大変便利である。
まずは食料品という事で干し肉などの保存料理の店にやってきた。
ここには色々な種類の肉で作られた干し肉が売っており、香辛料なんかも置いてあるのでよく使っていた店だ。
俺はヨルお気に入りのレッドボアの干し肉をキロ単位で注文する。
どうせ持ち歩くにしても影収納に収めてしますのだ。
必要と思われる最大量を購入しておく。
ここでそれまでの盗賊稼業で手に入れた貨幣が役に立った。
6億近くあった貯蓄だが先日白狐に旅支度の購入依頼時に1億、今回の食料品購入で1億が出費され、すでに4億にまで減っていた。
旅は金がかかるようだ。
買物途中、俺は武器屋に足を止めた。
昨日のレッドベアとの闘いで俺のナイフにがたが来たのだ。
親父から貰った思い出深い品ではあるが、旅の中でなにがあるかわからない。
もっと切れ味の鋭い、かつ耐久性のあるナイフに買い替えようと思う。
「いらっしゃい。」
店に入ると笑顔の店員が近づいてくる。
「本日はどのような品をお探しですか?」
「ナイフが欲しい。切れ味が鋭くて耐久性のあるやつ。」
「それでしたら先日入荷したばかりのおすすめ商品がございます。」
店員は店の奥から3本のナイフを持ってくる。
「こちらどれもアダマンタイト製で耐久力はもちろんのこと、切れ味の方も補償させて頂きます。」
1本目は刃渡り30㎝程度の肉厚のナイフ。
2本目は25㎝程度のスマートなナイフ。
3本目は20㎝程度の肉厚なナイフだった。
俺が今使っていたのは24㎝程度の長さのナイフだ。
俺は右手に25㎝のナイフを順手で構え、左手に30㎝のナイフを逆手で持って見る。
ちと左の重さが気になった。
次は左手に20㎝のナイフに持ち変える。
すると先ほどの30㎝のナイフよりもすんなり構えることが出来た。
20㎝でも肉厚な分、今の24㎝のナイフと重量が変わらないようだ。
「2本お求めですか?でしたら今なら特別サービスでまとめ割適応させて頂きますよ?」
25㎝のナイフの方の金額は1億5千4百万リラ。
20㎝のナイフの方は1億3千7百万リラだった。
「この二つならいくらになる?」
「そうですね。併せて2億9千1百万リラのところ、今なら2億9千万リラで如何でしょうか?」
手持ちの貨幣の4分の3になる。
やはり武器は高級品だ。
だが命を守るための投資と考えれば決して高くはないのかもしれない。
「わかった。この2本を貰おうか。それとこれにあう鞘も見繕ってほしい。」
「はいー。お買い上げありがとうございます。鞘の方はサービスさせて頂きますね。」
そうして俺は新しいナイフを太腿に装着し、今までの古いナイフは影収納に格納した。
思い出の品だから捨てるのは憚られたのだ。
そんなこんなで買い物は進み、昼食を挟むといよいよ出発の時が来た。
目指すは港町フォート。
財布に余裕がなくなってきたので途中の街で仕事はするかもしれないので1カ月以上かかるかもしれないが特に急ぐ旅でもない。
俺達は南門から出発し、まずは第二の都市セカンダルを目指して旅立つのであった。
白狐も買い物から戻っているだろう。
「ただいま。」
俺は言いながらツリーハウスに入る。
ちなみにこのツリーハウス、2DKとそれなりに部屋がある。
元々親父の部屋と俺の部屋、共同部分に分かれていた。
今白狐には元親父の部屋をあてがっている。
「おかえりなさい。」
その声を聴き白狐の部屋を覗き込んだところで、すぐさま俺は顔をそらした。
「なんて恰好してんだよ?」
白狐は真っ裸にシーツ1枚で寝床に入っていたのだ。
「あぁ。すいません。昔からの癖で寝る時には服を脱がないと熟睡できないんですよ。」
「そうなのか?でも困るよ。目のやり場に。」
「別に減るものでもないですし、ぞんぶんに見て貰ってかまいませんよ?」
「俺がかまうの!」
そんなやり取りをしつつ今日は寝る事にした。
翌日、朝食を終えるとヨルがこんな事を言い出した。
『白狐よ。お前が破王だという証拠を見せてくれ。状況証拠だけで確認がまだだった。』
「はい?それは王化してみせろってことですか?」
『そうだ。お前が破王だって話はもしかしたら聞いた話であって実際には別人って可能性もあるからな。』
「いいですけど。今ここで王化しても?」
「いや。家の中でやられてなにかあったら困る。外に出てくれ。」
そういう事でみんなで外に出て白狐の王化を確認することになった。
「ではいきますね。王化!破王!!」
いうなり白狐の右耳にしたピアスにはまった真っ白い石から、白い煙が立ち上り白狐の姿を覆い隠す。
次の瞬間、煙は白狐の体に吸い込まれるように消えていき、残ったのはどことなく狐を思わせる真っ白いフルフェイスの兜と、同じく真っ白い全身鎧に身を包んだ白狐の姿だった。
「これで信じて貰えましたか?」
『あぁ。確かに記憶にある破王の姿に似ているな。』
「では、王化、解除。」
白狐がそういうと真っ白い全身鎧は白い煙になり、右耳にしたピアスにはまっ真っ白い石に吸い込まれていった。
ヨルの懸念も解消されたことで俺達はツリーハウスに戻り今後について話合う事にした。
「旅支度についてはあとは食料品を買い込むくらいにしてありますよ。」
「そーいえば旅に出るのはいいけど、どこかあてはあるのか?」
「クロさんは魔道大国マジックヘブンを知っていますか?」
「魔道大国?」
「はい。魔導士達の起こした国です。そこにある魔道コンロなんかも魔道大国マジックヘブン産ですよ。」
「魔法使い達の国ってことか?」
「魔法使いではありません。魔道士達の国です。正確に言えは人族に魔法を使えるものはいませんから。」
「なに?いや以前戦ったことがあるぞ?」
「それも魔導士です。魔法とは本来魔力を持つ魔族だけの技能ですから。人族はその魔法を研究し、大気中の魔素を使って魔法を再現する術を編み出したのです。だから魔術もりっぱな学問なんですよ。」
「魔法と魔術は別ものなのか。」
「はい。人族が使えるのは魔術。魔族が使うのが魔法と分けられています。」
「なるほど。でその魔道大国がどうかしたのか?」
「魔道大国マジックヘブンには昔から魔術を研究するタワーという施設があります。昔から研究されている魔術ってなんだかわかりますか?」
「え?大規模殲滅魔術とか?」
「残念。正解は不老不死の研究です。彼らは昔から魂、つまい霊体についての研究を行っているということです。」
「なるほど。そこにいけば霊体を取り出す方法もなにかわかるかもしれないと?」
「そういう事です。」
「その魔道大国マジックヘブンとやらはどこにあるんだ?」
「そうですね。ここ旧王国領の主都ワンズからは南西の位置にあります。陸路で向かうにも海路で向かうにしても一度南下して旧王国領第四の都市、港町フォートに向かう必要があります。」
「んじゃ今日は食料品を買ってから南に向けて出発だな。」
「えぇ。フォートまでなら真っすぐ向かえば1カ月もかからず到着出来るでしょう。」
「1カ月か。結構な距離だな。」
「途中第二の都市セカンダル、第三の都市サーズダルを経由しますからね。3都市を回るとなればそれくらいはかかりますよ。」
ということで俺はツリーハウスにあった唯一の魔道具、魔道コンロを影収納にしまいつつ、長年住み続けた家を後にすることになった。
親父との思いでの場所でもあるそこには旅を終えたら帰ってくるつもりではあるが万が一を考えて持てるものは持っていくことにしたのだ。
「よし。忘れ物もないし。街に向かって買い物してから出発しようか。」
そういう事になった。
街に入る際には西門から堂々と入る事にした。
ここで早速傭兵証明書が役にたった。
きちんと門から入れるのは大変便利である。
まずは食料品という事で干し肉などの保存料理の店にやってきた。
ここには色々な種類の肉で作られた干し肉が売っており、香辛料なんかも置いてあるのでよく使っていた店だ。
俺はヨルお気に入りのレッドボアの干し肉をキロ単位で注文する。
どうせ持ち歩くにしても影収納に収めてしますのだ。
必要と思われる最大量を購入しておく。
ここでそれまでの盗賊稼業で手に入れた貨幣が役に立った。
6億近くあった貯蓄だが先日白狐に旅支度の購入依頼時に1億、今回の食料品購入で1億が出費され、すでに4億にまで減っていた。
旅は金がかかるようだ。
買物途中、俺は武器屋に足を止めた。
昨日のレッドベアとの闘いで俺のナイフにがたが来たのだ。
親父から貰った思い出深い品ではあるが、旅の中でなにがあるかわからない。
もっと切れ味の鋭い、かつ耐久性のあるナイフに買い替えようと思う。
「いらっしゃい。」
店に入ると笑顔の店員が近づいてくる。
「本日はどのような品をお探しですか?」
「ナイフが欲しい。切れ味が鋭くて耐久性のあるやつ。」
「それでしたら先日入荷したばかりのおすすめ商品がございます。」
店員は店の奥から3本のナイフを持ってくる。
「こちらどれもアダマンタイト製で耐久力はもちろんのこと、切れ味の方も補償させて頂きます。」
1本目は刃渡り30㎝程度の肉厚のナイフ。
2本目は25㎝程度のスマートなナイフ。
3本目は20㎝程度の肉厚なナイフだった。
俺が今使っていたのは24㎝程度の長さのナイフだ。
俺は右手に25㎝のナイフを順手で構え、左手に30㎝のナイフを逆手で持って見る。
ちと左の重さが気になった。
次は左手に20㎝のナイフに持ち変える。
すると先ほどの30㎝のナイフよりもすんなり構えることが出来た。
20㎝でも肉厚な分、今の24㎝のナイフと重量が変わらないようだ。
「2本お求めですか?でしたら今なら特別サービスでまとめ割適応させて頂きますよ?」
25㎝のナイフの方の金額は1億5千4百万リラ。
20㎝のナイフの方は1億3千7百万リラだった。
「この二つならいくらになる?」
「そうですね。併せて2億9千1百万リラのところ、今なら2億9千万リラで如何でしょうか?」
手持ちの貨幣の4分の3になる。
やはり武器は高級品だ。
だが命を守るための投資と考えれば決して高くはないのかもしれない。
「わかった。この2本を貰おうか。それとこれにあう鞘も見繕ってほしい。」
「はいー。お買い上げありがとうございます。鞘の方はサービスさせて頂きますね。」
そうして俺は新しいナイフを太腿に装着し、今までの古いナイフは影収納に格納した。
思い出の品だから捨てるのは憚られたのだ。
そんなこんなで買い物は進み、昼食を挟むといよいよ出発の時が来た。
目指すは港町フォート。
財布に余裕がなくなってきたので途中の街で仕事はするかもしれないので1カ月以上かかるかもしれないが特に急ぐ旅でもない。
俺達は南門から出発し、まずは第二の都市セカンダルを目指して旅立つのであった。
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