3 / 151
同居
しおりを挟む
『つまりお前は神様から加護を貰った王様って話だよな?』
「そうだ。儂は神から加護を受けた神徒というわけだ。」
『そんなやつがなんで急に表れたわけ?』
「儂はあの洞窟内の石像に封じ込められておったのだが、お前が封印の要となる社を壊してくれたおかげで外に出られるようになったのだ。」
『それで近場にいた俺に憑依したと?』
「そうだ。困っておったように見えたのでな。封印を解いて貰った礼にと思ってな。」
『いや。お礼に憑依するってのはダメだろう。』
「なぜだ?王化のおかげで怪我も治ったし、邪魔な大鬼も倒せたのだから良いではないか?」
『俺の自由がなくなってんの!』
「うむ。わがままな奴だな。助けてやったのだから良いではないか。体の制御など些事であろう。」
『はぁ。どうすんだよこれ。』
「うむ。まずはいつまでも王化しているわけにもいかんからな。王化、解除!」
すると体を覆っていた鎧は霧を化して、また左耳のピアスにはまった石に吸い込まれる。
と共に俺の腹部から何かが飛び出してきた。
すると今まで膜を張っていたような感覚はなくなり、自分の意思で体が動くようになった。
「あれ?体が自由に動かせる?」
『なんじゃこりゃ!?』
声が聞こえた方を見ると小さい黒猫がこちらを向いて座っていた。
その尻尾は二股に分かれており、2本の尻尾がピンと張っている。
『なぜに体から弾き出された?しかもこりゃ精神体だけじゃねーか!?儂の霊体はどこだ?』
真っ黒い子猫が慌てたようにキョロキョロすると俺をジッと見つめる。
『儂の霊体はまだお前の中にあるじゃねーか!出せ!儂の霊体返せ!』
黒猫は俺の足にまとわりつく。
『なぜだ?お前の体に入れないぞ。どうなっている?』
「どういう事だ?お前がさっきの夜王なのか?」
『そうだ。儂が猫又にして神の加護を受けし夜の王、夜王様だ!』
「さっきは俺の体乗っ取ったって言ってたけど?」
『そうだ!儂はお前の体を乗っ取ったはずだったのに王化を解いたら精神体だけ弾き出されちまった!』
「精神体?」
『そんな事も知らんのか。普通は霊体、精神体、肉体の3つで人間は出来ている。儂は妖魔たる化け猫だから霊体と精神体のみで構成されておるんだが、今の儂は精神体のみで、霊体がお前の中に残った状態なんだよ』
「どうしたらお前の霊体を外に出せるんだよ?」
『そんな事は儂も知らん!いいからもう一度王化しろ!王化した状態で外に出れば霊体も出られるはずだ』
「そんな事言ってまた体乗っ取るつもりだろう?」
『えぇい。お前の体などどうでもいいわ!このままじゃ儂が自由に動けん。王化したらすぐ出ていくから頼む。王化してくれ』
子猫が土下座している。初めて見た。
「わかったよ。王化!夜王!!」
すると次の瞬間、左耳のピアスにはまった石から真っ黒な靄が噴出し、全身を覆う。
そしてその靄は体に吸い込まれるように消えると俺はまた全身鎧姿になった。
「王化すれば儂がお前の体に入れるようだな。」
『いいから外に出てくれよ』
「うむ。・・・ん?出られん。」
『何言ってんだよ。早く出てくれよ』
「違うのだ。王鎧が邪魔してお前の体から抜け出せんのだ」
『なに?王鎧?ってこの今着てる真っ黒いやつか?』
「そうだ。これは暗黒神の力、神通力を使って形成される鎧だ。身体能力が5倍に跳ね上がり、精神作用のある攻撃も効かなくなる優れものよ。だが恐らく外からの精神作用を防御する力が邪魔して今お前から出られない状況にある。」
『じゃあどうするんだよ?』
「次は王化解除の瞬間を狙ってお前から出る。いいか?いくぞ。王化、解除!」
すると体を覆っていた鎧は霧を化して、また左耳のピアスにはまった石に吸い込まれる。
と共に俺の腹部から黒い子猫が飛び出してきた。
『だめだぁ。また霊体だけ弾き出されてしもうた。これは無理だな。』
「無理って?どうすんだよ?」
『しばらくはこのままだ。お前の中に儂の霊体がある。くれぐれも死ぬなよ。下手すれ儂も一緒にくたばっちまう』
「しばらくこのままってどうにかする当てはあるのかよ?」
『今はない。どうにかして霊体も外に出られる方法を探るしかないな。』
「そんな悠長な事言ってていいのかよ?」
『どうせ妖魔たる儂の寿命はないに等しいからな。そのうち方法も見つかるだろう。それより、久しぶりに封印から解かれたのだ。まず最初にやるべき事がある。』
「やるべき事?」
『メシだ!うまい飯を喰わせろ!』
「飯って言われても、昼食の残りのカレーくらいしかないぞ?」
『かれー?なんだかわからんがうまいならよい。それを喰わせてくれ。』
「わかった。じゃあまずはツリーハウスに戻ろう」
そういう話になった。
ツリーハウスに戻りカレーを皿によそいながら問いかける。
「猫ってなんか食べちゃまずいものとかなかったか?玉ねぎとか?」
『儂は100年以上生きて猫又となった化け猫だぞ?そのあたりの弱点は克服済みよ。』
俺は子猫の前にカレーライスを置いてやる。
『む?なにやら刺激的な匂いよな。んむ。おいなんだこれは?辛いぞ?でもうまいぞ??辛みが癖になる!』
子猫はむしゃむしゃカレーライスを食べ始めた。
そこで俺は親父の遺体を思い出す。そういえば埋葬の途中だった。
「俺は親父を埋葬してくるから」
俺は一言言ってから親父をおぶり、ツリーハウスを降りた。
今度はちゃんと2本のナイフも携えている。
俺は掘った穴に親父を置くと、オーガにぶん殴られた際に手放していたスコップを拾い、親父を埋め始めた。
埋める時間は掘った時間の半分くらいで済んだ。
俺は埋めた土の上に手頃な石を置いて”父”とだけ掘った。
親父の名前は残さなくてもいいだろう。
俺がわかればいい。そういう墓だ。
俺は座り込んで手を合わせる。
するとカレーライスを食べ終えたのだろう。子猫が俺の横に座っていた。
『誰が死んだんだ?』
「親父だよ。っても俺拾われっ子だから育ての親だけどな」
『そうか。』
それだけ言うと子猫もしばらく墓の前に座っていた。
ツリーハウスに戻り一息ついたところで子猫が言い出した。
『しばらくこのままでいるのはいいとして、今のうちに確認しておきたい事がある』
「確認?なにを?」
『お前の体で王化した際にどの程度の術が使えるのかを試さないと今後必要になるかもしれんからな』
「術か。魔術みたいなもんか?」
「妖魔が使うのは妖術よ。呼び方が違うだけで本質は変わらんかもしれんがな。」
そういうわけで俺達は訓練なんかでよく使っていたちょっと開けた場所に移動した。
「そうだ。儂は神から加護を受けた神徒というわけだ。」
『そんなやつがなんで急に表れたわけ?』
「儂はあの洞窟内の石像に封じ込められておったのだが、お前が封印の要となる社を壊してくれたおかげで外に出られるようになったのだ。」
『それで近場にいた俺に憑依したと?』
「そうだ。困っておったように見えたのでな。封印を解いて貰った礼にと思ってな。」
『いや。お礼に憑依するってのはダメだろう。』
「なぜだ?王化のおかげで怪我も治ったし、邪魔な大鬼も倒せたのだから良いではないか?」
『俺の自由がなくなってんの!』
「うむ。わがままな奴だな。助けてやったのだから良いではないか。体の制御など些事であろう。」
『はぁ。どうすんだよこれ。』
「うむ。まずはいつまでも王化しているわけにもいかんからな。王化、解除!」
すると体を覆っていた鎧は霧を化して、また左耳のピアスにはまった石に吸い込まれる。
と共に俺の腹部から何かが飛び出してきた。
すると今まで膜を張っていたような感覚はなくなり、自分の意思で体が動くようになった。
「あれ?体が自由に動かせる?」
『なんじゃこりゃ!?』
声が聞こえた方を見ると小さい黒猫がこちらを向いて座っていた。
その尻尾は二股に分かれており、2本の尻尾がピンと張っている。
『なぜに体から弾き出された?しかもこりゃ精神体だけじゃねーか!?儂の霊体はどこだ?』
真っ黒い子猫が慌てたようにキョロキョロすると俺をジッと見つめる。
『儂の霊体はまだお前の中にあるじゃねーか!出せ!儂の霊体返せ!』
黒猫は俺の足にまとわりつく。
『なぜだ?お前の体に入れないぞ。どうなっている?』
「どういう事だ?お前がさっきの夜王なのか?」
『そうだ。儂が猫又にして神の加護を受けし夜の王、夜王様だ!』
「さっきは俺の体乗っ取ったって言ってたけど?」
『そうだ!儂はお前の体を乗っ取ったはずだったのに王化を解いたら精神体だけ弾き出されちまった!』
「精神体?」
『そんな事も知らんのか。普通は霊体、精神体、肉体の3つで人間は出来ている。儂は妖魔たる化け猫だから霊体と精神体のみで構成されておるんだが、今の儂は精神体のみで、霊体がお前の中に残った状態なんだよ』
「どうしたらお前の霊体を外に出せるんだよ?」
『そんな事は儂も知らん!いいからもう一度王化しろ!王化した状態で外に出れば霊体も出られるはずだ』
「そんな事言ってまた体乗っ取るつもりだろう?」
『えぇい。お前の体などどうでもいいわ!このままじゃ儂が自由に動けん。王化したらすぐ出ていくから頼む。王化してくれ』
子猫が土下座している。初めて見た。
「わかったよ。王化!夜王!!」
すると次の瞬間、左耳のピアスにはまった石から真っ黒な靄が噴出し、全身を覆う。
そしてその靄は体に吸い込まれるように消えると俺はまた全身鎧姿になった。
「王化すれば儂がお前の体に入れるようだな。」
『いいから外に出てくれよ』
「うむ。・・・ん?出られん。」
『何言ってんだよ。早く出てくれよ』
「違うのだ。王鎧が邪魔してお前の体から抜け出せんのだ」
『なに?王鎧?ってこの今着てる真っ黒いやつか?』
「そうだ。これは暗黒神の力、神通力を使って形成される鎧だ。身体能力が5倍に跳ね上がり、精神作用のある攻撃も効かなくなる優れものよ。だが恐らく外からの精神作用を防御する力が邪魔して今お前から出られない状況にある。」
『じゃあどうするんだよ?』
「次は王化解除の瞬間を狙ってお前から出る。いいか?いくぞ。王化、解除!」
すると体を覆っていた鎧は霧を化して、また左耳のピアスにはまった石に吸い込まれる。
と共に俺の腹部から黒い子猫が飛び出してきた。
『だめだぁ。また霊体だけ弾き出されてしもうた。これは無理だな。』
「無理って?どうすんだよ?」
『しばらくはこのままだ。お前の中に儂の霊体がある。くれぐれも死ぬなよ。下手すれ儂も一緒にくたばっちまう』
「しばらくこのままってどうにかする当てはあるのかよ?」
『今はない。どうにかして霊体も外に出られる方法を探るしかないな。』
「そんな悠長な事言ってていいのかよ?」
『どうせ妖魔たる儂の寿命はないに等しいからな。そのうち方法も見つかるだろう。それより、久しぶりに封印から解かれたのだ。まず最初にやるべき事がある。』
「やるべき事?」
『メシだ!うまい飯を喰わせろ!』
「飯って言われても、昼食の残りのカレーくらいしかないぞ?」
『かれー?なんだかわからんがうまいならよい。それを喰わせてくれ。』
「わかった。じゃあまずはツリーハウスに戻ろう」
そういう話になった。
ツリーハウスに戻りカレーを皿によそいながら問いかける。
「猫ってなんか食べちゃまずいものとかなかったか?玉ねぎとか?」
『儂は100年以上生きて猫又となった化け猫だぞ?そのあたりの弱点は克服済みよ。』
俺は子猫の前にカレーライスを置いてやる。
『む?なにやら刺激的な匂いよな。んむ。おいなんだこれは?辛いぞ?でもうまいぞ??辛みが癖になる!』
子猫はむしゃむしゃカレーライスを食べ始めた。
そこで俺は親父の遺体を思い出す。そういえば埋葬の途中だった。
「俺は親父を埋葬してくるから」
俺は一言言ってから親父をおぶり、ツリーハウスを降りた。
今度はちゃんと2本のナイフも携えている。
俺は掘った穴に親父を置くと、オーガにぶん殴られた際に手放していたスコップを拾い、親父を埋め始めた。
埋める時間は掘った時間の半分くらいで済んだ。
俺は埋めた土の上に手頃な石を置いて”父”とだけ掘った。
親父の名前は残さなくてもいいだろう。
俺がわかればいい。そういう墓だ。
俺は座り込んで手を合わせる。
するとカレーライスを食べ終えたのだろう。子猫が俺の横に座っていた。
『誰が死んだんだ?』
「親父だよ。っても俺拾われっ子だから育ての親だけどな」
『そうか。』
それだけ言うと子猫もしばらく墓の前に座っていた。
ツリーハウスに戻り一息ついたところで子猫が言い出した。
『しばらくこのままでいるのはいいとして、今のうちに確認しておきたい事がある』
「確認?なにを?」
『お前の体で王化した際にどの程度の術が使えるのかを試さないと今後必要になるかもしれんからな』
「術か。魔術みたいなもんか?」
「妖魔が使うのは妖術よ。呼び方が違うだけで本質は変わらんかもしれんがな。」
そういうわけで俺達は訓練なんかでよく使っていたちょっと開けた場所に移動した。
23
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説
偽神に反逆する者達
猫野 にくきゅう
ファンタジー
・渓谷の翼竜
竜に転生した。
最強種に生まれ変わった俺は、他を蹂躙して好きなように生きていく。
・渡り鳥と竜使い
異世界転生した僕は、凡人だった。
膨大な魔力とか、チートスキルもない──
そんなモブキャラの僕が天才少女に懐かれて、ファンタジー世界を成り上がっていく。
クズな少年は新しい世界で元魔獣の美少女たちを従えて、聖者と呼ばれるようになる。
くろねこ教授
ファンタジー
翔馬に言わせるとこうなる。
「ぼくは引きこもりじゃないよ
だって週に一回コンビニに出かけてる
自分で決めたんだ。火曜の深夜コンビニに行くって。
スケジュールを決めて、実行するってスゴイ事だと思わない?
まさに偉業だよね」
さて彼の物語はどんな物語になるのか。
男の願望 多めでお送りします。
イラスト:イラスト:illustACより沢音千尋様の画を利用させて戴きました
『なろう』様で12万PV、『カクヨム』様で4万PV獲得した作品です。
『アルファポリス』様に向けて、多少アレンジして転載しています。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
断罪されているのは私の妻なんですが?
すずまる
恋愛
仕事の都合もあり王家のパーティーに遅れて会場入りすると何やら第一王子殿下が群衆の中の1人を指差し叫んでいた。
「貴様の様に地味なくせに身分とプライドだけは高い女は王太子である俺の婚約者に相応しくない!俺にはこのジャスミンの様に可憐で美しい女性こそが似合うのだ!しかも貴様はジャスミンの美貌に嫉妬して彼女を虐めていたと聞いている!貴様との婚約などこの場で破棄してくれるわ!」
ん?第一王子殿下に婚約者なんていたか?
そう思い指さされていた女性を見ると⋯⋯?
*-=-*-=-*-=-*-=-*
本編は1話完結です(꒪ㅂ꒪)
…が、設定ゆるゆる過ぎたと反省したのでちょっと色付けを鋭意執筆中(; ̄∀ ̄)スミマセン
幼馴染の彼女と妹が寝取られて、死刑になる話
島風
ファンタジー
幼馴染が俺を裏切った。そして、妹も......固い絆で結ばれていた筈の俺はほんの僅かの間に邪魔な存在になったらしい。だから、奴隷として売られた。幸い、命があったが、彼女達と俺では身分が違うらしい。
俺は二人を忘れて生きる事にした。そして細々と新しい生活を始める。だが、二人を寝とった勇者エリアスと裏切り者の幼馴染と妹は俺の前に再び現れた。
転生幼女具現化スキルでハードな異世界生活
高梨
ファンタジー
ストレス社会、労働社会、希薄な社会、それに揉まれ石化した心で唯一の親友を守って私は死んだ……のだけれども、死後に閻魔に下されたのは願ってもない異世界転生の判決だった。
黒髪ロングのアメジストの眼をもつ美少女転生して、
接客業後遺症の無表情と接客業の武器営業スマイルと、勝手に進んで行く周りにゲンナリしながら彼女は異世界でくらします。考えてるのに最終的にめんどくさくなって突拍子もないことをしでかして周りに振り回されると同じくらい周りを振り回します。
中性パッツン氷帝と黒の『ナンでも?』できる少女の恋愛ファンタジー。平穏は遙か彼方の代物……この物語をどうぞ見届けてくださいませ。
無表情中性おかっぱ王子?、純粋培養王女、オカマ、下働き大好き系国王、考え過ぎて首を落としたまま過ごす医者、女装メイド男の娘。
猫耳獣人なんでもござれ……。
ほの暗い恋愛ありファンタジーの始まります。
R15タグのように15に収まる範囲の描写がありますご注意ください。
そして『ほの暗いです』
真巨人転生~腹ペコ娘は美味しい物が食べたい~
秋刀魚妹子
ファンタジー
お腹が直ぐに空く女子高生、狩人喰は修学旅行の帰り道事故に合い死んでしまう。
そう、良くある異世界召喚に巻き込まれたのだ!
他のクラスメイトが生前のまま異世界に召喚されていく中、喰だけはコンプレックスを打開すべく人間を辞めて巨人に転生!?
自称創造神の爺を口車に乗せて、新しく造ってもらったスキル鑑定は超便利!?
転生先の両親祖父は優しいけど、巨人はやっぱり脳筋だった!
家族や村の人達と仲良く暮らしてたのに、喰はある日とんでもない事に巻き込まれる!
口数は少ないけど、心の中はマシンガントークなJKの日常系コメディの大食い冒険物語り!
食べて食べて食べまくる!
野菜だろうが、果物だろうが、魔物だろうが何だって食べる喰。
だって、直ぐにお腹空くから仕方ない。
食べて食べて、強く大きい巨人になるのだ!
※筆者の妄想からこの作品は成り立っているので、読まれる方によっては不快に思われるかもしれません。
※筆者の本業の状況により、執筆の更新遅延や更新中止になる可能性がございます。
※主人公は多少価値観がズレているので、残酷な描写や不快になる描写がある恐れが有ります。
それでも良いよ、と言って下さる方。
どうか、気長にお付き合い頂けたら幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる