上 下
60 / 111
5章・大鷲、白鳩、黒烏、それと二匹の子梟

過去

しおりを挟む
 マルダーク王国は各地の反乱軍へ攻勢を仕掛けた。
 夏半ば頃の話である。

 先鋒はルーガとその息子のガラナイが務める姿があり、彼らは獅子奮迅の働きで次々と反乱軍を殲滅、降伏させていった。

 ロイバックから上がってくるその戦果報告を、カイエンはウキウキとして読んでいる。

 この調子で命を賭して戦果を挙げていけば、いかにルーガ達が裏切り者と言えども恩赦を出すことが出来るだろう。
 そう思うと、カイエンはとても嬉しかった。

 それに、来年中には反乱も鎮圧出来そうである。

 また、カイエンは外交にも力を入れ、周辺国に攻められないよう、外務官と幾度も会議をし、攻められないように尽力した。

 宰相になって益々の多忙となったが、外交も鎮圧も、内政も滞りなく進んでいく。
 が、必ずしも全てが良いとは言い切れなかった。

 ある日の事、カイエンの元へラキーニがやって来て、ハリバーが亡くなったと伝えたのだ。

 ラキーニはサニヤが姿を消してから、意気消沈となって、その心を慰めるかのように連日ハリバーの元へと勉強に向かっていたのである。
 だが、今朝は屋敷へ訪れても返事がなく、不審に思って二階の寝室へ向かうと、ハリバーはベッドへ横になったまま眠るように亡くなっていたのだという。

 机の上には手紙が置かれていた。
 遺書のようで、勝手に読むのもどうかと思い、持ってきたのだとカイエンへ手紙を差し出した。

 カイエンが手紙を開いて読んでみると、どうやら昨夜のうちに死期を悟って書いたもののようである。

 実の所、数日前から病が悪化して話をするのも苦痛であったことが書かれている。
 しかし、これは病ではなく、寿命なのだと、自分の死期が迫っているのだろうと察したハリバー。
 療養した所で治りはしないのだから、残った時間をラキーニに全てを教え込むために使ったと書かれていた。

『私はもう駄目です。が、ラキーニはもう私の知識を十分に学びました。これからはラキーニがラキーニなりの考えと経験で新しい力を手に入れ、カイエン様の役に立つことでしょう。
 それからラキーニよ。お前は私の子供のようであった。私自身の失ったものが帰ってきたような幻想の時であった。楽しい時間をありがとう』
 
 最後のシメの一文に、ワガママではありますが、パルオルオットにある生まれ故郷の村に私を葬って欲しい。と書いてあった。

 なので、数名の兵士と騎士にハリバーの遺体を持っていかせ、葬らせることにする。

 カイエンはハリバーに感謝してもしきれない程の恩があったのだから、これくらいの願いを叶えるなんて当然だ。

 本来なら、カイエンやラキーニ自身もハリバーの埋葬を見届けたい所であるが、カイエン達は国のことがあるので迂闊に王都から出られない。
 なので、重臣たるハリバーの死に一ヶ月間、喪に服する事にした。

 この時、ラキーニは大層落ち込んでしまい、三日も自宅にて休んでしまう程である。
 彼はメイドも雇っていないため、同郷のよしみという事でリーリルが食事と看病をする事にした。

 ラキーニは軍師としてカイエンをよく補佐してくれるが、そもそも十三歳の子供である。
 元々、サニヤが姿を消して精神的に参っていた所に恩師の死が直面して、多感な心は壊れそうになったのだ。

 が、彼の精神は非常に大人だ。
 傷付いた自分の生活をよく理解して、心が壊れないように自主的に休んだのである。

 その話をリーリルから聞いたカイエンは、彼の成熟性に舌を巻いた。
 自分の体調を理解し、無理をしないというのは大人でも中々出来る事では無い。
 自分自身をコントロールするというのはそれだけ至難の業なのである。

 が、あまりにもラキーニが落ち込むのに見かねて、リーリルはラキーニへ、サニヤが実は帰ってきている事を話したらしい。

「秘密にした方が良かったかな?」

 ベッドの中でカイエンの腕に抱き付き、月明かりで髪の毛が白銀に光っているリーリルが聞く。

「いや、ラキーニも結構追い詰められているからね。ありがとう」

 少しだけでも良いから、ラキーニの心の慰めになってくれたら良いのであるが……。

「ところでリーリル。ラキーニの世話を本当にありがとう」

 本来なら、リーリルの地位を考えたらやるべきでは無い。
 それこそ人を雇ってやるべきなのだ。

 しかし、リーリルとしては家事が久しぶりに出来るから楽しいのだと微笑む。

「家に居ても家事をさせてくれないもの」

 雇ったメイド達はさすがに宰相夫人を働かせる訳にはいくまい。

「あまり彼女達を困らせてあげるなよ」と言うと、「私だって体を動かしたいの」と頬を膨らませていた。

 まったくいい歳をして子供っぽい人だと、カイエンは愛おしく思いながら彼女を抱きしめて、せせらぐ川のような髪を梳く。

「喪に服するのが終わったら、また皆でピクニックにでも行こう」

 リーリルが嬉しそうに顔を近づけて、「今まで放ってた分、ザインとラジートと遊ばなくちゃいけないものね」と言う。
 今まで放ってたのは仕方ない事なので、まったくリーリルは意地が悪い。
 カイエンは苦笑して、「許してくれよ」と言うと、リーリルと口付けをするのであった。

 こうやってイチャイチャとするのは前線に出ている味方には悪いが、しかし、今までの苦労を思えば少しくらい良いであろう。
 仕事は忙しいが、何とか安定はしている。
 各地の反乱鎮圧の報せは勝利の報告ばかりだ。

 ハリバーの死は残念であるが、人は誰しも死ぬものだ。
 死ぬ時に自身が納得して逝けたのならば、それで良いのだろう。

 この調子でザインとラジートとも仲を取り戻し、問題を解決したサニヤが帰ってくれば、いつ死んでもカイエンの人生に悔いは無し。
 正直な話、家族皆とゆっくりと暮らせるならこんな高い地位に付く必要も無いので、なんでこんな多忙な仕事をしているのだろうかと疑問に思いもするが、幸せならそれで良いかと思う。
 
 ……が、やはりというか何というか、カイエンの幸せに水を差す事態が起こってしまうのは数カ月後の事であった。

 執務室で書類を書いていると、兵が手紙を持ってくる。
 手紙が来る事自体は特におかしい事では無い。
 もっぱらカイエンに取り入ろうとする貴族の手紙がよく来るのだ。
 が、その日の手紙はいつもと違う。

 差出人の名を見たとき、カイエンはピタリと動きを止めてしまった。

「どうしました?」と兵が聞くも「いや、なんでもない。ご苦労」と兵を下がらせると、手紙の封を切って中身を読む。

「あなたの息子は今年で十六歳になります」と書かれていた。

 カイエンの息子……当然、ザインとラジートでは無い。
 
 差出人の名はリミエネットと書いてある。
 この名は、かつて……十六年前にカイエンと別れた妻の名だ。
 そして、十六歳になる息子とは、彼女との間に出来た子である。

 なぜ今さらこんな手紙を寄越すのだろう。
 カイエンは開拓村へ赴任した当初、何通か手紙を送った事はあっなが、今まで一度も返信をよこさなかったと言うのに。

 カイエンと別れた彼女は、実家の跡継ぎとして別の男性を婿養子に迎えたらしい。
 しかし、リミエネットの家は先の戦いで反乱軍に加担した結果、再婚相手は戦死してしまい、両家の実家も焼かれて親族の生死すら不明だという。
 そんな折、先日のパレードでカイエンがマルダーク王国の宰相になったと知り、頼るしか無いと思ったのだ。
 近日中に家へ向かうから入れて欲しい。カイエンとの子と、再婚相手の子を連れているが、知らぬ仲で無し、助けてくれるでしょう? と書いてある。

 読み終わったカイエンは溜息一つ、目頭を抑えた。
 資金的な提供は行えるだろうが、家に入れる訳にもいかない。
 カイエンには新しい家庭があるのだ。

 それに、息子だって十六歳ならば成人している。
 家は用意するが、わざわざカイエンを頼る必要なんて無いのだ。

 見知らぬ仲では無いのだから見捨てはしないが、さすがに家庭にまで入り込まれるのは無理だ。

 カイエンは羽ペンを取ると、手紙に捺された郵便屋の印を宛先に返信する。
 印は隣町のセルオーゼと言う町の郵便屋のものだ。
 渡したい相手の名前を書いて、印された郵便屋へ送れば、郵便屋がその相手の所へと届けてくれる。

 内容は、家へ上げることは出来ないが、生活が安定するまでの資金的援助を行える事、および、成人した子に見合う相手くらいは用意出来る旨である。
 また、親が反旗を翻したとしても子に罪は無いので、望むならば下級騎士として任用するくらいは出来るかも知れないと言う事を記す。

 この手紙を誰かに届けさせようかとしたが、しかし、うっかり王城の人が読んだらと考えると嫌だったので、自分の手で郵便屋へ届ける事にした。

 その日は少し早めに仕事を切り上げ、郵便屋に寄ってから家へと帰った。
 郵便屋は、どうやら先の反乱で親戚家族と連絡を取ろうとして手紙を出している人が多いらしく、閉店間際にも関わらず大わらわな忙しさである。
 そのせいか、宰相であるカイエンに気付かず、業務的に手紙を受け取って、適当に書類を書いて渡してきた。

 もしも自分が宰相だと知れたら、先ほどの人は肝を潰すかも知れないなぁなんて一人、笑いながら屋敷の玄関を開ける。

 すぐさまメイドが出迎えてぺこりと頭を下げた。

「おや?」

 家の奥からリーリルと誰かが話す声が聞こえてくる。

「客かい?」とメイドに聞くと、「はい。旦那様に用があると」と答えた。
 
 自分に用がある人なんて誰だろう?
 カイエンは仕事着から室内着に着替えると、不思議に思いながらリビングに向かう。

 カイエンがリビングへ入ると、焦げ茶色の髪の毛の女の人がリーリルの前に座っていた。
 彼女はカイエンに気付くと、「あら、カイエン。お久しぶり」と椅子に座っている女の人が笑顔で手を振った。

 長い髪の毛を縦に巻き、三十を超えた年齢の女性だけが許される装飾品の数々を身に付けている女性。

 カイエンはその人を見ると呆然とした様子で「リミエネット」
と呟く。

「ええ。手紙は届いたかしら? ごめんなさいね。待ちきれなくて返信が来る前に来ちゃったわ」

 リビングに居る訪問者とは、カイエンの元妻、リミエネットであった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~

しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」 病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?! 女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。 そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!? そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?! しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。 異世界転生の王道を行く最強無双劇!!! ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!! 小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!

異世界着ぐるみ転生

こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生 どこにでもいる、普通のOLだった。 会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。 ある日気が付くと、森の中だった。 誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ! 自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。 幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り! 冒険者?そんな怖い事はしません! 目指せ、自給自足! *小説家になろう様でも掲載中です

祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活

空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。 最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。 ――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に…… どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。 顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。 魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。 こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す―― ※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。

【完結】国外追放の王女様と辺境開拓。王女様は落ちぶれた国王様から国を買うそうです。異世界転移したらキモデブ!?激ヤセからハーレム生活!

花咲一樹
ファンタジー
【錬聖スキルで美少女達と辺境開拓国造り。地面を掘ったら凄い物が出てきたよ!国外追放された王女様は、落ちぶれた国王様゛から国を買うそうです】 《異世界転移.キモデブ.激ヤセ.モテモテハーレムからの辺境建国物語》  天野川冬馬は、階段から落ちて異世界の若者と魂の交換転移をしてしまった。冬馬が目覚めると、そこは異世界の学院。そしてキモデブの体になっていた。  キモデブことリオン(冬馬)は婚活の神様の天啓で三人の美少女が婚約者になった。  一方、キモデブの婚約者となった王女ルミアーナ。国王である兄から婚約破棄を言い渡されるが、それを断り国外追放となってしまう。  キモデブのリオン、国外追放王女のルミアーナ、義妹のシルフィ、無双少女のクスノハの四人に、神様から降ったクエストは辺境の森の開拓だった。  辺境の森でのんびりとスローライフと思いきや、ルミアーナには大きな野望があった。  辺境の森の小さな家から始まる秘密国家。  国王の悪政により借金まみれで、沈みかけている母国。  リオンとルミアーナは母国を救う事が出来るのか。 ※激しいバトルは有りませんので、ご注意下さい カクヨムにてフォローワー2500人越えの人気作    

聖女やめます……タダ働きは嫌!友達作ります!冒険者なります!お金稼ぎます!ちゃっかり世界も救います!

さくしゃ
ファンタジー
職業「聖女」としてお勤めに忙殺されるクミ 祈りに始まり、一日中治療、時にはドラゴン討伐……しかし、全てタダ働き! も……もう嫌だぁ! 半狂乱の最強聖女は冒険者となり、軟禁生活では味わえなかった生活を知りはっちゃける! 時には、不労所得、冒険者業、アルバイトで稼ぐ! 大金持ちにもなっていき、世界も救いまーす。 色んなキャラ出しまくりぃ! カクヨムでも掲載チュッ ⚠︎この物語は全てフィクションです。 ⚠︎現実では絶対にマネはしないでください!

お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜

双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。 勇者としての役割、与えられた力。 クラスメイトに協力的なお姫様。 しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。 突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。 そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。 なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ! ──王城ごと。 王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された! そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。 何故元の世界に帰ってきてしまったのか? そして何故か使えない魔法。 どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。 それを他所に内心あわてている生徒が一人。 それこそが磯貝章だった。 「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」 目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。 幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。 もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。 そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。 当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。 日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。 「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」 ──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。 序章まで一挙公開。 翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。 序章 異世界転移【9/2〜】 一章 異世界クラセリア【9/3〜】 二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】 三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】 四章 新生活は異世界で【9/10〜】 五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】 六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】 七章 探索! 並行世界【9/19〜】 95部で第一部完とさせて貰ってます。 ※9/24日まで毎日投稿されます。 ※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。 おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。 勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。 ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。

巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?

サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。 *この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。 **週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**

異世界転生したらよくわからない騎士の家に生まれたので、とりあえず死なないように気をつけていたら無双してしまった件。

星の国のマジシャン
ファンタジー
 引きこもりニート、40歳の俺が、皇帝に騎士として支える分家の貴族に転生。  そして魔法剣術学校の剣術科に通うことなるが、そこには波瀾万丈な物語が生まれる程の過酷な「必須科目」の数々が。  本家VS分家の「決闘」や、卒業と命を懸け必死で戦い抜く「魔物サバイバル」、さらには40年の弱男人生で味わったことのない甘酸っぱい青春群像劇やモテ期も…。  この世界を動かす、最大の敵にご注目ください!

処理中です...