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始動
衝突
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俺は菜美と対面の席に座った。
菜美が言った。
「貴方に数ヶ月も時間与えたのに何も言ってこないから前に話した条件で話進めるけど良いよね?」
「住むとこくらいさすがに決まったでしょ?」
俺が言った。
「え? 俺離婚するって言った?」
菜美がきつい口調で言った。
「離婚はもう決まってる! 後は養育費の額とあなたが家から出ていくだけ」
「養育費の額もあなたの生活を考えて控えめにしてる」
「これを拒否するならあなたが苦しむくらい取れるだけ取ります」
俺は言った。
「2人で10万だっけ?」
既に弁護士に確認してるが妥当額より数万高い。
菜美が言う。
「養育費に文句があるの?」
「自分の子供に払うお金をケチるの?」
俺は言った。
「俺には既に子供を盾にむしり取ろうとしてるように感じた額だけど……」
菜美が言った。
「情けない。 じゃあいくらなら良いの?」
俺は言った。
「俺は6万」と言った。
これは妥当額でも1番低い額だ。
菜美がキレた。
「有り得ない」
俺は言った。
「じゃあ離婚を拒否します」
結局何も決まらず話し合いは終わった。
菜美が言った。
「貴方に数ヶ月も時間与えたのに何も言ってこないから前に話した条件で話進めるけど良いよね?」
「住むとこくらいさすがに決まったでしょ?」
俺が言った。
「え? 俺離婚するって言った?」
菜美がきつい口調で言った。
「離婚はもう決まってる! 後は養育費の額とあなたが家から出ていくだけ」
「養育費の額もあなたの生活を考えて控えめにしてる」
「これを拒否するならあなたが苦しむくらい取れるだけ取ります」
俺は言った。
「2人で10万だっけ?」
既に弁護士に確認してるが妥当額より数万高い。
菜美が言う。
「養育費に文句があるの?」
「自分の子供に払うお金をケチるの?」
俺は言った。
「俺には既に子供を盾にむしり取ろうとしてるように感じた額だけど……」
菜美が言った。
「情けない。 じゃあいくらなら良いの?」
俺は言った。
「俺は6万」と言った。
これは妥当額でも1番低い額だ。
菜美がキレた。
「有り得ない」
俺は言った。
「じゃあ離婚を拒否します」
結局何も決まらず話し合いは終わった。
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