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七階 座天使
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「なぁ、また合宿やらないか?」
「そうだね、人数も増えたし、いいかも!」
「また…とはなんですの?」
美香の方を見ると、美香と結君は同じ方向に首を傾げていた。二人は居なかったもんな…。でも、意味は流石に分かるよね?何で首を傾げているんだろう?僕も一緒に首を傾げる。
「貴方たちは犬ですか?」
「人に犬とは…失礼ですわね?」
「言われた事に対して首を傾げるのは、言われたことを理解しようとしているからですよ?なんです?犬を馬鹿にしていますか?」
なんで喧嘩になるのよ…。火花散ってるって、やめよう。うん、今回は別の場所にしてもいいかもなぁ…。どこがいいだろうか?夏じゃないくて…皆が楽しめるのは…?
「冬か?ウィンタースポーツじゃないか?」
「やったこと…ある人?」
そっと全員に確認する。天使組二人はすっと手を上げる。人間側は…全員手が上がらない。なるほど。これは…どうなんだ?
「でも、うちはやってみたいかな?」
「僕もやってみたいです!」
「そっか、ならいいかもしれないね?」
「へへん、だろ?」
智一は誇った顔をしている。今回はまぁ…いいでしょう!ウィンタースポーツか…スノーボード、スキー、アイススケート?色々あるけど、スキーとかスノーボードは出来る場所が多いイメージがあるかな。
「スキーとかスノーボードとかかな?」
「そうだな!それが良いと思うんだ」
「結さんが修学旅行には行けないので丁度いいですわね!」
「え…?修学…旅行…?」
ま、まじか。そんなのあったっけ?あぁ、俺らって学年上がってるんだ。待てよ…後一年もしたら高校卒業なのか?!
「待って…早くない?」
「なんの話をしているか分かりませんけど…早いですわね?」
「それもう伝わってね?心読んでるレベルで伝わってね?」
「高校卒業までもう時間がない事に気づいたんですよ?」
「いや、二人は超能力者か?」
智一は首を傾げて不思議そうにしている。でもさ、智一もたまに鋭い時あるじゃない?それと一緒だよ。
「班って何人なんだろうね?」
「4人とかじゃないか?」
「男女別?」
「そうだろ?」
「うち…どうしたらいいの…。」
「美香が居るから、大丈夫だよ!」
ていうか…皆で固まる未来しか見えないな?!なら、心配することもないか。今回の修学旅行は楽しくなる、そんな気がするし。
「ちなみに旅行先ってどこなの?」
「ん?どこだったかな…?」
「古都巡りでしたよね?」
「それ、具体的にどこ…?!」
「さぁ?分かりませんが、何日か行くみたいですよ?」
そうですか…。何日か行くんですか。なるほどなるほど…。分からん、全然分からん!
「まぁ…いっか。いつ頃行くのかな?」
「来月じゃないですか?」
「は?!噓でしょ?!何も聞いてないんだけど?!」
「だって…ホームルームの回とかないですからね?」
「それ以上は…やめてくれ?!」
「だから当たり前に来ますよ?」
と言うことは…そろそろ全部決めて、しおりが来て、皆でバスに乗るって事か?!困ったな…今から準備しとかないとか…。
「じゃあ、また今度集ろうか、家に」
「たまり場みたいにして悪いな?」
「そんなこと思ってないだろ?どちらかと言えば…秘密基地とか?」
「ははっ、良く分かってるな!」
智一は良い笑顔で俺に笑いかける。楽しそうで何よりだ。修学旅行のしおりが配られてから皆で話し合わないと、何も決められないしね!どこに行くか分からないから…。古都なんて山ほどあるよ…。
時間は十八時を過ぎようとしていた。そろそろ、ルトが帰らないといけない時間だし。結君もどこに住んでいるか分からないしなぁ…。
皆を駅まで送って、帰り道。何故か結君は俺に着いて来る。あれ…?うちの近所に住んでるのかな?
「結君?こっち方向で大丈夫なの?」
「はい!こっちの方向です!」
「そうなんだ?近いんだね?」
「はい…びっくりしたんですけど…」
そういってうちのアパートの前で止まって、一階の方に走っていく。待てよ…?まさか…。
「ここが家です!」
「嘘だろ?!まじか?!」
「嘘じゃないですよ!」
「笑夢…知ってた?」
「まぁ…そうですね、はい。」
そりゃそうだよな…。笑夢に知ってた?と聞く方が間違ってるというか…なんというか。いや、感知できるだけで知ってるわけではないのか。未来が見えるわけじゃないって言ってたし…。
「これって…運命ですね!」
「それはねぇ…男に言うセリフではないかも…ね?」
「そうなんでしょうか?」
ええ、そうです。勘違いされてしまうよ?特に後ろの笑夢さんとか…。ほら、見てごらん?顔が笑ってないの。
「顔が怖い…ですか?」
「いえ、なんでもないですよ…?」
「へぇ…そうですか。」
本当に…ごめんなさい!!顔が怖いなんて言ってないんです!!
「そうだね、人数も増えたし、いいかも!」
「また…とはなんですの?」
美香の方を見ると、美香と結君は同じ方向に首を傾げていた。二人は居なかったもんな…。でも、意味は流石に分かるよね?何で首を傾げているんだろう?僕も一緒に首を傾げる。
「貴方たちは犬ですか?」
「人に犬とは…失礼ですわね?」
「言われた事に対して首を傾げるのは、言われたことを理解しようとしているからですよ?なんです?犬を馬鹿にしていますか?」
なんで喧嘩になるのよ…。火花散ってるって、やめよう。うん、今回は別の場所にしてもいいかもなぁ…。どこがいいだろうか?夏じゃないくて…皆が楽しめるのは…?
「冬か?ウィンタースポーツじゃないか?」
「やったこと…ある人?」
そっと全員に確認する。天使組二人はすっと手を上げる。人間側は…全員手が上がらない。なるほど。これは…どうなんだ?
「でも、うちはやってみたいかな?」
「僕もやってみたいです!」
「そっか、ならいいかもしれないね?」
「へへん、だろ?」
智一は誇った顔をしている。今回はまぁ…いいでしょう!ウィンタースポーツか…スノーボード、スキー、アイススケート?色々あるけど、スキーとかスノーボードは出来る場所が多いイメージがあるかな。
「スキーとかスノーボードとかかな?」
「そうだな!それが良いと思うんだ」
「結さんが修学旅行には行けないので丁度いいですわね!」
「え…?修学…旅行…?」
ま、まじか。そんなのあったっけ?あぁ、俺らって学年上がってるんだ。待てよ…後一年もしたら高校卒業なのか?!
「待って…早くない?」
「なんの話をしているか分かりませんけど…早いですわね?」
「それもう伝わってね?心読んでるレベルで伝わってね?」
「高校卒業までもう時間がない事に気づいたんですよ?」
「いや、二人は超能力者か?」
智一は首を傾げて不思議そうにしている。でもさ、智一もたまに鋭い時あるじゃない?それと一緒だよ。
「班って何人なんだろうね?」
「4人とかじゃないか?」
「男女別?」
「そうだろ?」
「うち…どうしたらいいの…。」
「美香が居るから、大丈夫だよ!」
ていうか…皆で固まる未来しか見えないな?!なら、心配することもないか。今回の修学旅行は楽しくなる、そんな気がするし。
「ちなみに旅行先ってどこなの?」
「ん?どこだったかな…?」
「古都巡りでしたよね?」
「それ、具体的にどこ…?!」
「さぁ?分かりませんが、何日か行くみたいですよ?」
そうですか…。何日か行くんですか。なるほどなるほど…。分からん、全然分からん!
「まぁ…いっか。いつ頃行くのかな?」
「来月じゃないですか?」
「は?!噓でしょ?!何も聞いてないんだけど?!」
「だって…ホームルームの回とかないですからね?」
「それ以上は…やめてくれ?!」
「だから当たり前に来ますよ?」
と言うことは…そろそろ全部決めて、しおりが来て、皆でバスに乗るって事か?!困ったな…今から準備しとかないとか…。
「じゃあ、また今度集ろうか、家に」
「たまり場みたいにして悪いな?」
「そんなこと思ってないだろ?どちらかと言えば…秘密基地とか?」
「ははっ、良く分かってるな!」
智一は良い笑顔で俺に笑いかける。楽しそうで何よりだ。修学旅行のしおりが配られてから皆で話し合わないと、何も決められないしね!どこに行くか分からないから…。古都なんて山ほどあるよ…。
時間は十八時を過ぎようとしていた。そろそろ、ルトが帰らないといけない時間だし。結君もどこに住んでいるか分からないしなぁ…。
皆を駅まで送って、帰り道。何故か結君は俺に着いて来る。あれ…?うちの近所に住んでるのかな?
「結君?こっち方向で大丈夫なの?」
「はい!こっちの方向です!」
「そうなんだ?近いんだね?」
「はい…びっくりしたんですけど…」
そういってうちのアパートの前で止まって、一階の方に走っていく。待てよ…?まさか…。
「ここが家です!」
「嘘だろ?!まじか?!」
「嘘じゃないですよ!」
「笑夢…知ってた?」
「まぁ…そうですね、はい。」
そりゃそうだよな…。笑夢に知ってた?と聞く方が間違ってるというか…なんというか。いや、感知できるだけで知ってるわけではないのか。未来が見えるわけじゃないって言ってたし…。
「これって…運命ですね!」
「それはねぇ…男に言うセリフではないかも…ね?」
「そうなんでしょうか?」
ええ、そうです。勘違いされてしまうよ?特に後ろの笑夢さんとか…。ほら、見てごらん?顔が笑ってないの。
「顔が怖い…ですか?」
「いえ、なんでもないですよ…?」
「へぇ…そうですか。」
本当に…ごめんなさい!!顔が怖いなんて言ってないんです!!
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