130 / 239
125 屋敷に戻って
しおりを挟む
【白羽——帰途 半睡——うつつ】
揺れていた。
——揺れている。
漂うように身体が揺れている。全身が。ゆるゆると。
けれど決して不快ではない感覚だ。波間を揺蕩っているような、そんな感覚。
もしくは、ふわふわと宙で遊んでいるような。
不快じゃない。でも——なんだか心許ない。
縋るものを求めてもぞもぞと手を動かすと、なにかに触れる。温かい。
ぎゅっと握ると、握り返された。強い力。でも痛くない。気持ちよくて安心できる強い力。心地よくて思わず小さく笑うと、優しく髪を撫でられた。
その絶妙の力加減に、うっとりと息が零れる。
言わなければならなかったことがあったはずだ。
サンファのこと。彼女を罰さないように頼まなくては。
それから事情の説明。
謝罪。
あとは——そう、御者に礼を伝えなければ。
そしてやはり——謝罪。
レイゾンさまへ——。
迷惑をかけたことを、きちんと——。
レイゾンさま……へ……。
言いたかったことがあったはずだ。
なのに、撫でられるたびにそれらは胸の中で溶けていく。
白羽の手を掴む手はそれほど頼もしく、髪を撫でる手はそれほど心地よかった。
◇ ◇ ◇
【屋敷 レイゾン】
気を失った白羽を抱きかかえて軒車に乗せると、共に屋敷へ戻り、すぐさま彼の部屋まで運ぶ。そのまま、そっと寝台に横たわらせた。
工房の者には何も言わずに帰ってしまった形になるから、あとで遣いの者をやらなければならないだろう。突然店を飛び出してそのまま帰ってしまうなど、シャンには呆れられてしまったかもしない。
半ば出来上がりつつあった鞭も、この分ではどうなることか。
だがレイゾンにとっては白羽の方が大事だったのだ。
レイゾンは白羽を見下ろす。
少しばかり顔が青白い気がするが、そこまで消耗してはいない……ようにも見える。が、どうだろうか。念のため医師を呼んだ方がいいのだろうか? まだ様子を見ていていいのだろうか。
戻ってくるまでの軒車でも、彼は目を覚まさなかった。
疲れすぎて眠っていたのかもしれない。当然だろう。不安な思いをさせてしまった。
レイゾンの手をぎゅっと握りしめていた。少しだけ安堵したのは、髪を撫でてやると気持ちよさそうに息を零していたことだ。
少なくとも苦痛は感じていなかったようだから、それだけはほっとする。
しかし。
(しかし——だ)
気になることがあった。
レイゾンは自身の手を見つめる。白羽に触れていた手。ゆっくりとその手を開いては閉じ、閉じては開く。
そして暫し考える。思い出しながら——思案する。
だがわからない。
レイゾンにとっては悪いことではないが……。
白羽を見つめたまま、さてどうしたものかと考えていると、
「——申し訳ございませんでした」
声がした。
サンファだ。
レイゾンとともに白羽に付き添って屋敷に——この部屋に戻ってきた彼女は、白羽の安静を確認したかと思うと、静かに跪き、そのまま額づく。
「どのような罰でも従う所存でございます」
彼女の声は、自らの責任を果たせず主を危険にさらしてしまった辛さと苦しさに満ちている。責任感が強いが故の——白羽を大切に思っているが故の深い後悔。
しかしレイゾンは彼女を責める気はなかった。もちろん、罰を与える気も。
帰りの道中に経緯を聞いていたためもあるが……それだけではない。
それよりも、確かめておきたいことがあった。
レイゾンは小さく一つ咳払いすると、
「顔をあげろ」
なるべく威圧感を与えないように配慮しつつ、サンファに言った。
だが彼女はまだ顔をあげない。レイゾンは苦笑した。
当初は彼女のことを、美しいが癖の強い、一筋縄ではいかない侍女だと煙たく思いもした。ここ最近は、レイゾンに対しても敵愾心を見せなくなっているが、実を言えば今でも少し苦手だ。ユゥは仲がよさそうで驚くが、きっと年が近いと通じるものもあるのだろうと思っている。
そんなサンファだが、彼女の白羽への忠誠心は本物だ。それはずっと強く感じているから、好き好んで白羽を危険な目に遭わせたわけではないだろうことは察しがついている。
いや、それ以上の理由で確認している。
レイゾンは同じような声で、「顔をあげろ」と繰り返した。
それでもまだ顔を上げないサンファに、静かに言葉を継ぐ。
「今回は何事もなかった。次から気をつければいい」
「——ですが——」
「それに、お前に少し尋ねたいこと……確かめたいことがある。なのにお前がそれでは話し辛い。顔をあげろ。そして俺の問いに応えろ」
「……」
すると、レイゾンの言葉が気になったのか、サンファはそろそろと顔を上げる。だがまだ跪いたままだ。レイゾンは苦笑すると「立て」と命じた。
「白羽が目を覚ました時、お前がそんな格好ではまた倒れかねぬ。——立て」
「……は……」
サンファは頷いてそっと立ち上がった。跪いた時同様に流れるような動きだ。少し人間離れしていると思うほどの。
立ち上がったサンファを確認して、レイゾンは白羽に目を戻す。そして白羽を見つめたまま、改めてサンファに向けて口を開いた。
「……白羽のこの髪色だが……元に戻ったのは薬が切れたためか?」
「……おそらくは……。ですが……」
「『ですが』?」
「これほど早く効力が切れるとは思っておりませんでした。騏驥の医師に確認した上で量を調整して、随分効果を弱めたはずですが、それでも帰宅するまでは充分に続くはずだったのですが……」
「予想外だったというわけか」
「はい……。あの……それがなにか……」
「もう一つ」
レイゾンは、今度はサンファを見て言った。
「この騏驥に、なにか特別な能力はあるか。俺に知らせていない、特別な力が」
「!?」
サンファが目を丸くする。
初めて見せる顔だ。彼女は普段は少し冷たく見える美貌を困惑の色に染めて「いいえ」と首を振った。
「ございません。その……レイゾンさまが仰られた『能力』というのがどのようなものかわかりませんが……。王城におりましたのでそれなりの立ち居振る舞いは当然お出来になりますが、それは騏驥としての特別の能力というわけでは……」
「そうか」
レイゾンは再び白羽を見る。目を瞑っていても変わらぬ可憐な貌。ろくに馬の姿になっていなかった騏驥。駆けることの不得手な騏驥。そして今は声の出ない……。
揺れていた。
——揺れている。
漂うように身体が揺れている。全身が。ゆるゆると。
けれど決して不快ではない感覚だ。波間を揺蕩っているような、そんな感覚。
もしくは、ふわふわと宙で遊んでいるような。
不快じゃない。でも——なんだか心許ない。
縋るものを求めてもぞもぞと手を動かすと、なにかに触れる。温かい。
ぎゅっと握ると、握り返された。強い力。でも痛くない。気持ちよくて安心できる強い力。心地よくて思わず小さく笑うと、優しく髪を撫でられた。
その絶妙の力加減に、うっとりと息が零れる。
言わなければならなかったことがあったはずだ。
サンファのこと。彼女を罰さないように頼まなくては。
それから事情の説明。
謝罪。
あとは——そう、御者に礼を伝えなければ。
そしてやはり——謝罪。
レイゾンさまへ——。
迷惑をかけたことを、きちんと——。
レイゾンさま……へ……。
言いたかったことがあったはずだ。
なのに、撫でられるたびにそれらは胸の中で溶けていく。
白羽の手を掴む手はそれほど頼もしく、髪を撫でる手はそれほど心地よかった。
◇ ◇ ◇
【屋敷 レイゾン】
気を失った白羽を抱きかかえて軒車に乗せると、共に屋敷へ戻り、すぐさま彼の部屋まで運ぶ。そのまま、そっと寝台に横たわらせた。
工房の者には何も言わずに帰ってしまった形になるから、あとで遣いの者をやらなければならないだろう。突然店を飛び出してそのまま帰ってしまうなど、シャンには呆れられてしまったかもしない。
半ば出来上がりつつあった鞭も、この分ではどうなることか。
だがレイゾンにとっては白羽の方が大事だったのだ。
レイゾンは白羽を見下ろす。
少しばかり顔が青白い気がするが、そこまで消耗してはいない……ようにも見える。が、どうだろうか。念のため医師を呼んだ方がいいのだろうか? まだ様子を見ていていいのだろうか。
戻ってくるまでの軒車でも、彼は目を覚まさなかった。
疲れすぎて眠っていたのかもしれない。当然だろう。不安な思いをさせてしまった。
レイゾンの手をぎゅっと握りしめていた。少しだけ安堵したのは、髪を撫でてやると気持ちよさそうに息を零していたことだ。
少なくとも苦痛は感じていなかったようだから、それだけはほっとする。
しかし。
(しかし——だ)
気になることがあった。
レイゾンは自身の手を見つめる。白羽に触れていた手。ゆっくりとその手を開いては閉じ、閉じては開く。
そして暫し考える。思い出しながら——思案する。
だがわからない。
レイゾンにとっては悪いことではないが……。
白羽を見つめたまま、さてどうしたものかと考えていると、
「——申し訳ございませんでした」
声がした。
サンファだ。
レイゾンとともに白羽に付き添って屋敷に——この部屋に戻ってきた彼女は、白羽の安静を確認したかと思うと、静かに跪き、そのまま額づく。
「どのような罰でも従う所存でございます」
彼女の声は、自らの責任を果たせず主を危険にさらしてしまった辛さと苦しさに満ちている。責任感が強いが故の——白羽を大切に思っているが故の深い後悔。
しかしレイゾンは彼女を責める気はなかった。もちろん、罰を与える気も。
帰りの道中に経緯を聞いていたためもあるが……それだけではない。
それよりも、確かめておきたいことがあった。
レイゾンは小さく一つ咳払いすると、
「顔をあげろ」
なるべく威圧感を与えないように配慮しつつ、サンファに言った。
だが彼女はまだ顔をあげない。レイゾンは苦笑した。
当初は彼女のことを、美しいが癖の強い、一筋縄ではいかない侍女だと煙たく思いもした。ここ最近は、レイゾンに対しても敵愾心を見せなくなっているが、実を言えば今でも少し苦手だ。ユゥは仲がよさそうで驚くが、きっと年が近いと通じるものもあるのだろうと思っている。
そんなサンファだが、彼女の白羽への忠誠心は本物だ。それはずっと強く感じているから、好き好んで白羽を危険な目に遭わせたわけではないだろうことは察しがついている。
いや、それ以上の理由で確認している。
レイゾンは同じような声で、「顔をあげろ」と繰り返した。
それでもまだ顔を上げないサンファに、静かに言葉を継ぐ。
「今回は何事もなかった。次から気をつければいい」
「——ですが——」
「それに、お前に少し尋ねたいこと……確かめたいことがある。なのにお前がそれでは話し辛い。顔をあげろ。そして俺の問いに応えろ」
「……」
すると、レイゾンの言葉が気になったのか、サンファはそろそろと顔を上げる。だがまだ跪いたままだ。レイゾンは苦笑すると「立て」と命じた。
「白羽が目を覚ました時、お前がそんな格好ではまた倒れかねぬ。——立て」
「……は……」
サンファは頷いてそっと立ち上がった。跪いた時同様に流れるような動きだ。少し人間離れしていると思うほどの。
立ち上がったサンファを確認して、レイゾンは白羽に目を戻す。そして白羽を見つめたまま、改めてサンファに向けて口を開いた。
「……白羽のこの髪色だが……元に戻ったのは薬が切れたためか?」
「……おそらくは……。ですが……」
「『ですが』?」
「これほど早く効力が切れるとは思っておりませんでした。騏驥の医師に確認した上で量を調整して、随分効果を弱めたはずですが、それでも帰宅するまでは充分に続くはずだったのですが……」
「予想外だったというわけか」
「はい……。あの……それがなにか……」
「もう一つ」
レイゾンは、今度はサンファを見て言った。
「この騏驥に、なにか特別な能力はあるか。俺に知らせていない、特別な力が」
「!?」
サンファが目を丸くする。
初めて見せる顔だ。彼女は普段は少し冷たく見える美貌を困惑の色に染めて「いいえ」と首を振った。
「ございません。その……レイゾンさまが仰られた『能力』というのがどのようなものかわかりませんが……。王城におりましたのでそれなりの立ち居振る舞いは当然お出来になりますが、それは騏驥としての特別の能力というわけでは……」
「そうか」
レイゾンは再び白羽を見る。目を瞑っていても変わらぬ可憐な貌。ろくに馬の姿になっていなかった騏驥。駆けることの不得手な騏驥。そして今は声の出ない……。
1
お気に入りに追加
158
あなたにおすすめの小説
侯爵令息セドリックの憂鬱な日
めちゅう
BL
第二王子の婚約者候補侯爵令息セドリック・グランツはある日王子の婚約者が決定した事を聞いてしまう。しかし先に王子からお呼びがかかったのはもう一人の候補だった。候補落ちを確信し泣き腫らした次の日は憂鬱な気分で幕を開ける———
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初投稿で拙い文章ですが楽しんでいただけますと幸いです。
公爵様、契約通り、跡継ぎを身籠りました!-もう契約は満了ですわよ・・・ね?ちょっと待って、どうして契約が終わらないんでしょうかぁぁ?!-
猫まんじゅう
恋愛
そう、没落寸前の実家を助けて頂く代わりに、跡継ぎを産む事を条件にした契約結婚だったのです。
無事跡継ぎを妊娠したフィリス。夫であるバルモント公爵との契約達成は出産までの約9か月となった。
筈だったのです······が?
◆◇◆
「この結婚は契約結婚だ。貴女の実家の財の工面はする。代わりに、貴女には私の跡継ぎを産んでもらおう」
拝啓、公爵様。財政に悩んでいた私の家を助ける代わりに、跡継ぎを産むという一時的な契約結婚でございましたよね・・・?ええ、跡継ぎは産みました。なぜ、まだ契約が完了しないんでしょうか?
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいませええ!この契約!あと・・・、一体あと、何人子供を産めば契約が満了になるのですッ!!?」
溺愛と、悪阻(ツワリ)ルートは二人がお互いに想いを通じ合わせても終わらない?
◆◇◆
安心保障のR15設定。
描写の直接的な表現はありませんが、”匂わせ”も気になる吐き悪阻体質の方はご注意ください。
ゆるゆる設定のコメディ要素あり。
つわりに付随する嘔吐表現などが多く含まれます。
※妊娠に関する内容を含みます。
【2023/07/15/9:00〜07/17/15:00, HOTランキング1位ありがとうございます!】
こちらは小説家になろうでも完結掲載しております(詳細はあとがきにて、)
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
ブレスレットが運んできたもの
mahiro
BL
第一王子が15歳を迎える日、お祝いとは別に未来の妃を探すことを目的としたパーティーが開催することが発表された。
そのパーティーには身分関係なく未婚である女性や歳の近い女性全員に招待状が配られたのだという。
血の繋がりはないが訳あって一緒に住むことになった妹ーーーミシェルも例外ではなく招待されていた。
これまた俺ーーーアレットとは血の繋がりのない兄ーーーベルナールは妹大好きなだけあって大いに喜んでいたのだと思う。
俺はといえば会場のウェイターが足りないため人材募集が貼り出されていたので応募してみたらたまたま通った。
そして迎えた当日、グラスを片付けるため会場から出た所、廊下のすみに光輝く何かを発見し………?
モフモフになった魔術師はエリート騎士の愛に困惑中
risashy
BL
魔術師団の落ちこぼれ魔術師、ローランド。
任務中にひょんなことからモフモフに変幻し、人間に戻れなくなってしまう。そんなところを騎士団の有望株アルヴィンに拾われ、命拾いしていた。
快適なペット生活を満喫する中、実はアルヴィンが自分を好きだと知る。
アルヴィンから語られる自分への愛に、ローランドは戸惑うものの——?
24000字程度の短編です。
※BL(ボーイズラブ)作品です。
この作品は小説家になろうさんでも公開します。
前略、旦那様……幼馴染と幸せにお過ごし下さい【完結】
迷い人
恋愛
私、シア・エムリスは英知の塔で知識を蓄えた、賢者。
ある日、賢者の天敵に襲われたところを、人獣族のランディに救われ一目惚れ。
自らの有能さを盾に婚姻をしたのだけど……夫であるはずのランディは、私よりも幼馴染が大切らしい。
「だから、王様!! この婚姻無効にしてください!!」
「My天使の願いなら仕方ないなぁ~(*´ω`*)」
※表現には実際と違う場合があります。
そうして、私は婚姻が完全に成立する前に、離婚を成立させたのだったのだけど……。
私を可愛がる国王夫婦は、私を妻に迎えた者に国を譲ると言い出すのだった。
※AIイラスト、キャラ紹介、裏設定を『作品のオマケ』で掲載しています。
※私の我儘で、イチャイチャどまりのR18→R15への変更になりました。 ごめんなさい。
【完結】僕の大事な魔王様
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
BL
母竜と眠っていた幼いドラゴンは、なぜか人間が住む都市へ召喚された。意味が分からず本能のままに隠れたが発見され、引きずり出されて兵士に殺されそうになる。
「お母さん、お父さん、助けて! 魔王様!!」
魔族の守護者であった魔王様がいない世界で、神様に縋る人間のように叫ぶ。必死の嘆願は幼ドラゴンの魔力を得て、遠くまで響いた。そう、隣接する別の世界から魔王を召喚するほどに……。
俺様魔王×いたいけな幼ドラゴン――成長するまで見守ると決めた魔王は、徐々に真剣な想いを抱くようになる。彼の想いは幼過ぎる竜に届くのか。ハッピーエンド確定
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/11……完結
2023/09/28……カクヨム、週間恋愛 57位
2023/09/23……エブリスタ、トレンドBL 5位
2023/09/23……小説家になろう、日間ファンタジー 39位
2023/09/21……連載開始
俺は北国の王子の失脚を狙う悪の側近に転生したらしいが、寒いのは苦手なのでトンズラします
椿谷あずる
BL
ここはとある北の国。綺麗な金髪碧眼のイケメン王子様の側近に転生した俺は、どうやら彼を失脚させようと陰謀を張り巡らせていたらしい……。いやいや一切興味がないし!寒いところ嫌いだし!よし、やめよう!
こうして俺は逃亡することに決めた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる