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先輩と仕事
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「実は私はプロ作家なんだよ」
「はぁ」
「なんだい随分とつれない反応じゃあないか。私の正体に恐れおののき色紙を持っていない自分の過ちを大きく悔いるのが普通じゃないのかい?」
「随分と自意識過剰ですね」
まあ薄々予想が付いていたことではあるからな。
「つまり君は、私の体から迸る作家オーラを君は感じ取っていたんだね……!」
「だって先輩、バイトもしてないのに滅茶苦茶金持ちじゃないですか」
部室に散乱している本も全部先輩の自腹だし、結構奢ってもくれる。
「あと、滅茶苦茶小説書いてるけど部誌のぶの字も口にしてないですよね?」
もはやあの教室は部室じゃなくて、先輩専用の執筆部屋の様相を呈している。
「執筆には申し分無い空間だろう?」
僕はあちこちとっちらかって気になってしょうがないのだが。
つーか部誌を出さない文芸部って文芸部と言えるか……って待て。
「じゃあ部費はどうするんですか?」
「?」
有名無実化しているこの部活でも、部費は普通の文化部並に貰っているのだが、活動せずにこれって色々ヤバいんじゃ……?
「……てへ」
「ちょっと待って下さい本当に大丈夫なんですよね先輩!?」
「はぁ」
「なんだい随分とつれない反応じゃあないか。私の正体に恐れおののき色紙を持っていない自分の過ちを大きく悔いるのが普通じゃないのかい?」
「随分と自意識過剰ですね」
まあ薄々予想が付いていたことではあるからな。
「つまり君は、私の体から迸る作家オーラを君は感じ取っていたんだね……!」
「だって先輩、バイトもしてないのに滅茶苦茶金持ちじゃないですか」
部室に散乱している本も全部先輩の自腹だし、結構奢ってもくれる。
「あと、滅茶苦茶小説書いてるけど部誌のぶの字も口にしてないですよね?」
もはやあの教室は部室じゃなくて、先輩専用の執筆部屋の様相を呈している。
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つーか部誌を出さない文芸部って文芸部と言えるか……って待て。
「じゃあ部費はどうするんですか?」
「?」
有名無実化しているこの部活でも、部費は普通の文化部並に貰っているのだが、活動せずにこれって色々ヤバいんじゃ……?
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