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35、決行

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 ついに、決行する日が来た。
千里「本当に行くのかい?」
蒼也「行かなくても良いからな」
李聖「行かないでよ~、別に行かなくても良いんだよ」
熾「行かなくても良いから。俺から連絡しておく」
「はぁ?!何言ってんの?
 行くに決まってるじゃん!」
 そう、今日はなんと言われようと行かなければならない。
千里「そうは言ってもね?」
「今回はみんなの意見なんて求めてないの!
 それに昨日話し合ったでしょ。
 前から決まっていたでしょ」
 みんなはとても残念そうな表情をする。
 どんなことを言われたって行くんだから。
 行かないと…
 外を知らないと…
 皆は隆登と合流するまでずっと着いてきた。
 リムジンの中でかわいいスイーツや僕が好きな果物でつろうとしてきたり、「いかなくても良い」と何回も言ってきた。
 その度に僕は拒否した。
 スイーツや果物は食べたけど。
 渡されたお金は約7000万。
 ケースにいれて持ってきた。
 これは、別に僕が金額を指定した訳ではなく何故かこの額を渡された。
 お金入れるケースって言ったら、黒を想像するけど、エメラルド色のナチュラル系だったので意外だった。
 ものすごく可愛くて、最高!
 少しテンションが上がったけど、これから大切な大きな出来事が起こる、と言うか起こす。
 だから、気を引き締めないと!
◆◆◆◆
 読んでくださり、ありがとうございます!
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